老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

あらまほしの交差点

2010-02-15 20:57:51 | 憲法
第七期に入って、「政権交代が実現するかもしれません」の書き出しで立てられたこのスレッド、「私たちの提案・提言を出し合いましょう」の声に応えられずにいるなあの思いの中、ふと目覚めのはっきりしない頭の中を駆け巡るものがあった。
 
その伏線は、昨日の昼下がりにチラリと見た、何チャンネルだったか民放の番組にあったのかも知れぬ。

そこでは、田母神某、三宅某に勝谷(?)などが、これまた得体の知れぬご老体が申すヨーロッパではもう核兵器は使えない環境が出来上がった、アジアでもその努力をという説に、訳のわからぬ反論を加えて嘲笑していた。こういう手合いが少なからずのご時勢を嘆いた余韻が為した、ワザだったのかも知れぬ。

核不拡散条約なるものがつくられて、人間の理性のかすかな証し然として、か細く息づいている。だが、<不拡散>があるならその対極、もっと能動的に<拡散>があってもいいのではないのか。これが寝ぼけた頭への囁きである。

ギョッとしないで欲しい。<拡散>を図るのは、核兵器に非ず、この国の憲法第九条である。このグループの名にも冠した「護憲」。考えてみれば、あまりにも「守り」に回っていたのではないのか。

それはもちろん、先のテレビ番組に出て大口を叩いていたような人の同類を、より多くしようという勢力に組する政権の長期継続が、必然的にそれに抗する勢力の非勢化をもたらしてはいよう。

しかし、政権交代がなり、小なりとは言えども社民党が加わった「連立政権」の発足である。外交の中心に、わが国の憲法九条の理念を<拡散>することを置くこと、物分りのよさを捨て、愚直にこれに取り組む勢力の台頭を願うのは、夢物語に過ぎないのだろうか。「夢物語」の続編も、書き込んで行きたい。

「護憲+BBS]「あらまほしの交差点」より
百山
コメント
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