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老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

台湾有事⁉️ なんで今この時に?

2022-02-28 10:14:23 | マスコミ報道
テレビ東京の「池上彰の激動!世界情勢SP~緊急解説ウクライナ攻勢は~」という番組を、スマホをいじりながらチラチラ見ていたら、まずは「小麦粉や諸物価上がるかも、燃料の値上げでお店がやっていけなくなるかも知れない」というシュミレーションドラマ。まぁそうかもしれない戦争は戦場だけでなく私達の生活も脅かすのだわーと見ていたのですが、CMの後いきなり「台湾有事」という言葉が耳に届きました。

画面の右上には200××年という数字が出て、「中国が台湾を攻撃した」という内容のシミュレーションドラマが進行していました。

与那国島の住民の人達が出てきて、「台湾が攻撃されたらこの島はどうなるの!」と悲痛な表情で訴えています。確かにそんなことになったら大変です。ドラマではシェルターとか住民を避難させようとかいう言葉が飛び交っています。

面画が変わり、総理大臣、閣僚の人達が深刻な表情で登場。「与那国島の人達が危険にさらされているのだから集団的自衛権を行使しても良いのではないか」と防衛大臣が言っています。外務大臣は女性、総理大臣は名前も知られているらしい若いイケメン俳優。こういう人達も仕事ないからシュミレーションドラマに出ているのかも知れませんが、内容が酷過ぎます。

「この様な事は決して起きてはなりませんが、アメリカのある高官は『中国は6年以内に台湾に徴発を仕掛けるだろう』と言っています」と池上彰が解説しています。

更にドラマの中では、「台湾には稼働している原発が6基もあるから攻撃されたら与那国島は放射能で汚染され人が棲めなくなる」と大臣が言っていますが、日本列島には50基以上の原発があるのです。そこを攻撃されたらどうするつもりでしょう。きっと総理以下閣僚、政界、経済界で力のある人達は光より速い速度で汚染された日本列島から逃げ出すのでしょうね。

何故、今この時期に「台湾有事」のシュミレーションドラマなんかやったのでしょう。きっと何処かの誰かが「丁度よい機会だから近隣の国で有事が起きたらどうなるか国民に知らせておけ」とかささやいたのかしら。それを番組を作っている誰かが気を使って‥‥。

確かにロシアのウクライナ侵攻は世界を揺るがすほどの出来事ですが、それと「台湾有事」は関係ないでしよう。気分悪いからチャンネルを変えたら、NHK で「岸壁の母」を歌手が思い入れたっぷりに歌っていました。私は西暦何年の日本に生きているのでしょうか?

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ

旧来の誤誘導を温存し続けていきたい組織のやり口を記録に残しておく

2021-06-07 10:06:52 | マスコミ報道
1.本日のヤフーのトップ画面のトップの話題に、読売新聞の世論調査結果、東京五輪「中止」48%「開催」50%を載せている。例えば、「観客制限して開催」・「無観客で開催」・「中止」の3つから選ばせる等のバイアスをかけての調査では、という疑念はあるが、ここではこれ以上こだわらない。

2.尾身氏がここにきてオリンピックの開催問題に対し医療従事者を代表する立場から素直な意見を述べ始めている問題がある。ここでもまた竹中氏をヤフーが取り上げて、竹中氏の「越権ではないか」、とか「オリンピックの開催の是非を日本が国内で論争すること自体がおかしいのでは」等の言説を取り上げ載せている。

ほかにも別に多くの問題にすべき点はあるだろうが、私にとってはこの2つの事実が現時点で非常に困ったことであり、放置はできない、何かを言っておきたいし記録に残して置きたいとの思いから、これを記しております。以下に箇条書きで記します。

1. 影響力のある媒体の一面的な報道姿勢は、旧来のサイレントマジョリティーを相変わらず片寄った方向に誘導するという点で問題である。

2. 目指すべきは多様性を許す社会である。読売・竹中氏の調査や言動も、One of Themの範囲の中では許されるべきである。しかし現実は様々な意見を同等に提示する報道媒体が極めて不足していて、ここに問題がある。彼らの調査や言動が、市民にとってNearly All of Themの意見だよと思わせる世の雰囲気を醸成し助長しており、本来の望ましいOne of Themだと市民にとらえさせる視点が無いことに問題がある。ヤフーと対峙し共存するネット画面が市民に求められる局面と思います。放置していてはいけない問題でしょう。

3. 市民の意見や言説は、新聞社や竹中氏等と本来は同等であるべき。よって市民の意見と言説を彼らと同等にするために、言いたいことを直ちに言える場・発表できる場を更に作って行く努力が市民に求められているのではないか?ここに市民力の源泉となりうる大きな手段・方策があると思っております。ここ護憲+もその一つと思っています。また他の板との共生・協同もやり方の一つでしょう。

4. 世論調査は市民の重要な権利であることの重みを大切にしたいと思います。世の流れをも動かす力を秘めており、一方的に利用されている現状を正していきたいところです。これも市民力を付ける一手段であり、当然の権利と思います。

5.素直に色々な人の様々な意見・話に耳を傾けてみたいと思っています。異なる視点を提供してくれることになります。大切にしていきたいと思います。発表者が増えていくことを切に願います。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan

4/14BS・TBS「報道1930」に日本城タクシー坂本社長再登場

2021-04-14 11:05:28 | マスコミ報道
4/14(水)BSTBS 報道1930に、先日私がコラムで取り上げた日本城タクシーの坂本社長が出演します。リモートか中継かは分かりませんが生放送です。

他に橋下徹(!)氏、小川淳也氏等。コメンテーターの堤伸輔氏はリベラルな発言が多い方なので安心して見ていられますが、橋下氏は人が発言している最中にガタガタ割り込んで五月蝿い事だろうと思います。

今夜のテーマが「大阪の陽性者1000人越え」なので、吉村知事を庇う発言が番組を席巻しないように、司会の松原耕二さん、適切な交通整理よろしくお願いいたします。

BSが見られる環境の方是非ご覧になってください。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
パンドラ

ジャーナリストがその存在意義を主張するなら前提として取り組んで欲しかった事

2021-04-06 21:03:35 | マスコミ報道
旧聞すぎる話題ですが、特に前政権のおり、報道機関のトップ層が頻繁に総理と意見交換の会食を繰り返していたことが話題になっておりました。

その後世間の俎上に上る機会は減ってはいるものの、当該幹部層のジャーナリスト達から市民に対し、本件に対する彼らの所見なり考えがなされた形跡は、今に至るもほぼなかったのではと認識しております。

当時から今に至るまで非常に奇異に思っていることがあります。それは会食に呼ばれた方についてではなく、上層部以外のその他大勢のジャーナリストについてです。彼らが本問題に対して一体何を考え何をしてきたかが、どうしても目に見えてこなかった印象が残っており、物足りなさを感じていました。それが違和感を感じ、奇異に思った本体です。

大上段に構えた言い方は本来嫌いなのですが、敢えて使わせてもらうと、組織の上の人間が時の行政トップと関係が疑われる報道があったら、市民以上に危機感を持って組織内でカンカンガクガクの議論が為されてしかるべきだったんじゃないのかと思うのです。そしてその議論の進展・結果を世間に公開していくことが、報道機関に籍を置くジャーナリストが、その存在意義を主張するための大前提ではなかったか、と思うのですが。

そういった動きが自発的に起こっていたとの話は聞こえてこなかった点が、残念に思う根本なのです。ジャーナリストの皆さん、未だに本問題についての皆さんの大切な仕事が残っているのではありませんか、と敢えて言わせてもらいます。

当方の不明に基づくいわれなき中傷だと言われるのなら、明確にその論拠を示していただければ幸いです。かなりの人が未だに待ち望んでいる事柄かもしれません。風通しよく皆で建設的な議論がなされる健康的な組織から、はじめて公正公平な報道が市民に伝えられるとの思いがあるからの意見です。

記者クラブ制度にかかわり取り沙汰されている多くの話題についても、同じことが言えると思っております。ジャーナリスト内部の議論が健全に適正になされて、それぞれ様々な考えがあるのであればストレートに市民に説明されてくる、内部に問題があれば自発的に改善し処理していける自浄能力を有する、そんな健全なジャーナリズムであって欲しいと願っているのが、市民の気持ちなのです。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan

朝日新聞の「患者を生きる」の記事を読んで

2020-02-26 12:57:34 | マスコミ報道
朝日新聞は、特集「患者を生きる」の中で、2月24日の19面、25日の17面に「緩和ケア医のがん」という5回シリーズの記事を連載中です。

記事で紹介されている主人公の医者は、当初逆流性食道炎を発症し、胃酸を抑える薬(薬名は記載無し)を呑んでいてたことが綴られています。検査の結果食道がんで、リンパ節にも転移がありステージ3で鏡視下手術で無事切除できた様ですが、予後が良くなく2ヶ月入院されたようです。

現在切除不能の食道胃接合部がんである私も、当初人間ドックで逆流性食道炎と診断され、別な医院で胃酸分泌を抑える薬(ラニチジン)を長期処方され、服用し続けていたので、記事の主人公が服用されていた「胃酸を抑える薬」名は何だったのか、記事からは不明ですが、強い関心があります。

何故なら、胃酸抑制剤(逆流性食道炎等治療薬)ラニチジンに発がん物質が含まれていたとの朝日新聞の報道が、昨年の10月4日の夕刊に掲載されていたからです。

時系列から見れば、服用されていた「胃酸を抑える薬」が分かれば、記事の主人公のがん発症の因果関係に迫れる第2の事例に成るのではないかと想像する次第です。今日を含め残り3回の連載を見たいと思います。

因みに厚労省は昨年10月頃、後発製薬会社10社に、「ラニチジンに発がん物質含有」の疑いを指摘し、各社は一斉に自主回収に踏み切ったことが報道されています。

参照:朝日新聞の『増える「食道胃接合部がん」』の記事を読んで (厚顔:2019/12/15)
***
>2019年12月11日の朝日新聞朝刊「生活欄・医療」欄に表題の記事が掲載されたので、注意深く読ませて戴きました。なぜなら私は約3年半前に「食道胃接合部がん」と診断され、現在も闘病中の当事者だからです。


>ラニチジンを服用中に癌と診断された者として言わしてもらえば、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍治療薬としてラニチジンを服用していた患者で、過去・現在で癌になった人は他にいないのか追跡調査が必要ではないかということです。
>何故なら、この薬の発がん性物質が明らかになったのは今年の9月であり、さらにこの薬に含有されている発がん物質(n-ニトロソジメチルアミン)は、以前から世界の化学・医薬業界で発がん物質と認定されている物質とのことなので、追跡調査をせずして、ラニチジンを製造販売している製薬会社が「現段階で重篤な症状や癌を発症した事例は無い」と言うのは、時期尚早ではないかと思われるからです。


>この薬品についての関連情報は「ラニチジン自主回収」でネット検索すれば、先・後発製薬会社の自主回収状況や厚労省、関係地方官庁、公共及び私立総合病院等の自主回収プレスリリース等が検索できますので割愛し、ここでは医薬業界専門ネット、ミクスONLINEのネット情報のみを下記URLで紹介します。
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=68202
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=68278
***

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔

同じ絵を見る!(ラグビー日本代表の集団と個)

2019-12-30 17:51:13 | マスコミ報道

12月29日のNHKスペシャル(熱狂ラグビー躍進日本死闘スコットランド戦)を見た。

一次リーグの最終戦。ベスト8を賭けたスコットランド戦。この試合、わたしは、最後まで固唾を呑んでTVを視た。
 
前半、日本が20点以上リードをした時、まだ一抹の不安が残った。ところが、後半の始め、福岡選手が相手のボールをジャッカル。そのままゴールに駆け込んだ。わたしは、これで勝った、と胸を撫でおろしたが、このNHKスペシャルを見て、わたしの見方が如何に甘かったかを思い知らされた。

この時、スコットランドチームのコーチは、これで日本チームに勝てるかもしれない、と感じたそうだ。理由は単純明快。福岡選手にジャッカルをされたが、この時、スコットランドチームの攻撃体制に日本チームの防御人数が足りてなかった。もし、ジャッカルをされなかったら、トライが取れたはずだ。

このまま攻撃姿勢を取り続けたら、必ずトライを取れる。日本チームに追いつくことは可能だ。そう感じたそうだ。

さすが世界の強豪チーム。その感覚は見事というしかない。現実にその後、スコットランドは、一気にトライを量産。ワントライ・ワンゴール7点差まで日本に追いついた。

残った時間は25分。逆転するには充分な時間が残っている。ここからの25分間の攻防戦。日本ラグビーの歴史に残る息詰まる戦いだった。

日本代表チームの長谷川スクラムコーチが、「過去の日本チームの最大の弱点は、ラスト25分。いつも、この25分でやられていた。今回も同じかなという不安がよぎった」と言っていた。【ラスト25分】これは日本のラグビー関係者すべてが語る日本の最大の弱点だった。

日本チームの作戦コーチ、ト二―・ブラウンは、「前半の攻撃は、作戦通り。しかし、ラグビーと言う競技は、攻撃を繰り返すことで、防御をするより体力を消耗する。前半、攻撃がうまく行き過ぎて、後半体力が持つかなと言う不安があった」と語っている。

日本チームを誰よりも良く知る二人のコーチの杞憂は現実のものになり、日本チームは逆転の瀬戸際に立たされた。残り25分。日本ラグビーの存亡を賭けた死闘が展開された。

この試合の感想を聞かれた日本チームの選手たちは、口々に【同じ絵を見る】という言葉を語っていた。

これが最も具現化されたシーンが前半の福岡選手のトライだ。この試合、日本チームはキック攻撃を封印し、パス攻撃に重点を置いていた。作戦コーチ、トニー・ブラウンの作戦は、相手が警戒しているキック攻撃を封印。日本チームの得意技である早いパス攻撃で攻め続けた。

この背景があるため、相手はパス攻撃を注意せざるを得なくなった。福岡選手のトライシーンでは、攻撃する日本チームが防御するスコットランドチームより多くなっていた。その為、通常は、キック攻撃に備えて後ろに残っていた選手が、防御のため前に出ざるを得なくなった。

これを見た日本チームのラファエロ選手は、パスではなく、グラバーキック(転がすキック)に攻撃を切り替えた。隣にいた福岡選手は、その攻撃にすぐ反応。前に飛び出し、ボールをキャッチ。トライに結び付けた。

このトライシーン。ラファエロ選手の判断に福岡選手の飛び出しが一瞬でも遅れたら、トライはなかった。全力で走り続けるラグビー競技。しかも楕円球。どちらに跳ねるか分からない。一瞬の判断の遅れが致命傷になる。ラファエロ選手の判断と同じ判断をしていた福岡選手は、何の躊躇もなく前に飛び出し、見事にボールをキャッチ。トライに結び付けた。

こういう風に同じ判断をする事を、選手たちは【同じ絵を見る】と表現する。

今回の日本チーム。31人中外国人が18人。文字通りの多国籍軍。生まれも違えば、言葉も違う。風習も違えば、性格も違う。日常生活も違えば、食生活も違う。そういう彼らが【同じ絵を見る】というのは、言うのは簡単だが、簡単にできる事ではない。肉体的努力だけでなく、お互いを分かり合い、疑問を話し合う、物凄い努力が必要になる。

日本チームのスローガン「ONE TEAM」が流行語になったが、そうなるためには、どれだけのぶつかり合いと、どれだけの話し合いがあったのか。想像するだけで気が遠くなる。それでも彼らは異口同音に【同じ絵を見る】と語る。

ところが、後半、スコットランドに追い上げられた時、彼らの【同じ絵を見る】に微妙な狂いが生じていた。SF田中選手とSO田村選手のゲーム観にそれが表れていた。

SF田中選手は、球出しを多少遅らせ気味に試合コントロールしていた。相手の勢いを削いで、日本チームの立ち直りを図るための時間を稼いだ。SO田村選手は、球出しを速くして、トライを取って試合を決めようと考えていた。こういう微妙な違いは、チームの調子を狂わせる。

ところが、それを一気に変えるビッグプレーが出た。相手の攻撃中、福岡選手が、イチかバチか相手のパスのインターセプトを試みた。これが不発に終わると、相手のトライは確実になり、同点に追いつかれていた。もし同点に追いつかれていたら、おそらく勢いはスコットランドに移り、日本は負けていた可能性が高かった。それでも、福岡選手は、挑戦した。

このプレーが、日本チームの追い詰められた空気を変えた。ラグビーのような集団競技では、チームを覆う【空気】は、勝敗を分ける大きな要素だ。日本チームを覆っていた【沈滞した空気】が薄れ、【攻めのディフェンス】に変化した。

相手の攻撃に押され、ただ守るだけのディフェンスから、相手の攻撃を読み、積極的に相手の攻撃を撃破する【攻めのディフェンス】に変わった。

これが残り25分、スコットランドの猛攻を耐えた最大の要因である。当然ながら、観客の声援も日本チームを後押しした。

スコットランドの中心選手レイドローは「わたしたちは、単純な勝ち負けを超えた素晴らしい試合を戦った。生涯忘れえない戦いだった」と振り返っている。

残り25分。日本選手もスコットランド選手もそれこそ死力を尽くして戦った。両チームの選手にとっては、この25分の戦いは、生涯の忘れえぬ宝物になるだろう。

体力と精神力の全てを消耗し尽くした両チームの戦いは、戦い終えた両チームの選手たちに、相手チームや選手に対する深いリスペクトの念を生じさせていた。単純な勝ち負けを超え、人間としてお互いを尊敬しあえるラグビーの【ノーサイド】精神をこれほど見事に具現化した戦いはなかった。

戦いを終えた両チームの選手に対する観客たちの惜しみない拍手は、ラグビーという競技に魅せられた人間たちの本当の戦いに心の底から感動した人々の表現だった。

今、立憲民主党と国民民主党、社民党との連携協議が行われている。形だけの【ONE TEAM】になる事はそんなに難しいことではない。しかし、ラグビーの日本チームのように【同じ絵を見る】事は難しい。その為には、それこそ殴り合いも辞さない徹底的な話し合いしかない。

それができるためには条件が必要である。日本チームの選手たちにはそれがあった。きわめてシンプル。【ラグビーが大好き】という心。【ラグビーを極めたい】という探求心。彼らにはこれがあった。

立憲民主や国民民主、社民の政治家どもに必要なのは、もう一度自分たちが政治家を目指した理由(人のために働く)を真摯に見つめなおす事である。「れいわ新選組」の山本太郎はそれができている。自分が損しても、国民のための政治を貫き通すという姿勢である。

そこさえ一致出来たら、克服できない政治課題などない。【同じ絵を見る】とはそういう事だろう。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水

「i―新聞記者ドキュメント」 雑感

2019-12-22 10:58:34 | マスコミ報道

11月15日の投稿で珠さんが紹介された「i―新聞記者ドキュメント」を見ようと思いましたが、残念ながらわたしの県では上映されていませんでした。映画を見る事は断念せざるを得なかったのですが、何となく気になる映画でした。

ところが、12月18日付の毎日新聞23面の「特集ワイド」で監督の森達也氏の独占インタビューが載っていました。非常に示唆に富んだインタビュー記事で、森達也監督の姿勢がよく分かるものでした。

順を追って森監督の思考過程を追っていくと、映画だけにとどまらず現在の日本の置かれている状況が鮮明に浮かび上がってくる発言でした。番号を打って、彼の思考過程を追ってみようと思います。

① 撮影開始(2018/12月)から10ヵ月続く。撮影中に【視聴者に誤った事実認識を拡散させることになりかねない】として、官邸側から質問制限顕著になる。⇒森氏の意見 ⇒「一昔前なら権力側はもっと抑制的で、ある意味巧妙だったはずです。権力を振るうところを表に出さなかった。⇒「ここまで露骨に隠さなくなったのか」⇒これはメディアによる監視が弱くなったからだ、と感じた。

② 望月記者を巡るジャーナリズムの現状・・・・⇒会見で記者が政治家に質問する。納得できる回答が得られなければ、もう一度質問する。記者なら当たり前の仕事。彼女のしていることは普通です。でも彼女がこれほど目立ってしまうのは周りが普通ではないから。ジャーナリズム全般が地盤沈下しているから、彼女が浮き上がってしまうのです。

③ ②の問題は既視感がある。⇒映画「A」を撮影した時、「なぜ、お前だけが撮影できたか」などと質問された。答えは単純。「撮らせてください」と言ったら入れてくれただけ。・・・(中略)・・・僕が優秀であるとか、志が高いとか、そんな事とは全く違う。凡庸だからこそ撮れたんです。・・(中略)つまり、僕も望月さんもいわゆる【KY(空気が読めない)】なんです。

④ 記者の皆さんには「組織や周囲の状況ばかりを気にせず、ちょっとわがままに行動してもいいんじゃないかと感じてもらいたい」=【現場性】を大事にしてもらいたい。

⑤ 【現場性とは】⇒記者が現場に行って取材するとき、自分の目で見て、当事者の声を聴く。・・・(中略)・・それを書く、伝えるという作業の主語は決して【私たち】などという複数形や組織の名称ではなく【一人称単数】であるはずです。そこをもっと大事にしてほしいのですが、今のメディアは「一人称」の論理が組織の論理に押しつぶされていると感じます。

⑥ 市場原理の論理「この記事では部数が伸びない」「このネタなら視聴率が取れる」という論理。つまり、需要と供給。・・・(中略)・・部数や視聴率に貢献しなくても、需要が見込めなくても、供給しなければならない時がある。これが【ジャーナリズムの論理】。この二つの論理のせめぎ合いが組織メディアの大切な【ダイナミズム】。⇒ジャーナリズムの論理が市場原理の論理に吸収されている。⇒ジャーナリズムとは【個】。⇒個が弱くなっているという見方が成立する。

⑦ 社会の分断化の質問について⇒集団化は社会の分断化とともに起きる。なぜなら、集団化とは「同質なものでまとまりたい」という情動をコアにします。こうして同じ考えを持つ人が集まると、自分たちと主張を異なる人々と敵対する傾向が強くなる。

⑧ 集団化が進めば、主語が「我々」になっていく。そして、敵対する相手に対しても、個が消えて、「あいつら」になる。これが戦争のメカニズムだと主張したのが、米国の歴史学者ジョン・ダワー氏です。一人称の主語を取り戻せば、他者の一人称も見えてきます。だから、景色も変わる。僕はそう信じています。

森達也氏は、きわめて知的な映画監督であることが、このインタビューを通じてもよく分かります。特に【集団化】と【個】の問題についての思考は、傾聴に値します。この古くて新しい命題については、多くの哲学者、学者、評論家などが、解答を書いてきましたが、AIの席捲する世の中でも、依然として最大の難問として残り続けているのです。

わたしは、もう何十年も前から、【体感速度15KM】の教育を提唱しています。この掲示板でも書いてきました。自転車を漕ぐ速度と言って良い15KMの体感速度は、人間が(個として)産業的な論理(現代では新自由主義的論理)にからめとられない最低限の速度だと考えています。森氏の言葉を借りれば、「一人称」の「わたし」を確立できる速度だと言う事になります。

学校の中に流れる速度を15KM以上に上げると、過半数の子供たちは、なにがしかの精神的ストレスを感じはじめ、それが校内の多くの問題の要因になるのです。

【集団化】と【個】の問題は、「一人称」の「わたし」を確立できている人間でなければ、悩むことすらできません。スマートフォンのメールにすぐさま反応しなければ、仲間外れにされるなどという無言の圧力に抗する事ができない自分では、「一人称」の「わたし」など夢のまた夢でしょう。

「一人称」の「わたし」を確立するためには、悩み惑い苦しむ時間が必要。「ゆっくり流れる」時間こそが、人の成長のなによりの栄養素なのです。この時間を確保して初めて「一人称」の「わたし」が生まれます。「ゆとり教育」の真の理念は、この「一人称」の「わたし」の確立を最大の目的としていたのです。

「我々」と「あいつら」の二者択一の構造こそ、戦争の最大の要因だというジョン・ダワーの警告を超えるためには、このような教育や社会や企業全ての成り立ちをもう一度根底から問い直す必要があるのです。

何より、新自由主義的思想や人間観を根底から問い直さなければならないと考えます。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水

15人がムカデの足たれ!(ラグビーワールドカップに想う)

2019-10-01 17:05:11 | マスコミ報道
『15人がムカデの足たれ
「整然と動いているムカデの足について、脳と言う中枢が全ての足に指令を出しているのではなく、一本の足が全体のために動きを起こし、他の足がこれに連動している。」と考えた英国の学者がいた。
 この考え方は、チームスポーツのラグビーにも当てはまる。
監督・コーチという指導者が脳であり、選手は「足」だ。ムカデの足が多いチームほど、ボールを継続できるチームだと思う。
―中略―アドリブにこそ、指導者が口出しできないラグビーの面白さがある。
15人がムカデの足にならなければならない。』
・・・・・・1996年 毎日新聞の記事

この記事は、毎年、花園で行われる全国高校ラグビーの名勝負として語り継がれている名古屋の西稜商業対大阪の啓光学園の決勝戦の翌日に書かれた。
西陵商業×啓光学園 (前半) 1996年 花園決勝 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pSpHVn3J2r0

わたしは、これほど的確な表現をしたラグビー論はない、と考えている。

わたしは、この掲示板で何度かラグビー論を書いた。スポーツ好きの私だが、ことのほかラグビーが好きなのは、上記のようなラグビー競技の持つ奥深さに魅かれたからである。

今年の一月に書いた「ラグビー競技の精神と多様性を見習え」から、もう一度引用させてもらう。   
https://blog.goo.ne.jp/rojinto_goken/e/9908853da0cc2ddb8bc7bd3411f9ced8
・・・・
「多様性こそラグビー文化」。4年前のワールドカップで活躍した五郎丸選手の言葉。こういう先進性こそ、日本ラグビーが世界的強豪国に肩を並べられる国として進化した最大の要因である。

さらにラグビーという競技は、正統的保守主義(漸進的民主主義。安倍自民党のいう保守主義とは全く違う)思想を見事に体現している。

少し、ルールに即して説明する。

★ラグビーは、ボールを前に投げてはいけない。
この場合の選択肢⇒ ①自分で運ぶ②キックで前に運ぶ(キックの場合は前に蹴る事を許されている)③後ろの味方にパスする

① ②の場合は、敵にボールを奪われる危険性が高い。⇒ラグビーの防御は、タックルという強烈な方法が許されており、自分だけでボールを運ぼうとすると、奪われる危険性が非常に高い。キックする場合は、敵陣に蹴りこむことになるので、ほとんどのボールを敵に奪われる。⇒そのため、③の方法を選択する場合が多い。⇒後ろの味方にパスする。

※このルールの思想的意味⇒進歩(前に進む)とは、後ろ向きに進むことである。⇒前進するためには、いったん後退する必要がある。⇒過去の検証なくして、進歩はない。
⇒この考え方は、イギリス人の国や社会に対する考え方と一致する。

●「ドイツ人は、考えてから走り出す。フランス人は、走ってから考える。イギリス人は、歩きながら考える。」この比喩は、欧州を代表する国家である英独仏の考え方の相違を見事に言い当てている。

★ラグビーボールの特殊性⇒楕円形のボールでどう転ぶか分からない。不確定要素が多い球技⇒この不確定要素に対応する技術と瞬時の判断力と個人の創意工夫が求められる。
⇒個人のアドリブが重要になる

★ラグビーは15人の選手が必要
ラグビーのような激しい肉弾戦を伴う競技では、怪我は日常茶飯事。15人だけではチームは組めない。最低でも20人から25人の選手が必要。しかも、不確定要素が多く、個人の判断と創意工夫が必要な競技だからこそ、チームとしての理念、戦略、戦術が重要になる。それを実践する選手の理解度、それを具現化する技術の練度、90分間戦い続けるフィットネスが重要になる。だからこそ、それを司る指導者の頭脳が問われる。

ここで問われているのは、古くて新しい【組織と個人】の問題であり、二者択一ではなく、組織も個人も生きるにはどうしたら良いか、という組織論である。

(1) 指導者の明確な理念が必要(戦術・戦略の問題)
(2) 選手の理念(戦術・戦略)の理解度が鍵を握る
(3) 組織が前進するためには、前の実践の総括が重要⇒後ろ向きに進む
(4) 組織が前進するためには、前の実践の継続が必要⇒継続の精神
(5) 組織が活性化するためには、個人の創造性が不可欠⇒アドリブが重要
(6) 個人の創造性を生かすためには、他の選手のフォローが重要⇒継続の精神
(7) 組織の活性化には、選手それぞれの能力にふさわしいポジションが必要⇒選手は与えられたポジションの理解が必要。同時に他のポジションに対する理解が重要。⇒能力の評価、ポジションのトータルな理解、フォローの問題

こう見てくると、外国人選手や混血の選手たちをチームの一員として迎え入れ、チーム活性化やチーム強化に生かす、と言う事は、日常からの国際性が必要になる。これをやり遂げて初めて、チームが強くなり、選手も進化する。
・・・・・・

さらにラグビーと言う競技。実に痛い競技。引退したラグビー選手に聞くと異口同音に「よくあんな痛いことを我慢できたな」と言う。

特に、フォワードの選手。身を挺して、ボールをバックスに供給する。世界のフォワード連中の大半は、身長は180~190Cm前後。中には2mを超える選手も稀ではない。体重は優に100Kgを超える。こんな選手が全速力で走り、タックルし、ぶつかる。

一口にボールの争奪戦と言っても、とんでもない肉弾戦である。ぶつかる衝撃、襲い掛かる力、圧力は半端なものではない。フォワードの選手は生傷が絶えない。

それとフォーワードの第一列。フロント・ローと言うのだが、スクラムを組む最前列に位置する。彼らは最前列でスクラムを組むため、多くの選手は耳が変形している。それはそうだろう。スクラムは8人。世界のトップチームの平均体重は、110Kg前後。つまり、8人で880~900Kg。両チームで、1800Kg前後。この16人が全力で押し合う。

その全ての力が最前列に加わる。想像を絶する力が、フロント・ローの選手たちの肩や身体に加わっているのである。耳も変形するはずである。

大畑というウイングの有名選手がいた。彼が言うのに「フォワードの選手が組み合う瞬間凄い音がする。骨と骨がぶつかる乾いた音がする。タックルの時にもすごい音がする。そんな音を聞いていると、ああ、奴らは信用できるな!と思う」と語っていた。

そんな痛い思いをしながら、バックスの選手に良い球を供給する。チームの勝利のために黙々と痛くて、汚れる仕事をこなしていくのである。文字通りの「自己犠牲」の精神の発露である。

【ONE FOR ALL , ALL FOR ONE】
ラグビー精神を表す有名な言葉だが、文字通りいつ怪我をするかも分からない状況に自ら身を投じ、チームのために献身的に痛くて汚くてつらい仕事を黙々とこなすフォワードこそ、ラグビー精神の権化のような存在である。

ラグビーはイングラドで生まれた競技。ザ・ナインと呼ばれる名門パブリック・スクールで始まった、と言われている。

※ザ・ナイン
(*1)設立年度が古い順にウィンチェスター(1382年)、イートン(1440年)、セント・ポールズ(1509年)、シュルズベリー(1551年)、ウェストミンスター(1560年)、マーチャント・テイラーズ(1561年)、ラグビー(1567年)、ハロウ(1572年)、チャーターハウス(1611年)の9校

【パブリックスクールのミッション(使命)】
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各校の校長が口を揃えて言うのは、学術的な能力や芸術、スポーツの才能を伸ばすことはもちろんだが、それ以上に「良識と品格を備えた市民」を生み出すことが重要なのだということです。ハロウ校の校長はこう言っています。「成績だけではなく、大学においてもその先の人生においても、より良い人間になることを私は彼らに望みます。ハロウに来る目的が単に試験で高得点を得ることであれば、スポーツ、音楽、課外活動を減らさなければなりません。しかしそれでは彼らはあまり魅力的な人間にはならないでしょう。高い理想ほど、長くかかるのです」と。人間にはひとりひとり、独自の才能があります。独自の才能の発見と育成という教育本来のミッションを貫いているのです。
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※英国名門校パブリックスクール「ザ・ナイン」から日本が学ぶべきこと
https://resemom.jp/article/2018/08/31/46543.html

以前に紹介したことがあるが、イギリス流武士道精神である「Gentleman」になる精神を感得するための重要なツールとしてラグビー競技が重要視された。さまざまな立場の多様性を重視しながら主体性を持って行動するというイギリス型のリーダーシップを学ぶ場として、ラグビーは活用されていたのである。

換言すれば、イギリス流エリート育成法の中心にラグビーが位置していると言って過言ではない。日本でラグビーを最初に取り入れたのが、慶應義塾だったのも偶然ではない。

以前にも書いた事があるが、「戦場にかける橋」のアレック・ギネス扮する将校の体格の立派な事。兵隊の2、3人は平気でぶっ飛ばせるガタイをしている。シャーロック・ホームズもボクシングをしていた。

つまり、イギリス紳士は、腕力でも庶民に決して負けないというわけである。これが、イギリス流紳士(支配階級)のありようだと言うわけである。

現在行われているラグビー・ワールドカップの参加国に英連邦国家の多いことを見れば、如何に英国流思想を踏襲している国家が多いことが良く分かる。イギリス、アイルランド、ウエールズ、スコットランド、ニュージーランド、オーストリア、サモア、フィジーなどがそうである。

せっかく、ワールドカップが日本開催されたのである。TVの「にわかラグビー評論家」どものバカ騒ぎに惑わされず、ラグビー競技の持つ思想性や奥深さを学んで、現在の日本のエリート層連中の薄っぺらさを見つめなおすのも、一つの見方だと思う。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水

首相官邸で結婚会見?

2019-08-11 13:49:10 | マスコミ報道
小泉進次郎・滝川クリステルの結婚会見を首相官邸で「わざわざ」やるのは常軌を逸している。

天皇などは世襲制なので公の場で公表するのが筋であるが、一議員の小泉の結婚を官邸で祝うのは田舎芝居も度が過ぎる(流水さんのコメントが鋭いつっこみを入れているのでそちらに任せるが)。

要するに小泉が石破から離脱して安倍派に寝返ったわけだ。小泉ならぬ、小ずるいという名前が相応しい。

次期首相になりたいという意思表明であり、安倍と菅が適当なポストをあげるから「おいで、おいで」しているだけなのだ。

それをマスコミが一斉に報道している。田舎新聞もここに極まれり。日本のマスコミも幕なしの田舎ジャーナル。世界性はゼロ。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
名無しの探偵

朝日新聞の選挙に関する記事は不公平ではないか

2019-07-13 15:59:47 | マスコミ報道
7月10日朝日新聞大阪本社発行の3面に、『ルポ現在地、2019参議院選、時給「761円」鹿児島の嘆き』、というキャッチフレーズで特集記事が出ていた。

そして朝日デジタルでは『 時給761円と762円はしごする日々、年金も生活費に』というキャッチフレーズで同様のことが書かれている。
https://www.asahi.com/articles/ASM773F7WM77ULFA001.html

さてこの最低賃金問題はどこの誰が言い始めて、今各政党が参議院選挙の争点にしているのか、天下の朝日が知らぬはずはあるまい。

それは4月10日に山本太郎参議院議員が「れいわ新選組」という政治団体を立ち上げ、八つの政策のなかの一つに全国の最低賃金を一律1500円に引き上げるという政策が含まれていたことに始まる。

そして八つの政策を各地の街頭演説で訴え始めたところ、日を追う毎に聴衆が増えてきて、7月6日に参議院選挙が公示スタートするや、与野党含めて、「れいわ新選組」が訴える国民生活の底上げが争点化されたのだ。

10日の朝日新聞記事でも、自民党・公明党は時給の最低賃金を「2020年代早期に全国平均1000円に引き上げ」、立憲民主党は「5年以内に1300円」、国民民主党は「早期に全国どこでも1000円以上」、共産党は「直ちに全国一律1000円に引き上げ1500円を目指す」と報じている。

しかしこの特集記事のどこにも、最初に最低賃金を1500円にすると言い始めた「れいわ新選組」の政治団体名は全く記されていない。

れいわ新選組は参議院選挙公示前の4月10日に、6年前の東京選挙区で66万票を得て国会に送り込まれた山本太郎参議院議員が立ち上げた政治団体である。66万票を得た議員の意思、66万票の選挙民の意思は全く無視されていることでもある。

朝日は10日の新聞に、最低賃金時給について「761円、鹿児島の嘆き」という特集記事まで出しながら、そこには「れいわ」の「れ」の字も書かれていない。またこの前日の9日には山本太郎氏は鹿児島中央駅前の街頭演説(下記url)で「鹿児島の時給は761円で全国ワースト、これを一律1500円にしたい」と訴えている事実を朝日新聞が知らぬはずはあるまい。

https://www.youtube.com/watch?v=LtZHDyQiQ8o

朝日新聞は何を忖度しようとしているのか、広告企業を忖度しているのか。それより新聞購読者に事実を伝えることを忖度しろ、と言いたい。

「護憲+BBS」「マスコミ報道を批評する」より
厚顔