ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

餅つき大会終了

2013年12月30日 | レッスンメモ
昨日は我が家恒例の餅つき大会でした。毎年お馴染のメンバー中心に総勢20名ほどが集まって30キロのもち米をつきました。庭で男性軍がついたお餅を私たち女性軍が丸めていきます。何しろ次から次へとつきあがってくるのでこれが大変。男性軍は変わりばんこにお餅をついていますが、丸める私たちは最初から最後まで休みなしです。

でも、つきたてのおもちをまるめながら、そのままひょいと食べる、これが最高に美味しいんです。おもちは色んな食べ方があって楽しいですね。きなこ餅、からみ餅、あんころもち(こしあんとつぶあん)そして今年はずんだ餅に初挑戦してみました。

前の晩に枝豆から準備しましたがこんなに大変だとは思いませんでした。でも美味しかったので苦労が報われました。おもちがつき終わったら全員家の中に入って忘年会です。ほんとによく食べてよく飲みました、ダイエットのこともこの日だけは忘れて楽しみました。さあ、元気モリモリ。次は大掃除だ!

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今日は仕事納め

2013年12月28日 | レッスンメモ
いよいよ今日は今年最後のレッスンです。今年も一年間、この教室で生徒と一緒に色々な曲、音楽を学びました。たくさんの熱心な生徒に恵まれて、色んなドラマがあって、とても充実した一年でした! 大人の生徒も子どもの生徒も、それぞれ自分の親友か子どものように愛おしく、私なりに一生懸命レッスンに取り組みました。生徒のおかげで私が勉強させてもらったこともたくさんあります。本当に感謝しています。

2台のピアノにも感謝です

さて、今日のレッスンが終わるとゆっくり落ち着くかといえばそうではありません。ただちに猛烈な怒涛の年末年始モードに切り替えです。舞台をピアノ部屋から台所に移して大忙し。さあ、がんばるぞ

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曲選び

2013年12月27日 | レッスンメモ
自分が次のステージでご披露するための曲選び。それに、次の課題として教室の生徒に渡すための曲選び。これがとても大変だけど楽しいです。「どれがいいかな、これかな、あれかな、それともやっぱりこっちが先かな」星の数ほどたくさんある名曲の数々を思い浮かべながら苦心して、でもワクワクして選んでいきます。

自分の弾く曲を選ぶときは、過去にやったことのある曲の中から再度挑戦してみたい曲と、自分にとっての新曲の中から選ぶことになります。過去にやったことがあって再挑戦してみたい曲というのは、やはり自分にとって大好きな曲であり、しかも前よりもっと、ああしたい、こうしたい、そうすればきっと前の時よりもっともっと良くなる、というイメージが頭の中に自然と湧き上がってくるような曲です。過去に本番にあげた曲が全部こうだといいのですが、長くやってると中にはせっかく一生懸命練習して弾いたのに、もうこの曲は聴くだけにしようという曲もあります。

それでもそうした過去のストックの中からだけ出し入れしていてはマンネリになるので、常にレパートリーを広げる努力を続けています。それが自分にとっての新曲への挑戦ということです。自分にとっての新曲選びは楽しいです。あれも弾いてみたい、これも弾いてみたい。人さまの弾いているのを聴いているとほんとにそれが実際にはどんなに大変なことかをしばし忘れて、つい、やってみよう、と思ってしまいます。

まずは楽譜とにらめっこして譜読みから。新曲に取り組む時は教室の生徒とまるで同じです。コンサートのプログラム用に仕込む曲と、それとは別に、苦手だけど勉強しなきゃいけない曲とがあります。それらを組み合わせて譜読みに取り組みます。

自分の得意なものや好きなものを大きな柱にしますが、それだけだとやっぱりかたよりが出てくるので、お客様が退屈しないようにあれこれ色んな嗜好のものを取り入れようとします。それでもやはり苦手なものはちょっとプログラム用には避けてしまうことがあります。そういう曲の中でそれでもいつかやってみたいという大好きな曲は家の中の練習用として、あきらめずに取り組みます。そうすればいつの日かそれが苦手でなくなるような日がやってくると信じて・・・。

生徒に曲を選んで渡すときは、ここがちょっと弱いから、これを学んでほしいから、という観点を加えて曲を渡す場合が多いです。そしてコンクールの時には、その子のよさが出るように、その子の得意なことが輝くような曲選びをしています。

先生が生徒に渡す曲というのはその生徒のピアノ人生にとって実はとても重要なんですね。私自身の経験からいっても、たとえば大学のときにラフマニノフを渡されて、まさかこんなに手の小さい私が?と驚いたのですが、さすが先生!私のことを見抜き、ラフマニノフを選んでくださいました。今や、大好きで生涯離せない曲の一つで、大きな財産となりました。自分で好きな曲ばかりを選んで弾いていたら、きっとラフマニノフには手を出さなかったと思います。先生が曲を選んでくれてそれを必死で練習したおかげでその音楽の魅力を知り、圧倒されてラフマニノフが大好きになったのです。 

「好きこそものの上手なれ」ピアノは自分の好きな曲こそ上手になるものです。しかし、どの曲が本当に好きか、それはとことん自分でやってみないと分かりません。ただ人が弾くのを耳で聴いてこの曲大好きというのと、自分で弾きこんでこの曲が大好きというのでは全然次元が違います。やってみて初めて自分が何が好きか、もっと深いところで分かるようになるとも言えます。というわけで自分も生徒も、食わず嫌いにならないように、色んな曲に挑戦していくことが大切だと思っています。

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猫に学ぶ

2013年12月25日 | レッスンメモ
このブログに何回も登場している猫のラン。血統書つきでもなく、お上品でもなく、特別の美人でもないのですが、私の愛する猫であります。何が一番好きかというと、いつもおとぼけで笑いをそそるからです。何も特別な芸を見せてくれるというわけでもないのですが、存在そのものがおかしくて、こっけいです。気ぐらいだけは高くて結構威張っているくせにドジなんです(猫のくせに、ジャンプを失敗して棚から落ちたりします)。

私が悩んでいる時、焦燥感を感じる時、疎外感を感じる時、苦しんでいる時、これらの全部を彼女は何にも理解せずに「うん?なんっすか?そんなの別に問題ないし」、みたいな雰囲気で、近づいてきて「ご飯をちょうだい」「抱っこして」「あったかくくるんで」と要求鳴きをしてきます。全然、私の心の中とは関係なく自分勝手でマイペースないつも通りのランちゃんに思わず笑いが出てしまうのです。



夫とちょっと真面目な話をするときはきまって、「なになに、なに話してるのあなたたち? 私のこと忘れてない? 会議には私も加えなさいよ」と割って入り、そしてな~んにも分かってないくせに真ん中に座ってあくびなどするのです。私たちはそのたびに力が抜けます。そんなランちゃんですが、私が風邪をひいて熱を出したりすると、枕元にじっと座って私の顔をのぞきこんで心配そうに見守ってくれるという、泣かせるような一面も! う~ん、愛すべき猫です。

猫と暮らすと、物事に動じない姿勢とか、他に振り回されることの愚かさとか、淡々と自分の道を進むことの大切さなど学ぶべきところがたくさんあるように思います。あれ、だけど、これって、要するに自分勝手に生きて行くっていうことと同じ!?

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求めるものがあればこそ

2013年12月24日 | レッスンメモ
いい音を、そしていい音楽を奏でたい。どうしても音楽の素晴らしさを伝えたい。こんな思いでずっとピアノを弾いたり教えたりしています。そして、生徒たちにも音楽の素晴らしさを理解してそれを表現できるようになってもらいたい。こんな願いを持っています。

昨日、フィギュアスケートの全日本選手権で優勝した鈴木明子選手(記事)。本当に素晴らしい演技だったと思います。心からおめでとうといいたいです。彼女は、スケーターとしてはベテランの選手。13回も全日本選手権に出場し続けて、そして、28歳になった今年初めて優勝の栄冠に輝いたそうです。テレビでその演技を観ましたが本当に感動しました。リンクの上を駆ける彼女の上に神様が降りて来たという感じを受けました。持っているものをすべて出せた、すべてが上手くいった、という達成感はものすごいものだったろうと思います。

こんなことは私たちにも求めて努力すればあるかもしれないと思います。私の技量では足りないことがたくさんあって、なかなか思うようには進まないけど、ずっとずっと求めていれば少しでも進んでいくものだと思っています。少なくとも、求めるのをやめてしまったり、あきらめたりすれば、こういうことは絶対に起こらない。それは間違いない。私はもう全然若くはないですが、幸いピアノ人生というのは息の長いものなので、まだまだ道半ばと思いたい。これが限界だとは思いたくない。まず求めること。求める情熱が自分を前に押し上げ進む力をくれるのです。そう胸に誓って前を向きたいと思います。

寒さの厳しいクリスマスイヴの日。クリスチャンではないけれど、今夜は私の信じる音楽の神様に静かに祈りを捧げます。

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きっといいことあるピアノのおけいこ

2013年12月23日 | レッスンメモ
昨日は、北九州にコンクールの審査に行ってきました。街はすっかりクリスマス気分に満ち溢れているこの時期にも関わらず、頑張ってる子どもたちの演奏をたっぷり聴かせて頂きました。いつも審査していて感じることは、どんなに小さな子どもでも、きちんとした服装や衣装に身を包み、たった一人でステージに立ち、しっかり暗譜して人前で弾く。親御さんならずともその姿を見ているだけで、とてもいとおしく感じてしまいます。しかし、コンクールですからきちんと審査します。もちろん結果は人それぞれ。そして子どもたちはその結果をそれぞれの方法で受け入れなければなりません。こんな経験を小さいうちから何度も繰り返していれば、間違いなく精神的に強くなるし、自分を律する術を覚えてくると思います。大人になってもピアノを続けるかどうかは別として、それに真剣に取り組んだ人たちだけが知っている喜びと苦しみを、早い時期から経験して積み重ねて行くことは、必ず長い人生にとってプラスになると思います。

感受性を豊かに育み、楽しさを感じるピアノ。ピアノを弾くことは気持ちを表現する方法として自分を解放すことでもあります。一生懸命ピアノを弾いていると、きっと何かの時に役に立つ。いや、何かの時ではなくて、毎日の自分の生活に役に立っているはずです。コンクール審査の帰りに電車でゆっくり一人、そんなもの思いにふけりながら帰って来たのでした。

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小さなピアニストたちの活躍

2013年12月22日 | レッスンメモ
昨日は国東市の幼稚園、「富来子ども園」にお招きいただいてピアノ演奏をしてきました。園長先生から、「できれば、園の子どもたちとそんなに年が変わらない子どもがピアノを一生懸命弾いている姿も見せたい」というご希望をいただいたので、教室の生徒3人を連れて行くことにしました。というわけで今回の主役はこの小さなピアニストたちです。「みんなのハートをがっちりつかむのが大事なんだから、ほら、笑顔でごあいさつ!」 本番に向けた演奏のレッスンに力を注いだのはもちろんですが、ステージマナーも、表情の作り方も、ピアニスト仕様です!

日頃から一生懸命頑張ってくれている生徒たち。昨日も立派に演奏してくれました。
年長さんの子が25のブルクミュラーの「アラベスク」と「タランテラ」
1年生の子がショパンのワルツ
そして6年生の生徒がショパンの幻想即興曲をご披露しました。
最後に私と6年生の生徒の連弾によるハチャトリアンの仮面舞踏会を聴いていただきました。

生徒たちが活躍してくれるのって、本当に嬉しいことですね。先生冥利に尽きるとはこのこと。これからももっともっと色んな機会での生徒の活躍を夢見ている私です。

園長先生始め、園の方々にはとてもよくして頂き、寒くないようにと気を使って頂きました。楽しい催しによんで頂き本当に感謝しております。ありがとうございました。

さあ、今日は、北九州まで出かけてコンクールの審査。すごく寒いのでしっかり厚着して行ってきます!

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本番はやっぱりドレスで

2013年12月21日 | レッスンメモ
私はお呼びがかかればどこへでもピアノを弾きに行かせて頂いています。コンサートホールばかりがピアノを弾く場所ではありません。教会やお寺、学校、ホテル、人が集まってピアノさえ置いてあるところなら、どこでも出かけて行って演奏します。私のモットーは「クラシックをもっと身近に!」というものです。教室を開いて生徒にピアノを教えるのも、色んな場所に出かけて演奏活動をするのも、一人でも多くの人にクラシックの良さを伝えたいからです。

コンサートホール以外の場所で演奏する時は、たいてい観客のみなさんとの距離がぐっと近くて、演奏中の反応がダイレクトに伝わってくるという良さがあります。反応がいいとこちらの気分ものってきます。会場のみなさんと一体感を感じることができる瞬間は最高です。ただ問題は会場によっては空調がキビシイ場合があるということです。学校の体育館などその最たるものですが、冬の寒い時期に体育館でピアノを弾くのは大変です。ただでさえ寒いのに、やっぱりどうしてもドレスでないと気合いが入りません。先方から「ドレスでお願いします」と言われることもしばしばです。もちろんそう言われるとますます喜んでドレス選びにかかります。でも、ドレスって寒いんですよね。だからカイロ貼ったり、直前までドレスを着たままなわとびみたいにジャンプして身体を動かしたり。。。

今日はある幼稚園の発表会にお招きいただいて、教室の生徒と一緒にゲスト出演してきます。事前の打ち合わせで確認したところ、空調管理にはものすごく気を使っていらっしゃるとのことで、決して寒い思いはさせませんということでした。さすがに幼稚園ですね。小さな子どもたちに風邪などひかせないようにと、そこはものすごく気を使っていらっしゃるんだなあと感心しました。これならドレスでも安心です。

というわけで今日は小さなお客さんたちに私たちの演奏を聴いてもらいます。どんな反応をみせてくれるかな、楽しみです

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一音でもミスすると殺される!?

2013年12月20日 | レッスンメモ
ピアニストがコンサートで「一音でもミスすれば殺す」と脅される! 何だかすごい映画がやってくるようです。
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ピアニストが演奏を間違えると殺されるという今までにない設定で話題となり、スペインで公開されるや大反響を呼び起こした『GRAND PIANO』が、邦題『グランドピアノ ~狙われた黒鍵~』として2014年3月8日に日本公開することが決定した。(詳しくはこちら
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一音でもミスすると殺すとピアニストを脅すなんて、この映画の作者はピアニストに恨みでもあるのでしょうか。なんて酷い人でしょう。そんなに精確無比な演奏がお好きならオルゴールでも聴いていればいいのに! これでは私なんかいくつ命があっても足りません(笑)

だけど、気になる映画ですよね。主人公が映画の中で命を賭けて演奏する曲は「世界で二人しか弾けない超難曲」という設定で、この映画のために監督自身が作曲したオリジナル曲だそうです。それがどんな曲かというのも興味津津。
Grand Piano TRAILER 1 (2013) - Elijah Wood Thriller HD

絶対観に行こうと思ってますが、何だかドキドキ、複雑な気持ち・・・。

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指と指の間のストレッチ

2013年12月19日 | レッスンメモ
ピアノを弾くのに手が小さくてお悩みの方は少なくないと思います。私もその一人。成長期の子どもならいざ知らず、もうこの歳ではこれ以上手が大きくなることはありえないないので、あきらめるしかない!? いやいやそんなことありません。

指と指の間の水かきにあたるところ、ここは開けばひらくほど伸びてくれます。足腰や腕のストレッチといっしょです。指と指の間にもう片方の手をすぼめて入れてその入れた手を少しずつ開く。毎日やっていれば少しずつ柔らかくなって効果が出てきます。なにも、「さ、これから指のストレッチ」と特別に気合いを入れる必要はありません。テレビを見ながらでも、友人とお茶をしながらでも、簡単にできます。会議の時は机の上に指先を2本ずつ押し当てて開くようにしてストレッチ。お風呂の中でやると一段と効果的です。これを意識してヒマさえあればやるようになってからもう10年以上になりますが、今では10年前に比べて、絶対届くようになったという実感があります。

私がいつもやるピアノ練習の準備運動の中にはこんなのがあります。ドミソシレシソミと3度ずつ上がり、レまでいったら下がる。指は、左手だと543212345といった具合。次にこれを半音ずつずらして、全調やる。ハ長調を4回繰り返したら次は変ニ長調、次は二長調という具合に。それが出来たら、ドファシミラミシファと4度ずつ飛んで同じように全調弾く。この4度ずつがききます。朝一番の練習なのでまだ頭がボーっとしている状態で、スケールやアルペジオと共にやっています。これがストレッチにもなるんです。これをやっていると自分の指がどれくらいスムーズに開いてくれるか確認できます。ストレッチのおかげでずい分とどくようになりました。

それにしてもこんなに手の小さい(指の短い)私なのにどうしてこんなにラフマニノフが好きかなあ。あの人、2メートル近い大男でしかも名ピアニストだったわけですね。あんなに距離の離れた音符を平気で並べるのは自分が苦もなく届くからでしょう。手の小さい人に対するオモイヤリガタリナイ! それでもやっぱり素晴らしい曲なので指のストレッチをしながらあくせく挑戦しています。

本番の前にも必ずストレッチ。指と指の間に手を入れてむぎゅ~と開いてからステージに出ます。身体も指の間もしっかりストレッチ、大切ですね。特にこんな寒い日は。

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辻井伸行さんのコンサート

2013年12月18日 | レッスンメモ
昨晩は辻井伸行さんのコンサートに行ってきました。辻井さんのピアノはCDやテレビなどで何度も聴いていますが、生で聴くのは初めてでした。それもそのはず、辻井さん自身、大分県にやってきたのは昨日が初めてだったそうです。とにかくあのCDから聴こえてくる美しい音が、生演奏でどう聴こえてくるか、とても楽しみでした。

プログラムは、前半ショパン、後半はリストというプログラムでした。ショパンの作品からは「ノクターン20番と18番」、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」「ピアノ・ソナタ2番」でした。私はこの中では「アンダンテ・スピアナート」が一番好きでした。辻井さんの右手から紡ぎ出される音色が本当にきれいでした。後半は、「エステ荘の噴水」に始まり「ラ・カンパネラ」、「イゾルテの愛と死」など。後半の中では最後に演奏された「グノーの歌劇(ファウスト)からのワルツ」が特に好きでした。

全体を通して感じたことですが辻井さんの演奏は右手の音が素晴らしいと思いました。その右手から出てくる音は、ピッチが半分高くなってる?と思わせるくらいキラキラと光っていて、まるで小さなダイヤモンドの粒をバラまいたような感じ。本当に粒立ち良く輝いていました。

ところで昨日の会場は2000人収容の「グランシアタ」でした。それが満員だったのです。ここ大分県ではクラシックの演奏会で、しかもピアノのソロリサイタルで、こういうことは珍しいです。でもさすがにこれだけ大きなホールにピアノ一台だと「綺麗な音」は伝わっても、「迫力のある音」は伝わりにくいと感じました。もし機会があればもっと小さなサロン風の会場での演奏も聴いてみたいと思いました。

辻井さんは現在日本で一番人気のあるピアニストの一人だと思います。普段はあまりクラシックにご縁のない方も、辻井さんの素晴らしい演奏を体験して、これをきっかけに、もっともっとクラシックに興味を持ってくれるといいなと思いました。昨夜はほんとうに美しい音色に癒された夜でした。

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ピアノが上手くなりたい!

2013年12月17日 | レッスンメモ
今日は、大声で、「ピアノがうまくなりたい!」と言いたいです。心の底から、本当にピアノがうまくなりたい。ピアノが上手くなりたいという気持ちが100パーセントではなくて1000パーセントです

すみません。朝から叫んでしまい・・・。「よし!うまく弾けたかも・・・。あ、ここいい!」と自分で思える時なんて、一生のうちほんの少しで、いつも自分で自分に駄目出しをしなきゃいけないのが情けなくて苦しいです。昨日、イチローの特集番組を見ていたら「上手くいったときや、記録を達成した時、その瞬間だけは喜びがあるけど、それはほんの一瞬で、普段はその何倍も苦しみがある。今も苦しい。」ということを言っていました。あのイチローが。。。でも、野球が大好きなんだそうです。

私も! 私もピアノが大好きです。もちろん、そんなイチローみたいな大選手とは違いますが、私には私の人生があり、私にとってのピアノがあります。ピアノによって救われたり、喜びを与えられたり、そしてどんな苦しみもピアノと一緒に乗り越えてきました。そのピアノ、それにしてももう少し上手くなりたい。このままではちょっと哀しい。まだまだやり残していることがたくさんある。それに取り組んで、ぐいぐい上達したい。うまくなりたい! こんな情熱がまた湧いてきました!

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ポリフォニーはお早めに

2013年12月16日 | レッスンメモ
子どもの生徒を教える時、たくさんの教材があり過ぎて迷ってしまうこともありますが、最近は優れた教材がたくさん出ていて嬉しい時代ですね。私の頃は、何が何でもメトードローズとバイエルだったような気がします。

導入期の最初の最初は、音符読みが主になるとしても、それを過ぎた頃から、私の教室ではポリフォニーの音楽も早めに取り入れるようにしています。わたしたちが最初に耳にする音楽は母親の子守歌ではないでしょうか。これは無伴奏で単旋律の音楽です。そして幼稚園や学校で習う音楽は単旋律に伴奏をつけた音楽が中心です。もちろんテレビやラジオではありとあらゆる音楽が流れていますが、西洋の教会で合唱隊の歌う多声の音楽を身近に幼い頃から耳にするという機会は日本では比較的少ないように思います。そのせいか、生徒によってはポリフォニーの音楽にとっつきにくさを感じるお子さんが少なくありません。

それぞれの声部が独立して横に流れつつ、調和を保って一つの音楽となるポリフォニー音楽。実は、私自身も初めてインヴェンションに取り組んだとき、なんだかそれまでとはずい分違うなあ、と子ども心に違和感を持ったことを覚えています。「これって右と左を頭の中で別々にしなきゃいけないんだ。こんがらがっちゃう!」それでも母親がバッハ大好きで私がそれを練習しているととても関心を持ってくれたのが嬉しくて、一生懸命練習しました。でも、それまで右手がメロディで、左手が伴奏という古典派的な教材ばかりに慣れ親しんでいたので、ひたすら片手練習を繰り返すことになりました。

ポリフォニーが苦手という生徒の大半は、弾き始めの段階から右だけあるいはソプラノだけ聴いていて、右だけに注意が片寄っています。頭の中でごく自然に、メロディーと伴奏に分解してしまうのですね。その結果右だけ上手になっていく。一方、左手もしくはソプラノ以外の声はよく聴かずに伴奏化してしまうのです。そこで徹底的にソプラノ以外の声部や左手の練習を繰り返すということが必要となります。その片手練習まではいいとして、さてそれを総合的に横にそれぞれの旋律を流しながらまとめると言うことが難しいです。それまで順調に上達してきた生徒でもあり得ることです。上手か下手かというような問題ではなく、ポリフォニーに接する機会が遅ければ遅いほどこの違和感は大きくなるし、それに慣れるまでに時間と手間がかかってしまうようです。

ソプラノ以外の声も独立してきちんと聴き分ける、そして弾き分ける(歌い分ける)。そうしてなおかつフレーズや全体をひとつの音楽の流れにまとめる。頭の中で分化して整理整頓する、これが大事です。大変なようですが要は慣れです。だから早めにスタートするに越したことはありません。この点、昔と違って今は、いきなりバッハのインヴェンション(私のように)というのではなくて、その前に小さな時から上手く付き合えるポリフォニーの初心者用教材がたくさんあるので恵まれていると思います。それらを子どもの進み具合や取り組み方などを見て決めていき、どの生徒にもポリフォニーに早くから親しんでもらおうと思っています。

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指がタコさんではだめ!

2013年12月15日 | レッスンメモ
ピアノを弾く際に、よく脱力脱力といいますが、この脱力は、肩から指の先まで全部脱力するという意味ではもちろんありません。そんなに脱力したら、ピアノなんて弾けるものではありません。この脱力ということを子どもたちに教えるのは簡単なことではありません。子どもの生徒たちに力を抜くことをしつこくいうと、指までグニャグニャ二させてしまうことがあります。指がグニャグニャでまるでタコさんみたいになってしまうのです。これではちゃんとピアノのキーを深く押せないばかりか、コントロールもできないし、キーをつかまないのでミスも多くなってしまいます。そこで、指をしっかりして、と言うと手首に力が入る! これでは、あちら立てればこちらが立たずになってしまいます。さて、どうしたらいいのでしょう?  

かく言う私自身も思い通りに脱力できるかというと、そこまで巧みに出来なくて、これまでにもずい分苦労してきました。しかし、自分が苦労してきたからこそ、つかんできたコツというものも持ち合わせています。私は色々やってみた結果、とにかく弾く瞬間は指をしっかりすることに重点を置く、そしてキーから指が離れた瞬間にすぐ抜く。即座に!瞬時に!、ほぼ同時に!ということをまず優先させていくしかないと思っています。

結局は指が弱いから手首や腕で弾こうとするわけで、この悪循環から抜け出すためには、指の関節の支えをしっかり強くすることが重要です。指が強ければ、それだけ腕の力を抜きやすくなるというものです。指はしっかり、だけど手首、肘、肩は柔らかく。この難題をクリアするための最初の一歩は、やはり、支えのしっかりした指をつくること。ここからかなと思っています。

脱力というのは指をタコさんのようにグニャグニャにすることではありません。指はしっかり、腕をしなやかに。ここがポイントです。と言い聞かせています。言うは易し、行うは難しですけどね。

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ますこしょうこ先生セミナー in 大分

2013年12月13日 | レッスンメモ
来年の2月14日、バレンタインデーのその日、しょうこ先生のセミナーが大分で開催されます。前日に福岡で開くセミナーの方はもうすでに予約で一杯になったという人気だそうです。こちら大分の方はまだお席がございます。ご予約はお早めに!!

ピアノ指導者のためのスキルアップセミナー
「ぐんぐん伸びるレッスンノート活用術」
講師:ますこ しょうこ
2014年2月14日(金)10:15~12:15
iichiko 総合文化センター、スペースBe
くわしくはこちらのチラシをご覧ください。

一人でも多くの先生方のご来場をお待ちしています。

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