老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「朝生:激論!日本国憲法」に見る政党の姿勢

2007-05-27 11:27:39 | 憲法
私はたまたま、番組前半を観ました。パンドラさんの触れられていなかった点では、

(1) 公明党議員が「自衛隊の海外派遣には反対します」と明言したこと。エッ!今現在も安倍政権の中にあって、しかも参院選に主従となって共闘しているはずなのに。自分の(平和を求める、9条)支持者にはこんな事言って、票を安倍のためにかき集めているのかと想像してしまった。

二枚舌は、自民党だけの専売ではないのかもしれない。しかし、如何にも不誠実。如何に公明党の権力保持(これが言うところの“虎の子”かい?)のためとはいえ。

(2) 集団的自衛権の問題で、司会者から、<A>湾岸戦争のような場合=安保理決議のあった場合は、どうなのか。<B>イラク戦争のような場合=安保理決議がない場合にはどうなのか。との問いがあった。

<B>の場合には、小沢民主党と自民党の回答(対処)は違ってくる様子でした。
 
私見ですが、今のような安保理の在り様(政権同士の仲良しクラブ:好例が、テロとの戦い、パレスチナ問題)では、安保理決議が出たからといって、無原則に派兵して良いものとは思えません。武力のみで片付かない問題は、五万とあろう。無論、憲法上の制約は、当然です。
 
<B>の問題で、「自衛隊はサマーワで穴倉に篭っていた」と改憲派の議員から発言があった。何故そうしたのか、きちんと説明すべきだったのに、設問からハズれ、北朝鮮問題に逃げた。相も変らぬ不誠実な態度(説明責任)でした。
 
ご存知の方も多かろうと思いますが、時の内閣法制局の見解では「サドル師派の民兵は外国軍に準じる軍」でしたので、仮にこれと戦闘する事態となれば、憲法9条の禁じる「交戦権の行使」に該当してしまいます。もともとイラク派遣法など、蜃気楼のような言葉遊び(私に判る訳ない“非戦闘地域”ほか)の派兵法案だったのですから、その危険は当然のことでした。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
蔵龍隠士

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