老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「日本ファッショ化」の仕上げ段階に入った!

2019-08-10 22:30:26 | 自民党政治
8日の首相官邸での小泉進次郎と滝川クリステルの結婚報告には驚かされた。実に周到に計算された三文喜劇だと言わざるを得ない。

今回の茶番劇を詳細に見ていると、TVの影響力を最大限に利用して、空疎な熱狂を作り出し、中身があるのかないのか判然としない人物のスキャンダル(できちゃった婚)になりかねない所業をおめでたい美談に仕立て上げ、安倍内閣の命取りになりかねないホルムズ海峡への有志連合参加の話や、日韓関係の危機的状況から国民の目をそらす、いわゆる【スピン】報道をさせる典型的な事例である。

※スピン報道
「これは、権力者(政府、政権)にとって不利益な情報から世間の目を逸らすために、特定の話題を大々的かつ継続的に報道する事をいいます。」
(スピン報道にご用心 始まりはアドラー心理学 https://ameblo.jp/niigata0721/entry-12382956161.html

TVのワイドショウの時間を計算し、取り上げざるを得ない絶妙のタイミングで発表。しかも、相手は、官邸詰めの政治記者。重箱の隅をほじくるのが得意の芸能記者ではない。できちゃった婚の詳細を根掘り葉掘り聞くノウハウがない。

結婚報告などという私事中の私事を日本の権力機構の中枢中の中枢である首相官邸でするなどと言うのは、異例中の異例。それこそ、政治の私物化の最たるものだろう。あえてそんな事をするのだから、政治的思惑がないはずがない。というより、政治的思惑を見え見えにする事により、意図通りの状況を作り出そうという狙いだろう。

① 小泉進次郎という政治家は、他の政治家とは全く【違う】存在だと言う事を公にした。
② 小泉進次郎と首相官邸(菅官房長官と安倍首相)の密接な関係をアピール。
③ 小泉進次郎と石破茂(反安倍勢力の筆頭)の関係の終焉を内外に公表。
④ 今後、小泉進次郎は、改憲のための人寄せパンダ(広告塔)になるという宣言。
⑤ 安倍政権にとっては、小泉進次郎の結婚(完全な私事)をこれからの日本の将来を担う人物の慶事として大々的に宣伝し、安倍政権の支持率アップを狙う。
⑥ 小泉進次郎と9月の内閣改造で厚く処遇する事を示唆。 

こんな手の込んだスピン報道をさせる力のある人間は、首相官邸の住人以外にない。それが今月号の文芸春秋に書かれている「菅官房長官と小泉進次郎」の対談。それを司会しているのが、田崎史郎。怪しげな人物の集まり。結婚発表翌日から田崎史郎がTVに出まくり、宣伝に努めたのも頷ける。

この対談で菅官房長官は、首相候補として「進次郎よいしょ」に努めている。進次郎は進次郎で菅官房長官との横須賀・横浜連合などとのたまい、ご機嫌取りに余念がない。田崎は田崎でポスト安倍でも権力者にすり寄り、生き延びようと言う狙いが透けて見える。この気持ちの悪い対談と官邸での結婚報告が関連していないわけがない。

結婚報告の翌日からのTV報道が首相候補としての小泉進次郎と小泉家、ファースト・レデイとしての滝川クリステルという視点で、メディアスクラムを組み、世論喚起に余念がない。

「秋の内閣改造の焦点のひとつが進次郎氏の処遇なのは、衆目の一致するところです。消費税増税などで支持率下落が必至の安倍官邸は、人気者の進次郎氏を利用したい。進次郎氏にしても、初当選から10年経ち、そろそろ次のステップに上がって実績を残したいという野心はあるでしょう。今回、真っ先に菅氏に結婚を報告したことは、『自分は石破派ではない』という意思表示に見えます。入閣を見据え、利害が一致する菅氏と手を組んだ。初対談掲載のタイミングに結婚発表を合わせたと見るのが自然です。菅氏は進次郎氏というカードを手にすれば、二階幹事長とのパワーバランスや、お膝元の神奈川選出議員が多い麻生派との関係で優位に立てるし、自分がポスト安倍に打って出る際の切り札にもなると考えていると思います」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

山田氏の見解は、衆目の一致するところであろう。

こんな喧噪状況を離れて冷静に見れば、そもそも【小泉進次郎】と言う男の政治信条は何か、とか、10年になろうとする政治家生活で彼は一体何の実績があるのか、彼は演説の名手だと言われているが、山本太郎の演説とどこがどう違うのか、などという資質の面での報道など皆無に近い。

では議員実績とは何か。週刊朝日による議員実績を測る目安は以下の三つ。
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一つ目は「質問」。「法律案の審議の主な流れ」を見てもわかるように、国会では委員会や本会議で質問をすることができる。

二つ目は「議員立法」。法案の多くは政府(内閣)が提出するが、議員もできる。提出には衆院は20人以上、参院は10人以上の賛成が必要だ(予算関連法案の場合は衆院50人以上、参院20人以上)。

三つ目は「質問主意書」。なじみの薄い言葉だが、国政調査権の重要な手段だ。
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この三つとも全て0が小泉進次郎。悪く言えば、給料をもらいながら、国民のための仕事は何にもしていない議員。典型的なサボり議員が小泉進次郎と言う事になる。

しかも、彼はCSISの影響を強く受けている。CSISについては、小池百合子騒動の時にも紹介したが、もう一度紹介しておく。

※ CSIS(戦略国際問題研究所)はジョセフ・ナイをはじめアーミテージやマイケル・グリーンら「ジャパン・ハンドラー」が仕切る米国のシンクタンク。

※小泉進次郎はCSISの操り人形
https://85280384.at.webry.info/201804/article_15.html
※浮世風呂(CSISについて詳細に述べている)
https://blog.goo.ne.jp/yamanooyaji0220/e/31b189c3f9bcbd9e5873cb3361a65cb7

では彼の政治信条、政治思想はどうか。彼が、古巣CSISで演説したものを書いておく。日本での演説より、本音が出やすい。

「小泉進次郎氏「日本は国際社会への関与深めるべき」

~省略~
 この中で小泉氏は「日本は変わらなければならない。国際社会に対する関与を深め、より重要な役割を果たすべきだ」と述べ、日米同盟を基軸に、アメリカやインドなどとの協力強化を目指す方針を示しました。
 また、「日本は人口が減少しているからこそ、外に目を向けなければならない」と述べ、自由貿易を推進し、農産物の輸出増加など市場拡大を図る必要があると指摘しました。
 さらに小泉氏は「日本は人生100年時代の社会をつくる最初の国になる。終身雇用や戦後の社会システムを維持するかぎり繁栄はない」と述べました。
 そして、「私はケネディ元大統領のように国民の力を引き出し、日本の未来に必要なすべての改革を実行するため、全力を尽くす覚悟だ」と述べ、日本のリーダーとして社会保障や雇用制度などの改革に取り組む意欲を示しました。」
【NHK NEWS WEB 2019.5.4.】

一言で言えば、小泉進次郎は、米国流新自由主義思考の持ち主で、米国のグローバリズムの下請けをやると述べている。

彼の演説は、抽象的で具体性がない。政策的に人を魅了できない。だから、聴衆を喜ばすタクティクスに走り勝ち。本当の意味で人々を引き付ける魅力はない。

そこが山本太郎との決定的な違い。具体性から政策を絞り出し、弱者の味方を公言し、自身の人生を賭けて語り掛けている山本太郎との差は歴然としている。美空ひばりの器用な物まねと本物の美空ひばりの歌声の違いくらい差がある。

ベネズエラ問題でも書いたが、米国が覇権国家を存続できている要因に、米国流の経済思想を学び、自国で展開できる人材を育成し、それを母国に送り返し、国内で米国の意向を呈して実践できるようにしているところにある。CSISはその一つの機関だと考えて間違いない。

今回の降ってわいたような小泉進次郎待望論は、うがった見方をすれば、賞味期限を過ぎた安倍政権にそろそろ見切りをつけたジャパン・ハンドラーたちが、次の手駒として、小泉進次郎を担ぎ出そうとしていると読むのが至当だろう。

滝川クリステルの出産は、20年の2月か3月。夏のオリンピックには、メディアに復帰できる。彼女をメディアで活躍させ、小泉進次郎は、閣僚として活躍する。これをバックに次の政権では要職につけ、次の次くらいに首相にならせる、というのが、シナリオだろう。その時には、日本のファシズム化も完了というのが目的だと考えてほぼ間違いない。

山本太郎が、小泉進次郎のCSISとの関係について述べ、警戒感を示していたが、彼は政治的勘が良い。おそらく彼の杞憂した通りだろう。

はや、今週号の週刊新潮に小泉進次郎礼賛、山本太郎を貶める記事が掲載されている。メディアにおける山本太郎バッシングが始まったと考えて間違いない。その対極として差し出されたのが、小泉進次郎と滝川クリステルの結婚報道と言うわけだ。

その報道の陰で、神戸での津田大介氏(表現の不自由―その後の芸術監督)の講演が中止になった。日本での表現の自由、報道の自由は、かくも無残に蹂躙されてる。

わたしたちは、小泉進次郎と滝川クリステル報道の馬鹿馬鹿しさの陰で進行する【ファッショ化】の進行を認識しなければならない。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
流水

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