老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

NHKドキュメンタリー「さなぎの食堂定食日記」

2008-11-30 20:46:13 | マスコミ報道
昨夜(11/29)NHK総合テレビ10時25分からのドキュメンタリー、日本の現場「さなぎの食堂定食日記」を観た。
http://www.nhk.or.jp/nippon-genba/yotei.html

場所は横浜寿地区。路上生活者の人が多く高齢化も進んでいる。この食堂を経営するのは若きシェフ土屋伊麻里さん(31歳)。ホテルでのシェフの経験もあるが、現場での人を蹴落とすような競争的雰囲気が合わなくて辞める。何か人のために出来ることはないかと考え、路上生活者の人達が3度の温かいご飯が食べられる様に」と「さなぎの食堂」を始める。

一食300円の定食は、見た目も美味しそうで、ビジネス街のランチに勝るとも劣らない。これは土屋さんのセンスの良さと腕の賜物のであろう。安さの秘密はコンビニで廃棄処分になる食材を無償で貰い土屋さんが調理する。コンビニ弁当も50円で売るが、原則店で食べてもらう。

この食堂で働くおじさんも楽しそうだし、ご飯を食べに来るお爺さんも幸福そうな顔で、温かいご飯を口に運ぶ。この日は食品会社から大量に貰ったみかんを、お客さんに分けていた。この「さなぎの食堂」に食材を運ぶNPOが存在している事も分かった。
http://blog.goo.ne.jp/sanagikitchen

「もやい」の「こもれびカフェ」もそうだが、市井の名も無き人々が、その力を出し合って、困っている人達に手を差し伸べている。それは、上から目線ではなく、誰かを助けることにより、自分もまた誰かの役に立っている、という思いに支えられている。

それにしても、政府はなにをやっているんだろう。他にもっとやるべき事があるのではないかと、段々腹が立って来た。

「護憲+BBS」「明日へのビタミン!ちょっといい映画・本・音楽」より
パンドラ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする