ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

大忙し!

2010年03月31日 | Weblog
29日に北九州市でマッシンガー先生の二回目のレッスンを受けた後、そのまま佐賀に移動して、あわただしくコンサートの打ち合わせや準備をこなしました。故郷の皆さまの支えはとても心強く、本当に有難いものです。応援して下さる皆様に心から感謝したいと思います。明日、4月1日は午前中に佐賀でもう一仕事して、午後には家路につく予定です。
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極上のモーツァルト

2010年03月29日 | コンサート
昨日は、マッシンガー先生のコンサートでした。主催者の方のご自宅に併設された「スタジオソノール」でのコンサートです。大勢のお客様で満員でしたが、大きい会場ではないので、ステージの上の先生を遠くから見たり聞いたりするというのではなく、とても間近で演奏に接することができました。私はとてもいい席で、先生の姿を目の前で全部見ながら聞くことができました。先生のソフトペダルまではっきり見える位置で、とても勉強になりました。

極上のモーツァルトとは、こんな音楽だと思わせる何とも言えない幸せ感をもたらしてくれたコンサートでした。オール・モーツァルト・ソナタのプログラムでしたが、どれも、とても愛情のこもった音楽で、それがこちらに伝わって、「私はなにかの愛情に包まれている」という気持ちになるくらいでした。だから、とても幸せな気持ちになり、ずっとそこに浸かっていたくなりました。

その後、懇親会があり、先生の暖かいお人柄に接することができました。あのモーツァルトは、先生のお人柄そのものだと感じました。さて今日は、二回目のレッスンを受けに行きます。前回、先生に指摘されたことをどれだけ改善できているかが試されます。先生と勉強出来ることを感謝しながらレッスンを受けてきます。

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子供の力

2010年03月28日 | レッスンメモ
昨日は、コンクールの九州大会に朝6時台の電車に乗り込んで、行ってきました。

コンクールというのは、日頃の力を出せるかどうかが勝負です。昨日、一番緊張していたのは保護者と先生である私。今回出場した私の生徒たちは、比較的淡々と自分の順番を待ち、いつもの感じで平気で本番をこなすことができたようです。

おかげさまで、4人のうち、2人が全国大会に出場出来ることとなりました。いつも真面目に練習してコツコツ積み上げてきたこと、そしてそれを本番できちんと表現できたこと、これが良い結果をもたらしました。これからも頑張ってくれることを期待しています。

しかし、子供って素晴らしい。やや遅れ気味で大会二日前までぎりぎりレッスンして、残り二日間で変わることが出来ると信じて、頑張らせた子がいます。そうしてのぞんだコンクール当日の演奏は本当に見違えるようでした。今までで最高の出来でした。その生徒は、全国大会には進めませんでしたが、優良賞を頂きました。ずっと難しい課題曲に取り組んで、ぎりぎりまで攻防を続けて、大きく成長してくれました。私は、賞のこととは関係なく、それがとても嬉しくて、ご両親にそのことを伝えにいくと、ご両親も「感動した。賞は二の次」と言って、涙を流していらっしゃいました。

本当に、子供たちの力って素晴らしい!

さて、私の方は、マッシンガー先生の一回目のレッスンが終わって、二回目のレッスンは明日です。マッシンガー先生のことは、また後日ゆっくりまとめたいと思います。さあ、子供たちに力をもらって、先生も頑張るぞ!

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4往復の初日

2010年03月26日 | Weblog
今日から、4回連続で、福岡県北九州市まで往復の日々が始まります。今日は自分のレッスンに加えて、いくつか他の人のレッスンを聴講します。

明日は、生徒のコンクールに同伴、ホールは違いますが偶然同じ北九州市でした。

次の日は、マッシンガー先生のコンサートと懇親会、そして、その次の日は、また私が受けるレッスン。

もう、泊まった方がいいくらいですが、ピアノが弾けないと困るのです。最初にマッシンガー先生のレッスンを受けて、2回目のレッスンで、先生のご指導が旨く伝わったか、あるいはちゃんと変わったかを先生ご自身が確認したいということで、レッスン後にちゃんと練習しておかなければならないのです。

日中は北九州市ですが、夜、帰ってきてからどのくらい練習できるかがカギです。ちょっと、厳しい4日間になりそうだけど、頑張ってきます。では、行ってきま~す。

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コンクールを控えた生徒たち

2010年03月25日 | レッスンメモ
明後日は私の教室の生徒たちも出場するコンクールの九州大会の日です。地区の予選を勝ち抜いて今度は九州大会です。先日、みんなでリハーサルを兼ねて勉強会をしました。まだまだ気になるところがあったり、「あと一歩なのに・・・」とこちらが焦ったり、逆に「よし!」と思わせる演奏だったり、生徒によって、出来はまちまちでした。今日は、子供たちにとって、本番前の最後のレッスンの日。子供は、2日間でも全然変わってくるので、最後の追い込みが大切です。

でも、いつも生徒に言ってることですが、素晴らしい演奏を目標に掲げて、頑張って練習するというその『過程(プロセス)』が一番大事なことだと思います。コンクールの審査の結果にこだわるよりは、練習の質と量にこだわって欲しいと思います。「実力」というのは練習によってのみ身につくものですからね。残り二日、あともうひと頑張りしてくれることを祈っています。

かく言う私自身、明日は、マッシンガー先生のレッスンを受けに行きます。こうやって、私も生徒と共に頑張ろうと思います。

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ベートーヴェン・ピアノソナタ作品101

2010年03月24日 | レッスンメモ
今、ベートーヴェンばっかり弾いています。あさっての公開レッスンまでに準備が間に合うか、ぎりぎりの攻防です。

この作品、弾けば弾くほど好きになります。このソナタは、ベートーヴェンの後期の作品に属するのですが、その特徴でもあるシンコペーション、独特なトリルの使用、カノン風、フーガ風のエピソードを用いる対位法の要素などが盛り込まれています。1楽章は、優しく、ごく自然に語りかけるような口調で始まり、曲全体に明るく美しいイ長調が支配しています。語り口調で始まるこの1楽章が私は大好きです。

この曲は、「私が何度も考察しあなたの才能と人格への私の傾斜のよすがとなるものです。どうぞ、お受け取りください」という献呈文とともに、エルトマン夫人に献呈されています。ベートーヴェンの死後、机の秘密箱から、出てきたラヴレター(結局送ることのなかったもの)のお相手は、エルトマン夫人ではないかという説もあります。控えめで謙虚にしかし、たっぷりの愛情が感じられるこの曲は、そういったエピソードも反映しているかもしれません。

1楽章、3楽章は控えめで詩的な感じに対し、2楽章と4楽章は、男性的で能動的な要素を持っていてコントラストをなしています。不安や怒りから解き放たれ始めたベートーヴェンの後期の作品の特徴がよく出ています。まさに「苦しみを突き抜けて歓喜に至れ」という感じですね。


そういう曲なので、弾いていると私も暗い気持が吹っ飛んで、喜びが生まれるというか、とても練習が楽しいのです。この素晴らしい曲をもっともっと自由自在に弾きこなせるようになるために公開レッスンを受けに行きます。どんなことを学べるか、楽しみです。

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ヴェスプロ

2010年03月23日 | コンサート
昨日は三連休の最後の日、お友達に誘われて、コンサートを聴きに行ってきました。別府から高速を使って約1時間、日田市の「パトリア日田」で行われたコンサートです。

「聖母マリアの夕べの祈り VESPRO(ヴェスプロ)」と題した音楽会で、濱田芳通さんを中心とした古楽器の楽団と合唱団が、400年前のバロック音楽、モンテヴェルディの作品を聴かせてくれました。

チェンバロとオルガンに加えて、ヴィオラ・ダ・ガンバや、コルネット、小型のハープなど珍しい古楽器がたくさん登場しました。チェンバロの歯切れ良い音色とオルガンのふくよかな響きが、曲によっては10声で構成される伸びやかな合唱にとてもよくマッチしていました。次から次へと歌と演奏が展開していって、少しも飽きさせることのない素晴らしい演奏会でした。

400年前と言えば、日本では戦国時代末期から江戸時代の初め頃。その当時の音楽をこうして聴いているのだと思うと、とても不思議な気持ちになります。良い音楽というのは時空を超えて楽しむことができるんだなと改めて感じました。

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レッスンを受けるための準備

2010年03月22日 | 思うこと
昨日、九電イリスコンサートが終わり、次はベートーヴェンソナタ。今週の金曜日に、マッシンガー先生の公開レッスンを受けます。

自分が日頃、思いつく限りのことをやって、それでもわからないこと、知らないことを学ぶためにレッスンを受けたいと思います。自分が知っていて、練習不足のためにできていない事をご指摘していただくためにレッスン受けるのは、もったいないと思っています。だからレッスンを受ける曲はきちんと暗譜しておきたい。本を自分の前においていても、暗譜しているのとそうでないのとは、やはりちがうので。

2年前にお亡くなりになった、私の恩師のレッスンは、暗譜でした。譜面台に楽譜を置いて、先生に「お願いします」とご挨拶すると、「はい、楽譜ちょうだい」と言って、楽譜を手にとって、離れたところにお座りになります。暗譜が不確かな時は、その楽譜のあとをついて行きたくなりますが、仕方なくそのまま弾き始め、ぼろぼろになったことがあります。ある時からこの暗譜レッスンが始まり、いつのまにかそれが当たり前になっていました。

レッスンの内容も、「そうそう。そうですよね。」とか、「はい、わかってるけど、やってませんでした」ということのないようにして臨みたい。全部やることやった後で、さらに何をアドヴァイスしてもらえるか。あるいは、違う視点で注意してもらえるか。自分では、思いもよらなかったアイデアや、解釈や、弾き方、そんなものを学びたい。それで初めて、レッスンに価値がでてくるというもの。そのためにはレッスンを受ける前のこちらの準備が大切ということだと思います。

ああしかし!このベートーヴェン、間に合ってない。言うは易し。行うは難し。ベートーヴェン作品101、本当にいい曲なのに、まだまだだ。この二日間が勝負です。練習、頑張ります。

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イリスコンサート、無事終了

2010年03月21日 | コンサート
昨日は、九電イリスコンサートでした。お天気にも恵まれ、雨女の私にしては珍しいことでした。初めてお越しいただいたお客様はもちろん、毎年のように足を運んで下さるお客様もいらして、本当に心から御礼申し上げます。




今年は、ソプラノ歌手の上田雅美さんをゲストにお招きしました。とても素晴らしい歌声でした!!


それからこのお花、見事でしょう?いつも、素敵なお花を用意して、コンサートに文字通り花を添えて下さる、九電イリス様。今年もお世話になりました。ありがとうございました。



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鍵盤迷走さん

2010年03月20日 | Weblog
ブログというのは面白いものですね。ネットを通じてそれまで何のご縁もなかった遠くの人と繋がることができます。昔では考えられないことだと思います。私がいつも楽しみに読んでいるブログの中に、「鍵盤迷走」さんのブログがあります。ピアノの先生で、すごい人気のブログを書いてらっしゃる方です。

彼女の文章は、歯切れがよくて、スピード感があって、とっても面白いです。ウケル事も書いてあって、そのギャグは、本当におかしいんですけど、その実すごくまじめな方です。ずっと読んでいれば、それはわかります。そして私の一番好きなところは、彼女の細やかな心配りです。あたたかくて、いろいろまわりのこと考えてらっしゃる方です(って、お会いしたことないのですけど(笑))。私はそんな彼女の大ファンです。

その鍵盤迷走さんが、私も毎月定期購読している「ムジカ・ノーヴァ」という有名なピアノ雑誌にエッセイの連載を始めることになったそうです!!今日発売の4月号から載るんだそうです。皆さんも是非読んでみて下さい。絶対面白いと思いますよ!

鍵盤迷走さんのブログ

さて、私は、昨日は練習を控えめにして、コンディションを整え、今日の本番に備えました。鍵盤迷走さんに元気をもらい、私もコンサート、頑張ります。では、いってきます。

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攻めの心

2010年03月19日 | レッスンメモ
昨日はかなり充実した練習ができました。とても集中できました。明日のコンサートのプログラムの仕上げ練習です。

最後のツメの練習に欠かせないのが録音機。これで、聞いては直し、弾いては聴くという作業を繰り返して、少しでも理想に近づけるように努力しています。「本番直前になってまだこんなことを!?」とお思いのあなた!実はこれがとても大切だったりします。攻めの心とでも言うのでしょうか。大体本番よりもっと前に、仕上がっているものなのですが、「よし、これでいい。もうこれで仕上がった」と思ったとたん、だめになります。

ここからラストスパートで、さらにいいものを、「今日一日でもっと変われる」と信じて取り組む姿勢、これが良い結果を産んでくれるのです。

もちろん、演奏後は、自分の非力やこれまでの努力やいろいろ総合して、「う~ん悔しい」になったり「よしっ、私としては満足!」と思ったり、色々ありますけど、結果は結果。やるだけやって挑戦するのみです。

明日の本番楽しみになってきました!

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幻想即興曲

2010年03月18日 | クラシック豆知識
今年は、ショパンイヤーという事で、コンサートのプログラムはショパン満載のものが多いですね。

私もあさってのイリスコンサートでは、ショパンを3曲弾きます。このイリスコンサートでは毎年、できるだけ、名曲シリーズ的な曲を織り交ぜてプログラムを構成しています。そこで今回は、ショパンの名曲中もっとも有名な曲の一つである、「幻想即興曲」をプログラムに入れることにしました。

この作品66は、1834年(ショパン24歳の頃)に作曲されましたが、同じ年にモシェレスという作曲家が同じような主題のものを発表したため、出版を見合わせたとも言われています。左手3音に右手4音(左手6音に右手8音の解釈がが正しいけど)を入れる魅力的な主題で、中間部は左手の分散和音に、右手のメロディーをたっぷり歌わせます。また、再現部が同じように表れ、ドラマティックな中に、繊細さあふれるショパンらしい作品です。

この作品は、ショパンが1849年、39歳で亡くなったあと、1855年に友人のフォンタナによって、整理、発見された遺作の中の一つとして出版されました。ショパンの生前には発表されることのなかったこの作品、世界中の人が愛し、繰り返し繰り返し演奏されているということを本人は知らないまま、この世を去ったのです。
そんなに長い曲ではありませんが、ショパン作品のエッセンスがすべて凝縮されているような、そんな気がする名曲です。

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ピアノのペダル

2010年03月17日 | クラシック豆知識
昨日と一昨日、大人の生徒のレッスンで、偶然、モーツァルトのソナタを続けてレッスンしました。モーツァルトのピアノ曲を弾く時はペダル使用の難しさを感じます。



モーツァルトの楽譜の原典版には、ペダルの指示はほとんどありません。いろいろな種類の楽譜がありますから、たくさんペダルの指示がある楽譜もあります。私自身は、モーツァルトの場合、ぺダルを控えめに少し使用します。ピアニストによっては、多く使用している方もあり、CDを聞くといろいろな踏み方があるようです。弾く人によって、音の粒立ちや、レガートのかけ方、弾き方が違い、それによってペダルの場所も変わってきます。その人の音と表現によって、ペダルが多くなったり、極端な話、まったく使わなかったりもします。

それに比べて、ショパンの場合、私はほとんどショパンの原典版に指示された通りのペダル使いを基本的に守る方法をとります。それでうまく音楽が美しくなったり、素晴らしくなったりするようにペダル記号が書かれていると感じるからです。これは、かなり真実だと自信を持って言えます。

ペダルに関しては、奥が深いので、生徒にはできるだけ早くからペダルになじませるようにしています。今日も子供の生徒に、ペダルのタイミングについてレッスンしました。文字通り「手とり足とり」という感じです。

一般の人は、ピアノ演奏と言えば「指で弾くもの」と思われていて、なかなかペダリングのことまで関心を呼ばないようです。でも、ペダリングはピアノ演奏には欠かせない重要なもので、使い方次第でその演奏の質が大きく変わる、油断大敵なものです。

そんな大事なペダリングですから、ステージで履く靴のヒールの高さにとても敏感なピアニストも多いようです。ステージで演奏する時はいつも○○cm の高さのヒールと決めていたりするのですね。私の場合はそこまで神経質ではありませんけど、普段お部屋でスリッパを履いて練習しているので、本番であまり高いヒールを履くと違和感を感じます。かといって、ステージ衣装に低いヒールは似合わないし・・・。

しかし、そんなヤワなことばかり言ってはいられません。ピアニストはいつでもどこでもお声がかかれば飛んで行って見事に弾いてみせる!これが大事です。昨年、初めてお寺でコンサートをやらせていただいた時は、広い畳の部屋にピアノが置かれてありました。ドレスにストッキング履いた足のまま、ハイヒールどころかスリッパも履かずにそのままぺダルを踏んで演奏しました。やればできるもんだと思いました!!

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法事

2010年03月15日 | Weblog
昨日は、父の法事で実家に行っていました。13回忌の法要です。もう、父が亡くなって12年がたってしまいました。早いものです。その頃は、私はアメリカにいたんだなあ・・・と感慨にふけってしまいました。

久しぶりの親戚との再会を楽しんだ後、お墓参りをすませました。
それから、お仕事。6月のリサイタルの打ち合わせをしました。こちらでお世話をして頂く方の誠実で熱心な対応に、本当に感謝しながら、再び高速をとばして帰ってきました。昨日は、息子も一緒で運転を交代しながら帰れたので、ずい分楽でした。

その息子も明日は、いよいよ新社会人として東京へ旅立ちます。日本に帰ってきていろんなことがあった10年だったなあと、昨晩は走馬灯のように、たくさんのことが思い出されて胸がいっぱいになりました。前にも書いたように、私は元々短距離走(100m)の選手だったのですが、人生は本当に山あり谷ありの長距離走ですね。これから先も、まだまだ長い道のりを、コツコツ少しづつ、一歩一歩着実に前に進んで行きたいと思っています。

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10人の小人

2010年03月13日 | レッスンメモ
本番を間近に控えて、プログラムに載せた曲が、顔を洗ってる時も、ご飯食べてる時も耳について離れません。ず~っと頭の中で鳴っています。

頭の中で鳴っているというくらい気持ちを入れ込んでも、それだけではうまく弾けるということにはなりません。気持ちで弾くんじゃなくて、頭を使って弾く。これだけの気持ちを指に伝えてピアノを思い通りに鳴らすためにコントロールする、その頭の指示通りに指が動くかどうか、ここが重要です。そしてその見張り番の役目をする別の頭も必要です。

グールド好きの夫は、「グールドがピアノを弾いている姿を見ると、指1本1本の先に小人がいて、その10人の小人たちが鍵盤の上を精確にリズミカルに飛び回るのを、じっと監視しているみたいだ」と言います。要するに、自分(頭)の思った通りに10人の小人たちがきちんと働いているかどうか、ということを監視しているようだというのです。

頭が指を(それぞれが意思をもった10人の小人を!)厳しく監視している・・・。私も一生懸命監視はしてるんですけど、私のしつけが悪いせいなのか、私の小人たちは、なかなか素直に言うことを聞いてくれません!!

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