暑い夏の昼下がりに、ハーブティーはいかがでしょうか。それも、環境に優しいエコティー、そう「サンティー」はいかがですか。ハーブ畑から幾種類かのハーブの葉っぱを摘んできて、ガラス製のティーポットに入れて水を注ぐ。あとは太陽にあてておきます。炎天下なら2、3時間もすれば、ハーブの香りと成分が溶け込んだ、ホットなハーブティーができあがります。自然の柔らかな甘みとコクがあって、わたしは大好きです。でも、飲み過ぎは禁物です。残ったら冷蔵庫に保存して、夕刻、焼酎に注いでいただくもよし。(^^♪
焼酎といえば、陶芸を楽しむ家内が、焼酎サーバーと水差しとコップをつくってくれました。サーバーの木製台は、長女の旦那の工作です。サーバーは1.8㍑の容量で、1週間ごとに注ぎ足します。これまたコクのあるお酒に変身です。「これでお酌しなくて済む」というのが家内の本音なのでしょうが、手軽に注げるためか、ついつい呑み過ぎてしまいます。料理屋で食事をすると、家内はお皿に目がいって、今度はこんなのをつくると張り切るので、我が家の食器類はおそらく8割方がお手製の創作陶器に代わってしまいました。リタイアしたら、湖北の里に窯でも作ろうかと、少しだけ真剣に考えたりしています。
そういえば先日の夜遅く、珍しく田舎の親友から電話がありました。いま京都にきている、明日、会えないか、との話。あいにく翌日は会議が目白押しで自由がきかないので、ずいぶんな長電話をしました。彼は、高校時代から農業に憧れ、北海道の酪農学園大学に進学すると、卒業後はちゃんと田舎に帰って跡を継ぎました。現在は、高級感あふれるお米のブランドづくりに成功し、数年前からは町会議員にもなり、セールスに余念がありません。そんな彼とは、若い頃よくお酒を呑みました。彼は北海道から田舎に帰るときは、いつも何冊かの本をリュックに入れて、のんびり鈍行列車を使っていました。必ず京都で途中下車をして、私の下宿に立ち寄ってくれました。時たま、ふいにやってくることがあって、下宿に帰ると3畳ほどの玄関の上り口で正座をして本を読んでいる姿を見つけることもありました。田舎では皆から慕われる有為の農村青年でした。人それぞれに、それぞれの生き方がある。本当に素晴らしいことだと思います。9月に上洛の折には、事前の日程調整をしようと約束して電話を切りました。