NHKの人気番組「奇跡のレッスン」は私の大好きな番組で、いつも欠かさず録画して見るようにしています。スポーツや芸術、料理や書道も含めて、その道の世界トップクラスの実績をもつ元選手や指導者たちが、一般の生徒たちのもとを訪れて、一週間ほどサプライズ指導するという夢のような企画番組です。
私はピアノ指導者として毎日子供たちと接しています。どうすればこの子たちをもっと伸ばせるか、もっともっと上手に教える方法はないか、やる気を引き出すにはどうしたらいいか、いつもいつもこんなことを考えています。この番組はそんな私にとって、本当に価値あるヒントと気づきの宝庫です。番組で取り上げるのは毎回違うテーマですから、例えばスピードスケートのレッスンの回をみて、それがピアノの指導に何か役にたつのかと思われるかもしれませんが、これがほんとに役に立つのです。なぜかといえば、取り組むテーマにかかわらず「子供たちに指導する」という根本のところは同じだからです。
これまで見てきた一連の番組を通じて、私なりに感じた「奇跡のレッスン」のエッセンスを箇条書きにしてみます。
1)まずは「見立て」。初対面でさらっと練習風景を見ただけで、パっと問題点と課題を見抜く。レジェンド指導者たちはこの「見立て」の能力がすごい。
2)「課題の整理」。見立てから、やるべき課題を整理する。技術的な課題はもちろんですが、やる気がなさそうとか、雰囲気が暗いとか、コミュニケーションが足らないとか、いわゆる「練習以前の問題」も決しておろそかにしない。
3)「豊富で効果的な練習ノウハウ」。一つ一つの課題について、それを改善するための具体的なドリルを一つ一つ練習に取り入れる。ここは個別の競技や習い事に応じてその指導者が提供する一番のノウハウの見せ所です。この番組でみたレジェンド指導者たちに共通して言えることは、課題とドリルの間の関係が明確でしかもものすごく効果的だということです。例えば、Aという課題を克服するために a という練習を一生懸命繰り返してきた生徒に対して、「うん、それじゃ、bという練習やってみて」これでコロッと結果が変わるのです。Aという目的地に行くために、道は一つではありません。a、b、c ・・・といく通りもあります。レジェンド指導者たちはここでそれまで子供たちが経験したことのないような、より効果的で理にかなった指導を次々と展開していくのです。
4)もちろん素直に言うことを聞く生徒たちばかりではありません。相手は世界的な有名人なんですけど、それでも中には自分には関係ないと思ってる子だっているんです。そんなときは「やって見せる」これです。これは効きます。生徒たちはみんな指導者のことを見ています。どこまでこの人の言うことを本気で聞いていいのか? 口先だけのうるさい大人がまた増えただけなのか?レジェンド指導者たちが往年の片りんをチラッと見せるだけで、たいていの子供たちは目を丸くします!
この番組を見ていると、指導者の責任は大きいということを痛感します。子供たちは指導者次第で、その指導次第で、驚くほど変わることができるのです。私はピアノ指導者のはしくれの一人として、縁あって私の教室に通って来てくれている生徒たちのために、もっともっと精進していこうと思っています。
ハナズオウの花が咲きました。
生徒さん募集中です。まずはこちら愛野由美子ピアノ教室ホームページをクリック![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
私はピアノ指導者として毎日子供たちと接しています。どうすればこの子たちをもっと伸ばせるか、もっともっと上手に教える方法はないか、やる気を引き出すにはどうしたらいいか、いつもいつもこんなことを考えています。この番組はそんな私にとって、本当に価値あるヒントと気づきの宝庫です。番組で取り上げるのは毎回違うテーマですから、例えばスピードスケートのレッスンの回をみて、それがピアノの指導に何か役にたつのかと思われるかもしれませんが、これがほんとに役に立つのです。なぜかといえば、取り組むテーマにかかわらず「子供たちに指導する」という根本のところは同じだからです。
これまで見てきた一連の番組を通じて、私なりに感じた「奇跡のレッスン」のエッセンスを箇条書きにしてみます。
1)まずは「見立て」。初対面でさらっと練習風景を見ただけで、パっと問題点と課題を見抜く。レジェンド指導者たちはこの「見立て」の能力がすごい。
2)「課題の整理」。見立てから、やるべき課題を整理する。技術的な課題はもちろんですが、やる気がなさそうとか、雰囲気が暗いとか、コミュニケーションが足らないとか、いわゆる「練習以前の問題」も決しておろそかにしない。
3)「豊富で効果的な練習ノウハウ」。一つ一つの課題について、それを改善するための具体的なドリルを一つ一つ練習に取り入れる。ここは個別の競技や習い事に応じてその指導者が提供する一番のノウハウの見せ所です。この番組でみたレジェンド指導者たちに共通して言えることは、課題とドリルの間の関係が明確でしかもものすごく効果的だということです。例えば、Aという課題を克服するために a という練習を一生懸命繰り返してきた生徒に対して、「うん、それじゃ、bという練習やってみて」これでコロッと結果が変わるのです。Aという目的地に行くために、道は一つではありません。a、b、c ・・・といく通りもあります。レジェンド指導者たちはここでそれまで子供たちが経験したことのないような、より効果的で理にかなった指導を次々と展開していくのです。
4)もちろん素直に言うことを聞く生徒たちばかりではありません。相手は世界的な有名人なんですけど、それでも中には自分には関係ないと思ってる子だっているんです。そんなときは「やって見せる」これです。これは効きます。生徒たちはみんな指導者のことを見ています。どこまでこの人の言うことを本気で聞いていいのか? 口先だけのうるさい大人がまた増えただけなのか?レジェンド指導者たちが往年の片りんをチラッと見せるだけで、たいていの子供たちは目を丸くします!
この番組を見ていると、指導者の責任は大きいということを痛感します。子供たちは指導者次第で、その指導次第で、驚くほど変わることができるのです。私はピアノ指導者のはしくれの一人として、縁あって私の教室に通って来てくれている生徒たちのために、もっともっと精進していこうと思っています。
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