老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

参院選、何に期待して投票するか

2010-06-25 22:57:38 | 選挙
民主党内で参議院選の当選目標設定数に違いがあることが明らかになってきた。菅首相は54と低めの数を設定し、小沢前幹事長は当初から政党であれば両院ともに単独過半数を目指すべきで60議席を目標にすべきだと主張していた。読売ニュースによれば今でも小沢氏の目標値は変わっていないようである。

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100624-OYT1T00857.htm?from=any

そのために幹事長時代から自民党の支持団体を引き剥がし、2人区にも敢えて2人の複数候補を擁立し、途中で内閣と民主党の支持率が低下して過半数が取れないと観るや、一か八かで総理大臣と共に幹事長を辞任したのも、当初の単独過半数狙いであったことは明らかである。よって辞任後の世論調査で内閣と民主党の支持率を奇跡的にV字回復させたのは自分だ、という自負が小沢氏にあるのは当然であろう。

一方、菅首相は菅首相でV字回復させてのは自分だと自負しているようで、これまで無駄を徹底的に省くまで4年間は上げないと言っていた消費税を、手のひらを返したように、4年内には10%に上げるようなことをぶち挙げて、あっという間に支持率を約10%落としてしまった。その上各野党に消費税率10%は是か非かと参議院選挙の争点にされ、このままでは50議席は危ういのではなかろうか。

何れにしろ50議席を割ろうが、60議席を獲ろうが、選挙後に民主党内で一波乱ありそうである。それが消費税アップの阻止や脱官僚政治や予算の組み替えや公益法人の廃止や辺野古の海を守る政策争いであれば、大いに結構なことではなかろうか。そして、これらの問題解決や実行は政権のない野党には期待できず、政府民主党の反菅グループに期待するのが一番確実で手っ取り早いと思う。

そのような意味では今回の選挙での民主党への投票は矛盾を抱えた悩ましい投票であるが、個人的には反菅グループの決起(菅政権を倒すなり、政策変更をさせるなり)に期待して投票したいと思う次第である。

「護憲+BBS」「2010年参議院議員選挙に向けて」より
厚顔の美少年
コメント (2)
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