ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

子供たちの可能性

2021年06月18日 | レッスンメモ
昨年中止になったピティナのコンペ、今年はいよいよ始まりました 2年ぶりのコンペですから教室の生徒たちはもちろん、よその教室の生徒さんたちも、みんな成長していてうれしくなります。中には私の目から見て大変身を遂げてる子もいます。もちろんそこへ至るまでの道のりは平たんではなかったでしょう。みんな大なり小なり親子喧嘩の時期や、迷いの時期、無気力の時期、不安の時期などを乗り越えて、コンペ本番の日を迎えるものです。

コンペ本番の日を迎えるまで、一人一人の生徒たちにずっと寄り添っていると、いろんな変化が見えてきます。子供たちというのは本当にころころとよく変わるものです。やる気満々でぐいぐい進んできたかと思えば、ふっと練習しなくなって私やお母さまをヤキモキさせる子、曲のことを大好きになって見違えるようにやってくるようになった子、コツコツやってるのにどうもうまく伸びていかず壁にぶつかってる子、など様々です。それぞれの生徒にどんな変化がいつ起きるか、これは分かりません。いい変化もよくない変化もある日突然やってくるような気がします。「子供は変化する」それが当たり前ということをまずしっかり頭に入れておくことが大事だと思っています。早い話が、いい状態も悪い状態も、実はそんなに長続きするものではないということです。だからこそ 指導者の私として一番大事なことは、何があっても「絶対あきらめない」ということです。子供たち一人一人に備わっている可能性というのはあなどれません。こちらがあきらめずに続けていれば、結果、こちらの予想を大きく上回って大変身するということが実際にあります。うまくいかない時期にこそ、気持ちを放さず長い目で見て、じっと待ってみるということがいかに大切かということ何度も経験しました。

さて、コンペに参加するということは「期限を切って目標に向けてチャレンジする」ということです。こういうメリハリがあると日々の練習にも気合が入るし、成長の原動力になります。コンペへの挑戦を通じてお子様の成長を実感したとおっしゃる保護者の方は少なくありません。ただし、コンペには結果がついてきます。その結果についての受け止め方や取り扱い方を誤ると、思わぬ逆効果を生むことになることもあります。コンペの結果が出たら、まず素直な喜怒哀楽の感情を爆発させましょう。こんなに一生懸命やってきたんですから、どれだけ大喜びしてもいいし、どれだけ怒り狂ってもかまいません。遠慮なく正直な感情を爆発させてください。そして親御さんは本人のその気持ちを、感情の爆発を、ただ受け止めてあげてください。そうして、一晩寝て翌朝にはケロッと忘れましょう。もう新しい一日がスタートしているのですから

クチナシの花の濃厚な白が大好きです

いつ咲くの? 今でしょ!

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