これは少し旧聞に属するが、九月七日の前原誠司のアメリカでの講演の記事が、朝日新聞の九月八日の夕刊の一面トップに載っている。
ここにその見出しだけを紹介する。
「前原氏・・・米で講演『武器使用緩和を』」「PKO原則見直し 他国軍も防衛」「武器輸出三原則にも言及」となっている。
これで容易に察せられることは、政府よりもさらに右寄り、アメリカ寄りの発言であることである。
もちろん前原氏は、日本の奇妙な選挙制度の小選挙区選出の一介の代議士で公務員ではないから、首相がこれを直ちに首にするわけにはいかない。公務員なら、政府見解をすら大幅に逸脱したこんな見解を、他国、特に実質日本を支配している国で発表した人間を即刻首にして、日本政府がこんな意見に反対であることを相手国に明示すべきである。
しかし朝日ともあろうものが、この前原を民主党の政調会長(これは一私党の内部人事である)などと肩書きをつけているのを見ると、当人もなにやら特殊な人間のつもりになってアメリカで講演し、相手側もそのつもりで聞いたのではないかと危惧される。
現政府は現憲法を護持すべき義務があることはいうまでもない。且つ、アメリカが日本の憲法の九条の存在を邪魔だと考えているのは随分昔から判っていることである。
それにアメリカと日本の現在の関係は、アメリカ軍がその駐留地では治外法権を持っており、日本の枢要な各地に駐留し、その下に日本の自衛隊を傭兵として持っている(日本がアメリカと一緒に戦争にまきこまれたら、どちらが指揮をとるかを考えればこれは自明である)というのが実情で、日本はアメリカのアジア支配(西アジアを含む)の一大前衛基地なのであり、日中戦争時の日本の中国支配以上に、実質的にアメリカの支配下にあるのである。
しかしここで間違ってはいけないのは、それだからといって、外交面ではアメリカは他国を支配したがる敵、敵というのが言葉が悪ければ、他国,他者なのであり、これと付き合うにはやたら日本的な甘ったれの、私情の無分別な表白は絶対に慎むべきである。外交官でもない一代議士が、馬鹿丸出しの放言をすることは許されることではない。
戦争中,反戦少年と仲間から殴られもした鈴木としては、妙な言い方をすれば、アメリカの世界支配に抵抗して戦死した三百万の同胞に対しても、こういう人間の存在は実に慨嘆に耐えない。外交のイロハも知らない馬鹿である。
ただし、これが今に首相になったときにアメリカさんとうまくやろうという下心なら話は別であるが、そういう人間は日本人としてはいてほしくない。
ここまであまり真面目な文章でコラムとして少し申し訳ないので少しふざけると、女房が前原に関して、馬鹿な人なのに自信満々なのは困るといったので、私は馬鹿だから自信満々なのだと訂正しておいた。
「護憲+コラム」より
鈴木建三
ここにその見出しだけを紹介する。
「前原氏・・・米で講演『武器使用緩和を』」「PKO原則見直し 他国軍も防衛」「武器輸出三原則にも言及」となっている。
これで容易に察せられることは、政府よりもさらに右寄り、アメリカ寄りの発言であることである。
もちろん前原氏は、日本の奇妙な選挙制度の小選挙区選出の一介の代議士で公務員ではないから、首相がこれを直ちに首にするわけにはいかない。公務員なら、政府見解をすら大幅に逸脱したこんな見解を、他国、特に実質日本を支配している国で発表した人間を即刻首にして、日本政府がこんな意見に反対であることを相手国に明示すべきである。
しかし朝日ともあろうものが、この前原を民主党の政調会長(これは一私党の内部人事である)などと肩書きをつけているのを見ると、当人もなにやら特殊な人間のつもりになってアメリカで講演し、相手側もそのつもりで聞いたのではないかと危惧される。
現政府は現憲法を護持すべき義務があることはいうまでもない。且つ、アメリカが日本の憲法の九条の存在を邪魔だと考えているのは随分昔から判っていることである。
それにアメリカと日本の現在の関係は、アメリカ軍がその駐留地では治外法権を持っており、日本の枢要な各地に駐留し、その下に日本の自衛隊を傭兵として持っている(日本がアメリカと一緒に戦争にまきこまれたら、どちらが指揮をとるかを考えればこれは自明である)というのが実情で、日本はアメリカのアジア支配(西アジアを含む)の一大前衛基地なのであり、日中戦争時の日本の中国支配以上に、実質的にアメリカの支配下にあるのである。
しかしここで間違ってはいけないのは、それだからといって、外交面ではアメリカは他国を支配したがる敵、敵というのが言葉が悪ければ、他国,他者なのであり、これと付き合うにはやたら日本的な甘ったれの、私情の無分別な表白は絶対に慎むべきである。外交官でもない一代議士が、馬鹿丸出しの放言をすることは許されることではない。
戦争中,反戦少年と仲間から殴られもした鈴木としては、妙な言い方をすれば、アメリカの世界支配に抵抗して戦死した三百万の同胞に対しても、こういう人間の存在は実に慨嘆に耐えない。外交のイロハも知らない馬鹿である。
ただし、これが今に首相になったときにアメリカさんとうまくやろうという下心なら話は別であるが、そういう人間は日本人としてはいてほしくない。
ここまであまり真面目な文章でコラムとして少し申し訳ないので少しふざけると、女房が前原に関して、馬鹿な人なのに自信満々なのは困るといったので、私は馬鹿だから自信満々なのだと訂正しておいた。
「護憲+コラム」より
鈴木建三
>ペラペラ自己正当化に走る菅前首相!(ハイヒール女の痛快日記さま)
>>http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-853.html
>菅は福島原発事故が起きてからも、マスコミと共謀してインチキ情報を垂れ流し、国民に放射能を浴びせ続けた張本人なのだ。この記事も、結局は提灯記事以外のナニモノでも無いわね。<
そのとおり。
菅直人は就任時初っ端の宮崎口蹄疫危機管理から憲法違反の棄民政策を地位協定に盲従するアメリカスパイ霞が関売国法匪の言うがままに国民に対して官憲暴力を用いて弾圧強制執行しつづけてきた、根っからのアメポチ売国テロリスト犯罪者首相である。ちょうど詐欺師犯罪者が首相になった小泉純一郎と同じ構図だが直接暴力に訴えるしか知らぬ無免許無能ゆえ被害者国民にとっては小泉よりも数段タチが悪い凶悪犯といえよう。
まずは311放射能テロ実行犯として東電・保安院・菅内閣を共謀共同正犯で直ちに逮捕せよ。首相でなくなれば不逮捕特権はもうないのだから。この件で追及しすべての憲法違反犯罪政治を白日のもとに引きずり出して断罪しなければならない。そうして初めて日本は復興できるのであるから。
軍事(防衛)予算と原子力予算をすべてつぎ込んでただちに福一石棺化と除染と住民疎開を緊急に完遂せよ。
これが日本人がとるべき一本道である。