ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

練習

2007年02月25日 | Weblog
今日は、いつもよりたくさん練習しました。
ここのところ、かなり練習してますが、さらに頑張りました。
しかし・・・・。どうしても、弾けないところがあります。音楽的な面、音質の面、構成の面、テクニックの面。弾けないといってもいろいろですが、テクニック的なところができていないのは、最低ラインの段階。

リストのメフィストワルツ、練習してて、頭にきたりしています。(自分の力不足に)
だいたい、リストは曲芸が大好きだし、こんなに上から下までピアノのキーをワイドにしかも同じ小節の中で、こんなに忙しく使わせるなんて!!なんて、怒ってみても、仕方がないことなのですが。

自分で、選んだ曲だし、弾けないのも全部自分のせいでして・・。

神様は、私が一日中、ピアノを練習しているのを、みてくださってるかしら?
量だけやっても駄目な時ってありますね。頭と耳と心を使って練習しなきゃいけないのです。

神頼みは、やめて明日も取り組みます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うぐいす

2007年02月20日 | Weblog
先週、今年初めてのうぐいすの声を我が家の庭で聞きました。昨日からは、ますます本格的になってきました。ホーホケキョとあちこちから聞こえます。何だか、山奥に住んでると誤解されそうですね。たしかに田舎ではありますけど、山奥ではありません。すぐ裏手に小さな山があるので、きっとそのおかげでしょう。

うぐいすは、毎年我が家にやってきて、春本番を知らせてくれます。今年は暖冬のせいで、少し早いような気がします。

こうなると、身も心も浮き立つようになってきますね。メンデルスゾーンの春の歌を弾きながら、ルンルンになってきそうです。でも、その後、深刻な曲や、心をえぐられるような曲も練習するので、気持ちがアップダウンしています。

今年のプログラムの中には、やさしさでみなさんを包み込むいう目的の曲に加えて、情熱的に刺激的にみなさんの心を高揚させるという目的のものも、多く取り入れていこうと思っています。

うん?うぐいすの話でしたよね。すぐ、ピアノの話になってしまって・・・。心浮き立つほど、ピアノ大好きだということで・・・。

庭には、水仙、クリスマスローズ、梅など、咲き誇っています。ヒヤシンスの芽も顔を出しています。いろんな木から、新芽もちらほら。

皆さん、春です。元気一杯、ますます頑張りましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

焦ってます

2007年02月13日 | Weblog
今朝、窓を開けたら沈丁花の香りがしました。いよいよ、春がやってきましたね。今年は、特に暖冬で花々が早く咲き始めているようです。

だんだん、気持ちも春めいて軽くなった気分で、犬と散歩などするのですが・・・。

ピアノの進み具合が、この春の進み具合に追いついていない・・・・。というより、計画通り練習が進んでいない・・・。う~んどうしよう。少し焦り始めています。だいたい、一日24時間は、少なすぎる!(このどうしようもないフレーズを私は、年がら年中わめいています)

ピアニストの花岡先生がなにかの雑誌に書いていたけど、コンサートをやることと、教えることを同時に生業としているものにとって、常に練習時間の確保をするために、工夫や緊張を強いられる。とのこと。
ごもっともです。

料理しながら、ストレッチ体操やったり、散歩しながら、暗譜の確認やったり、煮込み料理の日は、その時に一揆に洗い物をするように、溜め込んで他の時間は練習にあてたり・・・・。こんな工夫もしていますが、なんの緊張もないゆったりした時間も夜少しは、確保したいし・・・。

他に、なにか工夫ありますか?みなさん教えてください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光と影

2007年02月05日 | Weblog
2月の太陽の光は、もう春の明るさを持っています。どんなに寒い日でも晴れた日の陽の光は、光度とその雰囲気がちがいます。

どんなに寒くても春はやってくる。いろいろな国の人々が昔からそれぞれの国の言葉で言い伝えてきたセンテンスですね。絶望している時に、そうやって励ましながら人は生きてきたんですね。ベートーヴェンも、ブラームスもラフマニノフも寒い地方にくらし、春を毎年待ち望んだことでしょう。

でも、寒い国にくらさなくとも、人間生きていれば、心のなかに寒いものを抱えながら春の暖かさを、求めることだってあるはずです。

私が中学生の頃、夢中で聞いたベートーヴェンのムーンライトソナタ。それを弾いていたピアニストは、ベートーヴェン弾きとして世界中で有名だったウィルヘルム・ケンプ。世界のスターだった彼は、光り輝く人生だったかのようにみえました。でも、そんな彼に障害を持つお子さんがいたことを、先日知りました。80歳を過ぎてもなお、かくしゃくとして、私が学生の時、大学に来てコンサートをしました。もちろん、ベートーヴェンのソナタを弾き、その時の光景は今でもよく覚えています。
バレンボイムは、難病を抱えた奥様と共に生きていました。(現在は亡くなり、女流ピアニストと再婚)この冬は彼のメンデルスゾーンのピアノをCDで一番たくさん聴きました。

みんな、なにかを抱えたり背負ったりして、なお春を求めて生きていくのです。
自分だけでなくみんなそうやって生きているんだと思います。そして、音楽がどれだけ救ってくれたことでしょう。

光と影、明と暗は、背中合わせ。その中にドラマがあり、音楽が生まれるんだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする