ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

楽語

2011年01月31日 | レッスンメモ
サッカー日本代表、アジアカップ優勝おめでとうございます!! さすがに決勝戦は夜中のキックオフだったので観れませんでしたが、それまでの試合は手に汗握りながらテレビ画面に向かって一生懸命応援させていただきました。ところで、代表監督のザッケローニさん、イタリア人ですよね。インタビューに答えるのも当然イタリア語ですけれど、昨夜、テレビでお話されていたときに、一つだけ聞きとれた言葉がありました。それは「クレッシェンド」。もちろん私はイタリア語なんて一度もならったことないんですけど(第二外国語はドイツ語をとりました)音楽の楽語はしっかり勉強しました。そして楽語にはイタリア語が多いのです。クレッシェンドも実はイタリア語。なので、そこのところだけは分ったのでした。ザッケローニさん、試合ごとに成長してだんだん強くなる日本代表のことを「クレッシェンド」という言葉を使って表現していたのです。

もちろん私の教室でも生徒のみんなにもっともっとたくさんの楽語を覚えて欲しくて、レッスンの前後に楽語の勉強の時間を設けています。ソルフェージュの時にも一緒にやったりします。

これまで「音楽かるた」などを使ってやってきたのですが、しばらくすると忘れていたり・・・。なかなか定着しないので、今回、こんな大きなカードを作ってみました。

一週間に一つずつ換えていきます。教室に入って待っている間に裏と表とひっくり返しながら、覚えてもらいます。とにかく、一回のレッスンにつき一つの楽語だけ。これなら大きくてインパクトあるし、一通りは「音楽かるた」で勉強したものばかりだから復習にはいいと思うんです。なんでも反復、繰り返し練習が大事ですものね。

このカード、「どうだっ!!」っていうくらい大きくしてみましたよ。教室に入ったらまず目につくように。さ、皆さんしっかり覚えましょう。

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ぶれない!

2011年01月30日 | レッスンメモ
ぶれるとかぶれないとか言うと、政治家の信念や態度についてのお話みたいですが、今回は、文字通り身体がぶれない、揺れない、物理的にふらふらしないという意味の「ぶれない」のお話です。

私はフラメンコの教室に月三回通っています。フラメンコは、かっこよく踊りたいものですが、私が踊ると「ふらふらのふらメンコ」になってるらしいんです。とにかくいつも「身体の中心を保ってお腹を締めて」と注意をされます。「身体がふわふわ浮き過ぎる」のだそうです。

私としては、そんなにふわふわ踊ってるつもりはないのですが、「重心が上過ぎるので、もっと下へ」と注意されます。これが自分ではなかなか気がつかないものなのです。それでピアノを弾くときはどうなっているのかしらと、ふと思ったのです。もちろん、ピアノを弾く時は、腹筋と背筋を使って、ピシッとした姿勢で(そのつもりで)弾いています。

ところがその点を意識して弾いてみると・・・、私ってぶれるぶれる!! これは、身体の中心がずれるんだから、ピアノの音も外しやすくなるんだ、と気が付きました。特にリストのあの跳躍もの、どうしてもミスなしで弾けない左手の忍者飛びのところ、これを、身体を揺らさずに、きっちりと保って弾いてみたら、「やったやった!ミスなしで弾けた」ということがありました。

まだまだ、ぶれるところがありますが、少しずつ直していこうと強く思いました。フラメンコ自体は、相変わらずの劣等生ですが、学ぶものがたくさんあって、感謝です。

もちろん、政治家じゃないですけど、気持ちの方もぶれずに、真っ直ぐにやっていきたいものです!

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新年会ランチ

2011年01月29日 | レッスンメモ
昨日は、グループUNOの新年会でした。前日、私は出張で県外に泊っていたのですが、この昼食会が楽しみで朝7時半に出発して高速とばして帰ってきました。

グループUNOは、ピアノやバイオリン、フルートなど色んな楽器を演奏する、地元の演奏家が集うグループですが、年齢層の幅が広いのが特徴です。みんな気持ちのいい方ばかりで本当に楽しいんです。昨日は今年一年の活動計画などを話し合ってから、いよいよお楽しみのランチスタート。

このお皿が一番好きでした。

ホタテやサーモンとほうれん草などを重ねて、薄めのパイ生地がトップにのっています。パイ生地と一緒に頂くととても美味しかったです。

その他、スープやお肉もとても美味しく頂きました。中村紘子さんの真似をして、しっかりお肉を頂きましたが、その後が続かず、デザートは完食できませんでした。ものすごい盛りのデザートで、何種類もお皿にのっています。スイート好きにはたまらないお皿です。しかも、おいしい。でも、私は最後までいきつかず、元気な若い音楽家にお手伝いしてもらいました。

おいしいものを食べると、元気が出ますね。楽しいおしゃべりとランチで、この週末の寒さを乗り越えるエネルギー満タンです!

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華鳩(はなはと)

2011年01月28日 | レッスンメモ
年末年始にお客さんや友人たちと飲むときはワインが多かったのですが、いつもの生活リズムに戻って夫婦で晩酌というときは日本酒が多いこの頃です。

先日、こんな珍しいお酒をいただきました。

「華鳩 八反錦純米吟醸 無濾過生原酒」

素晴らしく美味しいお酒でした。夫婦とも感動しました。それにしてもこのラベル、すごいと思いませんか? こういうのに出くわすとすぐ調べたがるのが私の夫です。このラベルを解読するとこうなるそうです。

「八反錦という品種のお米を原料にした純米吟醸酒で、活性炭による濾過をせず、加熱殺菌処理もせず、アルコール度数を調整するための加水もしていないお酒」

あれもしない、これもしないということで「手抜きですか?」と思うかもしれませんが、これが正反対で、こういうお酒こそ、造り手にとってはごまかしの効かない、真剣勝負の作品になるというわけです。ワインもお酒も、原料から作り方の細部にまでこだわって大切に作られたものには、その作り手の苦労や深い思いが宿っているように思えます。そんなことも想像しながらいただくと、一段と美味しく感じられますね!

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冷えてきました~

2011年01月27日 | レッスンメモ
どんどん気温が下がっています。ものすごく寒いです。しかし、朝の7時過ぎに出発です。

何しに行くかって? もちろん仕事です。コンクールの課題曲の選定会議です。例によって高速道路を走ります。無事、走らせてくれるかしら? 大分自動車道は山の中を走り抜ける高速道路で、九州なのに、雪だ、キリだといってすぐに閉鎖になるのです。無事に通してもらって安全に行けますように!

寒い中、頑張って仕事してきます。行ってきます!

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肉食系ピアニスト?

2011年01月26日 | レッスンメモ
先日、ピアニストの中村紘子さんのインタビュー記事が「Yomiuri Online」に載っていました。

冒頭に「ピアニストはスポーツ選手のような面があって、持久力と瞬発力の両方がいる。演奏会は試合と同じ。体力をつけるため、このところ毎日のように食べているのが牛肉だ。」とあります。

ピアノの演奏には確かに体力が要ります。コンサート会場で使う大型のピアノで480キロ、私の家にある中型のグランドピアノでも345キロあります。そんな鉄と木の固まりを何時間も素手で叩いて(打楽器!)鳴らすのですから、決して楽な作業ではありません。一定以上の体力は絶対に必要ですから、これはもうしっかり食べなきゃいけません。それにしても、毎日牛肉とは、スゴイ・・・。

記事によると、中村紘子さんは一昨年、CDのジャケット写真の撮影で、「スマートに見せたくてダイエットをした」そうです。ところが、7キロ痩せて写真写りはよくなったけれど、「パワーがなくなって、演奏でも音が痩せた」のだそうです。その後、「大曲で体力の消耗するラフマニノフのピアノ協奏曲を弾くことになり、食べて体重を戻したら音も戻った」とか。

やっぱり、食べる量⇒体力⇒演奏の迫力・厚み、というような関係があるということでしょうか。皆にあてはまることかどうか分りませんが、自分の演奏を聴いた方から「中村さんは肉食動物ですね」と言われたこともあるそうです。中村紘子さんらしいエピソードだと思います。こんな方だからこそ、いつまでもあの自信とパワーのみなぎる演奏スタイルでやっていけるんでしょうね。

私は、お肉も好きですが、毎日はちょっと厳しいなあ。食べるのは大好きだし、大食いでもあるのですが・・・。その人の食べ方も含めてそれぞれ個性のある演奏が、生まれるんですね。私は野菜もかなり好きで、ちょっと草食まじりかな?

それにしても、中村紘子さんは、今年67歳になられるというのに毎日牛肉とは、やっぱり凄い方なんですね!


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栗コーダーカルテット

2011年01月25日 | コンサート
昨晩は、栗コーダ―カルテットの演奏会に行ってきました。

それぞれに作曲編曲、演奏家として活躍していた4人がリコーダーを抱えて結成されたという、なんというか、ほのぼの脱力系バンドです。NHK教育放送の番組ピタゴラスイッチでの活躍は有名ですが、コンサート、CM、サントラなどその活動は多方面にわたっています。

会場は日出町の亀屋スタイルさんのお宅。知人のKさんの御自宅で、登録有形文化財にも指定された古民家です。明治時代に建築されたというそのお屋敷をリフォームして、風情あふれるイベント会場として提供されています。お座敷一面に敷かれた座布団に座ってホームコンサート、木のぬくもりと木のいい具合の響きが、4人の演奏にマッチして、とても心地よかったです。

演奏中に特に設けられた「お写真タイム」に撮った写真です。

なんといっても、4人の醸し出す雰囲気がほのぼのとしていて、聴く人に幸福感を与えてくれるんです。肩の力を抜いたトーク、4人がちょっとずれる間合いも(計算されてるかも?)かえって面白かったです。それぞれが尊重し合って、なあなあではなく、節度のある関係を保ちながら、仲がいいんなだと感じました。結成から15年たってるそうです。曲も演奏も本当にあったかい、ほのぼの系のものが多く、それでも何の退屈もさせず、ここまで聴衆を自分たちの世界に持っていける力というものに感服しました。

コンサートが終わって外に出ると外は厳しい寒さ。けれどみんな満足感一杯で、身体と心はぽかぽかと温まっていいて、冷たい風が逆に心地よい、そんなコンサートでした。ひとことで言うと、ホントよかった~!

私も、今年はホームコンサートやりたいなと思っていたので、とても刺激を受けました。

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ピアノのレッスン

2011年01月24日 | レッスンメモ
私は、自分が生徒になってレッスンを受けるのも、自分が先生になってレッスンするのもどちらも大好きです。

自分が教わる立場になってレッスンを受けることは、年に数回しかありませんが、それだけに貴重だし、自分が思ってもいなかった発見をさせて頂けるチャンスでもあります。だから、レッスンを受けるのはとても楽しみでワクワクします。レッスンを受けることによって、音楽の何かを習得したり、上達するための手段(練習法)などを教わるということは、もしかして今よりもっと上手になれるかもしれない、そのきっかけをもらうという意味でもあるわけです。そう思うと、どんなことを言って頂くか、どんなことを注意していただくか、これが楽しみになってくるのです。そして、もし「それでいい」と言って頂いた時は、その点においては認められたことになります。

そしてそれを、確実なものにしたら、今度はこれを生徒に還元できます。少しでも多くのそして有効な事を生徒に伝えていきたいと思っています。だから、私も勉強します。

ピアノの先生は、自分が習ってきたことを自分の生徒に伝えていき、そして、もしその生徒が先生になったらその次の世代に伝えられていきます。そうやって、脈々と受け継がれていくんです。しかも、時々は自分が習ってきたことを改めなければいけない時もあります。音楽教育も日々進歩していっているし、昔正しいと思われていた奏法が、実は違っていたりということもあるわけです。でも、基本的には、習ってきた先生からの影響がとても大きいものです。それを思うと襟を正して教えていかなきゃいけないと自分に言い聞かせています。

先生の教える姿勢とかスタイルも少なからず生徒に影響を及ぼすと思っています。だから、人間的にも磨きのかかった、度量のある先生、包容力のある先生というのがいいですね。自分が生徒の立場でそう思いますから、自分自身が先生になって生徒に向かうときには、少しでもそれに近付けるようにと心がけています。

さあ、きょうは月曜日。ピアノ教室の一週間が始まります。また張り切ってレッスンしますよ!

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変われる!

2011年01月22日 | レッスンメモ
最近、ちょっと嬉しいことがあります。ピアノを弾いていて、少し「変われた!」という実感。

長年、ピアノをもっとうまくなりたい、もっと思うように弾きたいと願いながらピアノに向かってきました。ずっとずっとその気持ちを持って、ピアノに向かい続けてきました。それ以前の私のピアノを変えたい、変わりたいと切望していました。

しかし、全然変わってきません。挑戦しても挑戦しても、どうも納得がいかないのです。少しよくなったかな?と思っても、結局本番ではその結果は発揮できず、情けない思いをするという経験を何回もしました。「私ってもう、これまでどまりかな?」とか、これだけやって結果こうだから、仕方がないかと落ち込んだりすることもありました。いつも表現したいことが山ほどあるのに、技術が追いつかず、制限され、邪魔されているようなもどかしさがあったんです。「この手(私の手)は、なんで言うことをきいてくれないんだ!」とストレスを感じることが多かったのでした。

でも、最近ピアノを弾いていて確かに表現したいことをそのまま表現できると感じることが多くなりました。ピアノ演奏において、本当は、テクニック的なことや音色やフレーズの掴み方や音楽の流れなど全部が、総合的に結びあっていると思います。それが、やっと少しずつ結びあって、ひとつひとつが繋がってきた感覚があります。
もちろん、完璧という演奏は、一生ないのですが一つ段階を超えたかな?と感じつつあります。

ず~っと壁にぶち当たったままで、少し光が見えたかな?と思ったらまた陰り、その繰り返しでもういい加減、挫折しそうになりながら、素晴らしい演奏を夢見るほうが、少し多かったのでここまで来ました。まだまだ、もっと高みを目指したいけど、一歩ずつでも、しかもこんなに時間がかかっても変われるんだと実感しました。あとは、それを本番で発揮できるか?本当に変われたのかが、本番の時に、はっきりするのだと思います。今は、変わったような気が強くするということしか言えません。

きっと、だれだって変われる時があるはず。そう信じられる最近です。

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朝の始まり

2011年01月21日 | レッスンメモ
朝の雰囲気が私は好きです。朝は、不思議な魅力的な雰囲気を持っていると思っています。

目覚めたばかりは、こちらの身体も頭もぼんやりしているので、さっさと行動はできません。ゆっくりお湯を沸かし、コーヒーか紅茶をいれる間に、パソコンの電源を入れます。パソコンも我が家の場合、私の朝の状態と同じで、ゆるりゆるりと立ち上がってきます。

朝の早いうちは、静かなのが好きです。朝もやの中で水の滴るしずくの音まで聞こえそうな静けさ。そこから、一筋二筋と日の光が差し込んできて、少しずつ全てのものが目覚めてきます。我が家のパソコンも私の頭も立ち上がり、少しずつシャキッとしてきます。

そんな朝の時間帯が気持ち良いです。2年前までは、そんなに優雅にゆっくりできず、頭は働かないまま子供たちのお弁当を作っていました。頭も身体も無理やり動かしていたので、今思うとひどいお弁当だったに違いないと思っています。「朝よー! 起きて~!」と声かけしながら、駆け回っていました。

今は、起こす子供もいなくて静かな朝を迎えいています。だから、じんわり頭と体が起きてくるまで時間をかけています。少しずつ、気持ちがクレッシェンドしてくると、エンジンがかかって、いつものバタバタの私。そうなると、家族から「走るな!」と注意される私になります。

10年以上前に、アメリカにいた頃、FMでマンデーパワーモーニングという番組をやっていました。月曜の朝に、ガンガン元気の出る曲をかけていたのですが、朝早くは、うるさすぎてゲンナリしていました。かえって元気でないよ~という感じ。朝は、静かな曲が合いますよね。うん?朝でも9時過ぎるとやはり、もう静けさは似合わないかな?頑張りモードで今日もいきますか!

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受験シーズン

2011年01月20日 | レッスンメモ
先週、日本全国でセンター試験がありましたね。毎年毎年、一番雪が降る日を選んで行われています(あ、違うか!)。受験生の皆さん、そして受験生を抱える親御さん、身体に気をつけて頑張って下さい。

大学受験もそうですが、高校受験もそろそろです。私のピアノ教室に通っているFさんは今年高校受験です。音楽関係の高校を目指しているわけではありません。何回か、「試験勉強が忙しくて、ピアノの練習がきちんとできませんでした」と言う日がありました。いつもは真面目に練習してくるFさんですから、それは本当にしょうがないことなんだろうと思っていました。2月は試験の直前で、さぞ大変だろうと思った私は、「来月は試験も近づいて勉強の方が大変でしょう。2月のレッスンは毎週ではなくて隔週にしようか?」と言ってみました。

すると、予想に反して彼女はなんだか躊躇している様子。うん?どういうことかな?「試験直前は、大変だろうと思って、そうい言ってるんだけど、もちろん私は毎週来てもらうのは嬉しいのよ」と言ったら、にっこり笑って「毎週、通うつもりでいます」ときっぱり答えてくれたのです。

うれしかった~! 試験日程を聞いたら、レッスンの次の日が試験という日もあるんです。もちろん、お勉強もしっかりする子なので余裕もあるのでしょうけど、きっと日頃から自分なりの確立した生活リズムをもっていて、試験だからといってそれを崩したくないと考えているのかもしれません。受験本番が近付くなか、淡々といつも通りピアノのレッスンに通う、こんな姿勢をきちんと示してくました。

最近、生徒に元気をもらうことが多いです。私も頑張ろうっと!

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ピアノの椅子

2011年01月19日 | レッスンメモ
ピアノとピアノの椅子の関係は、けっこう重要だと思っています。

身体の大きさや、弾き方、それから曲によっても椅子の位置や高さは調整されるべきと思っています。ピアノの座り方というのは、弾き方同様、ものすごく個人差があります。「グレン・グールドは、床すれすれの深座りだし、アルトゥール・ルービンシュタインはほとんど立ち上がって弾く。椅子の高さは、演奏スタイルに影響する(中略)座位が低いと、嵐のような超絶オクターヴをフォルティッシモで弾くのは難しい。チャイコフスキーやラフマニノフなどリスト派のオクターヴ奏法は背中と肩の筋肉も使うため低い位置からではむずかしいのである」これは、チャールズ・ローゼンという人が書いた本、「ピアノ・ノート」からの引用です。

これからも、わかるように演奏曲目によって演奏スタイルも変わるので、椅子の高さや置く位置についてもこれが絶対によいという既定のものはありません。だからこそ、曲に応じて、自分の弾き易い、一番効果の出る高さや位置を常に意識して考えておく必要があります。

私は、以前はかなり椅子を高くして弾いていました。高い椅子に座って弾くと背筋や肩に力を入れやすくなる反面、脱力ができにくくなる傾向にあると感じました。指を細かく動かす動作は、低めの椅子の方がやりやすいので、少しずつ低くしていった時期もあります。今では、曲によって椅子の高さを変える時もあり、だいたいどちらにでも対応できるくらいの高さにしておくこともあります。

デュオ・コンサートの時は、それぞれの椅子を「これは、私の椅子」と決めて高さを調節しておきます。パートをチェンジする時は、椅子も入れ替えてもらいます。もちろん、身体の大きさも違うし、ピアノからどれくらい離して置くかという位置も当然違ってくるので、リハーサルの時に場見っておいて、あらかじめテーピングしておきます。私の椅子の位置はグリーンのテープ、相方の椅子の位置は黄色というふうにです。

椅子の高さや場所によって、弾き易かったり弾きにくかったり、または思わぬいい音が出たりするものです。試してみて、いい音が出る位置を発見したら、もうけものですよね!

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太陽の光

2011年01月18日 | レッスンメモ
庭には、まだ雪が残っています。寒いと身体も心もカチカチになって、よくないですね。ピアノを弾くにもウォーミングアップが長~くかかります。

でも、お天気はいいのです。家の中で、お日様の当たる部屋はこんな寒い日でも暖かく、明るい陽射しが凍える心まで溶かしてくれるようです。真冬だけど、もう太陽の明るさはずっと増してきました。私は、この時期あたりから春先までの太陽が一番好きです。明るく美しくそして、私たちを柔らかく包んでくれるような太陽の光。幸せを感じます。12月あたりまでは、太陽はしょんぼりしながら元気なく光っているように感じるし、夏になったら怒って燃えているように感じます。夏の太陽は、暴力的で好きではありません。春の太陽が、優しく穏やかでそして、希望の明るさがあって好きなんです。



ほら、シクラメンも嬉しそうに太陽のシャワーを浴びています。気持ち良さそうですよね。私も、こんな日は、南側のこの部屋にずっといたくなりますが、そうもいきません。ピアノの部屋は、この部屋ではなくて北側にあるんです  休憩時間にほんのちょっと南側の部屋に行って、花たちにうらやましい視線を残して、また薄暗いピアノの部屋に戻る私です。。。

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お茶会

2011年01月17日 | レッスンメモ
昨日は、私のピアノ教室の大人の生徒さんを対象にした「お茶会」の日でした。毎年、恒例になっているお茶会兼弾き合い会です。みんなで和気あいあいと楽しくおやつしながらおしゃべりして、それぞれが今練習している曲を披露する会です。我が家でついたお餅を使ったぜんざいや、ケーキなどをお出しして、甘い物解禁日。


昨日は、雪のせいで高台にお住まいの方は全員アウト。半分くらいの人数しか集まれなかったのですが、お茶しながらおしゃべりしていると、有意義な意見や建設的な案が出てきて、とても楽しかったです。

人前で弾くと「アガル」というのは、私も含めて全員がそうなのですが、昨日もそれぞれにあがりながら弾きました。お茶会だから、絶対弾きたくない人は、弾かないでいいし、仕上がってなくても「こんな曲やってるんです。」のノリで弾いていいことにしているんですが、みんなけっこう練習してきて、真剣に弾いてくれます。もちろん、私もお茶会のメンバーの一員として、一曲弾きます。全員でアガった(笑)後に、ある方から「人前で弾くのに慣れるために、2ヶ月に1回くらい、弾き合い会をしよう」という提案が出ました。なんと、素晴らしいんでしょう。先生がいうのではなくて、生徒からこの提案がなされるなんて、すごい!と感動しています。こんなに前向きな姿勢に私の方が刺激を受けました。

その他、お楽しみの行事の計画も出て、ますます教室がまとまりそうな予感。嬉しいです 教室の皆さんに、元気をもらって本当に感謝しています!

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寒波

2011年01月16日 | 素敵な曲
昨日から、ものすごく寒いです。寒波がやってきてここ九州の海岸沿いの我が家でも、こんなに雪景色になっています。ここでこんな状態だから、北国はもう言わずもがなでしょうね。


実際は色々と大変かもしれませんが、景色として見るには美しい光景です。昨晩は、次から次へと雪が舞い降りてドビュッシーの「子供の領分」の中の「雪が踊る」そのものの光景でした。
Debussy: Children's Corner - 4. The snow is dancing


以前、NYに住んでいた頃、青森や北海道と緯度が同じくらいということで、冬の寒さはとても厳しくて、零下10℃の寒さを普通に経験しました。もちろん、毎年たくさんの雪が降り、雪かきもしなきゃならないし、そんな時雪に覆われた道路がどんなに危険かも知っています。寒くなるとすぐタイヤをスノータイヤに換えて備えは怠らいないようにしていました。それでも、子供を乗せて雪道を走っていた時に、スリップしてハンドルをとられ、クルンと回転したまま何メートルか滑って、縁石にタイヤをぶつけて止まったこともありました。もう、ものすごく怖かったです。その他にも、小さくズルっといくのは何回も。だから、雪が降ると私は運転するのが恐怖で、極力運転しないように気をつけています。

皆さん、風邪ひかないように、車の運転には特に気をつけて下さいね。

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