ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

録音開始

2011年05月30日 | Weblog
さて、マフラーまでするほど寒いホールの中で、いよいよ録音が始まりました。このCDの中に収める曲は、どれも小曲で短い曲ばかりです。最初何回か弾いたり聴いたりして、こんな感じでいいかな?などと話し合いながら、一曲ずつ録音して行きました。一曲につきテイク3からテイク6くらいまで、全部で十数曲のうち、半分くらいのところまでスムーズに進んで行きました。

少し遅い昼食をみんなでとって、一休み。またピアノに向かいました。だんだん後半にさしかかり、私も気持ちが入ってどんどん弾いていると、時々、どこからともなく「カチッ」とか「コチッ」とかいう音が聞こえてきてくるのです。

エンジニアさんもそれに気がついていて、ちょっと中断して詳しく聴き直してみることにしました。そうしたら、5曲目くらいから、「カチッ」、「コチッ」という音がしっかり入っているのです。ガガ~ン! 「これ一体、何の音?」 みんな愕然としました。時計の音ではありません。ごくたまに2~3分に一度くらい、しかも不規則に小さく「コチッ」という音がピアノの音に混じって入っているのです。

「何の音?どこから聞こえてくるの?」みんなであれこれ探すけど、なかなかわかりません。いろいろと考えたり、聞いたりしているうちに、ようやく、ステージの天井にあるライトによって熱くなった木枠の部分がたまに、「コキッ」と鳴っているのだということが判明しました。

これには驚きました。もちろんライトを消すわけにはいきませんし、まだたくさんの曲を残しています。ホールは今日一日しか借りていません。今日中に全曲録音してしまわなければならないのです。録音作業は時間との戦いでもあります。

というわけで、しょうがないのでそのまま続行です。時々「コチッ、カチッ」という音がする中でピアノを弾き、それに遭遇したら始めから弾き直すか、遭遇したその箇所あたりの途中から弾き直すかしてまた録音するということにしたのです。

ある曲を快調に結構満足のいく演奏だと思いながら弾いていたら、終盤のコーダあたりのところで、「コキッ!」・・・。「はい、もう一度最初からお願いしまーす」 ああ、惜しい! もう少しだったのに・・・もう一度弾き直しです。これにはまいりました。そんなこんなで時間がどんどん過ぎて行きました。

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マフラーつけてCD録音

2011年05月29日 | Weblog
私は自分のコンサートの時に、オリジナルのCD「やわらかなとき」を会場の入り口などに置いて、販売しています。お客様というのは正直なもので、その日の私の演奏がすごく良かった! と思っていただけると、その勢いで帰りがけにCDも買って下さるということが多いようです。とういうことはその逆もしかりで、ああ、今日はうまくいかなかった、と自分でも落ち込むような時は、確かにCDの売り上げも少ないのです。CDの売り上げはコンサートの出来・不出来のバロメーターだなと思ったりするほどです。

さて、そのCDですが、これを録音した時は、何から何まで初めての体験で、とても緊張したけど、すごく充実した真剣勝負の連続でした。それでも自分で想い出して笑ってしまうような体験もしました。その中から、まずは、思いもしなかった格好をしなければならなくなったお話しをご紹介しましょう。

CD作成にとりかかるまでにスタッフの皆さんと入念な打ち合わせを何度も繰り返した後、3月中旬、いよいよ録音当日がやってきました。コンサートホールを一日借り切って、朝一番から録音にとりかかるのです。録音機材のことは私はなにも分からないのですが、エンジニアの方が選びに選んだ特別のマイクを使用したのだそうです。高性能であらゆる音をひろってくれます。問題は、ピアノの音だけではなくて、それ以外の音もひろってしまうということでした。空調(エアコン)のわずかなシューっという音などもひろってしまうらしいのです。なので空調は、全て切って録音することに、あらかじめ打ち合わせの段階で決まっていました。3月中旬ですし、もうそんなに寒くないし大丈夫だろうと、私達は踏んでいたのです。

しかし、例によって、私のことですから、いざというときの天気は雨か雪(または台風)。この日は前日から3月とは思えない寒い日で、当日は雪でした。九州の春、3月中旬で雪はないでしょう! そんな~とショックを受けながら、私は朝9時にホール入り。すでに、調律が始まっていて、エンジニアの方が色んな機材を運び込んで忙しく立ち働いていました。ピアノの周りにマイクが5本くらい立っています。これが、色々な音をひろってくれるマイクだなと思いました。広いホールはがらんとしていて、底冷えする寒さです。

そういうわけで、録音をする時の私の格好はひどかったです。外は雪。がらんどうの広いホールはまさしく真冬の中、しかも暖房なし! 私は、セーターを重ね着し、首にはマフラーをくくりつけ、持ってきたもの全部を着て、かじかんだ手に息を吹きかけて温めながら、録音に臨んだのでした。

続きは、明日。


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ゆうあいコンサート終了

2011年05月27日 | レッスンメモ
無事、ゆうあいコンサート終わりました。この日は結局、一日中しっかりと雨が降っていましたが、たくさんのお客様においで頂きました。足元の悪い中、本当に有難いことでした。

今回の演奏は自分としてもとても納得のいく出来でした。心を強く持って弾こう!と自分に言い聞かせてたのが良かったんだと思います。演奏中に、心をこめた音楽をお客様に発信できているという感覚があって、しかもそれを皆さんがしっかりと受けとめて下さっているということが実感できました!


トークは、かなり炸裂して予定時間をオーバーしてしまいました(笑)。

これは今回、初下ろしのドレス。今年初めに、「このドレスが私を呼んでいる!」と感じて衝動買いしたドレスです。

会場には被災地支援のための募金箱も用意されていました。私も会場で販売した私のCDの売上金を全額、義援金にさせていただきました。被災地の一日も早い復興を願っています。

いつも、とても誠実な対応をして下さるスタッフの皆さんと。お疲れさまでした。有難うございました。

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本番は雨!

2011年05月26日 | コンサート
今日は、ゆうあいコンサートです。そうです!本番の日なのです。だから、今日は雨! 私の雨女ぶりは、徹底しておりますから・・・。

これから、湯布院の山、九重の山々を高速道路で駆け抜けて、コンサートの会場に向かいます。この高速道路、時々霧のため封鎖されるので早目の出発になりそうです。

それにしても朝早くから、しっかり降ってくれますね~。私は、雨女として、受けて立つ覚悟ですよ。は、そりゃあもう、慣れておりますから・・・。

しかし、お客様に申し訳ないです。リハまでは降っていいから、開場時間にはこの雨あがってくれないかしら?

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指先から真珠が・・・

2011年05月25日 | レッスンメモ
先日、アルゲリッチのコンサートの時に、彼女の演奏を聴いていて、「音が立ってる」と思いました。「音が立っている」というのは、一つ一つの音が独立して輝いていて、べたっとしていないということです。乾いた音と言う意味ではありません。コロコロと真珠の玉が転がるように、音が丸くなったままで、一粒ずつ、きちんと形が整ったままたくさん連なって転がっているという感じです。これを「粒立ちがいい」ともいいます。

アルゲリッチの指先からは、真珠のネックレスの糸が切れてぽろぽろっと真珠が転がり出てくるような感じで音が出てきます。ああ、あんな音、私も自由に出したいなあとつくづく思いました。

日々、音そのものをよく聴いて、どんなふうにしたら粒立ちがよくなるのか考えています。まずは、その粒立ちのよい音を聴くこと。これは、なかなか聴けないので、やはり、多くのアーティストのピアノ演奏を聴いて耳を鍛え、まずはこれが粒立ちのいい音だと認識することが出来るようになることが先です。

たくさん、聴く、練習する、読む、調べる・・・・やることたくさんありますね。

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ゆうあいコンサート

2011年05月24日 | コンサート
今週の木曜日は佐賀県鹿島市で「ゆうあいコンサート」があります。この美しい5月に毎年お招き頂いていて、チラシに「第6回愛野由美子ピアノコンサート」と書いてありました。もう6年もたつんだと感慨深く思いました。過ぎてみればあっという間の6年ですが、その間、追悼コンサートなどもあって、こちらの主催者の方々との心の交流も一層深いものになりました。私にとってとても大切なコンサートの一つです。

こちらの会場は、ステージの後ろが総ガラス張りになっていて、お客様の席から広いお庭と夕暮れ時の空の色の変化を楽しみながらピアノを聴いていただくことができます。ピアノの音色と窓の外の美しい光景を同時に楽しむことのできる、この会場ならではのコンサートです。


さて、練習してたくさんのお客様に楽しんでもらうことが私の使命。木曜日に向けて一生懸命頑張ります。お近くの方は、どうぞいらして下さいね。

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「森の中の小さなコンサート」、無事終了!

2011年05月23日 | コンサート
昨日、塚原高原でのミニコンサート、無事終了しました。出発する前に「晴れました!」とブログ書いたのに、車で山を登るとものすごい霧が立ちこめてきて、山の向こう側に回ったら・・・雨でした

しかし、雨なんてなんのその、たくさんの方々が会場の「森の宿 ののか」までいらして下さいました。木々の若葉の緑がしっとりと雨にぬれて、とても美しい風景に囲まれた、まさに、森の中のコンサートと呼ぶにふさわしい雰囲気でした。


この美しい若葉と花々に力をもらったからでしょうか、この日の演奏は最初から絶好調。小さな会場に満員のお客様の反応を身近に感じながら、トークも滑らかに出来て、ほっとしました。最後は、皆さんからの本当に心のこもったたくさんの拍手を頂き、手ごたえ十分でした。あるお客様がこんなことをおっしゃいました。「自分は正直に言ってクラシックのことは良く分らない。たまにグランシアタに行くこともあるけれど、周りの人の反応を見ながら、ああ、こういうのが素晴らしいということなんだと、自分を納得させることが多いです。だけど、今日は違いました。本当に自分で満足感を感じました。こんなのが感動というのでしょう。こんなの、好きだなあ!」これは嬉しかったです。これをきっかけにもっともっとクラシックに親しむ機会が増えてくればいいと思います。
 

 
私はこういうトークつきのコンサートでは、お客様に楽しんでいただくことを第一に考えます。そして明日への活力が湧いてくるようにとの願いを込めてプログラムを考えたりします。でも、本当は私の方こそお客様から力を頂いているような気がしてます。皆さん、本当にありがとうございました。

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晴れました!

2011年05月22日 | コンサート
今日は、塚原高原のペンションでミニコンサート。トークつきのコンサートです。昨晩は、久しぶりにかなり雨が降りました。今日の天気予報も曇り、でも只今現在は素晴らしく晴れています。この春は例年になく雨が少ないのですが、例によって雨女の私は、またピンポイントで今日雨がやってくるのか・・・と覚悟を決めていたのです。

でも、晴れてくれて助かります。山の方に行くので雨だと慣れていない道は、運転が何となく不安です。来て下さるお客様も、足元が悪い中を来て頂くのは恐縮至極。

さあ、お天気も味方してくれたんだし、思いっきりお客様が楽しめるようなコンサートにしようと思います。では、行ってきます!

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ヴァイオリン合わせ

2011年05月21日 | Weblog
先日、ヴァイオリンのSさんと合わせ練習をしました。彼女との合わせは初めてでしたが、とても楽しく合わせることができました。

曲はブラームスのハンガリア舞曲です。私にとっては、以前から、ソロで弾いたりピアノデュオでやったり別のヴァイオリニストの方とやったりと、とても馴染みの深い曲です。Sさんと合わせているうちに、「あ、Sさんはここはこう弾きたいんだ」とか、「ここはこう表現したいのね」というのが、段々わかってきます。そういったことを感じ取って、気持ちを合わせ、私の伴奏も変えていきます。

こうやって息を合わせ、気持ちを合わせ、一つの音楽にしていく楽しさというのは、私は大好きです。このところアンサンブルの機会はピアノデュオばかりという期間が続いていたので、久しぶりにクラリネットやヴァイオリンなどの楽器と合わせられて楽しいです。この練習の成果は来月の学校訪問演奏会(アウトリーチ)でご披露する予定です!

さて、明日は塚原高原でのソロコンサート本番です。お天気良ければいいのですが・・・。さて、今日一日、仕上げの練習がんばります!!

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アルゲリッチ音楽祭最終日

2011年05月20日 | コンサート
昨晩はアルゲリッチのコンサートに行ってきました。チェンバーオーケストラ・コンサートと題されたコンサート、今年は別府市のビーコンプラザ・フィルハーモニアホールで行われました。

今年でもう13回目になる「別府アルゲリッチ音楽祭」は地元の貴重なクラシックイベントとしてすっかり定着しています。今回アルゲリッチの弾いた曲は、ショパンのコンチェルト第1番、作品11 弦楽合奏版です。「ポン」とアルゲリッチが弾いた最初の一音から、そのきらめきが違っていました。この会場のいつものスタインウェイの音とは少し違う、華やかで軽い感じの音です。「アルゲリッチ仕様」の調律にしてあるのは明らかだったけど、それにしても本当に魔術のように指が軽やかに走って行く。速いパッセージのところなんか、まるで巻き舌の早口で歌うように指が回って、聴いていて爽快感がありました。

彼女はこの曲を世界中で一体何度、何百回くらい弾いたんでしょうか。もう完全に手中に入っている様は、聴いていて心底気持ちがいいものです。昨晩の演奏では、特にP(ピアノ)やPP(ピアニッシモ)のところが本当に美しかったです。音階一つとっても、もう別世界にいるような錯覚を覚えるくらい美しくて素晴らしかったです。

昨晩のコンサートではプログラムがすべて終了した後に、サプライズが用意されていました。来月お誕生日を迎えるアルゲリッチのために、地元の高校生のブラスバンドによるバースデイソングが演奏されて、会場のみんながそれに合わせて大きな声で歌ったのです。会場全体が一つになってお祝いしたのでした。逆はときどきみかけますけど、お客様の方から演奏者に対してのサプライズなんていう演出は珍しいですね。アルゲリッチもとても驚いて、嬉しそうにしていました。心温まる素晴らしい演出だったと思います。

ああ、それにしても、一度でいいから私もあんな風に弾いてみたいものです。気持ちいいだろうな・・・と思いながら、とても満足して家路につきました。

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熟年のバースデイ

2011年05月19日 | Weblog
先週、私の誕生日に大切な友人たちがそれぞれ、お祝いの言葉を送ってくれたり、会いに来てくれたりしました。その時に頂いたお花とシフォンケーキ。

素敵なハーブとカーネーション。どちらも後で庭に植えられるようにと、鉢植えタイプです。


私の大好きなシフォンケーキです。ボリュームたっぷり。デコレーションが一切ない、大人のシフォンケーキです!


どちらも私と同い年(あ、失礼!現在は私が一つ上)の友人からいただいたものです。熟年ならではの、気の効いた、実用的で、しかもおしゃれなプレゼント。とても嬉しかったです。私は、友人たちがいつもそばにいて応援してくれているから、元気に頑張れます。

さて、今日は先日のクラリネットに引き続き、バイオリンとの合わせ練習の日です。そして夜はアルゲリッチのコンサート。今日も一日、頑張るぞー

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森の中の小さなコンサート

2011年05月18日 | コンサート
今度の日曜日、5月22日、塚原高原にあるペンションでピアノのミニコンサートをやります。塚原高原は別府と湯布院の間くらいのところに広がる緑豊かな高原地帯です。ところどころに別荘地やペンション、お茶や食事ができるお店などが点在してますが、別府や湯布院ほど観光地らしくしてないので、のんびり時間を過ごすにはとても良いところです。

今回私のミニコンサートは湯布院塚原高原観光協会の「ものものめぐり」というイベントの一環として行われるもので、「野乃花」というペンションのオーナーにお招きいただきました。このペンションは大きな木々に囲まれた森の中にあります。先日、初めて打ち合わせと下見に行ったのですが、その時はちょうど桜が終わった頃でした。今はきっと新緑が美しい頃だと思います。素晴らしい自然に囲まれた山荘でした。まさしくコンサートのタイトル通り、「森の中の小さなコンサート」をゆっくり楽しんでいただけると思います。

お問い合わせ、ご予約は、「森の宿野乃花」まで、

皆さんお誘い合わせの上、是非聴きにいらしてくださいね!

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音符カード

2011年05月17日 | レッスンメモ
ピアノ上達のために「譜読み」の訓練は欠かせません。「譜読み」とは文字通り「楽譜を読む」ことです。外国語で書かれた本を読むことを想像していただくと分り易いかも知れません。初心者が最初に学ばなければならないのは、アルファベット(英語の場合)です。これに対応するのが楽譜の場合、五線譜に書かれた一つ一つの音符です。ドの音とか、ファの音とかを五線譜の上に一つだけ描いた音符カードというものがあって、それを使って練習します。これはたくさんの教室で使われていると思います。

その音符カード、次から次へと一枚づつ生徒に見せて素早く答えさせる訓練をします。その時間を計って自分の記録を意識させるようにすると、みんな燃えてきます。先日、お互いのレッスンを聴き合う3人グループが教室に来たとき、3人一緒に力を合わせて、タイムを伸ばすゲームをしました。みんなすごいやる気になりました。

こうやって少しでも音符を速読出来るようになって、それが出来たら次はピアノでその音をポンポン出しながら読んでいきます。時々、ドはドでも鍵盤の場所がきちんと把握出来てない生徒がいます。そこまで、きっちりとらえて進まないと次の訓練にいけません。

そして次は重音をやって、その次は面倒で複雑な曲の1段だけを読ませる方法。さらに次は・・・、といろんな訓練をしていきます。

早くから譜読みの基礎を身につけることはとても大事です。ただし、アルファベットと文法だけを身につけても英語の文章をスラスラ読めるようになるわけではないのと同様、譜読みだけやってもピアノが上手に弾けるようになるわけではありません。本当にピアノを弾くということはそこから先です。ともすれば退屈で面倒になりがちな譜読みの訓練ですが、なるべく早くそこを卒業して、何百年も前に天才的音楽家たちが心血注いで書き上げた楽譜から、何を読み取り、そしてそれをどう自分なりに表現するか、音楽そのものの理解へ向けて伸びて行って欲しいと思います。

火曜日は、たくさんの生徒が来てくれる日。お互い、楽しくそして真剣にレッスンしましょう。

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あれから2カ月

2011年05月16日 | レッスンメモ
あの震災から、2ヶ月以上が経過しました。気候もだんだん暖かくなり、やっと東北の方も寒さに震えることが少なくなりつつあると思います。

しかし、まだまだみんなが普段通りの生活ができるまで、時間も支援も必要です。それはとても長い道のりになるのでしょう。私はいつも心の奥に震災のことを置いたままピアノに励みます。そしてあの日以来、自分が出演したコンサートで頂いた演奏料の一部を、必ず義援金として被災地に送ると決めています。ささやかな額だけど、ずっとずっと息の長い支援が必要だと思っているので、これからも続けるつもりです。

私の友人でピアノの先生でもある「かおるさん」が東北で力一杯の支援活動をしています。私も微力ながらほんの少し協力しています。ほんの少しでも良いんです。たくさんでももちろんいいです。(あたりまえ!)
かおるさんが奮闘しているブログを一度をみて下さい。どうぞ、皆さま、震災のことを忘れずに、ご支援をよろしくお願いします。


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ハグ(hug)

2011年05月15日 | Weblog

ハグ(hug)という単語を辞書で引くと、「抱き締める」とか「抱擁する」と出てきます。日本ではあまり浸透していない習慣ですが、アメリカでは挨拶代わりにハグするということがごく普通に行われていて、最初の頃は驚いたものです。


息子からもらった塩と胡椒入れのセットです。とてもかわいいです!


でも・・・、
  
こうではいけませんよね。

やっぱりハグがいい!!


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