ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

従姉妹(いとこ)会

2011年10月31日 | Weblog
昨日は、一年ぶりの従姉妹(いとこ)会でした。久しぶりのお休みを利用して博多で従姉妹たちとの昼食会です。それぞれ千葉や有田など各地からやってきて博多に集合したのです。

久しぶりの再会でしたがみんな元気でした。メンバーは全員女性で6人。今はやりの女子会です! 美味しい食事に楽しいおしゃべり。あっという間に時間が過ぎました。従姉妹たちはそれぞれに、バレーの先生、歴史に造形の深い人、お料理教室の助手などそれぞれ活躍していて、とっても話題が豊富で面白い。
そして、なんと言っても素晴らしいお料理。

    
マッシュルームのスープ、とびきり美味しかったです。

昨日は、朝食も晩御飯も抜いて、お昼のこの一食だけ。それでも大満足でした! 思いっ切り楽しんで英気を養うことができだので、これでしばらくまたお休みなしで頑張れそうです!!

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夢中になると・・・

2011年10月29日 | Weblog
先日、ピアノの難所が克服出来たとという話を書きました。腕や手首が解放されて、うまく脱力できて、フリーになった状態で、しかも指が思うように回っているという感覚、これを忘れたくないと思って、昨日は必死でした。久々のできごとですから、この感覚を確実に自分のものにしたかったのです。

しかし、しか~し、それが予期せぬ赤っ恥につながってしまうとは! ちょっと出かけてその道すがら、その曲を心の中で歌いながら歩いていると、例の部分になって、つい、指が手が手首が腕が・・・って動いてしまって、「フムフム、こんな感じだったよね。うん、この感覚」なんて、どんどん夢中になって、もう片手だけエアピアノ状態で歩いていました。

目の前にはピアノの鍵盤が映っていて、まわりの景色は見えていませんでした。で、ふと、現実の景色が目に入った時に、向こうからやってくる人と一瞬目が合いました。ハッとして、手を引っ込めましたが、その女性、必死で笑いをこらえて通り過ぎていったのです。はっきりと、私の奇妙な行動が原因だと見てとれました。私のエアピアノに対して、笑ってはいけないと我慢している様子だったのです。もしかするとエアピアノだと分ってくれてなかったかもしれませんし、だとしたら一体何に見えたのかしらと思うと、益々ぞっとします。

どれだけの人が「変な人だなー」と思って見てたのかしら?不覚にも道を歩きながらこんなことやってた私・・・、恥ずかしい~~~! 

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できちゃった!!

2011年10月28日 | レッスンメモ
昨日は自分の練習をしていて収穫がありました。これまでどうしても思うように弾けない、軽やかに弾きたいのに重くなって指がもつれそうになる箇所があったのですが、あれこれ試行錯誤の練習を重ね、諦めモードを何度も乗り越えて、もう一度奮起してやってみたら、出来ました! 嬉しい!

本当にこの箇所、ずっと苦しんでいたのです。演奏にこれでよしという終わりはないので、ここを何とかしたいと思いながら苦しんでいたのです。テクニックの面で、もう駄目かなと諦めかけていた箇所なのです。でも、それでも、やはり、諦められず、色んな方法を、本当に思いつく限りやってみました。

そして昨日、ポンと腕や手首の使い方と指の動きがマッチして、気持ちよく弾くことができました。手首の硬さや重さから急に解放されて、「あら、できちゃった!」という感じです。嬉しいです。こんなこと、本当にたま~にしかないことですから。この年齢でも、フィジカルなものが獲得できるなんて、とても勇気づけられます。

そんなに長い箇所ではないのですが、これまでは、そこに近付いて来ると「う~」となりながら弾いていましたので、ここがスムーズに弾けるということになると、精神衛生上とてもいいです。私としてはこの曲全体をもっと気持ちよく弾けるような気がしてきました。

でも油断は禁物。今日は、昨日の「できちゃった!」がまぐれでないことを祈って、確実に自分のものにしなければと思っています。さ、練習練習!

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レッスンの行き帰り

2011年10月27日 | レッスンメモ
ある日の日曜日。たまたま私の都合でその週の通常のレッスン予定を変更して、いつもとは違うメンバーでのレッスンを組みました。朝から晩までバッチリ教えた後に、ふと、気がつきました。その日のレッスンにきてくれた生徒はみんな市外からはるばるやってきてくれた生徒ばかり。大分市、日出町、杵築市、日田市、臼杵市そして、県外からも!

自分で運転してくる大人の生徒、親御さんが送り迎えする子供の生徒、一人で電車に乗ってやってくる中学生。皆、通い方はそれぞれですが、わざわざ遠くからありがたいことです。私も高校生の頃は特急電車に乗って佐賀から博多まで毎週通っていました。1時間以上かかるその移動中、ああ、今週はあの曲がうまく弾けるようにならなかった、練習が足りなかった、今日はきっと叱られる~、なんて思いながら必死で楽譜をめくっていたことを思い出します。帰りは、その日のレッスンが終わったことへのほっとした気持ちを一人味わいながら、レッスンのことを振り返り、反省したり来週への意欲が湧いてきたりとしたものです。

家を出てから教室へ向かうまでの時間。これ、意外と大事です。気持ちを切り替えて、その日に受けるレッスンを想像して、だんだん気持ちを集中していく貴重な時間です。教室に近い生徒も遠くからやってくる生徒も、家を出てから教室に着くまで、行き帰りの時間を大切なものにしてみてはいかがでしょうか!

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2011年10月26日 | レッスンメモ
一生懸命ピアノをやっていると、小さな子でも小さな壁にぶつかります。その壁は、生徒によっていろいろですが、それを乗り越えてもらうためにこちらも一生懸命になります。

すぐに乗り越えてくれる子もいるけど、その壁が手ごわいとすぐには乗り越えられません。どうしてかな?とずっとずっと考えながら、叱咤激励もしたり、その子に合う指導法をあれやこれやと考えたりします。一番苦しいのは壁にぶち当たってる本人です。だから、本当は可哀そうで仕方ありません。なんとか明るい結果を出してあげたいと思っています。でも、結局は本人しか乗り越えられないので、こちらからは乗り越えるためのヒント、手助けしかできません。

でも、その壁を乗り越えた生徒は、見違えるようにうまくなるんです。そこまでなんとか我慢して乗り越えて欲しいと切に願っています。特にこちらがあせらないように気をつけなければいけません。あんまり必死になって先生の私が焦っちゃう時があるのですが、これも要注意ですね。成長のスピードは人それぞれ。その子に合ったペースで辛抱強く見守る姿勢が大事だと思っています。これからももっともっとそれぞれの生徒に合わせた、色んな指導法を勉強しながら、生徒と一緒に壁を乗り越えて行きたいと思っています。

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グリーグコンツェルト再び

2011年10月25日 | Weblog
昨日は、地元の音楽グループ「UNO(ウノ)」のミーティングでした。いよいよ、近づいてきた定期コンサートについての話し合い。今年は40周年の節目でオーケストラとの共演です。

「UNO」のメンバーの中から、6人が出演し協奏曲の夕べとなります。私は、この夏に演奏したグリーグのコンツェルトの二楽章と三楽章を弾く予定です。さらに練習を積んで前回以上にバージョンアップしたグリーグをお届けしたいと思っています。

ピアノの他にフルートやクラリネットの協奏曲もあって、とてもユニークなプログラムとなっています。

「グループUNO 40周年記念演奏会ー協奏曲の夕べー」
11月18日(金)、18:30開場、19:00開演
iichico 音の泉ホール(大分市)    
チケット一般2500円、学生1000円

<プログラム>
クラリネットと弦楽合奏のための協奏曲 フィンジ作曲
ピアノ協奏曲イ短調 グリーグ作曲
フルートと管弦楽のための日本歌曲の調べ 河野敦郎編曲
二台のピアノのための協奏曲ホ長調 メンデルスゾーン作曲
楠本隆一指揮:グループUNO 40周年記念オーケストラ


チケットは私の教室でも取り扱っています。電話またはメールでこちらまで。皆様お誘い合わせの上、是非聴きにいらして下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

11月に入ったらリハーサルやオケ合わせであわただしくなります!

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ピアノの部屋の香り

2011年10月24日 | Weblog
私は、まず朝一番にピアノの部屋の窓を開けます。部屋の空気の入れ換えをするのです。ピアノの部屋は、一旦練習やレッスンを始めると、ずっと閉めっぱなしです。レッスンが立て込んできて、人の出入りがあればあるほど、部屋の中に熱気がこもります。

防音対策で窓は二重窓、ドアも防音ドア、完全防音というわけにはいきませんが、結構密閉度の高い部屋になっています。それで、ずーっと、その中にいると本人は気がつかないけど、部屋の中の空気が淀んできます。たまに、ちょっとピアノの部屋から出ると、あ、ピアノの部屋だけ何だか温度が高いと感じたり、匂いが籠っていると感じたりします。

そこで、生徒が途切れた時や、練習の合間には、時々空気の入れ換えを心がけています。それと同時に部屋の香りにも気をつけたいと思っています。いろいろ使っていますが、今週はユーカリの葉。先日コンサートで頂いた花束に一緒に入っていたもので、とても特徴的な心地よい香りがします。これが夕方になると、さらに一層高い香りを放ってくれるのです。


ユーカリの独特な香りはその精油成分から出てくるそうですが、それには色んな効能があるようです。ユーカリ(Wikipedia)

・殺菌作用、解毒作用
・鎮痛作用により、筋肉痛、打撲の痛みを和らげる効果
・頭を明晰にして、集中力を高める
・花粉症の緩和にも効果があると言われる
なんだかピアノ部屋に置いておくにはぴったりですね。

部屋の香りは本物の植物の香りが一番です。でも、そんなに一年中香りの良い生花ばかり置くわけにもいかないので、アロマやお香なども楽しんでいます。自分の仕事部屋だし、生徒の皆さんにも気持ちよく過ごしていただきたいので、これからも部屋の香り、工夫していきたいと思っています。

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運動不足解消

2011年10月23日 | Weblog
最近、運動不足です。いえ、最近ではなくここのところずっとです。1ヶ月に2~3回フラメンコの教室に行く以外、たま~にストレッチを家でやるくらいまで落ちぶれておりました。以前は、毎日歩いて、毎日ストレッチもやっていたのですが・・・。

しかし、ここのところ身体は重いし、少しお腹が出てきたしと痛感しているので、もう一度ウォーキングを始めることにしました。以前は毎日!と自分に課していましたが、どうしても本番や出張などで出来ない日もあるので、それはもう気にせず、基本的に週の半分以上はするという、ゆるい枠組みを自分に課すことにしました。そうでないと続かない事が判明。

今回のウォーキングでは、歩幅を大きくとって歩くという方法にします。「ためしてガッテン」で、お腹を引っ込めるのには、これが効果があると言ってたそうです。こうすると腹筋を自然に使うらしいのです。私は普通の腹筋運動が苦手で、腹筋を使うというより、首や足などの力で起き上がってしまいがちです。これでは腹筋を鍛えることになってないという気がしていたので、歩幅を広くするウォーキングで効き目があるなら運動不足の解消とお腹を引っ込めることの一石二鳥! よし、これを試してみようと思ったのです。

さあ、今度は続くかな?以前は何年かやっていたのだから、必ず!と思っています。これから、寒くなるけどね~(あ、もう気弱になり始めている・・・)

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ぶれない身体

2011年10月22日 | レッスンメモ
ピアノを弾くにあたって、身体の安定は大切だと感じています。気持ちが入れば入るほど、身体が大きく動く、揺れる、踊りたくなるというのは、実際私もそうなのでよく分ります。

でも、身体があんまりぶれると音にムラが出てしまいますし、あんまりピアノにもぐりこむような姿勢でピアノを弾くと出てくる音の聞こえ方まで違ってきます。そもそも音に情感をこめなければいけないのに、身体の動きでそれを表現しようと勘違いしているのではないかと思えてしまうことさえあります。

安定した身体で弾くためには、どうしたらいいのか・・・。まずは、自分で気をつけておくこと。これは、当たり前ですけど、身体が揺れ過ぎる人にとっては、つい、演奏に熱が入ると忘れてしまいがちなことです。それから、身体を安定させるための、腹筋と背筋。これがしっかりしていないとゆらゆらするような気がします。

子供の生徒の中にも身体が揺れ過ぎる傾向のある子が結構見られます。コンクールでも良く見かけます。演奏に熱が入り、そうなるのは私も同じ。もちろん、熱い気持ちで表現することは大切にしなければいけないと思いますが、その気持ちは全部音に乗せる、音に込めるというのが本当だと思います。そしてそれが出来ているかどうかを常に冷静にチェックしながら弾く。自分の出している音を客観的に聴いている冷静な自分。これを忘れてはいけないと思います。

これは自分にも当てはまることなので、いつも意識して気をつけるようにしています。腹筋と背筋、もっと鍛えなければいけないと思っています。しっかりした身体を持って、ピアノを弾くのに効率の良い安定した姿勢で演奏できるようにしたいと思います。

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伴奏者に選ばれて

2011年10月21日 | レッスンメモ
秋たけなわ。学校では運動会や文化祭など色んな学校行事が行われるシーズンです。各地の学校の文化祭では、合唱祭や学内合唱大会などが行われることも多いようです。

私のところに通っている生徒達もそんな合唱大会で伴奏するという生徒が何人もいます。いろいろな地域から通って来てくれているので、それぞれの学校で伴奏者に選ばれているようです。伴奏者に指名された生徒たちの中には、いつもの練習曲に加えてその伴奏の楽譜を持ってきて、いつものレッスン以外に見て欲しいと頼まれることもあります。

その中の一つのエピソード。

学校によっては、何人かの希望者の中から音楽の先生が簡単なオーディションをして、伴奏者を決めるところもあります。そのオーディションに「娘が合格して伴奏者に決定しました」と、ある生徒のお母様から喜びのご連絡がありました。この生徒はとてもしっかりした生徒なんですけど、普段はおとなしい子なので、そんな彼女が自ら積極的に立候補したということ自体が、私にとってはとても嬉しいことでした。

ここで自信をつけて、学校生活にもピアノの練習にも益々、熱心にとり組んでもらいたいと思って、私も出来る限り応援しました。教室に入った時から真面目に熱心にピアノに取り組んでくれる生徒でしたから、きっと大丈夫だと思っていましたけど、よい結果になって私も嬉しいです。でも本当に喜ぶのは本番を終えてから。普段の実力を出せるよう、本番まで気を抜かないで練習を続けて欲しいと思います。

その生徒のその日の日記に、伴奏者に選ばれてとても嬉しかった、ということが綴ってあったということをお母様がこっそり教えてくれました。ピアノの先生をしていて本当に良かったと思える時です。

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脱力と掃除機

2011年10月20日 | レッスンメモ
ピアノを弾くにあたって、この脱力という言葉を聞かない人はいないでしょう。脱力と一言で言っても、ピアノを弾く時の脱力は、一言では語れず、また個人によってそのメカニックは違ってくると思います。

脱力の壁はかなり高くて、私も小学生の時にその言葉を初めて聞いて以来、ずっとその壁に向かっていろいろ考えてきました。もちろん、生徒にもその脱力について、あれやこれやと言いながら指導にも試行錯誤しています。

脱力については、自分の身体の内部のことで目に見えないものなので、教えるのも教えられるのも理解しにくいものです。イメージしながらやるしかなく、自分の音と自分の腕や指そして肩の力の入り具合を感じながらやっていくしかありません。

最近、生徒にイメージしやすい例え話を発見しました。これは、かなりの数の生徒が説明自体は理解してくれて、イメージしやすいようです。それは掃除機の例え。掃除機にはモーターを回して力を出す本体と、実際にゴミを吸い取る吸い込み口があって、その本体と吸い込み口の間は自由に動くジャバラのようなホースがあります。そして、反対側には電気コードが電源につながれています。その電気コードが手首、肘を含む腕です。

掃除機を移動させるためには、その電気コードが固くては駄目で、コードが自由自在に掃除機についてまわらなければなりません。手首やひじが柔らかくないと手、指についていかないということですね。
そして、モーター方出ているホースが指その先に本当に仕事をしてゴミを吸い取るところが指先。ここまで言うと、それぞれの役目が少しずつ見えてきます。

こういう話をして、生徒達に少しずつイメージしてもらいます。脱力といっても指までふにゃふにゃではピアノは弾けないし、掃除機だって本体そのものはしっかりモーターを回して力を出して仕事をしているのだという話しをします。脱力するのは掃除機でいえばこのホースのところなんですね。

少しずつしかその効果は現れないけど、それを言い続けて半年くらいで変わる子は変わります。昨日もテンポの速いエチュードを弾いて手が痛いという生徒がいました。さあ、掃除機、掃除機!脱力の壁は高いけど、毎日そのことを考えながらピアノに向かってみましょう。

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コップ半分の幸せ

2011年10月19日 | Weblog
コップにお水が半分入っている状態を、「半分しか入っていない」と感じるか、「半分も入っている」と感じるかで、人生が違ってくると良く言われますね。半分のお水をどう捉えるかなんですよね。

生きているといろいろな事があって、大抵の人はその都度、それに一生懸命対処していきます。その時々の環境、本人の精神状態、心の元気さなどによって、コップの水への感じ方は違ってきます。

ずっと同じような安定した穏やかな生活が続くことで、「毎日、健康でいられる。毎日ご飯が食べられる」と有難く感じることもある一方で、「毎日、同じことばかりでつまらない。ちっとも向上しない」と不満に思う場合もあるでしょう。

現状に満足だとすれば、努力とか向上心とかの必要性は薄れます。現状に不満を感じていれば、それを努力によって改善しようという気持ちが生まれます。ただし、どちらも行き過ぎは禁物です。満足しているように見えて、実はあきらめだったりもするし、満足してないというのが、実は無謀な高望みのせいだったりするのかもしれません。

でも、このコップの水、人生の試練や荒波、または自分ではどうにもならない時にどう感じるかがポイント。努力や向上心とかではどうにもならない時、諦めではなく半分のお水を有難く思い、「半分も入っている」と感じられる強さがあればいいなと思う時があります。

「幸せは、自分で決めるもの」とよくいわれます。本当にそうだと思います。そして、その幸せの基準は折に触れて変わって行くものだと思います。実際はコップの水の量はちっとも変っていないのに、自分の見方が変わるだけなのかもしれません。私には、コップにお水が入っていることへの感謝の気持ちが湧いてくる日と、まだ半分しか入ってない! と一人で悔しがる日と両方あるんです。コップ半分のお水をどう感じるか、私はこれを自分の精神状態を測るバロメーターにしています。

皆さまはいかがでしょう?今日は、コップのお水は十分ですか?

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音が変わる

2011年10月17日 | レッスンメモ
ピアノのレッスンを続けていると、生徒の出すピアノの音色が一週間前と比べてポンと、明らかに違っているという場面に出くわすことがあります。

レッスンの最初に、さらっとスケールを弾いただけで「おっ!」と思うことがあります。さらに続けて曲を弾いているのを聴くと、先週までとはもう本当に音が変わっています。これまでただ撫でるように弾いていたり、ただ触ってるだけ、押してるだけなのが、芯のあるとても豊かないい音で弾けるようになっていく、粒立ちが良くなっていく、ツヤのある音が出るようになる・・・などの変化に出くわすことがあります。

こういう変化は毎日練習している本人には案外気がつきにくいものです。なので私はそういう変化が見えた時には、「音が変わったよ」、「とても良くなったよ」と声を大にして伝えることにしています。誰よりも本人にその変化をしっかりと自覚してほしいからです。そして、私自身、そんな風に生徒が変化して行ってくれることが嬉しくてたまらないのです。

こういう変化が現れてくるまでに、指、手首、腕の使い方や、タッチの微妙な違いなどを教えます。そしてその先にある音の違いを聴くこと、聴き分けること。こういうことの積み重ねがあって、ある日突然、音色の違いになって実を結ぶのです。

ピアノの練習は地道な努力の積み重ねです。なかなか成果が現れなくて、はがゆい思いをしている生徒もいると思いますが、上達する時というのはこんな風に、ポンと変化が現れるものです。まるで音楽の神様がごほうびをくれるみたいな感じですね。私にとって生徒がこうやって前進してくれることは本当に大きな喜びです。こうやって、教室のみんなが進歩していってくれるといいなと思います。

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ボサノバ風のブルグミュラー

2011年10月16日 | レッスンメモ
ブルグミュラーを練習している大人の生徒のレッスンをしたときのことです。彼女は、初心者ですがとても真面目です。お仕事がとても忙しい方で、なかなか練習時間が思うようにとれないと嘆いています。それでもとても真面目な性格の方なので、レッスンの間だけでも頑張ろうと、肩に力が入りがちです。 そうすると緊張してちょっと失敗・・・ということを繰り返してしまいます。

そこで、先日参加した後藤ミカさんの「アレンジセミナー」を参考にして、私も彼女と一緒に連弾で弾いてみました。彼女には原曲をそのままで弾いてもらい、私はもう一台のピアノでボサノバ風に即興で一緒に弾いたのです。ボサノバ風の味付けをすると何となく力が抜けるのではないかな?と考えたのです。それは、セミナーで学んだばかり。そうすると彼女、「うふふ」と笑って、ほんとにすーっと肩の力が抜けて軽やかに弾き通すことができたのでした。

時々、子供の生徒の時もこうやって一緒に弾いてゴージャスに、あるいは元気よく弾むように、あるいは気だるい感じとか・・その曲の持ち味や生徒の年齢や性格に応じて楽しめるように、適当に即興で連弾していましたが、ミカさんのセミナーでもう少し幅が広がりました。セミナーを活かしてレッスンに楽しさがプラス出来た気がします。改めて感謝しています。さあ、今日もレッスン頑張ろう!

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武雄市でのコンサート終了

2011年10月15日 | Weblog
昨日は、佐賀県武雄市でコンサート無事終了しました。「白鷺会」という短歌の会の30周年の記念コンサートにお招き頂いたのでした。

し~んと静まり返った会場なのに、温かい雰囲気に包まれているのが肌で感じられる、そんな雰囲気のなかでピアノを弾かせて頂きました。この会のコンサートは、白鷺会の会員の皆様だけのコンサート。クラシックのほかにいくつかリクエストがありました。その中の一つに「千の風になって」も含まれており、その時に私は、亡き父の想い出などを交えてお話ししたら、会場のお客様がハンカチで目頭を押さえられたのが目に入り、つい私も涙がこぼれそうになってしまいました。

 

たくさんの方に良かったと喜んで頂けて、本当に嬉しかったです。

帰りは、例によって、ものすごいどしゃ降り。おまけに高速道路で事故があったらしくて、渋滞に巻き込まれてしまいました(東京と違い、こちらの高速道路が渋滞するのはめったにありません)。その上、これは私の失敗なのですが、ガソリン入れるのを忘れていて、ふとゲージを見るとエンプティサインが点滅!うわあ、この先高速道路にガソリンスタンドがないという地点で気がついて、やむなく湯布院インターで高速を降りました。別府まであと一歩だったのですが、湯布院からは下の道を通って、ようやく帰りつきました・・・。

コンサートがうまくいって気分よく運転してたのに、がっくり。それでも無事に家についてゆっくりご飯を食べて、ぐっすり眠れました!

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