ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

授かりもの

2020年10月23日 | レッスンメモ
今月20日にお誕生日を迎えられ、86歳におなりになった上皇后美智子さま。美智子さまは幼いころからピアノを習っておられて、クラシック音楽の大ファンで聴くのも演奏するのも大好きでいらっしゃるというのは有名ですよね。ところが最近はお病気のせいで「左手指が自由に動かせないことから、昔のようにピアノを弾くことが難しくなった」そうです。これはおつらいでしょう。私だったらどんな気持ちになるだろうと想像するだけで、首を振って考えるのをやめたくなります。でも上皇后さまは、「今までできていたことは“授かって”いたもの、それができなくなったことは“お返し”したもの」こうおっしゃって、この状況を受け止めていらっしゃるそうです。素晴らしいお言葉だと思います。
記事


ピアノが弾けるというのはもちろん本人の「努力」のたまものに違いないのですが、その努力というのは実は一人でできるものではありません。いろんな人の支え、応援、指導が必要ですし、交通事故にもあわず、きちんと毎日食事ができて、大きな病気もしないからこそ初めてその努力が可能なのです。こうしてよくよく考えてみると、ピアノが上手になる、次々と素敵な曲を弾けるようになるというのは、本人の努力だけではなくて、こうしたありとあらゆる環境や運のおかげなんだと気が付くはずです。

私にとってこれは音楽の神さまからの大切な大切な授かりものです。だからいつかお返ししなければならないその日、その時まで、ずっと大切にいつくしんでいきたいと思っています。そしてその日がきたら、心の底から感謝を込めて、朗らかにお返ししたいと思いました。

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周りからの刺激

2020年10月03日 | レッスンメモ
コロナのせいで今年はコンクールや教室の弾き合い会など、ピアノっ子たちがみんなで集まって演奏を披露しあう機会が大幅に減りました。ピアノの練習というのは自宅で黙々と一人でできるので、他の習い事や部活と違って、比較的コロナの影響は小さい方だと思っていましたが、実際はそうではありませんでした。どうもみんななんとなくモチベーションが下がりがち。コンクールや弾き合い会の良いところは、自分と同年代の生徒たちの演奏を聴くことができて、自分の演奏もみんなに聴いてもらえるところにあります。これが本人にとってものすごくよい刺激になります。ほかの人の演奏を聴いてどう感じたか、自分の演奏に対する反応はどうだったか。そこには必ず新鮮な驚きと発見があるはずです。その刺激から新たな課題と目標が見つかって、それに取り組むモチベーションが生まれてきます「さあ、もっとがんばるぞ!」

普段は独りで黙々と練習するピアノだからこそ、みんなで集まって刺激を受ける機会をもつということがとても大事なんだということが、改めて分かりました。弾き合い会や発表会では仲間同士で音楽とおしゃべりを楽しむ。コンクールでは真剣勝負の腕を競い合う。こうやって一人の世界から飛び出して、周りに目と耳を向ける機会をできるだけたくさん持つことが絶対に必要です。たくさんの刺激を受けて色々なことを感じて考えて、仲間と一緒に楽しみながらピアノに音楽に取り組んでほしいです。必要なコロナ対策をきちんとやって、少しづつ、こうした機会をまた増やして行こうと思っています。

中秋の名月

手作り栗きんとん

そしてひやおろし


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