ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

クラシック演奏家

2006年04月27日 | Weblog
先日だした、CDの感想をあちこちから頂きます。
あの曲が好きだった、この曲が気に入った・・・・。こうやって、大作曲家の曲を、気に入ってもらい、ひろめて次の世代まで伝えること。これは、クラシック演奏家のもうひとつの使命だと思っています。他のジャンルの演奏家と異なり、自作のものをほとんど演奏せずにもともとある曲を、どのように解釈して、料理して演奏するかが、ポイントです。その曲を、聴く方があー、いい曲だなと思われるように、料理して弾くことが大切だと思います。そうなると、その演奏家の好みや、センス、解釈の仕方、そしてその人の人生そのものが、演奏に反映され、重要なこととなるように思います。

先月、家の庭を飾ってくれた沈丁花。毎年、何輪かを切って、我が家の花瓶にいけるのですが、花が散った後、葉っぱが顔をだし、まだ、がんばっていました。
切られても、生きようとしているけなげな姿に心うたれて、庭に挿し木したら、根付いたみたいで、今どんどん成長しています。

こんな風に、昔の音楽(クラシック)を大切に生かしてあげる、担い手になれれば・・・。植物を生かすのは、得意なんですけどね・・。
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プロのお仕事

2006年04月23日 | コンサート
 世の中には、いろんな分野のプロフェッショナルがいるわけですが、先日ラジオ出演した時、アナウンサーの方の見事なお仕事ぶりに、触れました。初対面で本番5分くらい前にお会いして、簡単な資料を手元におきながら、実に見事にナビゲートしていただきました。穏やかに、しかも流暢に私の答えをうまく引き出して下さいました。さすが、プロのアナウンサー!と感服しました。

私は、ピアノ弾きのプロの端くれ。さて、ピアノ弾きのプロはどうあるべきか・・・。もちろん、ピアノがうまくないといけませんが、なにより、私のピアノによる音楽で、聞いてくださった方を喜ばせなくてはいけないと思っています。

それが、実際にやれてるか・・・。ここが、問題です。コンサートの出来、不出来というのは、ありますが、調子悪いからといって、お客様に満足のいかない演奏をしたら、やはり、プロとして失格です。時々、自分でひどいと思う演奏をしてしまい、猛烈に落ち込みます。もう、やめようかと思いながら、お客さまからよかったとか、癒されたとか言っていただくと、まだ私でもやる価値があるのかな・・・と思い、また、音楽に挑む気持ちになるものです。

先日のアナウンサーの方のように、プロらしい仕事ぶりを身につけたいと思います。
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ラジオ出演

2006年04月20日 | コンサート
明日21日金曜、午後1時半から、OBSラジオに出演します。先日、OBSラジオの方から、お電話いただき私の事と、CDの紹介をしてくださるとの事。 

生放送なので、ちょっぴり緊張しています。コンサートの本番とはまた違うし、初体験ですし・・。でも、せっかく放送していただくので、私が伝えたいことを、上手に話してきたいと思います。上手に?ここが問題ですよね。時間が限られてる中で、全部言い切ることって難しいです。コンサートのトークの部分でも、つい長くなってしまいますもの。

とにかくストレスフルな生活をしいられる私たち人間が、すこしでも、あたたかいものや、やさしさに溢れた音楽によって、癒されるようにという願いをこめて作ったCD.そして、クラシック人口がすこしでも増え、クラシックのよさを伝えたい。

こんなことをうまく伝えたいと思っています。

OBSラジオが聞ける方、聞いてくださいね。
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花と香りと音楽と

2006年04月16日 | コンサート
この1週間、春にしては寒い日が続いていたが、今日は、ようやく晴れて気持ちの良い一日だ。
この時期の庭の植物は、夢を見たか、勘違いしたか、と思うほど一晩で様変わりする。前の日まで、茶色だった地面が、次の日の朝窓を開けると、緑の地面。昨日まで、つぼみだったえにしだは、全部黄色になり、ももはピンクになり、桜はピンクから、美しい黄緑の葉桜に・・・。なんだか、うちの庭に、夜のうちに天使がぬり絵をしていったかのようだ。

先週、コンサートをした会場は、毎回主催者の方が
、ステージ用のお花をしつらえて下さる。毎回、ドレスの色などを事前に聞いて、ピアニストと曲に合うように、フラワーデザイナーに注文してくださるらしいのだ。前回は、冬で、私のドレスは黒のシャープな感じ。今回は、春らしくピンクのふんわりしたもの。それぞれに、素晴らしいお花のアレンジをして、文字通り会場に、音楽に花を添えていただいた。



私たちが心地よく時間を過ごす空間。そこには、美しいお花とその芳しい香り、そして、美しい音楽。これらが、マッチして本当の贅沢な空間が出来上がるのかもしれない。
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コンサート・CD発売

2006年04月09日 | コンサート
今日は、大分市の九電イリスホールで私のソロコンサートを開催しました。たくさんのお客様に来て頂き、本当に感謝しています。九州電力イリスの皆様にもいつもよくして頂いており、御礼申し上げます。



九電イリスでのコンサートは、もう5回目でひとつひとつ思い出がありますが、ここまでひきたてていただいたのだから、もっと頑張ってうまくなりたいものだと、つくづく思っています。

さて、いよいよCD、発売となりました!初めてのCD「やわらかな時」。ストレスフルなこの時代、こころ安らぐ優しさを持つ小品を13曲集めてみました。このCDを聴きながら、ストレスや疲れから開放されて、「やわらかな時」を過ごしていただければという思いでつくりました。



なんとか音楽で人や世の中の役にたてるようにならないものだろうか・・・。もっともっといい音楽に近づくよう、努力したいものです。
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脱力

2006年04月06日 | レッスンメモ
ピアノを弾く人にとって、脱力の問題はかなり大きいと思う。
中学生の頃から、脱力のことを頭におきながらピアノを練習しているのだけど、簡単なものではない。時間をかけて、自分の腕、ひじ手首などと指がピアノを捉える時のタイミングや状態を、自分で感じてつくっていくしかない。目にみえることではないし、音をききながら、手の状態を体でかんじながら、まさに手探りだ。

何ヶ月に1回、あるいは何年に1回か、ふと抜ける時があってそれをつかむと、そのパターンはいい感じで弾ける。

コンサートで弾く曲のひとつで、どうしてもすっきり抜けてない部分があったのだが、昨日ふっと脱力のこつがつかめた。これだ!という感覚。久しぶりに味わう。
もう、テクニックというか、フィジカルなことはあまり若いときのような伸びはないと思ったけど、まだ進歩できるんだと思うと、嬉しかった。

いい音で、音楽の心が伝わる演奏をしたいものだ。
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