心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

シニアたちの「それぞれの秋」

2019-10-29 14:58:43 | Weblog

 きょうは朝から雨が降っています。そんな雨のなかを午前中、水彩画教室に行ってきました。テーマは「白い花と透明な花器。いろいろな技法を試してみよう」。ふだん使わない感性を探しながら、見よう見まねで画用紙に向かう。楽しい時間です。 
 教室が終わると、大阪駅前から淀屋橋まで、小雨舞うなかテクテク歩いて帰りました。きのうは秋晴れの一日だったんですけどねえ。季節の変わり目、日替わりのお天気です。
 きのう、朝のお散歩で近くのお不動さんに行くと、本堂の縁側にお座りの賓頭盧さん(びんずるさん)も、心なしか気持ち良さそうでした。この賓頭盧さん、四国を歩いていると時々お会いします。聞けば、自分の身体の弱いところと同じ賓頭盧さんの部位を撫でると病気が治るのだとか。賓頭盧さんも大変です。頭のてっぺんから足先まで、皆んなの願いを全身でお受けとめになって、すり減っています。
 お散歩から帰ると、我が家の生垣の金木犀の下には、咲き終わった花弁が絨毯のように一面に広がっていました。微かな香りを嗅ぎながら履き集めます。この時期、紅葉には少し早いですが、ピラカンサの枝先には赤い実も目立ってきました。見上げると、花壇の皇帝ダリアが大きく成長し、頂点には小さな蕾が見えます。いよいよ秋本番です。
 そんな秋の某日、シニアの方々を対象にした講座が始まりました。担当講座が変わり、私も心機一転です。基本、ボランティアですが気遣いも多く、何となく落ち着きのない日々を過ごしています。そんな疲れを癒やしてくれるのが、庭の草木でしょうか。音楽療法、園芸療法という分野がありますが、緩急織り交ぜた生活リズムが私を労わってくれます。
 講座では、60名あまりの方々お一人おひとりから自己紹介をしていただきました。お話を伺いながら私自身が勇気づけられたような気もいたしました。
 3年前の私と同じように、リタイアしたあと近所の図書館で見つけた受講生募集のパンフレットに出会ってお越しになった方。夜な夜な私の手づくりのホームページをご覧いただいてお越しになった方。一人で講座を聴くより大勢で楽しく学びたいとお越しになった方。同世代のお友達を求めて、あるいは居場所を求めてお越しになった方。講座内容に魅せられ再雇用の話をお断りになってお越しになった方、奥様やお子さんに背中を押されてお越しになった方.....。もちろん、仕事をしながらお越しになっている方もいらっしゃいます。シニアの学びに対する思いは様々です。「みんなちがって、みんないい」。皆さんの期待を裏切ることのない講座運営に努めなければと気を引き締めているところです。
 かくいう私も先週末、フランス文学講座の初日を迎えました。この日のテーマは「マノン・レスコー」と「椿姫」。オペラを何度も見ているし、文庫本にざっと目を通して受講しましたので、なんとか先生の授業についていくことができました。自分では気づかなかったことも多々あり、先生にしっかりと読み解いていただきました。
 そうそう、昨日は久しぶりに大学時代のクラブの先輩たちと一献傾けました。京都四条河原町のビアレストラン「ミュンヘン」が悪巧みの場所です。午後3時に集まって、いろいろ近況報告やらなにやら話し合っていたら午後5時を過ぎていました。その後、喫茶フランソアに移動して、コーヒーをいただきながら二次会です。それぞれに歳相応の風情。お子さんたちが独立して、今はご夫婦だけ、あるいは単身の生活です。皆それぞれの秋を楽しんでいらっしゃいます。


 こうして出会う方々の平均年齢は70歳。まだまだ若い。残された人生、精一杯楽しみたいものです。

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日ごとに秋の深まりを感じる今日この頃......。

2019-10-22 14:10:49 | Weblog

 台風一過。久しぶりにお不動さんまで朝のお散歩に行ってきました。すると、着飾った子どもたちの姿がちらほら。そうです。七五三のお祝いです。微笑ましい光景があちらこちらに見えました。
 散歩を終えて家に帰ってくると、庭の生垣から微かに金木犀の香りが漂ってきます。例年に比べて今年は少し開花が遅かったように思いますが、この香りを嗅ぐと秋の深まりを感じます。
 その片隅ではアケビも色づき始めました。そろそろ食べ頃かもしれません。孫君いわく「こんなの食べれるの?」と。確かにそうです。果実は独特の甘い風味がありますが、種が多いのです。それでも子どもの頃を思い出しながら秋を味わいます。
 そんなある日、家内が面白いことを話してくれました。12歳の誕生日が数日後に迫った孫長男君に、家内が「お誕生日のプレゼントは今回が最後。中学生になったらあげないよ。最後のプレゼントは何がいい?」と尋ねました。すると孫長男君、照れ笑いしながら「お気持ちだけで結構です」と答えたのだとか。笑ってしまいました。
 そういえば最近、家族で一緒に会食したときも「ごちそうさまでした」と言っていました。孫たちも少しずつ大人の仲間入りをしつつあるのかもしれません。ついこの間まで、怪獣の玩具に興じていたのに。身長も160センチに迫る勢いです。そんなわけで、「お気持ち」は当分続くかもしれません(笑)。

 話は変わりますが、Amazonで電子書籍を購入したことは前回お話しましたが、久しぶりにタブレットを片手に読み始めてみると、意外に便利なのに気づきます。まずは、文字の大きさを自由に変えられること。最近、視力が落ちてきたのか小さな文字が読みにくかったのですが、自由自在に文字の大きさを変えることができます。もうひとつは、大事な箇所にマーカーを塗ることができること。そして三つ目は、どの程度読み進んでいるのかがひと目で分かること。紙の書籍だと読み進んだページの厚みでなんとなく分かりますが、電子書籍では全体の何割を読んだかを数字で表示してくれます。こんな具合で、ここ数日は電子書籍にはまっております。
 読書の秋。日々秋が深まっていくのを実感します。そろそろ次の「歩き遍路」を企画しなければなりません。しかし、どうも日程が立てにくく、現在12月の初旬を照準に計画中です。
 次回も1泊2日しか取れそうにないのに、愛媛県伊予三島の三角寺と香川県観音寺の雲辺寺の2カ寺をどう廻ろうかと思案中。今回は高速バスのほか新幹線と特急を使う方法も併せて検討中です。しばらくは、地図と時刻表を睨めっこすることになりそうです。

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読書の秋に古本と電子書籍

2019-10-15 14:23:22 | Weblog

 東北の栗駒山荘から連れて帰った「アケビ」をテーマに、水彩画教室でお絵描きをしました。机の上に白い紙を置いて、その上に庭にあったアケビの葉っぱを添えて3個のアケビを並べます。1時間でデッサンして、あとの1時間で絵具を置いていく。これがいつもの時間配分ですが、どうしても時間が足りず、持って帰ってその続きをすることになります。
 でも、アケビ独特の色合いを出すのは本当に難しいのです。先生から「ゴールドの絵具を使ってみたら」とアドバイスをいただいたので、帰途、画材屋さんに立ち寄ってホルベインのゴールドを買って帰りました。当分は画用紙と睨めっこです(笑)。
 ところで、秋も深まり、横浜にいる次男君のお嫁さんがいよいよ出産間近となりました。先週から大阪の実家に帰っています。先週末には、病院との打ち合わせがあるとかで、次男君も帰ってきましたが、ちょうど台風19号と重なり、仕事を終えてその足で運よく新幹線に飛び乗ったようです。1日早いご帰還とあいなりました。

 病院との打ち合わせが終わると、久しぶりに次男夫婦が揃って我が家にやってきました。大きなお腹を抱えたお嫁さんも元気そう。皆でラグビーワールドカップのスコットランド戦を観戦しながら、楽しい一夜を過ごしました。
 とりあえず出産後1カ月は実家で養生し、その後の1か月は我が家で過ごすことになりそうです。その間、次男君は横浜で仕事に励み、お正月明けに赤ちゃんを連れて帰ると言っていますが、さあてどうなることやら。いずれにしても、お宮参りは私が毎朝お散歩がてらにお参りしているお不動さんのようです。
 話はがらりと変わりますが、10月は四天王寺さんと天神さんで秋の古本祭がありました。でも今年は残念ながら東北旅行と重なったり、台風と重なったり、次男君の帰省と重なったりで、出かけることができませんでした。
 ならばと、天神橋筋商店街の古書店・天牛書店を覗いたら、窓辺に可愛らしい本が置いてありました。ドイツ語って、第二外国語で選択して以来お目にかかっていないので、内容を読み解くことはできませんが、小鳥たちの絵がなんとも可愛くて、ついつい手にとってしまいました。「いのち」の大切さ、温かさを思います。
 古本ばかりではありません。昨日は、広井良典先生(京都大学こころの未来研究センター教授)の近著「人口減少社会のデザイン」(東洋経済新報社)を、Kindleの電子書籍で購入しました。広井先生の著書はこれまでも何冊か目を通していますし、時々講演も聴きに行っていますが、「少子高齢化」は私にとっても関心があります。都市集中か、地方分散か。四国を歩いているとき、いつも頭をよぎるテーマでもあります。
 こうして秋の夜長、昼間の喧騒から解き放された空間のなかで、静かに読書に親しむ。贅沢な時間です。
 とは言え、明日からいよいよ新しい講座がスタートします。週数日のこととは言え、シニアの方々にご満足いただける運営に努めていくことにいたしましょう。私もちゃっかりお勉強です。

 

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松尾芭蕉の足跡を訪ねる

2019-10-07 10:20:11 | 旅行

 ラグビーワールドカップの日本代表選手の活躍は素晴らしいの一言に尽きます。世界に通用する力をつけてきたことの証なんでしょう。先日のサモアとの試合で最後の最後にトライを決めたシーンは、まさに勝利への貪欲さがチーム全体に漲っている、そんな感じがしました。.....あるテレビの解説者が言っていましたが、「個」の多様性に富んだチームワークこそ、日本の将来の姿を象徴するものかもしれません。
 そういえば先日、天満橋沿いの八軒家浜船着場に、ワールドカップを盛り上げるためでしょうか、大きなラグビーボールが浮かんでいました。
 さて、本題に移ります。先週、講座運営の予定がなくなり急にぽっかりと一週間空いてしまいました。すると家内いわく「東北に行きたい」と。えっ!「歩き遍路」から帰ってきたばかりなのに。でも考えてみると、講座が始まると一週間まるまる空くことなんて滅多にありません。そこで急遽、毎度お馴染みの格安JALパックによる珍道中とあいなりました。

 例のごとく、まずは仙台駅前のホテルを予約し、そこを拠点に平泉の中尊寺、山形の山寺(立石寺)、最後は松島を巡る3泊4日の観光旅行を企画しました。名づけて「松尾芭蕉の足跡を訪ねる」。強引なネーミングですが、昨秋、松尾芭蕉「奥の細道」の古典文学講座(全10回)を聴講したことがありましたから、そういうことにしておきましょう(笑)。
 初日、ホテルにチェックインしたあと、仙台市内をぶらり散策しました。想像していた以上にスケールの大きな街であることに驚きました。何よりも人が多い。最近大阪では、歩道の拡張と自転車専用道路の整備など御堂筋の再開発が話題になっていますが、ここ仙台ではいち早く実現されていて、道幅の広いゆったりとした都市空間が広がっていました。夕食はもちろん牛タンと新鮮なお魚。美味しい地酒に酔いしれました。
 二日目は、観光バスに乗って、宮城・岩手・秋田の三県にまたがる栗駒山の須川温泉・栗駒山荘へ。峠を越えると、そこは秋田県でした。紅葉には少し早かったのですが、それでも高原の空気は秋の装い。そんな高原を眺めながら露天風呂を楽しみました。そうそう、山荘のお土産屋さんで「アケビ」の実を見つけました。我が家の庭では今年1個しか実っていませんので、明日の水彩画教室の画材にしようと3個250円の「アケビ」を連れて帰りました。
 その後、バスは平泉の中尊寺に向かいました。宝物殿、金色堂、本堂などを自由散策しました。境内の一画には芭蕉の像がありました。「夏草や兵どもが夢のあと」。
 三日目は、家内がネットで見つけた「仙台まるごとパス/フリーエリア」(2日間有効・2720円)を手に、まずは1時間ほど列車に揺られて、芭蕉も訪れたという山寺(立石寺)に向かいました。
 「山形領に立石寺という山寺あり。慈覚大師の開祖にして、殊に清閑の地なり」。駅を降りるとお山のてっぺんにお寺が見えます。まずは根本中堂にお参りし、そのあと山門から1000段あまりの石段を登って仁王門、奥の院、開山堂、五大堂と巡ります。「歩き遍路」で足腰を鍛えているとはいえ、なかなかのものでした。残念ながら家内は途中で足が止まってしまいました。.....「閑さや岩にしみ入る蝉の声」。
 この日は仙台にとんぼ返りしたあと、松島に移動。温泉宿で一夜を過ごしました。翌朝、観光遊覧船に乗って松島クルーズを楽しみ、五大堂、瑞巌寺などをお参りして松島の風景を満喫しました。それにしても観光客の多いこと多いこと。東北大震災から8年が経過します。皆さん、たいへんなご経験をされたことと思いますが、未来に向けて力強く歩を進めていらっしゃいました。

 駆け足で巡った仙台の旅。東北といってもまだまだ広い。機会を見てまた出かけることにいたします。

【注】仙台に旅行中、gooblogアプリを弄っていたら、先週10月1日に更新した「一期一会~横峰寺から前神寺まで」の記事が「下書き中」になってしまいました。なぜ?どうして?いろいろボタンを押していたら新規にアップされ、10月4日21時35分付となりました。美味しい地酒に酔いしれてアプリを弄ったせいかもしれません(笑)。でも、以前のようにシンプルなアプリが良いかと。

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一期一会 ~ 横峰寺から前神寺まで

2019-10-04 21:35:34 | 四国遍路

 今回の「歩き遍路」は車中泊を含めて2泊3日。それも夜行バスでしたから、実質1日半で石鎚山山麓にある60番札所・横峰寺から64番札所・神前寺まで巡ったことになります。早朝6時に伊予西条駅に到着すると、路線バスに乗って横峯登山口まで。少し歩いて参拝マイクロバスに乗って横峯寺駐車場まで一気に上り詰めました。
 バスの中で、関東からやってきたという方としばし言葉を交わします。聞けば、リタイアして一歩踏み出すまでに1カ月半かかったのだそうです。やっと決心がついて、1番札所・霊山寺から「通し」でここまでたどり着いたとか。この日は、西条駅前のホテルに連泊して、あたりの寺々を電車やバスを乗り継いでお参りされているようでした。
 一方の私は、これからが本番とばかり、10キロほど山を下ったところにある61番香園寺をめざしました。下りだからと高をくくっていたのですが、なんのなんの。小刻みにアップダウンが続き、徐々に足腰にダメージをもたらします。
 昔から歩き固められた尾根道からは木々の間から遠くの風景が見えます。昔のお遍路さんは、尾根伝いに歩くことで現在の立ち位置を確認していたんだろうなあと妙に納得したものでした。
 2時間ほど歩いたところで香園寺の奥の院に到着、このあたりからは平坦な田舎道に変わっていきます。道々にある田圃の畦道にはヒガンバナが咲き乱れ、柿の実は少しずつ色づき始めていましたが、この地方特産の柑橘類はまだまだ青く、出荷にはもう少し時間がかかりそうでした。
 香園寺の境内に一歩足を踏み入れると、数年前にお参りしたときの風景が蘇ります。古めかしいお寺ではなく、巨大な鉄筋コンクリートづくりのお寺です。なんとなく違和感を覚えます。
 納経所で、徒歩1分のところに62番宝寿寺の納経所があると案内されました。確か次の宝寿寺は1.4キロ先にあるはずでは.....。門の前でうろうろしていたら、通りすがりの近所のおじさんがやってきて「宝寿寺さんに裁判で負けたんよ。宝寿寺さんが八十八カ所霊場会を脱退したので、霊場会が別途納経所を用意しているんよ。どっちかが紛い物ってとこかな(笑)。あとは知らん」と。
 確かに香園寺の駐車場の一画に霊場会の62番納経所はありました。小さな本堂と大師堂にお参りして、納経をいただきましたが、前回のバスツアーでは宝寿寺さんからいただいたので、私は両方の御朱印をいただいたことになります。でも、気になったので宝寿寺さんにもお参りしました。本堂も大師堂もガランとしてご本尊といわれるものが飾ってあるだけでした。何か事情があるのでしょうが、1200年の歴史を無駄にしてほしくないですねえ。
 この日は、まだ元気だったので63番札所・吉祥寺までお参りして、小松駅にほど近いビジネス旅館小松に入りました。ビジネス旅館とあるので、なんとなく寂しい安宿かと思いきや、3年前に移転・新築されたお遍路さんのお宿でした。部屋もお風呂・トイレもきれいでした。夕食は独り鍋。とんだ勘違いをしていました。一泊2食付き6700円。
 夕食の時間になって食堂に行くと、この日の客は私を入れて4人。真向いにお座りになったのはオランダからやってきた女性でした。聞けばリタイアを契機に特に東南アジアを旅行しているとか。ネパール、チベットなどを回って、日本には7月にやってきたのだと。広島の原爆記念館を見学してその悲惨さに胸を打たれたとのこと。そのあと四国に渡り八十八か所お遍路の旅を続けていらっしゃいます。結願を果たし11月には帰国の予定だとか。
 日本語が全く通じない方でしたが、幸いにも私のお隣にお座りの、自動車でお遍路を続けていらっしゃるご夫婦の奥様が、なんとも流暢な通訳ぶりを発揮されたので助かりました。美味しいビールをいただきながら4人で細やかな宴となった次第。
 私でさえ山の中で迷いそうになる遍路道です。外国の方がどうして一人で歩けるのかと尋ねると、一冊の英語版のガイドブックを見せていただきました。地図、お寺のことがぎっしりと詰まったガイドブックでした。なんと、香園寺と宝寿寺のややこしい関係までも、きちんと英語で紹介されていました。
 そんな彼女は、1200年の歴史を伝える八十八か寺の佇まいと四国の自然と文化に魅了されていらっしゃるご様子でした。だから彼女にとって、香園寺の近代的なお寺には少し首を傾げていらっしゃいました。最後に、サイン入りの納札をいただきお別れしました。
 こんな調子で、今回もいろんな人たちとの出会いがありました。四国の風景と人との出会い。これが私を「歩き遍路」に誘います。次回は11月頃、少し離れた三角寺と雲辺寺に向かいます。


【補足】伊予西条駅でバスの時間待ちをしているとき、列車が到着するたびになにやら聞き慣れたメロディーが流れていました。どうして??。「千の風になって」でした。ネットで調べてみると、この曲を歌ったテノール歌手・秋川雅史さんが西条市のご出身であることが判りました。西条市では、歌にゆかりのあるまちとして、まちづくり活動を行っている由。10年ほど前には、この曲を訳詩、作曲した新井満さんを招いて「講演と朗読と歌唱の夕べ」を開いたのだそうです。親近感を覚えました。

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