life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

一応行ってみたOP戦 F 5-2 E@札幌

2005-03-21 23:22:18 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 札幌ドームが珍しく2時間半も前に開場してくれるというので、とりあえず10時半過ぎを目指し友人と現地集合。公式戦と変わらない入場料取られるのが納得いかねーなどとぶつくさ言いつつ、しかも指定SとAが当日料金だと500円増しになるってんで、冗談じゃねー! と思いつつアッパーシート買わせていただき、入ってから適当な席に座りました。

 そんなわけで11時前にはスタンドに入る。ちょうど打撃練習の入れ替わり直前のタイミングで、イーグルスの選手はアップを始めたところ。
 ほとんどの選手がブレーカー着用で、番号は袖についてるのでなかなか見えないんだなこれが(笑)。立ち姿の雰囲気を見つつ、眉間に皺寄せながら選手を判別してました。つっても、牛を見てた時ほど一致はしないけどな……(あんまり、頑張って覚えようとしてないから)ニット帽かぶってる選手もいたなあ(笑)ここで売り始めたやつ……。
 とりあえず、普通にみんなと一緒にアップしている隈の姿が見られたのでほっとした。

 駒田やら山下大ちゃんやらがいるせいもあるのかないのか、権さんとか斉藤明夫氏の姿が見えたりして横浜づいていた(笑)。いや、2人ともお仕事なんだろうけど。福盛とか横山(ファイターズの)が明夫氏に挨拶に行ってるのが見えた。
 あと、変なオレンジ色のジャケットを着てる頭の眩しげな人が権さんとずっと一緒で、誰やねん! このけったいな服は! としきりに気にしていた私と友人であるが、多分あれは広瀬哲郎だったんじゃないかと思われる……いいけど。
 でも、ファイターズの選手がベンチに入り出したころにそっちに寄ってって、ガッツや新庄と(1人ずつだけど)えらい長いこと話していて、「話長すぎてガッツも新庄も疲れるんじゃ……ってーか向こうの守備練習前のアップ始まってるけど早く解放してあげた方が……」とか心配してみた私。

 打撃練習では、ケージ横で田尾さんが平石に熱心に指導してた。あと、状態が非常に気遣わしい礒部は、ケージ出てから駒さんと何やら話していた。そしてベンチ前では山下(和彦)コーチが、藤井と長坂に特訓中、ってーかある意味長坂イジメ(笑)ボールのトスを交えながら、スクワットというか大股というかそういう反復運動をさせるトレーニング。終わったら腿が笑っちゃってそうなやつ(笑)。
 それを2人にみっちり? やっていたのだが、終わってみれば見るからに藤井より長坂の方がバテバテのヘロヘロ。山下コーチも笑ってるし(笑)頑張れ長坂ー!

 で肝心の試合。

 初回の高須の綺麗なライト前と見事な盗塁死から始まり、2回はいきなり山崎→憲史→酒井の連打で2点先制。藤井がセーフティバントを2球続けて失敗した後にあっさりライト前に流し、続いて無死1、2塁でさあ開幕1軍当確っぽいですよな平石……が初球からバント失敗しかもキャッチャーフライという最悪のパターン。
 ここで追加点が入らないといつものアレなパターン(先制→逆転される→そのまま逃げ切られる)に入るんじゃないかと思われたが、案の定後続凡退で追加点ならず。

 ちなみに、ライトスタンドと1塁側のスカスカっぷりは予想以上(かな?)。オール自由席状態かも(笑)。まあ、そりゃそんなもんだろうなーとは思っていたけど。
 したがって、イーグルスの攻撃の時は場内が死ぬほど静かなので、野次が響きまくる。ただでさえこのドーム、やたらと音が反響してうるさいので。
 で、今日はけっこう醜い野次を飛ばすおっさんがわりと近所にいて、おかしくて笑っちゃうんだけどあまりの醜さにだんだん腹が立ってきた(笑)。中継があったら思いっきりマイクが音声拾ってたんじゃないかと思ったが、あんな野次を拾われても嫌だ(笑)
 あと多分、いつもの大村ファンのおばちゃんもいたなー。今日は、関川やら山下やら吉岡やらみんなに激励の野次(笑)を飛ばしていましたが。顔は見ていないが声でわかるな、あのおばちゃん。

 そして先発・藤崎は今日も結果を果たして出せるか? と半分ドキドキしつつ、半分は期待をしつつ見守ったものだが、個人的な印象ですが頑張ったんじゃないかと。
 初回は3者凡退。1球微妙な判定はあったものの、ガッツから三振を獲ったりしたので「おお! 本当にいけるのかも!」と。←現実を自分の目で確かめるまではやっぱり半信半疑だったとか。←そのわりには安直に安心している
 とか言ってたら2回1死からツーベース2本であっさり失点したわけだが(笑)その後、四球に単打で塁を埋めながらも最終的に新庄を打ち取って切り抜けたので、ここで(しかも相手が新庄で)踏ん張れるなら悪くないんじゃないかなという私的結論に至る。さてシーズンも頑張ってもらいましょう。

 3回は、礒部にヒットが出ました(泣)。ショートのギリギリ左を抜けるグラウンダー。
 ただこの人の場合、右に鋭いライナー性の打球が出るようになったら本物だと勝手に思ってるので、個人的には全然安心はできないのだが。早くあの打球を見たい……頼むよべっち。
 実際、3打席目は見逃したりファールしたりするたびに苦い顔してました。「なんでこんな球見逃すねん」とか「なんでこんな打ち損じしてんねん」って顔になってた。本人的にもかなりきついんじゃないかなー、現状の自分が。コメントも以前より微妙に弱気になってるしなあ。

 2イニングスと意外と早めに切り上げた藤崎に続く2番手はラスで、この人も巨人にいた時ぶりという久々加減(当たり前なんだけど)に見るのでどんなもんかと思ったが、走者出しつつもそこそこ無難にやった感じ。悪くはない気がした。が、問題はホッジスだったわけだが。
 まずいちばん打たれてはならない新庄に1発を食らい、でもまあソロなんでそこで終わってれば別にいいっちゃいいんだが、打たれる打たれる。打たれすぎ。そして走られる……で一挙4失点。でめでたく敗戦投手。
 今日は藤井、2盗2つ(稲葉と奈良さん)と3盗1つ(稲葉)の計3つ盗まれました。稲葉の3盗はバッターのスイングの判定を塁審に求めてたら投げられなくなっちゃってフリーパスになったって状態。うーん。昨年、だいぶ刺せるようになったと思ったんだけどねー。

 逆転の後は予想通りの淡白な展開。投手が一応、打者のメンツが代わった後ではあるがきっちり投げていたのは救いだと思うが……あ、小倉はいきなり實松にツーベース打たれてたけど(笑)
 そういえば信二が代打で出てきた。塁に出たらすぐ代わっちゃったのでまだまだなんだろうけど、バットは振れるような状態になってるってことかな。信二が出てきた時の歓声もなかなかすごかったぞ。愛されてるなあ(笑)

 でも、礒部の3打席目にライトスタンドから、たぶん近鉄ファンの人たちじゃないかと思うんだけど、礒部コールが聞こえてきたのはちょっと嬉しかったなー。
 このころからやっと声とか手拍子とか目立つようになってきた。近鉄のころを思い出す感じのやつね。さすがにタオル回す人はいませんでしたが(笑)内野スタンドには熱心に憲史に声をかける兄ちゃんとかいたり。あと、2、3人の兄ちゃんらでべっちと憲史と吉岡の応援歌歌ってたな。アカペラで。吉岡の時は、吉岡ファンのお姉ちゃんたちが「雄二ー!」の合いの手を入れたり。
 以上、全部背中で聞いた声だけで判断しましたが(笑)なんかすげー感傷に浸っちゃったよ……。去年まではさ、少ないながらもこの球場で一団になって歌ってる人たちがいたんだよ。いたのに……自分もそれに合わせて手拍子したりとかしてたのにさ……ああもう。

 そんな感傷を覚えつつ、稲葉が大活躍により「ファイターズ初のお立ち台」で嬉しそうにインタビューを受けている姿を見てから解散。
 イーグルスの負けは予想しつつ(笑)観に行ったわけだが、周りほぼファイターズファンの中に混じって帰る途中で聞こえてくる会話の端々で、安牌みたいに思われてる風なのがねー(笑)。
 まあチーム状態から否定はしませんけど、好きで安牌になったんちゃうわとだけ言っておこう。←八つ当たりなのでは(笑)
 実際、憤懣やる方ない思いは未だに掃いて捨てるほどあるぞ。殺した者は忘れても、殺された者は決して忘れないってな言葉がありますからね、ええ。……どこで見た言葉か忘れちゃいましたが。←おいおい

 そういや、7回に妙な音楽が流れていたのだが……あれがラッキー7に流れる応援歌になるのか? と思うと、どーにもこーにもコメントしづらい感じ。
 なんつーか、「ドリーム&パワー」「近鉄バファローズの歌」とか「We love Marines」とか「ファイターズ賛歌」とか「Go! Go! ファイターズ!」とか「リトル・ネプチューン」とか「ビクトリーマーチ」とか「熱き星たちよ」とか(何か間違い探し風の羅列になってきたが)を聴き慣れた耳にはやはりどーにもこーにも馴染まなかった。最初だからかなー。あ、もしかしたら「楽天イーグルス」の連呼が気に入らなかったっちゅうのもあるかも知れん(笑)
 是非、球場で聴いてみてください。そして感想を聞かせていただきたい(笑)
 
 帰ってきてスポ紙チェックをしたら、昨日のアレな内容のため、とりあえずは一場の開幕2軍が確定したと。まあこんだけ安定しなかったらしょーがないわな。いよいよもって新人は平石しか残らなかったって話。西谷は上がってこないんかなあ。
 でもその代わり(なのか?)矢野が入ってんだけど、矢野って中継ぎで行くんだと思ってたんでちょっとびっくり。今日だって後ろでちょろっと投げたし、こないだもそうだったし、先発の調整やってんのかなあ?
 
 そうそう、球場で配っていたフリーペーパーについて。パラパラB・Bとノンブル
 「北海道日本ハムファイターズウォーカー」と銘打った、「2005年3月20日・21日号 開幕直前Version」をもらいました。当たり前だけど角川発行。沖縄キャンプ地紹介あり、フォトアルバムあり、札幌市内の飲食店クーポンなどなどありでさすがはウォーカー、こんな構成は朝飯前さ。って感じの内容になってます(笑)
 で、個人的にちょっとツボに入ったディテールがあって。1つは「パラパラB・B」、いわゆるパラパラまんがです。実写版の。飛んできたボールを捕ろうとしてひっくり返る熊。コマごとに見るととってもプリティ。動いてるのよりむしろプリティ。
 もう1つはノンブル(ページ番号)。選手と連動していて、新庄から建山までシルエットのイラストとか背中のちっちゃい写真とかを通常のノンブル代わりに貼ってある。右の写真は3ページ目、左下の小さな四角の囲みに賢介の「3」番が入ってる肩口の写真があります。で、写真の上に「TANAKA」と選手名が。なかなか小技が利いてて個人的にこのへんが気に入りました。