つい先日までは初夏を思わせる陽気だったのに、この肌寒さです。きのうは東京に出かけましたが、雨。きょうの大阪は夜明け前から突風が舞っています。季節の気まぐれに翻弄される今日この頃です。まぁ、連休までに泣きたいだけ泣いてください。そのかわり晴れやかなGWを約束してください。そんなことを考えました。
きのうはお勉強会でした。その前日も大阪・中之島での勉強会でしたから、2日続きで刺激的な時間を過ごすことができました。いつも顔を合わせている者同士の議論とは異なる、新鮮さが心地よく、大きな気づきもいただきました。この勉強会、もう10年近くになるでしょうか。一人のエンジン役がいて、その周りに私のような茶化し屋がいると、こうした活動は長続きします。最近は、元気な若者たちが男女を問わず参加してくれますから、いつも苛められっぱなしですが、若い方々から学ぶことが多いのも事実です。でも、彼、彼女たちにも悩みはあります。それぞれに異なる組織風土のなかで苦労はしている。この勉強会はその捌け口でもあります。そのときは、聴き役に回ります。最後は老若男女、楽しい杯を交わして終わります。
ほろ酔い気分で乗った新幹線のなかでは、時間潰しに、先日録音しておいたラジオ番組「NHK日曜カルチャーラジオ」を聴きました。今月のテーマは「金子みすゞの宇宙~うれしいまなざし」です。聴いたのは全4回の放送のうち先週放送分。講師は金子みすゞ記念館館長の矢崎節夫さんです。実は、きょうの夜の放送が最終回になりますが、矢崎さんの独特な語りに、ついつい惹き込まれます。山口県長門市仙崎に生まれ、27歳の短い生涯を閉じた金子みすゞの「こころ」。なによりも、ひとつひとつの言葉に秘められた「やさしい視点」、そのようなものがじわり伝わってきます。童謡というものが「子供が口ずさむ歌、または詩」であること以上に、大人の心にさえ訴えるものであることを思います。それほどに、今の世の中が病んでいるのか、私自身が病んでいるのか。それとも本来のあるべき「こころ」を見失っているのか。
車中では、カバンに入れていた週刊朝日緊急増刊「朝日ジャーナル」も、ぼんやり眺めました。特集は「崩壊寸前の日本型社会システム」「いま問われているのは、私たちの知性、そして感性」とあります。このあたりでもう一度自らの在り様を考える時期に来ているのかも知れない。思想・信条の枠を越えて「感性」が問われているのではないか。そんなことを考えながら帰途につきました。
金子みすゞ記念館
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/index.html
きのうはお勉強会でした。その前日も大阪・中之島での勉強会でしたから、2日続きで刺激的な時間を過ごすことができました。いつも顔を合わせている者同士の議論とは異なる、新鮮さが心地よく、大きな気づきもいただきました。この勉強会、もう10年近くになるでしょうか。一人のエンジン役がいて、その周りに私のような茶化し屋がいると、こうした活動は長続きします。最近は、元気な若者たちが男女を問わず参加してくれますから、いつも苛められっぱなしですが、若い方々から学ぶことが多いのも事実です。でも、彼、彼女たちにも悩みはあります。それぞれに異なる組織風土のなかで苦労はしている。この勉強会はその捌け口でもあります。そのときは、聴き役に回ります。最後は老若男女、楽しい杯を交わして終わります。
ほろ酔い気分で乗った新幹線のなかでは、時間潰しに、先日録音しておいたラジオ番組「NHK日曜カルチャーラジオ」を聴きました。今月のテーマは「金子みすゞの宇宙~うれしいまなざし」です。聴いたのは全4回の放送のうち先週放送分。講師は金子みすゞ記念館館長の矢崎節夫さんです。実は、きょうの夜の放送が最終回になりますが、矢崎さんの独特な語りに、ついつい惹き込まれます。山口県長門市仙崎に生まれ、27歳の短い生涯を閉じた金子みすゞの「こころ」。なによりも、ひとつひとつの言葉に秘められた「やさしい視点」、そのようなものがじわり伝わってきます。童謡というものが「子供が口ずさむ歌、または詩」であること以上に、大人の心にさえ訴えるものであることを思います。それほどに、今の世の中が病んでいるのか、私自身が病んでいるのか。それとも本来のあるべき「こころ」を見失っているのか。
車中では、カバンに入れていた週刊朝日緊急増刊「朝日ジャーナル」も、ぼんやり眺めました。特集は「崩壊寸前の日本型社会システム」「いま問われているのは、私たちの知性、そして感性」とあります。このあたりでもう一度自らの在り様を考える時期に来ているのかも知れない。思想・信条の枠を越えて「感性」が問われているのではないか。そんなことを考えながら帰途につきました。
金子みすゞ記念館
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/index.html