ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

録音しては聞く

2016年01月21日 | レッスンメモ
先日、アマゾンで注文した小さなICレコーダーが届きました。以前から使っていたものよりもずっと小さくて便利で手軽になりました。早速、自分の弾いている音を録音しては聞いて確かめるという作業に取り掛かっています。だいたい私は自分の弾いたものを録音して聴くことが嫌いです。弾きながら聴いていればいいんですが、それって難しいことですよね。だから、これが必要。そして現実は厳しい。分かってるはずなのに、改めて聴き直してみると、びっくりしてしまう。「えっ、なんで!?」という音や弾き方があちらにもこちらにも・・・。そんなつもりではありませんでした。といったところでどうにもならない。古代ローマの英雄カエサルは「人は自分の見たいものしか見ない」と言ったそうですが、私は「自分の聴きたいものしか聴いていない」ということがバレバレ。

だから録音練習は決して好きじゃないんですけど、それに目をつむるわけにもいかない。レコーダーのせいもあるかもと新品を調達しましたが、そういう問題ではない! もう待ったなし。ああ、苦しいという思いとやらなきゃ!という思いが混在した中で何とか前に進むというのは、誰もが経験すること。その二つの思いを戦わせながらやっぱりやっていくしかないのです。生徒さんもそうですよね。思う通りに弾けなかったときは、楽しいばかりではないから。でもその先の希望、うまく弾けると楽しいという希望をもって練習する!

先日、大分合同新聞に記事が掲載されました。ますます身が引き締まる思いです。いい背中みせるべく、頑張ります。




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練習するとピアノは楽しくなる

2016年01月11日 | レッスンメモ
「娘が最近『ピアノが楽しくなってきた』と言うんです」と嬉しそうにおっしゃるお母様。「最近ピアノが大好きになってきました」と直接言ってくれる生徒さん。こんな言葉は先生にとってとてもうれしい言葉ですね。ピアノが面白くなったり楽しくなってきたと感じている生徒さんは、以前よりもっとピアノに向かって練習しているというパターンがほとんどです。ずっと色んな生徒さんをみていて、これは間違いありません。たくさん練習すると楽しくなるというそのきっかけになることは、どんなことがあるでしょう。様々なきっかけがありますが、私の生徒さんの中で多いのは、もらった曲が大好きな曲だったこと、あるいは、コンクールなどで思わぬ嬉しい賞をいただいて励みになったこと、似たような年ごろのほかの子がぐんと伸びる様子をみて刺激を受けたことなど。

しかしそうは言っても年齢があがると学校の勉強が忙しくなったり、塾やほかの習い事との兼ね合いで思うようにピアノの時間がとれないことってありますよね。ピアノが楽しくなって、せっかく練習時間も増えてきたところなのに、そんな事情でピアノに向かえる時間がとりにくくなってきて、思うように練習が進まない。そしてそのことが原因でだんだんピアノが面白くないものになったりすることがあります。やっとみつけた貴重なピアノの練習時間なのに、その練習を面白いと感じにくくなってきたりするのはもったいないことです。ピアノを嫌いになったからとかピアノへの情熱が減ったからというわけではないのだけど、ピアノに向かえる時間自体が減っていって、やっぱりどうしてもうまくは弾けないし、あんまり楽しいと感じられなくなっていくというケース。こういう時は惜しいな、もっと伸びる子なのになと、とても残念になります。その子にとって「ピアノとの向き合い方」が問題になり始めるのはそういう時期ですね。

子供が一日24時間のうち、何にどれだけ時間を割くかというのは、その子の一生を左右する大問題です。それを決めるのは親と本人。お子さんが小さいうちは親御さんがコントロールする割合が大きくて、だんだん成長するにつれて本人が自分で決める部分が大きくなるというのが普通だと思います。ピアノの場合は特に小さい頃は親御さんの姿勢が与える影響というのが大きくて、そこから本人がどういう風に自分自身で「自分にとってのピアノの位置づけ」というのを確立していくかというのがポイントになってきます。

私はピアノの先生ですからピアノで背中を押してみたくなるのですが、あと少し、ほんの少しの時間のやりくりと効率のいい練習の仕方をどれだけ編みだせるかで、そういう生徒ももう少し楽しくなると思います。今、もっとやりたいのに時間がどうしても足りないと悩んでいるのなら、だまされたと思ってもう一歩工夫してあと少し時間を割いてみてください。ピアノは一生楽しめるもの、親子一緒に、世代を超えて楽しめるもの、このことに思いを馳せてピアノと自分の関係を見つめ直してみてください。

私ができることはその生徒に合った効率的な練習の仕方を工夫してあげること。そして、教室でのレッスン自体をもっと興味深く、楽しいレッスンにすることです。ここは私にも工夫が必要とされるところです。自宅で行う練習の質と教室のレッスンの質を向上させるということですね。

でもしつこく言うけど、ピアノの練習は質だけではなくて量も大事。しっかり練習するとたのしいよ~笑

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レベルアップ

2016年01月08日 | レッスンメモ
新年になって早1週間が過ぎ、七草粥も終わり私も通常の日々が戻ってきました。お正月の間お休みしていた生徒さんたちが明るい笑顔でレッスンに来てくれます。1週間お休みしただけなのに生徒によっては10日ぶりとか2週間ぶりの顔合わせになって、何だかとても久しぶりで新鮮な気持ちになります。

生徒さんとのレッスンのあり方について、これまでいろいろと考えたり反省したりすることもあります。今年こそ、何とかさらなる工夫や研究をして皆さんをレベルアップすることに繋げたいと思っています。今年の生徒さんの飛躍を楽しみにしながら新たな気持ちでレッスンをスタートしています。

私自身は新年早々の1月5日に本多昌子先生とデュオの初合わせを行いました。わざわざ日帰りで東京からこのために来てくださって、一日中私のレッスン室にこもって二人で練習しました。濃密で充実した練習ができて新年から幸せな時間でした。もちろん、自分の課題はてんこ盛り! 泣いても笑ってもあと一か月! とにかく、また気持ちを新たにして2月の本番に向けて頑張ろうと思っています。

自分のピアノも生徒さんへの指導もこれまでと同じことをしていては発展がないとつくづく思っています。ただ、やみくもに頑張るのではなく、よく考え、練習の内容や指導の言葉かけ、ひいては指導の姿勢も含めていい方向に変わる一年にしたいと思っています。

私も生徒も、「レベルアップ!」、これをモットーに今年も走っていきます

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明けましておめでとうございます

2016年01月01日 | レッスンメモ
明けましておめでとうございます。旧年中は皆様に大変お世話になりました。今年もどうかよろしくお願いいたします。年末は何かと立て込みましてブログの更新もままならず。「元気にしてるの?」とご心配して下さった方もいて、反省しております。今年はもう少ししっかり書こうと思います!

さて、今年のお正月は雲一つない素晴らしいお天気。これまでのところ例年になくあたたかい冬なのでピアノの指にはとてもありがたいです。次の本番は2月。寒さが心配なのですが、この調子で暖かいままでいてほしいです。

年末に我が家恒例の餅つき大会を無事終えました。今回はいつものメンバーに加えてAPUの留学生たちに加勢していただいて、総勢30人ほど(もはや把握できない)の参加者となり大盛況でした。合計36キロのもち米をつきあげました。

自家製鏡餅

そして今日、元日はいつもの神社へ初もうで。いつものようにしっかりお詣りした後、今年も気持ちを込めておみくじを買いました。

すると、

なんと、

大吉

私、こういうのは素直に喜ぶタイプなんです。大きな力をもらった気がします!

皆さま、それでは本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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