ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

ワーカホリック?

2006年10月29日 | Weblog
今日は、ピアラの課題曲講習会でした。午後1時から4時半まで、合計22曲の課題曲を弾きながら講義をし、さらに7つの曲について公開レッスンを行いました。途中15分間の休憩をはさむのみというハードな企画でしたが、大勢の皆様に来ていただいて、とてもやり甲斐がありました。

公開レッスンでは、音の問題、リズム、テクニックの話や、音楽の解釈など、伝えたいことが山ほどあって、時間が足りず、もっとやりた~い!という感じでした。進行の方から、巻きがはいったので、時間を気にしながら、なんとか全力で私なりに伝えたいことをお伝えしたと思っています。

20曲以上の曲を演奏して、講義をし、そしてレッスンまで行う、こんな講習会の講師を務めたことは、事前の準備はさすがに大変でしたけど、終わってみて、とても充実感に浸っています。参加してくださった皆様の音楽の勉強の助けやヒントになれば幸いです。


家に戻ったのが6時頃。6時半過ぎから、ベートーヴェンのテレーゼを持ってくる生徒さんのレッスン。それが終わって生徒さんが帰った後、今日の仕事は終わりだったのですが、テンションが上がったままで、一人でリストのメフィストワルツとベートーヴェンのワルトシュタインを、憑かれたように弾きまくりました。

最近は、一日の休みもなく、我ながらよく働いていると思うのですが、仕事が楽しくて楽しくて仕方ありません。なんか、ハイの気分に入ってしまっているのでしょうか?練習も楽しいし、もちろん生徒のレッスン、コンサートの本番も楽しいです。

これって、ワーカホリック?気が狂ってきたかな?いや、そんなはずはない。そんなはずはないと思う。いや、そんなことないんじゃないか・・と。(さだまさしの昔の歌みたいになってきましたね)
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幸せの袋と不幸の袋

2006年10月26日 | Weblog
「人間は、幸せの袋と不幸の袋を持って生まれてきたと思う」とある人に言われ、本当にそうだと思いました。いろいろな事が待ち受けている人生ですが、みんなそれぞれに悩みをかかえていたり、苦しんでいたり、だけど、その中にほんの少しの喜びが生まれたり、人からみたら、当たり前のことがすごく嬉しく、幸せに感じたり・・・・。

袋の大きさは人それぞれ違うと思うけど、その人の持っている幸せの袋と不幸の袋は、同じくらいの大きさなんだと思っています。それだから、人生楽あり苦ありというんだし、いいことばっかりの人生とか、悪いことばっかりの人生は、ないと信じたいと思います。

最近、中学生を初め、若い方の自殺のニュースが多いようです。この苦しみの先に笑える日もあると信じてほしいと心から思います。喜びと苦しみは、交互にやってくるということ、悟れる日はくるはずです。

こんな時、音楽は役にたたないでしょうか?かなりの力が要りますね。そこまでの心を震わせられる音楽とは・・・・。

私自身の人生経験も問われるでしょうし、もちろん音楽的力量がものすごくないといけません。精進するしかありませんね。
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課題曲講習会

2006年10月19日 | レッスンメモ
池のそばの萩が満開です。今年はよく花がつき池の水につきそうなくらい、下垂しています。

秋も本格的になってきました。秋は、自分が演奏するコンサートと聞きにいくコンサートと両方で多くなりけっこう忙しくなっています。

さて、私は今月29日に開催される、コンクール課題曲の講習会の講師の仕事の準備に追われています。
課題曲と一言にいっても、それぞれの年齢に応じて、各レヴェルごとに何曲かずつでている曲が、20曲以上あります。それを、解説したり、弾いたり、公開レッスンしたりするのが、今回の仕事。
今年で、3回目(4回目だったかな?)のこのお仕事。初めての曲もあり、調べたり、弾いたり、聴いたりと研究をして、講習を受ける方々に責任ある内容を伝えたいと思っています。、初めて出会う曲や、改めて良さを知る結果となる曲など、けっこうあり、自分のためにも勉強になります。

ピアノを教えるということは、講習も含め、大好きな仕事ですが、同時に自分の言ったことに影響される生徒さんや、ピアノの先生のことを考えると、身の引き締まるおもいです。きちんとやりたいと思います。
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色んなピアノと出会うこと

2006年10月15日 | Weblog
昨日は、フランスの誇るプレイエル社のピアノを用いてショパンの小品ばかりを集めたミニコンサートをしました。

午前の部、午後の部の2回公演でした。美しく繊細な音色のプレイエルには、ノクターンが合うような気がしました。

先日、8日のコンサートに聴きに来てくださったお客様のお顔があちこちに見えて、驚きと感激でいっぱいでした。1週間に2度も私のコンサートに足を運んでくださるなんて、嬉しい限りです。

今回の企画はある楽器店さんの依頼で受けた仕事でしたが、もしこんな機会がなかったら、プレイエルのピアノには出会わなかったかもしれません。このピアノのことがきっかけで、いろいろなピアノに関心をもちました。ベヒシュタインファツィオーリなど、いろいろ弾いてみたいピアノがたくさんです。

スタインウェイヤマハ、それにベーゼンドルファーなど、それぞれに特徴があり長所、短所もありますが、究極は、自分の望む音を出してくれるかどうかです。そんなピアノを特注するというのが、最高の贅沢かもしれません。

そうは言っても、私たちピアニストというのは、他の楽器演奏家、例えば、バイオリンやギターの人たちのように、演奏会に自分のお気に入りの楽器を持ち運ぶわけにはいきません。大きすぎるし、重すぎますから。つまり、ピアニストは演奏会で使うピアノを選べないんですね。

なので、すべてのピアノと仲良くなれるということがとても大切なんです。

あちこちの演奏会場で、様々なピアノと出会うこと。私には、それがとても大きな楽しみです。
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さわやかな時

2006年10月11日 | Weblog
あれっ!今日のタイトルは、私のCDのタイトル(やわらかな時)に似てました。

今朝も気持ちよく晴れて、外に行きたい気分です。庭には金木犀の香りが漂い、酔芙蓉がたくさん咲いています。この、酔芙蓉は、朝は白い花をつけ、だんだん夕方になるとピンク色にかわります。ピンクの色も淡いピンクから、最期は濃いピンクまで変化していきます。酔芙蓉という名前は、そこからきたらしいのですが、名前にロマンを感じて、3年前に苗木を買って育てています。ちょっと、素敵でしょ?

さて、14日にはオールショパンのプログラムでの、ミニコンサートをします。さわやかな空気を吸いながら、ショパンのロマンを思いながら練習に励みたいと思います。

庭の植物たちが、私の練習を聴いて見守っているんだと思うと、癒されます。
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今日のコンサート

2006年10月08日 | コンサート
今日は私にとって初めての地元でのコンサートでした。地域の新聞販売店さん達が手作りで企画して下さった「クラシックをもっと身近に」コンサートです。

主催者の皆様の頑張りのおかげで、お客様も最初の予定よりどんどん増えました。駐車場の誘導なども含め大変だった思います。とても一生懸命、心をこめて準備してくださいました。

さて、今日のコンサートでは、初めてのことを2つやりました。その一つは背面弾き(ピアノに背を向けて後ろ向きでピアノを弾く)です。スペインの作曲家アルベニスの曲を2曲弾いたのですが、彼の若い頃のエピソードについてお話ししました。アルベニスは若い頃、ニューヨークで奔放な暮らしをしていて、昼間は日雇い労働者、夜はクラブやレストランでピアノ弾き、という生活を送っていたそうです。

そのアルベニスが得意にしていたのが背面弾きなんですね。私にも出来るかしらと思って、ちょっと練習してみたら、まあ、簡単なものなら少しは出来る、ということが分かったので、今日、初めて舞台でお披露目してみました。

そして、もうひとつは本番中の舞台の上でお話している最中に、感極まって不覚にも涙をみせたこと。これは想定外の初めての経験でした。

私はいつも、お客様が楽しんで感動できるコンサート、そして、音楽っていいなと思っていただけるコンサートをめざしています。そしてお客様から伝わってくる反応がまさにそういうものであった時、私もいっしょに感動できるのです。
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たまには

2006年10月02日 | Weblog
乾杯!!

ワイン大好きです。お友達と一緒にワイン・バーに行きました。
今年の夏の楽しいひと時・・・。




翌日、二日酔いで半日つぶれました・・・。

今月は三つのイベントを抱えて、必死で練習に明け暮れています。お酒飲んでるヒマなんてありません。

あぁ、あの夏の夜のワインがなつかしい。。。

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