ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

生徒の笑顔

2016年02月29日 | レッスンメモ
昨日はPTNAの受賞者コンサートの日でした。生徒たちみんなが大好きな曲、大きな曲に取り組んで、思い切り演奏を楽しむことができる特別な日。そんな演奏が聴けるこの日を、私は毎年とても楽しみにしています。

今年は、ちょっと背伸びをした曲にチャレンジしてもらったのですが、それぞれに努力して、のびのびと弾いてくれて、みんな立派でした。みんなの頑張ってる姿勢を感じるのが私は一番うれしい。みんなの笑顔、立派な演奏、これが私を幸せにしてくれます。昨日は、久しぶりに夜ゆっくりしました。みんな、ありがとう
    

さあ、明日から3月。それぞれのピアノがまた輝いていきますように!

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PTNA 受賞者コンサート in 大分

2016年02月23日 | レッスンメモ
2月28日(日)は、PTNA ピアノコンペティションの受賞者コンサートの日です。これは前年のコンペで賞を頂いた生徒さんたちによる記念コンサートです。出演する生徒さんたちにとっては、まさに心に残る晴れ舞台になるはずです。コンペとはまた違う雰囲気の中で、自分も楽しみ、観客の皆さんにも楽しんでいただく、そんな演奏を期待しています。

今回は、私の教室から出演する生徒たちには、それぞれちょっと背伸びをした曲に挑戦してもらっています。案の定、みんなアップアップしながら頑張ってくれています。ちょっと背伸びをした曲を本番にぶつけるということ、これは冒険でもあります。やっぱり難しくて、結局うまく仕上がらず、雑な演奏に終わったり、また、作業段階が多すぎて表現することを忘れてしまったり。そもそも途中で「これは難しいからこのくらいでいいや~」などと投げやりになってしまっては意味がありません。こういう状態で本番の日を迎えてしまうのはとても危険なことです。

でもその反対に、もしその生徒さんが果敢に挑戦を続けて、諦めずに最後まで取り組み何かを掴んだら、それはきっと大きな自信に繋がると思います。ただ闇雲に大きな曲をあげてもだめだということは百も承知です。だから選曲する私の責任は小さくありません。生徒一人ひとりの可能性をよく見極めて、「なんとか頑張れば手の届く曲」というのを選んでいるつもりです。これまでの経験からいって、子どもたちの可能性というのはほんとに大きいと思います。そしてその可能性というのは「チャレンジ」することによって開花していくものだと思っています。先週のホール練習では、みんなまだあと一歩、足りない。さてこの1週間でどのくらい変われるか、教室の生徒達に対する私の信頼度は高いです。きっとやり遂げてくれると期待しています。

とにかくやるだけやったら本番当日はスパっと気持ちを切り替えて、自信を持って、堂々と、生き生きとした音色を、客席の皆さん一人ひとりにプレゼントするような気持ちで弾きましょう。そうすればきっと自分も楽しく弾けるし、みなさんも楽しんでくれるでしょう。私も観客席から応援しています。みなさんの晴れ姿、楽しみ~~~!!

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PTNA ピアノコンペティション「受賞者コンサート in 大分」
日時:2月28日(日)、開場10:00、開演10:15
場所:iichiko 音の泉ホール
入場料:1000円
主催:PTNA 大分支部
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カティア・ブニアティシビリ in 大分

2016年02月15日 | レッスンメモ
昨日は、カティア・ブニアティシヴィリのリサイタルに行ってきました。鮮やかな真っ赤なドレスが良く似合って、登場してきただけで、ものすごくオーラがありました。

おもむろに弾き始めた展覧会の絵。これは私もステージにあげたことのある大好きな曲。最初のプロムナードが思いっきり静かでゆっくりとしたピアニシモで始まって、びっくりしました(私は楽譜通りフォルテで弾きました)。そしてそれが本当に素晴らしい! そうか亡き友の遺作の展覧会場に入っていく、その第一歩なんだから、この解釈もアリだと納得しました。その後も何度か繰り返されるプロムナードですが、それぞれ個性的に弾き分けられていて、「絵」から「絵」へと移るときの心情の変化を表現しているかのようで、この曲の素晴らしさを再発見させてくれました。美術館の静けさが伝わってきてとてもよかったです。そして特にすばらしかったのが一番最後の「キエフの大門」。圧倒的な迫力とテクニック。とにかくこれだけの演奏をプログラムの一番最初に持ってくるというのも驚きでした。。。

後半はリストの、「軽やかさ」「鬼火」「ラ・カンパネラ」「ハンガリー狂詩曲」そしてストラビンスキーの「ペトルーシュカ」と続きます。私は、リストの中では「軽やかさ」がものすごくいいと思いました。本当に天使の羽が待ってるような、あるいはシャンパンの細かい泡が消えていくような心地よい軽やかさでした。こういう軽やかさというのは素晴らしいテクニックに裏打ちされて初めて可能なのですね。ヴィルトーゾの面目躍如という感じでした。あの「ラ・カンパネラ」にしても、あんなにサラッと弾いてしまうんですから。

プログラムの最後は、彼女自身が最も得意にしているレパートリーの一つという、ストラビンスキーの「ペトルーシュカ」。自由自在にのびのびと、息もつかせぬ速さで、とても楽しそうに弾いて聴かせてくれました。彼女のテクニックが驚異的であること、そしてこの曲がきっと大好きなんだということを実感しました。プログラムすべての曲から彼女の息吹、そして生命力が、あふれんばかりに伝わってくる素晴らしいコンサートでした。

会場には何人か教室の生徒さんたちも聴きに来ていて、嬉しかったです。こういう素晴らしい生命力あふれるコンサートを生で観て、聴いて、肌で感じることが一番大切なこと。ブニアティシビリさんの演奏にインスパイアされて、「あんな風に弾きたい!」と心に火がついてくれるといいですね。

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練習を楽しくする工夫

2016年02月11日 | レッスンメモ
日曜日にコンサートを終え、月曜日から通常のレッスン再開です。聴きに来てくれた生徒やお母さまたちから嬉しい感想をいただきながら、「さ~て、次はあなたたちの番ね」とハッパをかけました。

私自身、今回のコンサートでも、つくづく練習こそが本番の仕上がりを裏打ちするものだとあらためて痛感しました。そのことを生徒たちにストレートに伝えています。練習、練習、練習。その延長にこそ、本番があるのです!

とはいえ、そんな練習の日々は、毎日孤独だし、思うように上達していかないし、楽しいことばかりではありません。むしろ、練習の日々というのは、すぐにくじけそうになる自分自身と戦う日々でもあります。大人の私でもそうなんですから、子供たちならきっともっと大変かもしれません。「練習、つまんなぁ~い」となる時もあるでしょう。

なので、子供たちを指導するときは、練習自体を楽しくする工夫、というのがとても大切だと思っています。子供たちが楽しく練習に取り組めるようにするために、教室では色々試行錯誤をしています。たとえばゲーム感覚で「ピアニッシモごっこ」。ちょっとご紹介するとこんな感じです。

本人はピアニッシモで弾いているつもりになっているけど、実際にはピアニッシモになっていない生徒さんがいたとします。ここで、ちょっと私と腕比べという形にしてみます。同じピアニッシモの箇所をまず私が先に弾いて生徒さんに聴いてもらいます。このときわざと私の方が少し大きな音で弾きます。その後、生徒さんが弾く。ここでは生徒さんの方が小さな音で弾くことができたので生徒さんの「勝ち」。さて、もう一度。今度は私がもう少し小さなピアニッシモで弾きます。さあ、これよりもっとピアニッシモで弾けるかな? こうなると生徒もその気になって、よ~く耳を澄ましてピアニッシモの音を作ろうとしてくれる。この「よ~く耳を澄まして音を作る」という姿勢を身につけることが、このゲームの一番大事なところです。こういうことはいくら口を酸っぱくして言ってきかせても、なかなか、身につきにくいですから。「ちゃんと聴いてるも~ん」なんて思ったりしてるもんです。だから、こんな風に先生と一緒に競争モードにして、「○○ちゃんの勝ち~」とはしゃぎながらやると、いつのまにかスイッチが入って、先生の出す音も、自分の出す音も、真剣に集中して聴くようになります。その様子をみてるだけでとてもかわいらしいです。そのうち私も本気でピアニッシモを作る。そうするとがぜん乗ってきて、「ピアニッシモ、先生に勝つ~」とばかりにますますピアニッシモに挑む。こんなことを繰り返してるうちに素晴らしいピアニッシモの音が出た生徒、「やったね、すごい。まだ小さいのに、すごすぎる~!」と思わずほめまくっちゃいました。

「先生と○○ごっこ」というゲーム感覚のレッスンはほかにも色々工夫しています。何か競争相手があると練習にもはずみがつきやすいですね。自宅で一人で練習するときにはメトロノームなどを利用する方法もあります。テンポに問題があったり、速く弾けなくて困っている生徒さんには、「メトロノームと競争」というゲームをその子に合わせて工夫してあげたりもします。

さて、大人の私の場合、苦しい練習を積み重ねるためにどんな工夫をしているかといえば、それは、一日の終わりに一息ついて、ぐいっと一杯・・・、これですね(笑)

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コンサート無事終了

2016年02月08日 | レッスンメモ

昨日、本多昌子先生との2台ピアノコンサート無事終了いたしました。お寒い中、たくさんのお客様においでいただき本当にありがとうございました。昌子先生と力を合わせて、無事終了できて、本当にほっとしております。主催者のハーモニアス別府の皆さんには大変お世話になりました。多田さん竹内さんはじめ、スタッフの皆様一人ひとりから本当に至れり尽くせりの温かい心配りをしていただき、心から感謝申し上げます。


今回ここまで来るのに私はいろんな方々の応援やお力添えをいただきました。中でも北九州の永野栄子先生に練習のお相手を引き受けていただいて心から感謝しています。私と昌子先生が東京と九州で離れているので、昌子先生との合わせ練習は2回しかできませんでした。これではいけない。一人練習をいくら頑張っても限界がある、と感じて永野先生に相談したところ、快くお相手してくださったのです。永野先生、ありがとうございました!


たくさんのお花に囲まれて、音楽によって繋がった皆様一人ひとりに感謝しています。



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2台ピアノのシンフォニー 明日が本番!

2016年02月06日 | レッスンメモ
先日からご案内させていただいている「本多昌子&愛野由美子、2台のピアノによるシンフォニー」のコンサート、いよいよ明日(2月7日)本番を迎えます。プログラムも親しみやすいものばかりで、大人も子供も、皆さんにお楽しみいただけるコンサートです。本多昌子先生と二人で力を合わせて心を込めて演奏いたします。一人でも多くの方々に聴きに来ていただきたいと願っています。
チラシpdf


なお、当日は「別府大分毎日マラソン」の日です。国道10号線を中心に交通規制が行われ、周辺道路も混み合うことが予想されます。なるべくお早めにお出かけください。それでは皆さん、会場でお目にかかりましょう!

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