http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080311-OYT1T00031.htm
外貨準備高１兆ドル（約１０５兆円） 巨額すぎてリスクも大きい（3月11日付・読売社説）
＞日本の場合、円急騰に歯止めをかけるため、２００３年から０４年にかけて実施した大量の円売り・ドル買い介入で、政府が抱えるドル資金が大きく積み上がった。
＞注意しなければならないのは、外貨準備は国の純資産でなく、原資を借金でまかなうことだ。政府は政府短期証券（ＦＢ）を発行し、金融機関などから調達した円資金で円売り・ドル買い介入を実施する。外貨準備が増加するとともに、ＦＢの発行残高も増え、約１０２兆円に達する。これはすべて国の債務だ。
（以下略）
額も明らかにせず、表現も極めて曖昧に終始している（＊１）。全体の論も、問題提起に止まるかのような、しかも問題状況を具体的に訴えようともしない、妙なものに見える。まあ、そうした(煮えない)本論は横に置いて、上のくだりを少し噛み砕いてみたい。
先ず、この時期何があったのかというと、誰にも米英のイラク戦争が想起できるでしょう（＊２）。「大量の円売り・ドル買い介入」＝円高対策？で介入したと表向きされるが、下司の勘繰りとしては「ブッシュの戦争の戦費調達」への協力ではないか。そうでなければ、あのブッシュ氏がアレほど小泉氏に感謝するだろうか。国民を欺くのも、大概にしてほしい。因みに、その“国際貢献”の実績は下記の通り。
また、当時、超低金利政策が実施され、国が借金するにも、ただ同然の低コストでジャブジャブできる良い時期でもあった（＊３）。あの超低金利、果たして日銀の主導だったのか、政府の主導だったのか、に思いを致すことも日本銀行総裁人事問題で揺れる当節、無益なことでもあるまいと思う。
それにしても、ブッシュ氏にも、小泉氏にも、当然の報いとして、死ぬまで、戦争犯罪人(大量殺人者)としての責任を追及され続けて貰いたいものと思う（＊４）。死ぬまで「人殺し」の責任追及の機会を残しておかなければならない。
日本のように、１５年や(改正後の)２５年の時効で免罪するなどもってのほか。人殺ししたヤクザにも戦犯も生前に免罪符を与えるような制度は、よしにして貰いたいものだ(序に言うが)。無論、将来(殺人に時効はないと)法改正したとして、残念ながら遡及はしない。
賢明な主権者たる国民も、この理を理解すべきではないかと思う。こんなことは、間違っても、繰り返すまい。
〔参照〕
＊１： 「護憲＋」資料館によれば、こういう記事見出し『2004/10/17 ■ 政府・日銀の金融政策(3/31) 2003年度の為替介入32兆8000億円』が見える。確かに巨額(だから、隠したいのか)。
＊２： ☆アフガン戦争(2001年10月7日 - 継続中)
☆イラク戦争 (2003年3月20日 - 継続中)
＊３： 財務省： 外国為替平衡操作の実施状況 ※いわば「為替介入４半期別実績」と言えるもの
＞○平成16年7～9月期における外国為替平衡操作額 0円
＞○平成16年4～6月期における外国為替平衡操作額 0円
＞○平成16年1～3月期における外国為替平衡操作額 14兆8,314億円
＞○平成15年10～12月期における外国為替平衡操作額 5兆8,755億円
＞○平成15年7～9月期における外国為替平衡操作額 7兆5,512億円
＞○平成15年4～6月期における外国為替平衡操作額 4兆6,116億円
＞○平成15年(2003年)1～3月期における外国為替平衡操作額 2兆3,867億円
＞○ 平成14年10～12月期における外国為替平衡操作額 ０円
＞○平成14年7～9月期における外国為替平衡操作額 ０円
＞○平成14年4～6月期における外国為替平衡操作額 4兆162億円
＞○平成14年1～3月期における外国為替平衡操作額 ０円
＞○平成13年10～12月期における外国為替平衡操作額 ０円
＊４： http://www.amakiblog.com/archives/2008/03/10/#000759
天木直人のブログ： これでは反米テロはなくならないはずだ ※一足早いお別れ夕食会
「護憲＋ＢＢＳ」「新聞記事などの紹介」より
蔵龍隠士
外貨準備高１兆ドル（約１０５兆円） 巨額すぎてリスクも大きい（3月11日付・読売社説）
＞日本の場合、円急騰に歯止めをかけるため、２００３年から０４年にかけて実施した大量の円売り・ドル買い介入で、政府が抱えるドル資金が大きく積み上がった。
＞注意しなければならないのは、外貨準備は国の純資産でなく、原資を借金でまかなうことだ。政府は政府短期証券（ＦＢ）を発行し、金融機関などから調達した円資金で円売り・ドル買い介入を実施する。外貨準備が増加するとともに、ＦＢの発行残高も増え、約１０２兆円に達する。これはすべて国の債務だ。
（以下略）
額も明らかにせず、表現も極めて曖昧に終始している（＊１）。全体の論も、問題提起に止まるかのような、しかも問題状況を具体的に訴えようともしない、妙なものに見える。まあ、そうした(煮えない)本論は横に置いて、上のくだりを少し噛み砕いてみたい。
先ず、この時期何があったのかというと、誰にも米英のイラク戦争が想起できるでしょう（＊２）。「大量の円売り・ドル買い介入」＝円高対策？で介入したと表向きされるが、下司の勘繰りとしては「ブッシュの戦争の戦費調達」への協力ではないか。そうでなければ、あのブッシュ氏がアレほど小泉氏に感謝するだろうか。国民を欺くのも、大概にしてほしい。因みに、その“国際貢献”の実績は下記の通り。
また、当時、超低金利政策が実施され、国が借金するにも、ただ同然の低コストでジャブジャブできる良い時期でもあった（＊３）。あの超低金利、果たして日銀の主導だったのか、政府の主導だったのか、に思いを致すことも日本銀行総裁人事問題で揺れる当節、無益なことでもあるまいと思う。
それにしても、ブッシュ氏にも、小泉氏にも、当然の報いとして、死ぬまで、戦争犯罪人(大量殺人者)としての責任を追及され続けて貰いたいものと思う（＊４）。死ぬまで「人殺し」の責任追及の機会を残しておかなければならない。
日本のように、１５年や(改正後の)２５年の時効で免罪するなどもってのほか。人殺ししたヤクザにも戦犯も生前に免罪符を与えるような制度は、よしにして貰いたいものだ(序に言うが)。無論、将来(殺人に時効はないと)法改正したとして、残念ながら遡及はしない。
賢明な主権者たる国民も、この理を理解すべきではないかと思う。こんなことは、間違っても、繰り返すまい。
〔参照〕
＊１： 「護憲＋」資料館によれば、こういう記事見出し『2004/10/17 ■ 政府・日銀の金融政策(3/31) 2003年度の為替介入32兆8000億円』が見える。確かに巨額(だから、隠したいのか)。
＊２： ☆アフガン戦争(2001年10月7日 - 継続中)
☆イラク戦争 (2003年3月20日 - 継続中)
＊３： 財務省： 外国為替平衡操作の実施状況 ※いわば「為替介入４半期別実績」と言えるもの
＞○平成16年7～9月期における外国為替平衡操作額 0円
＞○平成16年4～6月期における外国為替平衡操作額 0円
＞○平成16年1～3月期における外国為替平衡操作額 14兆8,314億円
＞○平成15年10～12月期における外国為替平衡操作額 5兆8,755億円
＞○平成15年7～9月期における外国為替平衡操作額 7兆5,512億円
＞○平成15年4～6月期における外国為替平衡操作額 4兆6,116億円
＞○平成15年(2003年)1～3月期における外国為替平衡操作額 2兆3,867億円
＞○ 平成14年10～12月期における外国為替平衡操作額 ０円
＞○平成14年7～9月期における外国為替平衡操作額 ０円
＞○平成14年4～6月期における外国為替平衡操作額 4兆162億円
＞○平成14年1～3月期における外国為替平衡操作額 ０円
＞○平成13年10～12月期における外国為替平衡操作額 ０円
＊４： http://www.amakiblog.com/archives/2008/03/10/#000759
天木直人のブログ： これでは反米テロはなくならないはずだ ※一足早いお別れ夕食会
「護憲＋ＢＢＳ」「新聞記事などの紹介」より
蔵龍隠士
