ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

「グループアイ」ソナチネの勉強

2016年09月28日 | レッスンメモ
昨日は私が主催しているピアノ教育研究会「グループアイ」の定例会でした。事務的な報告をそれぞれ済ませ、最近やっているそれぞれの模擬レッスンの時間となったのですが・・・。昨日の会は、前回台風でお流れになった後の予定変更で人数も少なかったので、急遽皆さんのリクエストに応じてソナチネを勉強することにしました。

題材は、クレメンティの作品36-3、全音版で9番のソナチネ。まず私が解説しながら弾いて、その後、質疑応答形式で一つ一つのフレーズをフォーカスしやっていくという感じで進めました。ピアノの生徒誰もがみんな弾くソナチネですから、先生方の関心も高くて勉強のやり甲斐があります。しかも皆で一緒に勉強していると、疑問を抱く箇所が人によっていろいろ違っていて面白いんですね。また、同じ楽譜でも出版社によって、スタカートがついていたりついてなかったりするのですが、そこの解釈をどうするかとか、生徒さんがいつも、難しくて弾けない、というここのフレーズにはどんな練習法が適しているかとか、色々話し合いました。そのほかにも古典派としての時代背景や特徴を知った上で演奏することなど、答えが一つではないことをああでもないこうでもないと、意見交換しました。次の定例会もしっかり勉強しましょう!

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第44回 大分県音楽コンクール予選会

2016年09月25日 | レッスンメモ
昨日は大分県音楽コンクール(県コン)の予選会の日でした。毎回、教室からも挑戦していますが、今年は運動会と重なって出られなかった生徒もいたりして、2つのカテゴリーだけのエントリーにとどまりました。ちょっとさびしいですが、出た生徒さんたちはみんなよく頑張ってくれました。

世の中にピアノのコンクールというのは、ほんとにたくさんあります。それぞれに特徴があって、レベルや課題曲、開催地や開催時期などが異なっているので、一年を通してどのコンクールに出場するか、生徒に応じたアドバイスをするのは、ピアノ指導者のとても大切な仕事の一つだと思っています。そういう中でこの大分県の「県コン」というのは、教室から一人でも多くの生徒を出したいなと思わせてくれるコンクールです。なぜなら、私が指導者として自分の教室で使いたい教材や、オーソドックスだけど絶対避けて通れないと信じている曲が、毎年の課題曲になっているからです。例えば、今年の予選は、小学1~2年の部がブルクミュラー、3~4年の部がチェルニー30番、5~6年の部がバッハインヴェンション、そして中学の部でシンフォニア、高校の部では平均律。大体いつもこんな感じです。順位や結果に係わらず、このコンクールで要求される課題曲に、毎年毎年一生懸命取り組むこと、それ自体が、その生徒さんの成長を助け、実力をつけてくれると思っています。というわけで私は教室の生徒全員にこのコンクールに挑戦してほしいと思っているくらいです。もちろんそのためには「県コンに出れるくらいのレベル」にまず達しておくことが先ですね

しかし、昨日ずっと会場で聴いていて、ここ数年、特に昨年、今年と県コンのレベルが上がってきたなあ、と思いました。これは大分県民の一人として嬉しいことです。自分の教室の生徒たちに限らず、ほかの生徒さんたちも、何年も続けて見ているうちに自然と覚えている子が何人かいて、みんなますます上手になってるなあ、と嬉しくなりました。狭い大分ですから、同じコンクールで、ともに弾きあった仲間として、みんなで刺激しあって、一緒に伸びていってほしいなと思いました。

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ベーゼンドルファー、試奏会

2016年09月24日 | レッスンメモ
昨日、いつもお世話になっている iichiko 音の泉ホールの企画、「ベーゼンドルファー試奏会」に出かけてきました。ホール所有の「ベーゼンドルファー、モデル290、インペリアル」を1時間1000円で、自由に弾かせてくれるという有難い企画です。前回のときは惜しくも出遅れて参加できなかったのですけど、今回はなんとか間に合いました。担当の方のお話によると、ここのホールではスタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハ、カワイなどそろっているのですが、ほとんどの皆さんがスタインウェイをご指名で、ベーゼンドルファーはあまり出番がないそうです。言われてみれば確かにそうで、私もこれまでここでベーゼンを使ったことないし、使われているのを見たこともないです。そこでもう少し皆さんにこのベーゼンに馴染んでもらって、その良さを分かっていただきたいという趣旨で、「試奏会」が企画されたというわけです。

ベーゼンドルファー、モデル290、インペリアル
客席に誰もいないガランとした音の泉ホールのステージで、ベーゼンドルファーと向かい合って、思う存分色んな曲を練習してきました。ここのベーゼン、とてもいいです! ただ、まだちょっと硬さが取れてない感じもしましたけど、もっともっと弾き込んでいくと、もっともっと豊かな響きが期待できそうな、そんなポテンシャルを持っていると思いました。それにしても、音の泉ホールを独り占めして、ベーゼンのインペリアルで、一音一音の響きを確かめながら自由に練習できるって、なんて気持ちの良いことでしょう。昨日はほんとに贅沢な時間を過ごすことができて、とても幸せでした!

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ドボルザーク、ピアノ五重奏曲第2番 イ長調 作品81

2016年09月22日 | レッスンメモ
めっきり朝晩は冷えるようになり秋も本番になってきました。そろそろ室内楽がピッタリの季節ですね。ピアノが加わる室内楽はたくさんありますが、今年の11月のUNOの定期演奏会では、ドボルザークのピアノ五重奏曲をお届けします。

私はアンサンブルは学生の頃からずっと大好きで、特にアメリカ時代にはトリオを組んで、本番をこなしつつ、毎週のように3人で合わせ練習を楽しんでいました。日本に帰ってからは、弦の方々とのアンサンブルは、ずっと機会がなくて寂しい思いをしていました。今回私にとって久しぶりのアンサンブルが実現できて、しかも五重奏曲ということで張り切っています。

ドヴォルザークはチェコを代表する作曲家。スラヴ舞曲でブラームスに才能を見出され、人気作曲家となり、後には当時の新興国アメリカに破格の高給で招かれて、クラシック音楽の普及に貢献しました。そのときの滞米経験にインスパイアされて書かれたのが、かの有名な交響曲第9番「新世界から」です。

さて、今回私達が演奏する「ピアノ五重奏曲第2番イ長調」は、ドボルザークの名声がヨーロッパで確立され、作曲家としての地位が不動のものになった頃(1887年、46歳)の作品です。楽器は、ピアノ、ヴァイオリン2台、ヴィオラ、そしてチェロで構成されます。今回は前半を省略して3楽章と4楽章を演奏します。

第3楽章はスケルツォです。テンポの速い活発な舞曲で、親しみやすいメロディがヴァイオリンからピアノへと受け繋がれ華やかな曲になっています。ボヘミアの民族舞曲で3拍子と2拍子のリズムが交互に出てくるフリアントの特徴が取り込まれています。第4楽章はピアノと弦楽器の11小節からなる序奏で始まり、その後軽快な主題が繰り広げられます。中間部ではボヘミアらしい哀愁漂うメロディが出てきて、展開部で主題のフーガをそれぞれの楽器がつなぎあい重ねあって盛り上がりをみせます。コーダ(終結部)ではピアニシモからフォルテシモへと見事なクライマックスを迎えるという構成です。

第3楽章は弾いていても、聴いていても心躍るもの。どんなに気持ちが沈んでいても、きっと楽しくなります。第4楽章の方は、最後の楽章にふさわしく、2拍子の軽快でスピーディーな曲ですが堂々としたものです。最後のクライマックス、上り詰める高揚感が出せたらなと思います。皆様、ぜひ聴きにいらしてください。
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第45回記念演奏会 グループUNO
2016年11月5日(土)、19:00開演
iichiko 音の泉ホール
チケット:一般、2000円(当日券2500円)
     学生、1000円(当日券1500円)
主催:グループUNO
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全日本学生音楽コンクール 北九州大会予選

2016年09月20日 | レッスンメモ
第70回全日本学生音楽コンクールの北九州大会予選を聴きにいきました。小学生の部と中学生の部の両方を、全部ではないけど、時間の許す限り、聴いてきました。小学生の部には教室の生徒が出演しました。自分の力を十分発揮した良い演奏でした。私はもうそれだけで大満足。そうしたら結果もついてきて、見事に予選通過。とてもうれしかったです。今年はメンデルスゾーンにかわってスカルラッティ。スカルラッティもモシュコフスキーも速い曲ですが、皆さん見事によく指が回る! バッハをどう弾くかが鍵だったかなあという印象でした。

翌日行われた中学生の部には自分の生徒は出ていないのですが、毎年楽しみな方々が出演していて、それも聴きたくて行きました。しかもこれが本当に勉強になるんです。とにかくみんなうまい!バッハは左手の意識、音の響きが大切だと再確認。エチュードは、メカニックのことはもちろんとして、表現の豊かさと音の輝きが必要だと感じました。

フレッシュで、そして緊張感のある演奏にたっぷり包まれた充実した二日間でした。その後ずっと、そこで聴いた課題曲たちが次々と押し寄せてきて、今でも耳から離れません。そのくらい皆さんの演奏が素晴らしかったということですね。というわけで次は北九州大会本戦です。どんな演奏を聴かせてもらえるか、今から楽しみです!

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好きな曲を弾くための腕

2016年09月15日 | レッスンメモ
私の場合、生徒さんと曲選びをするとき、その子の好きな曲があれば、なるべくそれを取り上げるようにしています。自分の好きな曲を弾きたいという気持ちは大事にしたいと思っていますから。なので「あらー、大丈夫かな、弾けるかな?」と思うような曲でも「よし、やってみよう!」と背中を押すことが多いです。難しい曲にチャレンジしながら腕を上げるという手もありますからね。

でも、時には「待った」をかけることもあります。それは、その曲の仕上げの段階できっとその生徒はつまずく、面白くなくなる。今の腕ではここが限界というのが予想できるのです。何も完璧を求めているわけではありません。完璧なんて言ってたら一生何も弾けませんから。でもまだメカニック的にも自由自在に弾くのはちょっと無理だなと判断することがあります。

この自由自在に弾くというのはなかなか難しい。憧れの曲に挑戦して弾き始めたものの、なかなかうまく弾けない。そんなつもりでこれを弾きたかったんじゃないのに・・・と言う思いになるとか。そこには色んな問題点があると思いますが、その中の一つにメカニックの問題があります。一番わかり易いのはテンポですね。思い通りのテンポで弾けるかどうか。これはやはり、手、指いわゆる腕を磨かなくては思はなりません。

誰でもみんな自分の好きな曲を弾きたい、これは当たり前ですよね。先生が「はい、次はこれ」と言って渡してくれる曲は、先生が生徒一人ひとりの成長度合いや個性を踏まえて、次はこれをやっておいた方がいい、と考えぬいて渡してくれる曲ですけど、好きか嫌いかは別ですね。コンクールの課題曲も同じ、これはもう何が何でも好きになるしかない。でも基本は自分の好きな曲を自由自在に弾きたい、これですよ。これができるようになるために、ちょっと回り道に見えるかもしれないけど、色々とほかのこともしなきゃいけないということです。

好きな曲を弾くために、しかも面白く、気持ちよく弾くための腕、これが必要です。だから腕を磨く。技術面の向上を図ることが重要です。

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昨日はソルフェージュクラス

2016年09月12日 | レッスンメモ
昨日は「ソルフェージュクラス」の日でした。私の教室ではレベルに応じてAクラスとBクラスの2つのクラスに分けてソルフェージュを教えています。今回は最近教室に入ったばかりの小さなお子さんたちを主としたグループで新しいAクラスを作りました。同時にこれまでAクラスだった生徒たちはBクラスに格上げです。Aクラスでは初めて参加したおチビちゃんたちが、なかなかの反応を見せてくれて、とても楽しく出来ました。この調子で楽しくやって行けたらいいなと思っています。Bクラスの方は、聴音も随分進んできました。複雑なリズムの刻みも左右同時にいろいろなこともやれるようになりました。だけど拍を身体で感じることがどうもなぁ~。

普段のピアノレッスンの時にはソルフェージュまでなかなか時間が回りません。それに、ソルフェージュはグループレッスンが可能(むしろその方が効果的)なので、こうやって、別に時間をとってグループで教えています。グループでやると、楽しく出来てお友達になれたりして、仲間意識が広がっていくのがいいですね。こちらとしては、いつものピアノレッスンの時とは違うその子の個性とかが垣間見えて面白いです。「あら、いつもおとなしい○○ちゃん、みんなと一緒だとこうなんだ!」なんてね。

ソルフェージュや楽典というのは幅も広ければ奥も深いもの。しっかりやっているかどうかで、後になって大きな差がついてきます。後になって「やっておけば良かった」と後悔するケースがとても多いです。だからなるべくはやいうちに、少なくとも基本的なことは遊びながら楽しみながら自然と身につけていけるように、色んな工夫をこらしています。「とにかく楽しく学ぶ!」をモットーに明るいクラスにしたいですね。

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秋を告げる栗きんとん

2016年09月11日 | レッスンメモ
いよいよ秋です。秋といえば栗。栗といえば、栗きんとん、ですよね。私は栗きんとん大好きです。しかもこの十年ほど、もっぱら自家製の栗きんとんを毎年この季節のお楽しみにしています。


これが今年の自家製栗きんとん。今年も大変おいしくできました。材料は栗、砂糖、水。これだけ。他には何にも入れません。サツマイモや、甘露煮の栗とかは使いません。一口ふくむと、ほっこり、やがてしっとりなめらかな口当たり。そして、ぱあっと広がる栗の香り。これが秋を感じさせてくれるんです。

ところで、皆さん「栗きんとん」というとお正月のおせち料理に入っている黄色い柔らかいタイプの「栗きんとん」のことをイメージする方もいらっしゃるのではないでしょうか。私はあれは「芋きんとん」だとずっと思っていて、「栗きんとん」とは別物だと思っていました。なのに、世の中的にはどちらも「栗きんとん」と呼ばれているのが不思議でした。全然別物なのになあ、と気になっていたので、この際ちょっとウィキペディアを覗いてみました。

1)栗金団(くりきんとん)は、日本の料理のひとつ。主におせち料理に用いられる。

2)栗きんとん(くりきんとん、栗金飩)は、岐阜県の美濃東部名産の、栗を使った和菓子である。

ふーむ、なるほど、これをみると私が「栗きんとん」と呼んでいるのは2番目の方なんですね。そして1番めの方はサツマイモを使っていてもやっぱり「栗きんとん」で正しくて、むしろこちらの方がメジャーな感じ・・・、ということが分かりました。何はともあれ、それぞれのご家庭で、季節の変わり目を感じる一品、というのがおありになるんではないでしょうか? この栗きんとんは我が家にとって秋の訪れを告げてくれる、そんな一品です。

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オレンジ色の楽譜たち

2016年09月09日 | レッスンメモ
朝からピアノ部屋に弾きこもって練習していて、一段落。ちょっとお茶をして休憩の後、ピアノの前にもどってみると、おや?これは、オレンジ色の楽譜がずらり。少しベージュや青もありますが、ビタミンカラーが3冊もそろって並んでいます。たまたまなんですけど、なんだか元気が出てきますね。

まだまだ暑いけど朝晩は涼しくなって気持ちも落ち着いてくる季節です。ピアノにも落ち着いて取り組める時期だと感じています。バッハもハイドンもドヴォルザークのアンサンブルも、素敵な曲ばかり。弾いているとその曲にどんどん愛着がわいてきて、だんだん恋するようになってきます。今日も元気色の楽譜に囲まれて、ピアノの世界で恋多き人やってみま~す(笑)

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お歌の好きな女の子

2016年09月08日 | レッスンメモ
私はレッスンの時によく「ピアノを演奏するということは、自分の代わりにピアノに歌を歌ってもらうということだと思って弾いてね」と言っています。もちろんピアノは人間が歌える音域よりももっとずっと広い音域で、しかも同時に複数の音を出せるので、本当に上手にピアノを歌わせられたら、結構万能な力を発揮できる楽器だと思っています。

でもピアノで歌うってどういうこと? それはまず、実際に声に出して歌ってみなくちゃわからない。だから、まずは自分で歌ってみよう。ということで、ときどきレッスンの合間に生徒にちょっと歌ってみて、と促してみたりします。ところがこれがどうもあんまり好きじゃない生徒が多いみたいなのです。なぜか恥ずかしがって、なかなかちゃんと歌ってくれません。どうしてかなあ、ま、ピアノで素晴らしく歌って演奏できてるならそれでいいんですけどね。別にうまくなくてもいいので歌うことを忘れず、歌うことを恐れず、体を使って声に出して歌ってみてほしい、それはきっとピアノ演奏にもつながるからと思っているんですけどね。

そんな中、最近私の教室に入ってピアノを始めたばかりのMちゃん。この子はお歌が大好き。時にはこちらが何も言わなくても、自分から声に出して歌いながらピアノを弾いています。これは面白い! 今まで教室にはいなかったタイプ。あんまり上手に歌うので先日、レッスンのときに一曲ちゃんと歌って聞かせてもらいました。曲は来年一年生になるので「1年生になったら」です。まあ、これがほんとに上手!嬉しくなっちゃいました。さて、歌うことが大好きなMちゃんのこの個性を、これからはピアノで歌う方向に自然につなげていくのが私の仕事。ピアノの練習は大変だけど、めんどうくさがらずについてきてね!

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ホームページを新しくしました

2016年09月06日 | レッスンメモ
私のホームページが新しくなりました。これまでのホームページは、なんだか手作り感ありありで見にくい。スマホ対応してない。ほとんど更新されない。などなど、以前から人にも言われ、自分でも気にはなっていたのです。しかし、パソコンオンチの私、自分ではどうにもできず、めんどくさがる夫に頼みました。夫の重い腰をあげてもらうために、スペシャルなイタリアワイン一本との交換で交渉成立、無事完成にこぎつけました! これまでと比べてスッキリ簡単、見やすいホームページになったと思います。スマホ対応もバッチリなので、一層お手軽にご覧いただけます。URLはこれまでと同じです。新しくなったホームページ、皆さん是非一度訪問してみてください。 
「愛野由美子ピアノ教室」のホームページ

さあ、せっかく新しくしたのですから、あとは折に触れてキチンと更新することが大切ですね。おっと、それはこのブログも同じこと。頑張りま~す。

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PIARAピアノコンクール(ピアコン)課題曲セミナー

2016年09月05日 | レッスンメモ
先日、大分市の iichiko総合文化センターで行われた「PIARAピアノコンクール課題曲セミナー」の講師をつとめました。未就学児から中学生まで、すべてのカテゴリーの課題曲(全部で23曲!)を解説いたしました。数が多く、初めての曲もあるので、準備は大変ですが、たくさんの曲について自分の理解が一層深まって勉強になるので、毎回とてもやりがいを実感しています。というわけで、今回もそれぞれの曲の流れとポイントを、限られた時間の中で、会場の皆さんに分かりやすくお伝えするよう心がけました。

また、一部の課題曲については公開レッスンというスタイルで解説と指導を行いました。受講した生徒さんたち皆さんとても熱心に一生懸命弾いてくれて、こちらも熱が入りました。

ようやく夏が終わり、いよいよ秋の陣がスタート。このセミナーを皮切りに、これから生徒さんのコンクール、私のコンサート出演、教室の発表会と、盛りだくさんのイベントが続きます。

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流れのある音楽

2016年09月02日 | レッスンメモ
ピアノのレッスンやコンクールの講評などで、「流れの良い演奏を!」とか、「もっと音楽の流れを感じて!」とか、言われたことがありませんか? これは曲の途中で引っかかったり、止まりそうになったりとか、そういうことではありません。とても良く弾いているのに、何だかちょっと前へ行かない感じ。演奏自体は一つ一つのフレーズを丁寧に扱って、一音一音をキチンと歌っている。それなのに、どうも、ところどころ音楽の流れが滞っている・・・、そんな感じがする演奏のことです。

これはどちらかというと、音楽的にデリケートに歌うことが上手なお子さんにありがちなように感じます。とても惜しいと思います。この音がとても大切と分かっていて、その音の響きをしっかり聴いている。しかしそれゆえに、少しテヌートがオーバーになって、その結果音楽が流れない。あるいは、フレーズの中の音楽を感じて歌うために揺れ過ぎてしまう。流れ重視で弾き飛ばすだけでは良くないということを、よく理解しているからこその悩みです。

拍をただ正確にメトロノーム的に刻んでいる演奏では、もちろん魅力はなくなります。だから、音楽を1拍ずつではなく1小節、4小節、そして大きなフレーズ、もっと大きなまとまりと、どんどん遠くから全体的にとらえ直してみましょう。そうして、音楽の「ため」の部分とさらさらと流れる部分のバランスや場所を考慮して、全体として音楽の流れがスムーズになっているかどうか、自分であれこれ試してみることが大切です。

答えが一つではない芸術、どんなふうに表現するか、どんなものに共感するかでその人の紡ぎだす音楽の流れが決まります。リラックスして、目を閉じて聞き入るような流れ、軽快でときにはハッとするような展開が待ち構えている流れ。作曲家の意図を踏まえて、楽譜からその音楽の流れを感じ取るセンスを磨きましょう。そうしてそこでつかんだ音楽を実際に音に出して思い通りに演奏して音楽の流れを作り出す。これが理想です。センスと技術の両方を磨いて流れのある音楽をつくりだしましょう!

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