ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

表現

2011年02月01日 | レッスンメモ
私には、心の中で言いたいことが、たくさん、たくさんあります。喜びも悲しみも、愉快な事も悔しいことも、安堵も不安も、なにもかも全部が心の中に一杯詰まっています。

そして、それらがみんなないまぜになって、言葉にできないくらい色々な思いが満タンになって、あふれ出したり、こぼれ落ちたり、爆発したり・・・。音楽って、言葉にできないものでも、表現できるそんな力をもった表現方法の一つだと思っています。どうしても言葉で言い尽くせない、表現できない感情や思いってありますよね。人間にとっては、言葉よりも音楽の方が、きっと、先に産まれたんだと思っています。人間に心というものが芽生えたときから、感情というものが産まれたときから、音楽はずっと人間と共にあったんだと思います。

私は、言いたいことがたくさんありますが、それをうまく言い表せない時があります。そんな複雑な心の中の葛藤や愛情などを音楽に投入できる時、自分を満たすことができるように思います。

でも、それは私の場合、ピアノ演奏というプロセスを通じてということになるので、私と音楽の間にワンクッション入ることになります。そのワンクッションが問題。この表現する方法としてのピアノという楽器と、それを操る私の手。これが自由自在でないと自分が表現したいように表現できなくなってしまいます。なので、そこを練習して上手く伝えられる演奏が出来るよう、努力しなければならないのです。

でも、まずは、表現したい何かがないと始まりません。これがあるからこそ、もっと練習しようという気にもなるのです。私は、いつも、感じたこと、伝えたいこと、叫びたいことを心の中に膨らませて、ピアノに向かっています。もちろん、ひとりよがりになってはいけないのは、いうまでもありませんが・・・。

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コメント
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