老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

不公正な自民党総裁選の開票方法

2008-09-23 17:22:20 | 選挙
国土が狭く時間差のない日本では普通選挙の開票時間は公職選挙法により一斉になされている。ところが今回の自民党総裁選挙の開票を見ると、公職選挙法の対象外のためか、本来9月22日の党大会が投開票日のはずであるが、既に21日までに一部の地方県連の投票については開票結果までが公表され、報道もされている。

例えば9月20日に石川県、9月21日に滋賀県、大阪府、山口県、兵庫県等で投票結果が公表されて、何れも麻生氏の優勢を伝えている。特に石川県は先陣を切って投票結果を公表し、麻生氏が県連の3票全てを獲得したと伝えた。周知の通り石川県は、麻生氏を総裁に推している町村派の大御所、森元首相の地元である。

下馬評で地方に強いといわれた麻生氏の得票が先に公表されれば、22日の国会議員の投票動向に大きな影響が形成され兼ねない。このような特定候補に有利になる開票方法に対して他の立候補者は何ももの申さないのであろうか。名ばかりの党内選挙管理委員会黙認となれば、名実ともに今回の自民党総裁選挙は国民に茶番と言われてもやむを得ないであろう。

如何なる団体、組織の選挙でも、投票方法・開票方法は公明正大な手続きと公正さは不可欠なはずである。まして国の政治を司る政党の総裁選挙である。これでは新総裁が新総理となっても次の総選挙で自民党は国民の信任を得られるであろうか。他党の代表選を批判する前に我が振り直せである。(9/21記)

昨日自民党の総裁選挙の様子をテレビの実況中継で見ていたが、結果は麻生氏の圧勝であった。ところで投票用紙を数え終わった係員が、最後に壇上から投票箱の中に残票が無いことを投票を終えた議員席に向かって見せていた。まさに総裁選の投開票が公正に実施されたように見せる最高の演出であったように思う。

新総裁は総裁就任後の記者会見で民主党との違いを聞かれ、「違いは誰でも自由に総裁選に立候補できる自民党」であることも挙げていたが、これは麻生氏の民主党の代表選に対する事実誤認であろう。

そして、知ってか知らずか、結局メディアも麻生氏に有利な開票方法には触れずじまいだった。国民からするとそれが悔やまれる。(9/22記)

「護憲+BBS」「自民党政治を検証する」より
厚顔の美少年
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカ経済に奉仕する日本の金融庁

2008-09-23 17:00:58 | 政治
都市銀行が凶暴化し、貸し剥がしを強化し、次々と企業を倒産させている。この事実をどう読むか。

もし、日本の金融庁、財務省がアメリカ財務省の出張所だとすれば、日本経済に回る資金を、次のような資金の経路で、アメリカ市場に飛ばそうとするでしょう。なぜかと言えば、アメリカ経済を救いたいからである。

日本の銀行→政府短期証券→外貨準備→アメリカ国債→不良債権購入

アメリカ政府はサブプライム関連で生じた100兆円近い不良債権を75兆円で購入すると発表した。その資金はアメリカ市民の税金ではなくて、国債で当てると言っている。つまりは日本政府に買わせるということである。

その結果、日本の企業をどんどんつぶして、余剰資金をアメリカに回すことを日本の金融庁がやっているのである。バブルを起こしたのも日本の資金なら、その後始末も日本の資金である。だからこそ、アメリカ経済以上に日本経済は不況になると予想されている。

このことは民主党政権になっても行われるでしょう。

「護憲+BBS」「行政ウォッチング」より
竹知庵
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする