ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

関さば、美味しい!

2006年11月26日 | Weblog
この一週間、いつもと違う毎日を過ごしました。

まず、前半。東京から、大切な友人が2泊3日で別府に遊びにきてくれて、あちこちを案内しながら、一緒に楽しみました。

山々の紅葉が見事で、かなりドライヴしました。疲れたら、温泉。砂湯蒸し湯をはじめ、いろいろなお風呂も満喫しました。一泊は、我が家で、もう一泊は、別府の温泉宿に泊まりました。その名も入舟荘。鉄輪にあるお宿ですがお料理がすごい!!関さばのお刺身であんなにおいしいのは食べたことがありません。

私も大分に住むようになって、8年たちますが、何回か食べた関さばで、いつも、そんなに大騒ぎするほどおいしいんだっけ?この値段で、これかな~?なんて、不謹慎な感想をもっていたんですが・・・。いっきに吹き飛びました!!いや、ここの関さばは本当においしいです。女将の話によると、魚のしめ方やさばき方でお味が違うんですって。また、次から次へとでてくる前菜や小鉢類の美味しいこと。本当に、大食漢の私でも、食べきれないくらいでした。

そして、なんといってもここの女将のお人柄が最高です。関さば食べきれなくて、一緒に付き合ってもらい、話ははずむは、お酒はいけるは、本当にこんなのが、旅の醍醐味。女将と呑み、かつ語り合うという、予想しない嬉しいことがありました。出会いというものです。

素晴らしい一夜が終わり、週の後半はその分仕事仕事です。コンクールの審査で、出張しました。いろいろ、仕事の話もあり、夜は会食続きでしたが、出張から、帰ったら、その分のレッスンが、土日に入り、やっと、ブログ更新しています。

充実した一週間でした。
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今だから言えること

2006年11月16日 | Weblog
実は、去年の夏くらいから今年の春までスランプでした。
最初は自覚がなくて、人に指摘されて、あれ?と思い、そのうちけなされて焦り、どんどん暗い底に落ちていきました。しばらく勉強に専念するも、再起をかけた、久々のコンサートでもぶざまな出来で、絶望しました。

もう、コンサートはやれないかも・・・と感じ、自分の音楽に負けてしまって、きっとこれは神様がもうやめろといってるのかもしれないと思いました。今決まってるコンサートをこなしたら、もう、演奏活動をやめようと思って次のコンサートまでを過ごしました。

いざ、これが最期かもと思うと、いろいろやりのこしたことがあるということを残念に思い、練習もできるだけ、後悔のないように心がけました。そして、臨んだ本番でいろいろな思いを胸に、開き直りにもにた覚悟の気持ちと、これまでの感謝をこめて、弾きました。

そしたら、うそみたいに思うように弾けて、お客様からも満足の拍手を頂き自分で納得できる演奏ができました。自分にびっくりして、そして抜け出たことを実感しました。

そのあと、次々とコンサートは、調子よく、やはりやっていくうちに、やめないでもう少しやってもいいと神様からお許しがでたと勝手に思うことにしました。

人間、ぎりぎりのところまで、追い詰められてから変われるのかな・・と思っています。先にコンサートの契約がいくつか入っていて、それは、こなさなきゃいけない状態があったので、辞めるのが伸びて、その間にスランプを抜け出られた私はラッキーでした。たまたま、コンサートがはいってなかったら、演奏活動をやめたかもしれません。

そして、なによりも傷ついて自信もなくなり、よれよれになった私を、暖かく激励して応援してくれた友がいたおかげで、立ち直れたと思っています。

今も、自信と不安の両面を抱えていますが、それを背負いながらコンサートに挑む精神的な強さは持てるようになってきました。強くなると、不思議なことに、コンサート自体がとても楽しいのです。お客様が楽しむためには、まず自分も楽しまなくては・・・これは、スランプ後に初めて体験し、実感できるようになったことです。

スランプで得るものは、大きかった!!
コメント (2)
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ロリン・マゼールとNYフィル

2006年11月07日 | コンサート
昨晩は、ロリン・マゼール指揮のNYフィルを聴きに行きました。
帰国以来のNYフィルで、しかも、私の好きな指揮者の一人マゼールが来るとあって、楽しみにしていました。ちょっとおしゃれをして張り切って聴きに行きました。

NYフィルは、弦楽器の並び方が普通と違い、左から第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、チェロ、そしてヴィオラという順番です。通常はチェロとヴィオラが逆で一番右にチェロがきますよね。だからかどうかはわかりませんが、なんだか、響きがちがいます。

NYフィルの思い出話もあるけど、今日はマゼールについて。

ロリン・マゼールは、1930年にフランスで生まれ、生後まもなく、両親に連れられて、アメリカに移住しました。彼自身はアメリカ育ちということになります。5歳からヴァイオリンを、7歳から指揮を勉強し始めますが、その天才ぶりは相当なもので、8歳でNYフィルを指揮し、数々の有名オーケストラを10代前半で指揮してしまいます。イタリアで、バロックを勉強しヨーロッパのオーケストラも振るようになり、順風満帆でした。ウィーンのニューイヤーコンサートの指揮も務め、ほぼ世界の頂点のように思えたのでしたが、ごたごたに巻き込まれウィーンを追われます。その後、ベルリンフィルのカラヤンが亡くなり、その後任は彼だと思われていたにもかかわらず、アバドが後任に就きます。その事にかなりショックをうけ、ひどく落ち込み彼は一時どこでなにをやっているのやら・・・などと語られていました。
その後、苦しみを乗り越え、環境問題などを中心に国際連合問題の活動でコンサートをし、彼の活動の範囲を広め、そして、2002年から、団員の全員の懇願によってNYフィルの指揮者の契約をしています。

きちんとした拍感が刻まれるようにして音楽がすすみ、なおかつドラマティックな仕上がりがすごく好きです。でも、これまで、テレビで見たり、CDできくことはあっても生のマゼールは、初めてでした。演奏スタイルは先に述べたとおりで、よかったのですが、さらに私を驚かせたのはマゼールは全曲暗譜(アンコールも)して、棒を振っていたことでした。右手できちんとリズムを刻みながら。左手で的確にそれぞれの楽器に指示をしていく。それが、私のようなピアノ弾きで、オーケストラは素人にも、はっきりわかるような指示。しかも、昨日の曲はベルリオーズ。かなりの楽器をいろんな場面でつかっているのです。すごく、かっこよかったです。

私の好きな指揮者はズービン・メータ、ロリン・マゼールです。そのほかにも好きな指揮者はいますが、特に2人は好きです。生きているうちに、2人の指揮者を生で見れて、聴けて本当によかった。そう、思いました。
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11月ですね

2006年11月06日 | Weblog
しばらくぶりのブログです。仕事漬けの10月でしたが、それから、11月に入りあっという間にもう6日。

最近は、ちょっと時間的に余裕があって、ピアノじゃないこともしていました。ちょっと遅い衣替え。(やっとしました・・)朝、一人で温泉に行ったり、3連休の一日は仕事でしたが、残りの2日は、紅葉を見に近場までドライヴしたり、うちでガーデニングしたり・・・。

そしたら、なんとすぐ指が細くなって、いつもしない指輪をちょっとやってみたら、するっとはいりました。うわー!もう、指が衰えてる・・・。油断禁物ですね。今日から、またまじめに練習しないと。

しかし、今月はコンサート(聴きに行く方)もたくさんあって楽しいことだらけ。
浮かれずに、ピアノも練習しないと・・・。今晩は、NYフィルをききに行きます。とても楽しみです。
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