life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

「有終の美」

2004-08-25 23:59:59 | 【五輪】ATHENS 2004
 銅メダルを持って帰ることはできた。少なくとも、前回と同じ結果に終わらなかったことだけは、ほんの少しの前進ではあったのかもしれない。
 一部ではあるけれど、プロ選手の「実績」にひとつ、「絶対に負けられない」ということの意味を「体感」できたという「経験」が加わった。これを今だけの、たった一度の経験で終わらせてはいけないと思う。何故負けたのか、そして何故勝てたのか。考えて、「次」に繋げなきゃいけない。

 日本が準決勝で敗退し、台湾は予選リーグを勝てなかった。今の諸々の状況の中で、1発勝負に出た時のアジアのレベルとは、これが現実。アジアリーグ構想もいいけど、もっと広い世界に目を向けないと、むしろアメリカがムキになって「MLBの選手も参加させる!」と言い出してくるような「包囲網」を、アメリカ以外の野球で作るぐらいの意気込みがないと、野球の世界自体がこれ以上広がらないんじゃないかな、と思う。
 NPBだけで完結する時代は終わったけど、だからと言ってNPB→MLBという路線だけで完結してしまっては、またいつか先細りになる。井の中の蛙ではいられないよ。「伝道師」とはもしかしたら、そんな広い世界に野球を伝えてくれるようにという意味を持った、次の世代への希望をこめた大きな言葉だったのかもしれない。

 そんなわけで、これから今日の試合のダイジェストでも見ます。NHKの。どんな姿で最後の戦いをしたのか、その姿はやっぱり見ておきたいもんね。

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