ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

大晦日

2007年12月31日 | Weblog
今日は、大晦日です。昨日、恒例の餅つき大会が終わりました。
最初は、7~8人から始まった、この会も、毎年、人数が増えて昨日は、30数名の方々が、我が家に集まりました。家の中も外もいっぱいで、寒い日のはずなのに、あまり寒く感じませでした。(感じるひまも、なかったけど)

昨日は、雨、雪、みぞれ、晴れとなんでもありの悪天候にもめげず、みんなよく餅つきをしました。みんながお手伝いしてくれるので、30人いても、なんとかやっていけるものです。

前日から、買出しをし、もち米をつけて準備をするのは、夫がかなりやってくれます。私は、50人分くらいの、鶏がらスープを一日、ストーヴにかけながら作ります。つきたての御餅をお雑煮にして、食べてもらうのです。自分でいうのも、なんですが、このスープがおいしいとみんなから評判で、嬉しくなって、張り切って作るのです。大なべ3つ分が、一日でなくなります。

朝から集まり、夜まで食べたり飲んだりして、最後は半分くらいの人数になりますが、楽しい一日です。

今年は、友人がチーズ職人さんを連れてきてくれ、チーズに関するお話と試食なども、はさみながら、なんだか、ひとつのお祭り行事みたいになってきました。

みんなに喜んで頂け、また、私も楽しく過ごした一日でした。

さあ、今日は嵐が去った後のような我が家をこれから大掃除です。

相変わらず、ばたばたと一年が終わっていきそうですが、無事になんとか終われて、何事にも感謝です。

最後に、今年一年、コンサートに来ていただいたり、お世話になったり、ブログ読んでいただいたり、いろいろありがとうございました。
また、来年も頑張りたいと思っていますので、よろしくお願いします。
皆様の、来年のご多幸をお祈りいたします。
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シリーズもの

2007年12月28日 | コンサート
私は、シリーズでコンサートをする企画を来年スタートで、頂いています。

せっかく、回を重ねるのなら、何か自分のピアノの内容や、プログラムでもシリーズ化できたらと思い、サロンコンサート風なので、ショパンのノクターン全集をまずスタートさせようと思っています。1回につき、1曲ずつプログラムに入れていきます。全曲弾き終わるまで2~3年の期間があるかもしれません。毎回、1曲ずつお客様に聞いていただき、お客様も楽しんでくださればいいなと思います。

全部聞いた方は、皆勤ってことですよね。そんなお客様がいてくださったら、ますます嬉しいです。

毎年、開いていただいているイリスコンサート。これは、シリーズではないのですが、毎回、聴きにきてくださって、皆勤っておっしゃるお客様がいらっしゃいます。本当に嬉しいことです。

もう1度聞きたいと思ってもらえるような、ピアニストになりたいと思います。
そのためには、確かな腕と強い精神力と音楽的センスの良さと、ホスピタリティーでしょうか?確かなうでか・・・・・。と嘆く前に練習しましょう。

せっかく来ていただくお客様をがっかりさせないように!(何回かがっかりさせて、本人もがっかりして、反省をした本年でした)来年は、そんな失礼のないよう、努めたいと思います。
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日本人のクリスマス

2007年12月26日 | Weblog
昨日で、クリスマスも終わりました。街のきれいなイルミネーションや、クリスマスソングも、昨日まで。今日からは、おおみそかに向けて、また忙しいですね。

クリスチャンの方は別にして、一般的に、日本人のクリスマスは、パーティー、デート、プレゼント、ディナーなどの行事の日となっているようですよね。本当は、キリストのお祝いの行事なのですけど、いい、悪いは別にして日本人は、楽しむ日ということで、動いているようです。もう、それでもいいと私は思っています。

さて、私はいつものファミリークリスマスイヴを楽しみました。毎年、この日はミートローフを焼きます。これを私は、何回焼いてきたことでしょう。今年、焼くための型が、古びているのに気づき、何年もたったと実感しました。夫は、今年オニオングラタンスープを成功させました。いつもより、少し張り切って、料理をし、家族そろって、美味しく頂くディナーは、幸せです。今年は、初めて母もいっしょの年でした。いつもより、少し気取って、テーブルセッティングをして、お気に入りのお皿をだして、楽しい夜でした。

さて、今日からは、また、大掃除の続きと、ピアノのお仕事と練習。いささか、疲れ気味だけど、頑張ってみましょう。
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指の怪我

2007年12月23日 | Weblog
先日、料理していてちょっと指を怪我しました。
たいしたことはなく、リバテープ張るくらいのものだったのですが、動揺しました。

数年前に、私は左手の人差し指を5針縫う怪我をしました。ものすごく、落ち込んでもう一生ピアノが弾けないかもしれないと、絶望しました。1ヶ月近くかかりましたが、なんとかピアノにも復帰できて、事なきをえていますが、その時の恐怖が蘇ってきて、慌てたのでした。

親しくしている友人のご主人がお医者様で、いきなり、飛び込みました。「あ、これは、リバテープが一番」とにっこり。たったこれしきで、大騒ぎして、申し訳ないことをしました。

随分前に、ピアニストの中村紘子さんが、N響とコンツェルトをやっている時のテレビに映った彼女の指に絆創膏を発見したことがあります。後でわかったことですが、やはり、お料理をしていて切っちゃったという事でした。

それにしても、注意が足りないですね。相変わらずのドジがなおりません。
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駅員さん

2007年12月21日 | Weblog
娘は高校三年生。受験生です。

娘は小学4年生から、電車通学をしています。アメリカから帰国し、ろくに電車など乗ったことがない彼女は、いきなり電車通学になり、彼女なりにたいへんだったろうと思います。

我が家の最寄の駅は小さなかわいい駅。駅員さんの数も少ない、こじんまりとした駅です。その、駅員さんたちに娘は助けられて、通学してきました。

まだ、通い始めて半年も経たない頃。慣れるまで、駅まで送り迎えをしていました。ところが、ある日、レッスンが伸びて迎えにおくれてしまったのです。一人、ランドセルをしょいながら、駅で待ってる娘を見て、「ちょうど、仕事が終わった時間だったから」と、我が家まで送り届けていただきました。知らない車から降りてくる娘に驚いていると、「駅のおじちゃん」と、娘から紹介されました。

また、ある日は、朝ぎりぎりになり、停まってる電車に走ってむかっていく娘を見て、発車しそうな電車をとめてくれたり・・・。定期券を忘れた娘のことを、おりる駅に連絡、説明していただいたり(娘はお金を30円しかもっていませんでした)・・・。

本当によくしていただきました。今のせちがらい世の中に、心あたたまることです。まるで<古き良き時代>のような事柄でしょう?

その駅とも、あとわずか。毎日、「いってらっしゃい」「おかえり」と声をかけていただき、本当に感謝しています。
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冬の音楽

2007年12月18日 | 素敵な曲
今、ドボルザークのシンフォニー第8番を聞きながら、パソコンに向っています。
私の大好きな曲の一つです。

冬になると、分厚いハーモニーの曲や、重厚な感じのものを聴きたくなります。(ピアノ曲だと弾きたくもなります)そんな曲となると、ブラームス、チャイコフスキー、ベートーヴェンなどです。いずれも、寒い国の出身の作曲家。

音楽と気候は、絶対関係があると、最近確信しています。それぞれの作曲家の生き様や、性格も大きく反映してきますが、その作曲家が住んでいた地方の気候も大きく作風に影響していると思います。寒い冬に、今のように暖かい設備も、そう簡単にはなく、自分の身体のまわりを寒さという重圧に囲まれて、冬を過ごしていくだけで、さらっとした音楽ではなくなります。そして、その寒空は、あまり明るくなく、どんより暗い空で、それも重くのしかかるのです。
そして、その暗い冬があるからこそ、春が歓喜に満ちていて、豊かで気持ちの良いもので、自然の息吹の美しさが当たり前ではなく、もっとせつなく甘く美しいと感じられると思うのです。

この濃厚な季節への思いが音楽にもつながっていると、感じています。

私たちは、今、そこまでの寒さや暑さを身にしみて感じずに、楽に生きられます。夏には、クーラー。冬には、ストーヴ、エアコン暖房、さらには、日本人はこたつ。お野菜もいつが旬なのか、わからないくらい一年中なんでもあります。

便利です。便利ですが、その分どこか、人間の五感のなにかが、鈍くなるような気がするのです。かといって、暖房なしの生活はできませんが、意識して自然と向き合い、観察し少しでも、感覚を磨きたいと思います。

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勉強会

2007年12月17日 | レッスンメモ
昨日は、大人の生徒さんたちの勉強会兼茶話会をしました。

いつもは、個人レッスンなので知り合う機会がないので、たまに集まって今練習している曲を弾いたり、お菓子とお茶をいただきながら、おしゃべりする楽しい会です。

いろんな立場の方がそれぞれの思いでピアノを弾いてくださっていますピアノという共通の話題を持ち、知らない方が私のレッスンを通じて、年齢も、職業も違う者同士、知り合いになって少し世界がひろがればおもしろいと思っています。

連弾をしたり、ピアノに関する悩みや、関係のない雑談まで、楽しく過ごしました。

お互い、刺激を受けたり、知らない曲の発見や、知ってたけど、弾いてみたくなる曲の発掘などあると思います。

また、これを機にピアノに励んで、一緒に楽しい会を持ちましょう。
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パッション

2007年12月15日 | Weblog
今日は、風が冷たい日でした。我が家の庭の紅葉が、遅まきながら、真っ赤に色づいています。寒空には、あまりにあわないのですが、みごとな赤です。

毎年、葉っぱは、萌黄色から始まり、暑い夏をすごし、雨風をうけながら、だんだん命を削り、そして、最後に命の源を全部を放出するように、美しく強い姿を見せて、枯葉となって落ちていくのです。そこには、葉っぱの一生の情熱がぎゅっと凝縮されて、ぱーっと潔く一度に放出されているようです。

まさに、パッション!最後の最後まで、命を全うする一生懸命さが植物にはあるのです。無言でなんにでも、たちむかっています。

来年の私のテーマは、パッション・・・にしようかしら?
かしら?なんて、甘いことをいってる限り、無理ですね。これだという潔さがなければ・・・・。

でも、赤くなってすっと落ちていく葉を見ていて、少し気おされました。そして、その後、力ももらいました。
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大掃除

2007年12月12日 | Weblog
今年もまた、年末がやってきて(あたりまえですが)大掃除の時期になりました。

先日、ちょっと寄った本屋さんの雑誌コーナーには、お掃除関係の記事や写真がいっぱい。お掃除の特集があちこちにあります。

さあ、そうなるといよいよ重い腰を上げて、本格的にとりくまなきゃいけません。
毎年、「ああ、こんなにほっておかなければ良かった・・」とか「こんなにためて・・・・」とか、反省するのに、今年もまたたまっています。

いっぺんにやるのは、不可能なので、少しずつやり始めています。ピアノの練習も、生徒のレッスンの仕事もあるので、朝早くと、夜が掃除時間。昨晩は、キッチンの磨きの半分をやりました。換気扇がのこっています。この、<夜にやる>というのは、今年が初めてです。でも、少しずつでも大掃除が進んでいくので、いいな~と思っています。ただ、夜ぎりぎりまでピアノを弾いて、夕食の時にお酒を飲んで、もう今日の仕事はおしまい!と、線を引いてしまうことが多いので、どのくらいできるか自信はないのですが。今晩もやれるかな~?

しかし、やはり家の中を美しくしていることは、気持ちの良いものですよね。少しずつ、毎日部分的にでもやって、きれいにしておきたいものです。(毎年、言ってる・・・)いっぺんにではなく、少しずつやるのがコツでしょうか?

お掃除をすること、整理整頓をすることは、心の整理整頓をするのと同じですって!家を美しくすることを、アートと思って、遊び感覚でやると、お掃除も楽しくなるかしら?
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打ち合わせ

2007年12月10日 | コンサート
今日の午前中は、大分で打ち合わせをしていました。

私のコンサートは、基本的には、「自由におまかせ」というご依頼が多く、たまに「これこれの曲を入れて」というご要望があるくらいです。だから、一人でコンサートの構成やプログラムを考えることがほとんどです。

でも、ちょっとした企画を思いつき、ご協力頂く方も紹介して頂ける幸運に恵まれ、今日は打ち合わせをしたのです。

また、先週は別のコンサートの打ち合わせ。こちらは、オーナーがたくさんアイディアをお持ちで、これまた意見交換したり、シリーズものについての話し合いなどしました。

来年は、こんな感じでいくつか、おもしろくなりそうです。

私は、コンサートの打ち合わせが大好きです。話し合っているうちに、どんどんイメージが膨らみ、色んな曲がくるくる回りだします。なんの曲を弾けばよいか、どんな風にして、コンサートを進行させるか・・・。お客様に喜んでもらえるか?和んでもらえるか?楽しんでもらえるか?感動してもらえるか?美しいと感じる音を提供できるか?などを考慮しながら、打ち合わせをしていると、具体的にコンサートの中味が煮詰まってきます。

そして、打ち合わせの後は、やる気が出てコンサート成功させよう!と決意するのです。
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記憶の中に

2007年12月08日 | Weblog
皆さんは、なにかの香りをかぐと、何かを思い出す、あるいは連想するということがありませんか?

たとえば、私は落ち葉を焼く匂いで、子供の頃住んでた家と庭を思い出します。クッキーをよく焼いてくれるお母さんを持った家庭に育つと、バターとお砂糖の焼ける香りで、お母さんをおもいだしたり・・・・。(我が家は違いますが)

そんな感じで、音楽にも思い出のきっかけになるものがたくさんありますね。私も、ずっと、何かの曲に携わりながら、生きていると、それぞれの時代、時期がそのままスイッチされます。失恋の時によく弾いていた曲は、今でもそれを弾くと、失恋の気持ちがよみがえり、胸がつまります。青春時代に弾いていた曲は、その時代が心の中でかえってきますし、それぞれの辛い時期や、楽しい時期が思い出されます。ぱーっと場面が浮かんでくる時もありますよね。

いつかのコンサートで、トークのついでに「これは、失恋の時によく、弾いていた曲です。」と、ご披露したら、聴きにきてくれた友人に、「それはいつ?」「その相手はだれ?」としつこくきかれました。

遠い遠い昔の話なのに・・・。

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仕込みと熟成

2007年12月04日 | コンサート
私の朝の日課の一つに犬との散歩があります。いくつかのコースがありますが、近くにお寺があり、そこに大きな立派なもみじがあります。今朝、ゲン(愛犬)と散歩にでたら、紅葉したもみじの葉っぱに朝日があたり、それはそれはきれいな光景でした。オレンジ、赤、ワインカラーとそれぞれに朝日を受けて、輝いていて、絵の中に自分が入っていく感じでした。

昨日は、一日ピアノを弾いていました。来年のコンサートの、1月、3月、4月分と5月の半分のプログラムを決め、譜読みと以前弾いた曲のおさらい。5年ぶりに引っ張り出してきた曲など、ほとんど譜読みの状態。でも、新たな気持ちで取り組むと、新しい発見があります。フレーズの取り方や、表情の出し方、指まわり、運指のことなど、・・・・。これで、5年前に不満足だったことの解決に結びついたりすればいいなと思っています。

こうやって、曲をたんすに入れたり出したりしながら、熟成させていきたいものです。腐らないように注意しなきゃいけませんね。チーズやワインの作り方と本質的には似ていますか?

曲の選定をして、その準備をする仕込みと、ねかせたり何か加えたりしながら熟成していくことが、コンサートをつくるうえでの行程です。
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マジックハンド

2007年12月03日 | Weblog
12月に入り、街はクリスマスのイルミネーションが華やかにきれいになってきました。いろいろな贈り物を、また考える季節でもありますが、自分だったら、なにが欲しいかということを考えながら、相手の生活スタイルなど考慮にいれて、贈り物を選びます。

私は、何が欲しいかというと、いろいろありますが、一番欲しいのはマジックハンド。これは、なにも最近流行りのエステの達人のマジックハンドではなく、ピアノが自分の思い通りに弾ける、マジックハンドです。こんなに弾きたいというこちらの要求を自由自在にさっときいてくれるマジックハンド。これさえ、あればこんなにストレスためずに、楽しくピアノがひけるのにな~。

などと、いい齢して夢みる夢子になっていたら、娘から、「お母さん、おかしいよ。」と、一括され、現実に戻り練習しようと思っています。

しかし、ここだけの話ですが、娘も夢子ちゃんしていて、大学受験の志望校と現実が少し、かみ合ってない感じなんですよ。(sigh)
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