ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

イリスコンサート

2007年03月27日 | コンサート
九電イリスコンサート、終了しました。たくさんの方においで頂き、ありがとうございました。

九電イリスコンサート、毎年呼んでいただき、また、お客様もリピーターの方が増えてきたので、今回はプログラムをほとんど新メニューにしてみました。何事も新しいことをするときは、エネルギーがいりますね。まだまだ発展途上と思ってる私は、必死で取り組みました。
素敵なお花と、藤井奈津子先生の描かれたやさしいお花の絵に囲まれ、ピアノを弾かせていただきました。

(演奏会の様子)

皆様本当にありがとうございました。

さて、今日からは、ピアニストのビリンスカヤさんが、来日して公演しているひとつのところで、公開レッスンのコーディネイトの仕事で出張です。他県にいくのですが、また雨になりそうです。

コンサートの日に晴れたので、文句はいえませんが・・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消しゴム

2007年03月21日 | コンサート
突然ですが、皆さんは、心臓が口から飛び出そうなくらい(グロテスクでごめんなさい)どきどきしたことはおありですか?私は、あります。それも、何回も。

最近、コンサートのための練習に夢中になっていますが、自分の練習室で誰もいないところでの出来と、本番の出来はたいてい違うものです。今日、自分のなかで80点の合格点がもらえるくらい弾けたとしても、これが必ずしも本番で弾けるとは限りません。もちろん、それ以上うまくいく時もあるし、「そんなばかな!こんなにひどくなるなんて・・」というくらい、うまく弾けない時もあります。

でも、本番でちゃんと弾けないとなんにもならないのです。だって、お客様はその時だけのためにいらしているのだから・・・。
こんな時、消しゴムが使えて、いやなところを消して、やり直せたらどんなにいいでしょう。

フィギュアスケートの選手も、何回も回転に成功しているのに、本番でこけたらアウト。演技、演奏など、本番で生きている人には、消しゴムが使えたら・・・という思いをちらっとでも持ったことのある人は多いと思います。

でも、その場の、その時間だけと限られているから、なにかが、ぎゅっと凝縮されて、うまくいくと消しゴムが使える時より、ずっと感動が生まれるんだと思います。(緊張しますが)

その本番のために、どう精神状態をもっていけるかが鍵でしょうか?
楽しんでやれるまで、余裕があるようになりたいものです。
消しゴムなんて、ちーっとも要りません!と大声で叫べるように・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンサートへの思い

2007年03月12日 | コンサート
頭の中に、バッハがリストがラフマニノフが踊っています。
今日はリハーサル。いつもの自分のピアノではないピアノは、どんなかな?と楽しみです。

ここのところ、コンサートのプログラム曲ばかり、練習していますが、どれも本当にいい曲で、大が三つくらいつく大好きです。

それぞれの曲に次々にイメージが湧いてきて、情景や登場人物やその会話、それから、その時の気温や香りなども、勝手に想像してどんどん曲がひろがっていきます。

こんな素敵な曲にであえて、よかったとつくづく思います。そして、クラシックの演奏家として、そんな素晴らしい曲を伝えていくという使命を、重く考えなければと思います。その曲をお客様が「なんていう曲かしら?素敵な曲だわ」と感じてくださらないと、大切な曲を伝導する役目になれないですもの。曲を生かすも殺すも演奏者次第・・・というところもあると思います。それを考えると、いつも真摯な態度で練習に励み、その作曲家に失礼のないようにしなければと身の引き締まる思
いです。

でも、CDではなくコンサートで、心がけなきゃいけない大切なことは、その場のお客様と演奏家の思いを共通に近づける、あるいは、それを引っ張る役目も担ってるということ。その為には、まず自分が楽しまなきゃ、お客様も楽しめない。自分が悲愴な感じで、あるいはみじめな思いを(うまく弾けなかったりして)ひきずってコンサートをすると、それがお客様に伝わることがあります。それでは、お客様も疲れるだけですし・・・

今回も楽しんで皆さんと一緒に、盛り上がりたいと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トンネルからの光

2007年03月05日 | Weblog
長い暗いトンネルから、やっと光が見えてきました。
最近の私は、ピアノと格闘して格闘して、それでも思うように行かない日々をおくっていました。憑かれた様にピアノに向かい、それでもうまく弾けず、自分の力不足を嘆いていました。
でも、やっと少し光が見えてきました。まだ、トンネルから抜け出てはいないのですが、その兆しを少し感じました。ここが正念場。もう少しなんだから、頑張れと自分に言い聞かせています。

女性指揮者の西本智実さんが「目標に向って進むことが大切で、その目標は、自分の思ってる力より、ちょっと上に設定する。」とおっしゃってます。まさに、今の私がそれです。日によって、「やっぱり無理かな」と思ったり、「いや、いける」と思ったり、揺れ動きながら少しずつ、前進しています。

なにかを真剣にやってる人には、よくある経験だと思います。

もう、だめだと思う一歩前まできてからが、前進のとき。ばねができるのでしょうか?まだばねがもてないけど、光は見えたので、その光、見失わないうちに、また練習します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする