私の教室に通ってくれている生徒さんの中に、何組か姉妹や兄弟で通ってきてくれているご家庭があります。ピアノを2台持っていらっしゃるご家庭もありますが、ほとんどの場合は1台です。学校から帰ってきて夜まで、ピアノを練習できる時間には限りがあるので、兄弟・姉妹で仲良く交代しながら練習するということになります。
私の子ども時代は弟二人と一緒に育ちましたが、ピアノを弾くのは私だけだったので小さな頃からピアノは私一人が思い通りに使っていました。いつでも自分の好きな時に好きなだけ弾けたんです。だから兄弟姉妹でピアノを奪い合う、または譲り合うという環境は私自身は全然経験したことがありません。兄弟姉妹でピアノを共有しているご家庭の中には、お子さんたちの練習時間が不公平にならないように、ピアノの取り合いっこになって喧嘩しないように、練習の順番や練習時間を管理するのに苦労なさっているご家庭があります。それくらいそのご家庭ではみんな練習に熱心なんですね。兄弟姉妹でピアノを習っているご家庭はきっとみんなこんな感じなんだろうなあ、と思っていると、これが案外そうでもなくて、「子どもたちがピアノを取りあうなんて、なんて羨ましい。うちもそんな風になってほしい!」とおっしゃる方も少なくありません。
兄弟姉妹で一緒にピアノ(ほかの楽器でも)を習うというのはとても良いことだと思います。お互い刺激しあって、励まし合って、音楽の楽しさを仲良く自然と身につけられるからです。さて、上に書いた、ピアノをめぐってお子さんたちが争奪戦を繰り広げている熱心なご家庭ですが、ついに新しいピアノをもう一台購入されました。これで一人あたりの練習時間も多く取れるし、不平不満も少なくなるだろうと願ってのご決断です。熱心なお子さんたちのために本当に素晴らしい、有難いことですね。しばらく経って、その後どんな様子か、うかがってみました。すると、おどろいたことに 以前とほとんど変わらない争奪戦が今も進行中とおっしゃるのです。せっかく一台増えたのにどうして? と尋ねると、どの子もみんな新しいピアノで弾きたくて、「新しいピアノの取り合いっこ」が始まってると・・・。う~ん、これは想定外だったでしょうねえ。お母さんの嬉しい悩みはまだまだ続くという感じですね。
ピアノに限らず兄弟姉妹で、家族全体で、なにかしら音楽に親しむ環境というのがあるととてもいいと思います。ご家族みんながそれぞれに音楽を好きでいてくれること、これは大きいと思います。兄弟姉妹でピアノを練習して、家族みんなで楽しんで音楽に取り組んでいる姿勢をみると、連鎖反応が起きて、「ぼくも」「わたしも」となるのではないでしょうか? まずは、ピアノを弾くことを楽しむ。ならば、私は、ピアノの楽しさを教えなければならないという結論に達しております。
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私の子ども時代は弟二人と一緒に育ちましたが、ピアノを弾くのは私だけだったので小さな頃からピアノは私一人が思い通りに使っていました。いつでも自分の好きな時に好きなだけ弾けたんです。だから兄弟姉妹でピアノを奪い合う、または譲り合うという環境は私自身は全然経験したことがありません。兄弟姉妹でピアノを共有しているご家庭の中には、お子さんたちの練習時間が不公平にならないように、ピアノの取り合いっこになって喧嘩しないように、練習の順番や練習時間を管理するのに苦労なさっているご家庭があります。それくらいそのご家庭ではみんな練習に熱心なんですね。兄弟姉妹でピアノを習っているご家庭はきっとみんなこんな感じなんだろうなあ、と思っていると、これが案外そうでもなくて、「子どもたちがピアノを取りあうなんて、なんて羨ましい。うちもそんな風になってほしい!」とおっしゃる方も少なくありません。
兄弟姉妹で一緒にピアノ(ほかの楽器でも)を習うというのはとても良いことだと思います。お互い刺激しあって、励まし合って、音楽の楽しさを仲良く自然と身につけられるからです。さて、上に書いた、ピアノをめぐってお子さんたちが争奪戦を繰り広げている熱心なご家庭ですが、ついに新しいピアノをもう一台購入されました。これで一人あたりの練習時間も多く取れるし、不平不満も少なくなるだろうと願ってのご決断です。熱心なお子さんたちのために本当に素晴らしい、有難いことですね。しばらく経って、その後どんな様子か、うかがってみました。すると、おどろいたことに 以前とほとんど変わらない争奪戦が今も進行中とおっしゃるのです。せっかく一台増えたのにどうして? と尋ねると、どの子もみんな新しいピアノで弾きたくて、「新しいピアノの取り合いっこ」が始まってると・・・。う~ん、これは想定外だったでしょうねえ。お母さんの嬉しい悩みはまだまだ続くという感じですね。
ピアノに限らず兄弟姉妹で、家族全体で、なにかしら音楽に親しむ環境というのがあるととてもいいと思います。ご家族みんながそれぞれに音楽を好きでいてくれること、これは大きいと思います。兄弟姉妹でピアノを練習して、家族みんなで楽しんで音楽に取り組んでいる姿勢をみると、連鎖反応が起きて、「ぼくも」「わたしも」となるのではないでしょうか? まずは、ピアノを弾くことを楽しむ。ならば、私は、ピアノの楽しさを教えなければならないという結論に達しております。
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