ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

沖縄なう

2011年02月28日 | Weblog
沖縄にやってきました! 東京に住んでいる娘と那覇空港で待ち合わせて二人で旅行です。昨日は首里城を見学した後、ちゅら海水族館のそばのホテルに泊まりました。

世界遺産の首里城は、鮮やかな赤に包まれてとても綺麗でした。赤と白の縞模様の石だたみの先に真っ赤な首里城が建っています。ちょっと中に入ると、中も一面、赤、赤、赤! 赤い柱に赤い壁や戸が目に映えます。只今修理工事中ということで、正面に大きな足場が組まれていましたが、その足場まで赤!! 赤は幸福をもたらす色なのだそうです。そのおかげでしょうか、お城の中にいる間じゅう、何だかとても幸せな感じに浸ることができました。


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ランチャン

2011年02月27日 | レッスンメモ
我が家の愛猫、ランちゃんの怪我がやっと完治しました。思い切って手術して良かったと思います。右手の親指を失うことになってしまいましたが、元々猫にとってはそんなに使う指ではないので何の不自由もない様子。すっかりいつものランちゃんに戻ってくれました。


我が家のランちゃんは、とても人なつっこくて、ちょっとお間抜けで、そのつもりはないんだろうけど、笑いをそそる一挙手一投足。これが彼女の美徳でもあります。見て下さい。このすました顔。本当はどじなくせにこんな顔をするのです。(美人とは言えない顔ですが)
でも、これがなんだか可愛くて・・・(親ばかです。ハイ)。

何はともあれ、我が家の大事な一員です。元気に復帰してくれてほっとしています。

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季節感と音楽

2011年02月26日 | 思うこと
先日、お雛様の飾りを3月3日でさっさと片づけてしまうことを外国人の方がとても不思議に思って驚くという話を書きましたが、日本の文化は、季節の変化をとても強く意識する文化だと思います。季語を用いた歌を詠み、床の間の掛け軸やお茶花や着物など、四季折々の変化に合わせて、とっかえひっかえするのです。日本人は本当に季節に敏感だと思います。

このあいだ友人の結婚式があって、着物を着て行きました。着物の柄、これも季節に応じてかなり気を使わなければいけません。私の着物はすべて母からのお下がりですが、着物が大好きなので喜んで譲り受けています(とは言っても、なかなか着物を着る機会も時間もないのですが)。今回着た梅の柄の着物は1月、2月に着るもので、3月に入って着るものではない、と教わりました。実際の梅は3月でも咲くでしょうに。本当の季節より、ちょっとだけ先取りするのがいいらしいのです。季節外れの模様のものを着たりすると「あの方、何もご存じないのね」なんて言われてしまうらしいのです。


ところでクラシック音楽の生まれたヨーロッパはどんな気候なのでしょう。行ったことがないので、実際に体験したことはありません。ただ、色んな曲を聴いているとその曲の産まれた地域の季節感や風景、風土などが見えてくる、あるいは感じられてくる曲がたくさんあります。ドイツものにはやはり寒さ、モノトーンの冬、石造りの冷たい大きな建物などのイメージが湧いてくる曲が多いと思います。同じ寒さでもロシアものとなると、石というよりは土、広大な大地のイメージです。フランスものでようやく明るさが見えてきて、スペイン、イタリアへと情熱的になっていく。

ということで、色んなクラシックの名曲にも日本のそれぞれの季節に応じた、聴くにふさわしい時期、演奏するにふさわしい時期、というのがあるのではないかしら、と思うのです。

例えば梅雨の鬱陶しい頃に、バッハのミサ曲とかブラームスとかはちょっと重くて暑苦しくあんまり聞きたくなくなり、ドビュッシーとかを弾きたくなったりします。なんだか、そこに温度や湿度、明るさの違いがあるように感じるのです。

雛人形をきれいだからといって、一年中飾るということをしない文化をもつ私たち日本人ですから、クラシックの名曲も季節に関係なく弾いたり聴いたりするのではなくて、それにふさわしい時期というのを選んで楽しむというのもオツなものですね。

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N響演奏会

2011年02月25日 | コンサート
昨晩は、N響のコンサートに行ってきました。前半は、アイヴスの「答えのない質問」と、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番。後半は、ブラームス交響曲第1番。

もう、ブラームスがとても良かったです。私はブラームスのシンフォニーが大好きで、昨日もしびれました。第1楽章の冒頭から緊張感にみちた序奏。打楽器の「ドンドンドン」という音が心臓の鼓動の高鳴りに聴こえてきます。いつもは家にあるカラヤン指揮のCDで聞きなれているので、テンポが違うのにちょっと戸惑いました。大体カラヤン指揮は、テンポ早目が多いと思っていましたが、昨夜の指揮者、ジョナサン・ノットはもっと速かったんです。初めは驚きましたが、すぐに慣れて心地よく曲に入り込むことができました。

特に第二楽章のヴァイオリンとファゴットの抒情たっぷりの主題、コンマスの篠崎さんのヴァイオリンの音が、本当に美しかった。音がなまめかしいほどに濡れている感じで、つややか。うっとりしました。篠崎さん、通称「マロさん」は大分の聴衆の皆さんにはお馴染で、とても人気があるんですよ。

そしてさらに、終楽章が素晴らしくよかったです。この楽章の長調の有名な主題は、ベートーヴェンの第九の歓喜の歌を思わせる主題だと感じています。「パクリでは?」なんて悪口言う人もいるけど、ベートーヴェンへの畏敬の念が強かったブラームスの身体のどこかにその旋律が宿っていて自然にそうなったというべきだと思います。

ブラームスは、弦楽器の作曲の名手でもあるのに、交響曲の作曲は意外に遅く1876年、43歳の時に初めて第1番を完成させています。当時すでに、ウィーンでは知らない人はいないほどの人気とウイーン楽友協会の芸術監督にも就任していました。それでもベートーヴェンの残した偉大な業績の数々が、かえって重圧となって、この曲の完成までには長い年月がかかったそうなんです。最初の構想から20年もたって世にでたんですから!

終楽章が力強く、興奮の渦に巻き込んだまま、アンコールはノリにのって、ハンガリー舞曲第2番をかなりハイスピードで弾きまくるという演奏で締めくくられました。やっぱりオケはいい! こんなコンサート、大好きです。

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外国旅行をしたお雛様

2011年02月24日 | Weblog
            


2日前にお雛様を出しました。何年ぶりでしょう。久しぶりです。ブログ仲間のミカさんに影響されて、飾ってみました。
          
何年も箱に入れっぱなしで、久々に光を浴びたお雛様です。今年は、ピアノの部屋に飾ってみました。来る生徒、来る生徒、教室に入ると、「あ、お雛様だ!」とか「あ、すごい」とか言って喜んでくれるので、出してよかったと思っています。

思えば今から20年以上前、このお雛様と初めて対面したのはアメリカでした。娘をアメリカで出産したときのお祝いにと、私の両親が日本からお雛様を贈ってくれたのでした。

その後、日本に帰国することとなり、お雛様も一緒に帰国することになりました。もちろん、荷物の一部として帰国するので船便です。私たち人間と一部の身の回り品だけが飛行機で帰るわけですから、お雛様は飛行機には乗せられませんでした。食器や衣類、本や家具など生活用品のほとんどが船便です。お雛様もその船便の中。でもお雛様は他の荷物とは違って、なんだか生命が宿っているみたいで、船便にするのはとても申し訳ない気持がしました。船便が日本についた時は、「ヨシヨシ、つかれたでしょう?」と労わってあげたものです。


その後、我が家は再び渡米したので、結局このお雛様は二回も太平洋を往復したことになります。アメリカでは「Hina doll(ヒナドール)」と呼ばれて、アメリカ人のお友達に見せると皆、驚きの声をあげていました。こんなに可愛いいのに、なんで一年中、飾っておかないの? としきりに聞かれて困ったものです。

想い出がたくさんつまった、せっかくのひな人形なのに、最近は娘も上京したし、箱から出すことが少なくなくなって、寂しい思いをさせていたのでした。これからは毎年出して、教室のみんなに「わあ、きれい」といってもらうようにしたいと思います。

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変身

2011年02月23日 | 思うこと
カフカの「変身」ではありません。うちの教室の生徒の話です。

子供って、本当に可能性のある変幻自在な生き物なんですね。最近、少しずつNちゃんが変わってきていたのは、気がついていました。きちんと練習をし、私の注意もしっかり聞けて、次の週には必ずその注意したところが直っています。

実は、あんまり練習に熱の入らない時期がありました。ああもう、ピアノいやになっちゃうかな?と思ったこともあるほど。今日はどこ弾けばいいんですか? みたいな週もありました。それが最近、全然別人のようなのです。

どんどん上手くなっていく様子が感じられ、つい嬉しくてこちらもどんどん要求を高めていくんですが、ずっとついてきてくれるんです。そして、ついに前回、私の指示通りというよりは、自分でフレーズを感じて、歌って弾けるようになりました。しかもとても綺麗に自分の優しさを表現出来ていました(実際、お姉ちゃんとして優しい子なのです)。

子供を教える時は特に、長い目でみていかなければいけないといつも肝に銘じてはいるものの、実際、こんな風に変わってくれると本当に嬉しいです。ピアノのみならず、彼女の一つ一つの動作に落ち着きが出て、雰囲気もきちんとした感じに変わっているのです。

こうやって、たくさんの生徒が伸びていってくれることを驚きと喜びでみています。

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ピアノとヴァイオリン

2011年02月22日 | 思うこと
先日、いつものようにテレビのニュースを見ていたら、「林原が事実上倒産」という報道がありました。「ハヤシバラ??」もしかして、あの「ハヤシバラ」かしらと思ったのですけど、やはりそうでした。世界的に有名なバイオリニスト五嶋みどりさんに、ストラディバリウスを終身貸与しているのが林原なんですね。どういうことをやってる会社なのかは全然知りませんでしたけど、以前、夫や知人に聞くと「知る人ぞ知る、超優良企業」とか言ってました。その会社に何が起こったのかは知りませんけど、五嶋さんには、これまで通りずっと弾き続けていただいきたいものです。(現在貸与されているのはガルネリ・デル・ジェス「エクス・フーベルマン」(1734年作)だそうです)

ここで、私はふと思うのです。バイオリニストじゃなくて、ピアニストで良かった、と。だってそうじゃないですか、バイオリンの高いのは○億円もするんです!! 普及品との差は軽く千倍はありますよね。ところがピアノだと高くても高級車1~2台くらいのお値段。普通のグランドピアノとコンサートホールで使う最高級のグランドピアノを比べても値段の違いは15倍くらいじゃないでしょうか。しかも中古になるとぐっとお安くなるし(そういえばストラディバリウスも、ま、中古といえば中古なんですけど(失礼!))。

つまり、その道にのめり込んで行けば行くほど、誰でも、いい道具を使いたくなる、これは当たり前です。それがバイオリンの場合、最高のモノを求めるなら億単位のお金が要るんですから! それに比べるとほんとにピアノで良かったと思います。極端な事を言うと自分で高いピアノを持つ必要すらないんです。それぞれの会場に備え付けてある立派なピアノを弾かせていただけばいいのですから。

アルゲリッチやダン・タイソンが弾いたのと同じピアノで私もコンサートをやったことがあります。ピアノだとこういうことは普通に起こりえます。ピアノの場合は会場備え付けの同じピアノを使わせてもらうということなので、音の良しあしはピアノのせいにはできません。それはピアニストの腕の差が歴然と出るということです。

一方バイオリンの場合は、それぞれ個人所有のバイオリンを使うので、音の違いの本当の原因は腕の違いなのか、それともバイオリンの違いなのか、ちょっと微妙ですね。私には、バイオリンによる違いというのはかなり大きいように思えます。値段の差は伊達ではないと思えるので、これはこれで、たいへんですよね。努力して腕を磨くだけでも大変なのに、それだけでは十分ではないわけですから・・・。

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練習のお助けグッズ

2011年02月21日 | レッスンメモ
ピアノの練習の仕上げに欠かせないのが録音機です。最近ではもっと新しいモノがたくさん出ているみたいですが、私は3年ほど前のブログで紹介したことのある、ソニーのリニアPCMをずっと愛用しています。

ピアノを弾きながら同時に自分の出すその音をよく「聴く」というのはとても重要なことですが、実際にやるとなるとけっこう難しいことでもあります。ここで言うのは、ただ漫然と聴くのではなくて、批判的に、分析的に「聴く」ということです。つい「弾く」方に気持ちが入っていって、どうしても「聴く」ことがおろそかになってしまいがちなのです。なるべく録音機に頼らず、弾きながら同時に聴き分ける努力はやっていますが、最後はやっぱり録音機で、客観的に、集中してチェックします。

そうすると、「うそ~!」とか「え?こんな音?」とか「いやいや、そんなに無表情で弾いてないつもりなんだけど」などと、まだまだ不十分な箇所が見つかります。楽譜とにらめっこしながら、チェックして直して、また録音。そしてまた直す。この繰り返し作業が私には効果的な練習になります。自分で弾いて自分でレッスンをつけるってかんじです。ピアノの先生と演奏家と、二足のわらじを履いているのは伊達ではありません!

録音機を使う練習にはもう一つメリットがあります。イザ録音するぞ、となると、なんだか緊張してあがったりします(笑)。家の中でしかも御客様一人もいないのに。これが本番のアガリ対策になります。実は私は、ものすごいアガリ症なのです。

というわけで、私の練習に欠かせない、リニアPCMは、貴重な私のお助けグッズです。

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花の養女

2011年02月20日 | レッスンメモ
昨日、友人が「ジンチョウゲの花が開いたよ」と写真をメールで送ってくれました。そのジンチョウゲは、2年前に、我が家にあるジンチョウゲの枝を少し切って、さし木したものです。さし木して、ある程度根づいてから友人にあげたものなんです。

大事に育ててくれて、小さな小枝だったのにけっこう大きくなっていて、立派に開花したのでした。なんだか、自分の庭の子供を養女にだして、そこでかわいがってもらってるのを喜ぶという感覚でした。


逆に、別の友人から頂いたさし木が、我が家の庭ですくすく育っていたりもします。こうやって、心のこもったやりとりが命をはぐくみ、美しく開花してくれるのですね。人間もこんな風に心に懸けてもらうことが、植物同様、一番嬉しくて、また力をもらうことですよね。心温まるメールと写真でした。

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内なるもの

2011年02月19日 | Weblog
昨日は、午前中フラメンコの練習に行ってきました。2週間ぶり。

このフラメンコ教室の先生は、私よりずっと若い先生なんですけど、とてもしっかりした素晴らしい先生です。教室には私より先輩の方々も、また私より若い方々もいらっしゃるのですが、先生は、生徒の年齢なんか全然おかまいなし。若いのに堂々としていて(先生なんだから当たり前かもしれないけど)、言葉巧みに私たちを引っ張って、しかも私のような初心者相手に、実に深いことを熱心に教えて下さるんです。

「フリなんて、ほんというと、どうでもいいのよ。手を上げて下ろすだけでも、『踊り』なのか、なんでもないただの『動作』なのか、その違いがあるでしょ?」といった後、二通りの手の上げ下げをやって見せて、「分る?」と。先生がやるとわかり過ぎるほど、わかるのでした。「最後のフリ、バシッと決めて立って!」と、また指示が飛びます。この「決めて立つ」っていうのが、ただ普通に立っているのとは、わけが違います。「ビシッと背中で立つ」んだそうです。

先生からいただいたスペイン土産の髪飾り

それを意識すると、お腹のあたりというか、身体の内側から力がわいてきて、エイ!って感じでしゃっきり立てます。この内側から湧いてくるエネルギーの感覚、うん? 味わったことあるぞ。そうだ、ピアノを弾いているときに経験した感覚です!

やっぱり、表現するということは、内なるものが爆発するというか、身体の中からしぼり出されてくるというか、そんな感じがするものだと思います。どれだけ内側から出すことができるか、これがポイントでしょう。しかも、それは頭の中でコントロールされているものでなくてはなりません。ただ、むやみやたらに放出するというのでは、ちょっとね・・・。腹の底から、身体の内側から湧いてくるエネルギーをコントロールしながら出して行く。出しどころと量を制御しながらということですね。フラメンコから学ぶもの、けっこうあります。

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イリスコンサート

2011年02月18日 | コンサート
今年もいよいよ恒例の、九州電力イリス大分さまの主催による、イリスコンサートの日が近づいてまいりました。今年は3月21日(月・祝日)14時からです。この季節に定着した感のあるイリスコンサート、毎年楽しみにして下さるお客様も増えてきて、今年も頑張るぞ! と気合が入ります。

チラシ

日時:2011年3月21日、月曜日(春分の日)、午後二時から
場所:九電イリス大分1階ホール
入場料:無料(100席限定)
主催・問い合わせ:九電イリス大分 097-534-2877

「プログラム」
・アラベスク、ドビュッシー
・即興曲Op. 142 No.3、No.4、シューベルト
・ダヴィッド同盟舞曲集Op.6、シューマン
・愛の夢第3番、リスト
・ハンガリー狂詩曲No.2、リスト

いつものように、おしゃべりしながらの気軽なコンサートです。一生懸命頑張りますので、是非、聴きにいらして下さいね


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知らなかった!

2011年02月17日 | レッスンメモ
昨日、ポリーニのダヴィッド同盟のCDを聴きました。最初から、フムフムやっぱりうまいよな~。ピアノ力(りょく)なんて言葉ないけど、なんか総合的にうまい・・・。と思って聴いていたら、な、なんと15番の曲、Da Capo(初めに戻ってFineで終わるの意)のところ、初めに戻らず、そのまま真っ直ぐ16番に突入。Da Capo 無視です! 驚いて、手元の楽譜をめくって確かめても、そんなところで終わるようになっていません。私は、ダ・カーポの流れで暗譜して弾いているのに、なんで?なんで?うわあ、練習し直しか?と焦ったのでした。(なんせ、天下のポリーニ様が弾いてるんだから、間違いはないだろうし)

激しく動揺した後、Youtubeで、色んな人の演奏を聴いて確かめたところ、ケンプも私と同じようにダ・カーポ、ちゃんと繰り返していました。ほっと一安心!

ポリーニのCDの解説書によると、このときの演奏は、初版の楽譜を使用して弾いたのだそうです。私はその初版の楽譜を見たことがありませんが、おそらく初版には、ダ・カーポの指示がなかったのでしょう。初版から12年後の1850年にシューマン自身が改訂して、改訂版が出たので、彼自身の最終的な意向だということで、現在は、こちらの改訂版の方が一般的だそうです。いや~私は初版のものを知らなかったです。これまで、ずっとダ・カーポで弾いてきたし、焦りましたよ。勉強になりました。


しかし、Youtube があって、こういうことをさっと手軽に検証できるというのは、ほんとにとても有難いことですね。今回、たまたまこういうきっかけでウイルヘルム・ケンプの演奏にたどりついたのですけど、このYoutube にアップされたケンプの演奏、かなり気に入りました。ケンプといえば、ベートーヴェン弾きで有名で、私が学生の頃、大学にケンプがやってきて、生の演奏を聴く機会がありました。それ以前に何度も何度もレコードでベートーヴェンの熱情やムーンライトを聴いていて、とても憧れていました。そんなピアニストの演奏を間近に聴けて、嬉しかったのですが、当時もうすでにかなりご高齢で、ちょっとイメージが壊れました。それから実に何十年もたって、Youtube でその姿を再び拝見したのです。やはり、ケンプは素晴らしかったんだ!と思い直しました。学生の時、ちょっぴりがっかりしたままで、ここまで来ましたが、ケンプの偉大さが再認識できてよかったです。

ポリーニの初版演奏を聴かなければ、ケンプのダヴィッドにも出会わなかったんです。きっかけって大事ですね。

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クララへの勝手な思い

2011年02月16日 | 思うこと
シューマンの曲が大好きです。今、弾いているダヴィッド同盟をその日最初に弾き始めると、もう一日中それをやっていたくなってとまらないので、なるべく他の曲を先にもってきて練習するようにしているくらいです。

シューマンの組曲というのは、このダヴィッド同盟舞曲集に限らず、子供の情景も、カーニバルもなにもかも、本当に胸がきゅんと締めつけられるような曲が多くて、まるで宝石箱の中に小さなとてもしゃれた宝石がたくさん大事に並べられているような感じがします。そんな組曲が大好きです。

ダヴィッド同盟の楽譜にブライトコッフ版を使っています。クララの編集によるものです。シューマンを弾くとき、いつもクララのことを思ってしまいます。

クララ・・・。彼女はどんな思いで夫のシューマンの曲を弾いていたのでしょう? お父さんのヴィークにピアノをしっかりと仕込まれて、豊かな愛情に包まれて何不自由なく育ったのでした。そして、シューマンとの結婚。強く結婚に反対されたのに、それを押し切って結婚したクララ。そこからのクララの人生は大変だったと思います。たくさんの子供を授かり、子育てをしながら、シューマンの才能を信じ、ずっと手助けをしていく。シューマンの力だけでは食べていけなくて、クララ自身がピアニストとして家計を助ける。きっと目まぐるしい毎日だったに違いないと思います。

ブラームスと出会って、気持ちが揺らいだのもわかります。だんだん、シューマンは自分の世界に入って行ってしまい、クララには理解できない世界を持つようになるのだし、それは病気でもあるのだからシューマンを責めることはできないにしても、クララにとってはつらい、孤独感を深めていく日々だったと思います。クララは、しっかり自分を律して子供を育て、ピアノを弾いて仕事をし、シューマンにも気を遣い、懸命に生きていたと思います。

楽譜に書かれているテンポの表示、メトロノームの表示があります。そのテンポのとり方が、甘いメランコリックなゆっくりの曲に関して、ちょっとだけ早目?と感じることがあります。このテンポのとり方に、甘過ぎず、だらしなくならない、そして、甘美へのよそよそしさなどを感じたりします。甘い夢は見ないわ!と拒否するところまではいかないけど。悲劇のヒロインになって崩れたりしない!きっちり律するものがどこかにあるような、勝手にそんな感じを受けます。もちろん、これはシューマンが作った曲なのですが、私はクララに重ねずにはいられません。そして、シューマンはクララだけを見て、クララの気持ちを投影しながら作ったとさえ思ったりするのです。



これらはみんな私の勝手な妄想です。でも、彼らの表面的な生活は調べれば分るにしても、彼らの気持ちの内面は永遠に誰にも分りません。だからこそ、それは私たちの勝手な想像に委ねられるしかないのです。私は、私の勝手な思いをクララに感じ、クララびいきです。

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携帯が壊れました!

2011年02月15日 | Weblog
昨日、携帯がバッグの中でいきなり壊れました。バッグから携帯を取り出して開けたら、待ち受け画面が明らかに変!! いつもの待ち受け画面の代わりに、画面全体真っ黒で、細い、色つきの線が何本か入っているだけです。ボタンは何をやっても反応なし


うわ~!これって、壊れたの? メールも見れず、こちらからの電話もできません。でも、完全に死んでいるわけではなくて、相手からの電話を受けることだけはできるのです。

こんなになると、不安です メールを出してくれた人は私が読んだと思ってるかも知れないし・・・。昨夜、近くのショップに駆け込んだ時はもうすでに閉店時間を過ぎていました。今朝これから行ってきますが、何通か失礼したかもしれません。そういうわけなので、この場を借りてお詫びします。

それにしても機械って、こんなに突然壊れてしまうんですね。特に最近の家電製品は、予兆なくプチっと切れてしまうものが多くありませんか? 心の準備がないまま、突然あるべき状態がなくなると、パニックをおこしてしまいますよね。私も、これを書きながら気もそぞろ。携帯一つで、こうなるんですから。それにしても、修理で治ればいいけど、新しい物に買い替えるしかない、とか言われたらどうしよう・・・


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ひき湯

2011年02月14日 | レッスンメモ
皆さんは、「ひき湯」という言葉をご存知ですか?私は、ここ温泉の地、別府に引っ越してくるまで、この言葉、知りませんでした。

ひき湯というのは、温泉の出る処から温泉を分けてもらうことなんですね。遠くにある泉源から文字通りパイプを引っ張ってきて、自分の家のお風呂につなげるのです。泉源の持ち主と契約して月額いくらというように毎月支払うことになります。我が家の契約には、お湯の出る時間などが決まっていますが、一日中自由に使える契約のところも多いようです。

一方、夫の実家では、ひき湯ではなくて、自宅敷地内に泉源があるので、24時間365日、自宅のお風呂で温泉が楽しめます。私が結婚する時に初めて実家にご挨拶に行った時、いきなり「遠いところから疲れたでしょう。お風呂先に入ったら?」と言われて仰天したことがあります。泊まる予定ではないし、第一昼間だもの。「え!?」と驚いたのですが、まあ、一日中お湯が出ていてお掃除の時以外はお湯が湯船にはってある状態なので、みんな気軽にチャプンとお風呂に浸かる、これが別府流のようなのです。私は、お風呂というのは、夜に入るものと思って育ってきたので、これには大いに驚きました。

それから、15年後に別府に住むことになろうとは思いもしませんでしたが、我が家もひき湯で温泉を使って暮らしています。ところがそのひき湯が、ここのところ調子悪くてお湯が出なかったり、出る時間が短かくなったりなど、問題が多いのです。こんなに寒いと、お風呂が一番なのに・・・。近くの温泉に入りにいくか、温熱機で暖めたお湯を(温泉じゃない、水道の水)ためて入るかしかありません。近くの温泉もいいけど、毎日となると、やはり自宅で入りたくなります。温泉になれてしまうと、水道水のお風呂は肌にちくちくするし、どうも湯冷めしやすい感じがするので、やっぱり温泉が恋しいです。夫に言わせると、温泉というのは生き物だから、なかなか思い通りには出ないもの、などと妙に達観してるんですけど、一日もはやく元通りに出るようになって欲しいです。

ここのところ全国的に冷え込んでます。皆さん、あったかいお風呂に入って風邪ひかないように注意しましょうね。

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