ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

いよいよ発表会

2014年10月27日 | レッスンメモ
11月1日の土曜日は教室の発表会の日です。早いもので去年の発表会から1年間があっという間に過ぎました。この1年間、生徒の皆さんがどれだけ腕を磨いて努力してきたか、その成果を音の泉ホールのステージで思う存分発揮して欲しいと思っています。私はピアノ教室を運営するにあたって、年に一回のこの発表会というものをとても大切なものと思っています。その理由は次の通りです。

1)締め切りのある本番
2)皆さんに聴いていただける喜び
3)横比較ではなくて縦比較なこと

日ごろの練習とは雰囲気がまったく違う「本番」を経験することはとても重要です。その本番の日に目標を合わせて、計画をたて、準備をし、体調を整えて、その日を迎える。これはピアノに限らずその人の人生の色んな場面で直面することでもあります。「目標・計画・本番度胸」発表会はこの三つを体得するよい機会です。

ピアノに限らず音楽ならなんでも、人様に聴いていただく喜びというのがあります。人前で、大勢の人の前で、弾ける喜び。自分の音楽を多くの人に聴いてもらえる喜び。これを感じながら弾いてほしいのです。そうすればきっと、聴く人みんながあなたの音楽を聴かせてもらった喜びを感じることができるでしょう。そして、人前で演奏したあなたこそが一番成長するのです。

発表会とコンクールの違いは縦比較と横比較の違いです。コンクールは他の出場者と比べる横比較。どんなに自分がベストの演奏をしたとしても自分より上手い人が10人いれば11位という成績がつきます。一方、発表会は縦比較です。去年の自分と比べてどれだけ進歩できたか、それを楽しみに本番に臨みましょう。「去年にに比べて今年はこんな曲まで立派に弾けるようになって・・・」観客席でこんな風に涙ぐむ方が毎年いらっしゃいます。私もこの発表会という節目の日に生徒の皆さんがどれだけ成長したかというのを見るのが一番の楽しみです。

愛野由美子ピアノ教室発表会
11月1日(土)、音の泉ホール
第一部(大人の部)開演 10:30~
第二部(子供の部)開演 12:30~
見学自由です。お気軽にお越しください(入場無料)


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ファジル・サイのコンサート in 博多

2014年10月15日 | レッスンメモ
昨晩はファジル・サイのコンサートに福岡まで出かけてきました。本当に素晴らしいコンサートでした。ファジル・サイの左手の凄さは、いつもCDを聴きながら感じていましたが、初めて実際に目の当たりにすると、これはもう本当にすごかったです。CDとは違う生演奏の醍醐味を味わいました。のっけからムソグルスキーの「展覧会の絵」で始まるコンサート。大音量と繊細なタッチのコントラストが素晴らしくて、まさに自由に、思うがままに弾いている演奏だと感じました。後半は自作の曲や、おなじみのジャズ風トルコ行進曲など、これもまた期待通りの素晴らしさでした。

コンサート全体を通して私が一番感動したのは、あのピアニッシモの音たち。これは正直言って意外な発見でした。いかにも男性的な強くて太い音、それに鍵盤の上を自在に駆け抜ける超絶技巧が特徴のピアニストという印象をもっていたのですが、ピアニッシモが素敵。まるで雲の上を走っているような繊細で優美なタッチでふんわりとした表情。もう何とも言えないくらい美しい、夢見心地の音でした。

演奏会終了後はCDを購入してサイン会に並びました。

素晴らしい演奏をありがとうという意味のごあいさつをしたら、優しい笑顔で「Thank you!」とお返事いただきました。やった
こちらがそのサイン。すっかりミーハー気分で帰ってまいりました(笑)


ところで世の中は狭いもの。昨夜一番驚いたのは、演奏会開始前にお隣の席から「うそっ!!」という大きな声がして、びっくりして振り向くと、そこには、なんと、作曲家の後藤ミカさんが! 事前の約束など何もなく、これがまったくの偶然だったのです。休憩時間にロビーでお知り合いの方にばったり出会うというのはよくあることですが、まさかお隣の席とは・・・。というわけで、ますますテンションあがって、忘れられない楽しい演奏会となったのでした。



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切望

2014年10月07日 | レッスンメモ
私には切望していることがあります。ずっと、胸に抱き続けてきたことではありますが、ここにきて切望に変わったのです。いくつかの試練を経て、これまでは希望とか目標とかだったのが、ワンランクもツーランクも上がって切望に切り変わったのです。どーしても、何としてでも、絶対に達成したい、これまでにないくらい強くそう思うのです。

その望みを実現するのは容易ではありません。どこからどうやっていこうかと考え続けています。まず、自分が変わらなければなりません。自分の気持ちや、生活も。そしてこれまでどうしてそれが実現できないでいるのか、この分析を一からやり直したいと思っています。これまでやってきたことを見直して、あえてやってこなかったことも再検討します。たくさん考えて、勉強して、色んな経験を糧にして、新たな一歩を踏み出したいと思っています。

こんな感じでちょっとここのところ深刻なムードを漂わせている私ですが、今日はピアノ教育研究会「グループアイ」の定例会の日です。気持ちを切り替えて出かけてきます。今日はお楽しみの「楽譜バザー」もあるんです。要らなくなっている楽譜、あるいはうっかり2冊買っちゃったという楽譜などを持ち寄って交換会です。グループアイのメンバーとの定例会が終わった後は、グループUNOのメンバーと八手連弾合わせ練習です。こんな風に色んな仲間と交流して、刺激とヒントを与えてもらってます。本当に有難いです。

さあ、いつの日か、ちょっとでも変わったと思える時が来るように、今日も前を向いていようと思います。

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