連弾は、一つのピアノを二人で、三人で四人でと一緒に弾くものです。
昔、好きな女性に接近したい作曲家が連弾という妙案を思いつき、現在の連弾が発達したらしいです。(本当かしら?)
いつもは、ピアニストは一つのピアノを独占して下から上の鍵盤まで、自由自在に使います。それを、二人なら半分ずつくらいの域になるのですが、きっちりここからここまでということにはなっていませんので、けっこう問題が生じます。
その曲の場所によっては、接近した位置で二人が違うことを演奏しなければならず、指がぶつかり合います。日頃、自分だけのキャンバスならぬ、鍵盤を自由に使っているので、ちょっとの抵抗があるだけで、とても弾きにくくなり、ミスります。ちょっとでも手がぶつかると、遠慮してすぐに手を引っ込めたりする時もあります。また、その逆で、自分のパートを弾くのに一生懸命になっているので、ひどい時は、相手の指を自分の指で押さえたり、けちらしたりしてしまいます。ひじや腕も窮屈になり、たくさん自分の陣地を確保しようとしてしまいます。
よそから見て、寄り添っているみたいで、実は熾烈な戦い(笑)があったりします。
また、メロディーラインによっては、腕を交差させて弾いたり、どちらかがピアノから遠のいて、下から上までの広範囲の鍵盤を弾く場所があったりします。これは、観ているお客様にとっても、おもしろいことかもしれません。
今回も、一人で練習するとうまくいくのに、あわせるとお互いに弾けなくて、最初は、「次回までちゃんと練習してきます。」とお互い言い合っていたのですが、これは、ぶつかりげいこ(おすもうさんではありませんが)をしなきゃいけないのだと言うことに気がつき、あわせ練習を大切にしてきました。
その甲斐あって、いろんなお互いの場所の行き場を決めたり、譲り合いがうまくできたり、あうんの呼吸でわかったりしながら、なんとかうまくいきました。
連弾って楽しいものです。
昔、好きな女性に接近したい作曲家が連弾という妙案を思いつき、現在の連弾が発達したらしいです。(本当かしら?)
いつもは、ピアニストは一つのピアノを独占して下から上の鍵盤まで、自由自在に使います。それを、二人なら半分ずつくらいの域になるのですが、きっちりここからここまでということにはなっていませんので、けっこう問題が生じます。
その曲の場所によっては、接近した位置で二人が違うことを演奏しなければならず、指がぶつかり合います。日頃、自分だけのキャンバスならぬ、鍵盤を自由に使っているので、ちょっとの抵抗があるだけで、とても弾きにくくなり、ミスります。ちょっとでも手がぶつかると、遠慮してすぐに手を引っ込めたりする時もあります。また、その逆で、自分のパートを弾くのに一生懸命になっているので、ひどい時は、相手の指を自分の指で押さえたり、けちらしたりしてしまいます。ひじや腕も窮屈になり、たくさん自分の陣地を確保しようとしてしまいます。
よそから見て、寄り添っているみたいで、実は熾烈な戦い(笑)があったりします。
また、メロディーラインによっては、腕を交差させて弾いたり、どちらかがピアノから遠のいて、下から上までの広範囲の鍵盤を弾く場所があったりします。これは、観ているお客様にとっても、おもしろいことかもしれません。
今回も、一人で練習するとうまくいくのに、あわせるとお互いに弾けなくて、最初は、「次回までちゃんと練習してきます。」とお互い言い合っていたのですが、これは、ぶつかりげいこ(おすもうさんではありませんが)をしなきゃいけないのだと言うことに気がつき、あわせ練習を大切にしてきました。
その甲斐あって、いろんなお互いの場所の行き場を決めたり、譲り合いがうまくできたり、あうんの呼吸でわかったりしながら、なんとかうまくいきました。
連弾って楽しいものです。