心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

写真集「グレン・グールド 光のアリア」

2017-01-20 10:49:05 | 古本フェア

 先週のカレッジは大阪城界隈の小ホールが教室でした。テーマは「ロマン派の音楽~無限への憧れ~」。講師は、教育大学音楽課程の先生とお知り合いのテノール歌手、そして国内外のコンクールで上位入賞した学生たちでした。お昼の休憩をはさんで4時間にわたってお話しを聴いたり、声楽、フルート、ピアノの演奏を聴いたりと、少し贅沢な時間を過ごしました。
  そして今週は、午前が「古典文学」講座でした。テーマは「ことば遊びで脳トレーニング」。回文、アナグラムなどについて学びました。回文って逆さ言葉のことです。例えば「群草に草の名はもし具はらば何故(なぞ)しも花の咲くに咲くらむ」(奥義抄)。上から読んでも下から読んでも同じです。昔の人はこんな言葉遊びをしていたんですね。古典に弱い私ですが、あっと言う間の2時間でした。(笑)
 午後は、三味線のお師匠さんから「津軽三味線」についてお話しを聞きました。三味線の歴史、種類、構造などについて説明を受けた後、実際に「津軽じょんがら節」や「あいや節」ほか数曲を聴きました。この日は夕刻から新年会でしたから一日中、クラスの仲間たちと楽しい時間を過ごしました。来週は「ワルツの宴~舞踏へのお誘い」の予定です。

 大阪城と言えば、週の初めに京橋駅から徒歩数分のところにあるツイン21に行ってきました。お目当ては今年初めての古本祭「ツイン21古本フェア」です。ネットで調べると、関西古書研究会、京都古書研究会などの今年の日程がアップされています。さっそくスケジュール表に入力しておきました。
 この日手にしたのは、写真集「グレン・グールド 光のアリア」。グールドがデビュー盤「ゴルトベルク変奏曲」を発表して注目を集めた頃、当時23歳のグールドがカリブ海の避寒地バハマの首都ナッソーで過ごした休暇に同行したカメラマン記者ジョック・キャロルが、グールドの死後、発表した回想録です。奇人変人と言ってもおかしくはないグールドの人となりが写真のひとつひとつに表現されています。そんな彼がすばらしい音楽の世界を創造する。わたしにとっては不思議な存在ですが、ベートーヴェンのソナタをLPレコードで聴きながら写真集を眺めています。
 この日はあと、河合隼雄著「イメージの心理学」、石田尚豊著「曼荼羅のみかた~パターン認識」も鞄の中に。次は2月下旬の「水の都の古本展」になります。
 そうそう、今月の家内の作品です。午後の居間が静かだなあと思っていたらこんな出来栄えになりました。専門家ではありませんが、ご近所の方々20名ほどと何やら楽しんでいます。もう10年になります。 
 昨日は京都のウォーキング団体が主催する16キロウォークに参加してきました。昨秋、神戸の12キロ、洛北の13キロに続いて16キロです。当面20キロをめざしていますが、きょう早朝散歩にでかけると腰のあたりに違和感がありました(笑)。寒いから身体が構えてしまうからなんでしょうか。 16キロウォークの模様は別途、ブログにアップします。

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