老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

長崎県知事選の敗北を福となせ

2010-02-25 10:05:25 | 選挙
2月21日の選挙で選出された新長崎県知事の当選風景をテレビで見たが、意外にも笑顔が少なかった。ニュースの写真も当選祝いの花束を抱えながら無表情である。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10015753041000.html

早くも政府民主党のプレッシャーを感じてのことではなかろうか。当選のインタビューでも自分は無所属で当選したと述べていたので、政府民主党は民主党支持の候補が当選していた場合と同じく新知事にその政策をどんどん迫るべきである。要は自民党の政策ではなく政府民主党の政策を、新知事に実行して貰えば良いのである。

それには先ず政府が自民党時代の控訴を取り下げ、諫早湾の水門開放を意思決定して、知事にも同調を求めることからであろう。アサヒコムによれば、赤松農水相も23日に諌早湾開門に付いて早速言及しているようだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0223/TKY201002230364.html

このように自公の支援を受けた無所属の新知事を政府民主党は取り込み、非自公の民主党政策をどんどん押し込み、連立政権の善政を敷いて、長崎県民の眼を覚まし、自公政権との違いを見せてやれば良い。出来ることは参議員選挙までに実施することだ。

ところで知事選の敗北原因を「政治と金」と民主党内でぼやいている議員が居るが、それは木を見て森を観ずである。選挙には敗れたが、県政の本番はこれからであり、長崎県政を自民党が仕切るか、民主党が仕切るのか、ここが選挙の本番勝負である。野党時代と違い民主党は政権与党であり、知事を取り込めば長崎県で民主党政治の「実」は十分採れる。それが政権与党の強みである。

小沢幹事長は選挙に負けて「名」を捨てることがあっても、「実」が採れるように、既に地方の陳情は幹事長室に一本化している。民主党政策を長崎県政に広く普及して、来年の統一地方選挙で県議会を逆転すること視野にいれているのではなかろうか。

選挙の勝敗のみに囚われ、政治の真の勝敗は何かを見ようとしないメディアは、今後の長崎県政が自民寄りか民主党寄りになるか良く見ておくべきである。

「護憲+BBS」「新政権ウォッチング」より
厚顔の美少年
コメント
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