ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

PTNA受賞記念コンサート2020 in 大分

2020年02月16日 | レッスンメモ
2月11日、昨年のPTNAピアノコンペティションで賞をいただいた生徒さんたちによる受賞記念コンサートが、音の泉ホールで開かれました。これより前、私の教室では昨年の12月に発表会を開催しました。そこからこの受賞記念コンサートまで、ちょうど2か月です。さあ、そこで問題なのは12月に発表会で披露した曲をここでもう一度弾くか、はたまた、年末年始を挟む2か月で新しい曲を仕上げて舞台に乗せるか、ということです。

ピアノの練習には、その曲をじっくりと時間をかけて隅から隅までできるだけ丹念に仕上げていく場合と、たくさんの曲を次から次へとバリバリ弾きこなしていく場合の、両方のバランスをとることが必要だと思っています。生徒さん一人ひとりの成長段階に寄り添いながら、どの時期にどの曲を渡すか、一人ひとりの顔を思い浮かべながら、あーでもない、こーでもないと、質と量のバランスを考えながら曲選びをしている時間は、私にとって至福のひとときです。今回のコンサートでは、ほとんどの生徒が新しい曲にチャレンジしました。みんな本当によく頑張ってくれて、来年がまた楽しみです!






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ホール練習の大切さ

2020年02月06日 | レッスンメモ
来たる2月11日、音の泉ホールでPTNAピアノコンペティションの受賞者記念コンサートが開催されます。私の教室では、これに出演する生徒たちを対象に、ホール練習を行いました。

ホール練習の目的は、自宅や教室のレッスン室など狭い空間でピアノを弾いているときと、ホールで弾いたときの違いを感じ取ってもらうことにあります。もちろん使用するピアノも違うので、音の響き、鳴り、反響や残響などが全然違ってきます。あなたがいつも通りに弾いたとしても、そこから出てくる音色や響きは使用するピアノやピアノを取り巻く空間によって全然違ったものになります。当たり前のようですが、これはとても大切なことです。自宅のピアノでどんなにスラスラ弾けるようになっても、本番の広い会場と特大のグランドピノを味方にできるとは限らないのです。その会場とピアノにふさわしい響きと音色を出すために、「どう弾けばどんな音が聞こえるか」耳を研ぎ澄ませて、集中して、弾いて聴いてみてほしいのです。つまるところ、自分がコントロールできるのはタッチとペダル。そこを研究して工夫します。どうすればどんな効果が出てくるか、色々試してみてください。ホール全体の雰囲気、空気感などは自宅や教室では絶対に味わえない感覚なので、特に敏感に感じ取るように心がけましょう。客席側に座って、お友達が弾くのを聴くこともよい勉強になります。客席によく届く音、届きにくい音。クリアに突き抜ける音や空間を軽やかに舞うような音。いろんな音があることがよく分かると思います。本番の臨場感に少しでも近づいて、自分はどこをどうコントロールした方がよいのかという課題を知ることができるのです。

今回のホール練習でみんながどう感じてくれたか、何を学んでくれたか、人それぞれだと思いますが、ここで学んだことを受賞者コンサート本番でのびのびと発揮してほしいと思います。

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