ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

本多昌子&愛野由美子 2台ピアノデュオコンサート

2015年11月27日 | レッスンメモ
本多昌子先生と愛野由美子による、2台ピアノコンサートのご案内をさせていただきます。
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ハーモニアス別府/第22回ニューイヤーコンサート
「本多昌子&愛野由美子、2台のピアノによるシンフォニー」

2016年2月7日(日)、14:00開演
ビーコンプラザ国際会議室(別府市)
入場料:一般、2,500円 会員、2,000円(当日500円UP)
学生(小学生~大学生)1,000円(当日同額)

演奏曲目
J.S. バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ビゼー=アンダーソン:カルメン幻想曲
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」より  他
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このたび本多昌子さんとご一緒にハーモニアス別府主催の「ニューイヤーコンサート」に出演させていただくことになりました。私たち二人が二台のピアノでデュオ演奏をお届けいたします。この二人の組み合わせでステージに立つのは初めてなので、さて、一体どんな演奏会になるか、私自身わくわくドキドキ、今からとても楽しみにしています。一人でも多くの方々に聴いていただきたいと思っています。皆さまお誘いあわせの上、是非、お越しになってください。

東京芸術大学のご出身でコンサート活動や後進の指導に大変ご活躍なさっているピアニストの本多昌子さん。私にとって、実は不思議なご縁を感じずにはいられない存在です。数年前、ある知人からコンサートのお誘いを受けました。そのときいただいたチラシを見てびっくり、「この方、私、知ってる!」と思い当たったのです。「これは長澤さんだ、長澤昌子さんに違いない」。チラシをくれた知人に確認すると、「そうですよ。旧姓は長澤さんです。長澤さんは昔大分に住んでて、私たち同級生なんです」ということでした。十数年前に大分に引っ越してきた私は、本多さんが大分出身だということをそれまでよく知らなかったのです。

私が長澤さんを初めて知ったのは、今からウン十年前のこと。当時高校生だった私は福岡の杉山千賀子先生の教室でピアノの指導を受けていました。その同じ門下に長澤さんという小学生で、抜群に上手で有名な女の子がいたのです。ある日、たまたまレッスンが私と同じ日になったことがあって、彼女の後が私の番でしたから、彼女が弾いている様子を少しだけみたことがあります。「うわ~、すごい、すごすぎる!」と思ったものでした。それからしばらくして、彼女が全日本学生音楽コンクールで全国一位になったことを知りました。あの上品だけど厳格な杉山先生が、心から嬉しそうな笑顔で「ほら、あなたもご存じでしょ、あの長澤さんが、全国で一位を頂いたのよ!」と教えてくれたのです。そう、本多昌子さんはまさしく☆杉山門下のキラ星ピアニスト☆、あの長澤昌子さんでした。私にとっても憧れの存在だったのです。それにしてもあのときの杉山先生、本当に嬉しそうだったなあ。。。

こうして大分での予期せぬ再会以来、親しくお付き合いさせていただくようになりました。ご縁というのは有難いものだなあとつくづく思います。私たちの恩師、杉山先生はもう長いこと体調を崩されていて、お目にかかることもかないませんが、長澤さんと私がデュオの演奏会をやると知ったら、なんておっしゃるかしら? びっくりなさるのは間違いないなあ。喜んでくださるかしら? うん、きっと喜んで下さるとは思う。だけどそのあとできっと、「まあ!愛野さん、あなた、しっかりお練習なさいませ!」と言われるに決まってます。 というわけで今回のコンサート、本多(長澤)先生と共演できること、とても光栄に思っています。自分のソロ演奏会の時とはまた違うプレッシャーを感じつつ、思い切り楽しいコンサートにしたいと思っていますので、皆さま、どうぞご期待ください


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カティア・ブニアティシヴィリ コンサート

2015年11月22日 | レッスンメモ
自称オーディオ派で、コンサート会場にはめったに足を運ばない夫が珍しく、「これ、一緒に行こうよ」とチラシを持ってきたのが、カティア・ブニアティシヴィリのピアノリサイタルです。カティア・ブニアティシヴィリは1987年、ジョージア(旧名グルジア)生まれの女性ピアニスト。以前、NHKの番組で彼女の演奏会「森の中のピアノコンサート」が放送されて、それを見て以来、夫はブニアティシヴィリの大ファンなのです(美人に弱い!)。もちろん私も彼女の超絶技巧を駆使した情熱的な演奏スタイルにぐいぐい引き付けられて、いつか生演奏で聴いてみたいと思っていました。そうしたらなんと、来年2月に大分にやって来るじゃないですか! まさかこんなに早く、しかも地元で彼女の演奏を聴く機会が来ようとは! というわけで、会員向けチケット先行予約開始初日の今日、めでたくチケット2枚ゲットしました。
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「カティア・ブニアティシヴィリ ヴァレンタイン・ピアノ・コンサート」
2016年2月14日(日)、開演14:00
iichiko グランシアタ(大分市)
プログラム
ムソルグスキー:展覧会の絵
リスト:三つの演奏会用練習曲より「軽やかさ」、超絶技巧練習曲第5番「鬼火」、パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネッラ」、半音階的大ギャロップ
リスト/ホロヴィッツ:ハンガリー狂詩曲第2番
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ第3楽章
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プログラムがまたものすごく魅力的ですね。今からとても楽しみです

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発表会無事終了!

2015年11月15日 | レッスンメモ
昨日、今年の発表会が無事終了しました。
みんな、一年間、努力してきた成果が出て素晴らしい演奏をしてくれました。それぞれにピアノに一生懸命向き合い、そして楽しんでくれている姿を舞台袖から眺めていると、思わず涙が出てきそうでした。

今回は初めて2台ピアノを使った八手連弾にも挑戦してもらいました。
 
保護者の皆様、そして聴きに来てくださった皆様ありがとうございました。そして出演者の生徒の皆さん、本当に良く頑張ってくれてありがとう! 今週は一息ついて、また来週から皆さんと一緒にピアノを楽しみたいと思います。来年の発表会に向けてまた一緒に歩んでいきましょう


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学校訪問コンサート

2015年11月06日 | レッスンメモ
昨日は「グループUNO」の仲間と一緒に野津原東部小学校を訪問して、出張コンサートを行いました。久しぶりの午前中の本番ということで、いつもよりずっと早く行動開始。寝坊しては大変、早起きしなくちゃ、という緊張で前の晩はあまり眠れなかったです(笑)

ここの小学校の生徒の皆さんは本当に元気一杯でした。体育館に集まった全校生徒の前で、私がマイクを持って最初のご挨拶をすると、みんな声を合わせてものすごく元気に「おはようございまーす!」と返してくれました。この最初のご挨拶というのは結構大事なんですよね。これでその日の会場の雰囲気が大体どんな感じか読み取れるような気がするのです。こんなにノリの良いお返事を返してくれると、ああ、楽しみにしてくれてるんだな、と思えて、期待に応えようと益々演奏に力が入るというものです。逆にあまり元気なお返事がない場合は、よし、きっとびっくりさせてやるぞ!とこちらの負けん気に火がつきます。というわけでどちらの場合も結局全力プレーをすることに変わりはないのですが、やはり最初に子供たちの元気な声を聞けると嬉しいものですよね。

今回私はソロでショパンのワルツやドビュッシーの「子供の領分」、連弾でサンサーンスの「動物の謝肉祭」を演奏しました。ソプラノの歌声やフルート、お琴の演奏などもあり、盛りだくさんの時間だったと思います。こうした生の演奏を身近にお届けすることで、生徒さんたちに何か伝わるものがあればいいなと思っています。

校長先生はじめ担当の先生方には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。ところで今回は予期せぬ再会があってびっくり。ご挨拶にみえた校長先生が、なんと、その昔、私の娘のクラスの担任をなさっていたK先生じゃないですか! 今は、野津原小学校に赴任していらっしゃるのだと初めて知りました。K先生は素晴らしい先生で、当時娘は大変お世話になったのです。娘は帰国子女の編入生でクラスの皆とうまくなじんでいけるかしらと私は不安な思いで一杯でした。ところがK先生の温かいご指導のおかげでそんな心配もすぐに無用になって、とても安心したことを思い出します。「○○○の母です」と言ってご挨拶すると今は校長先生になられたK先生も、すぐに娘のことを思い出してくださって嬉しく思いました。この偶然には驚きました。久しぶりにお会いできてとても懐かしかったです。色々と活動をしていると、こんな嬉しい出会いもあるのですね。

さて、いよいよ芸術の秋も深まってきました。教室の発表会まであと一週間と一日! みんな気合を入れて頑張れー

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幹と葉っぱ

2015年11月04日 | レッスンメモ
庭にある木々の葉が少しずつ色づき始めてきました。庭の木や草花を眺めていると感じることや学ぶことがたくさんあります。ずいぶん前にマッシンガー先生のレッスンを受けたとき、音楽をするということは、「一本の木の、その葉っぱ一枚一枚、そしてその一枚の木の葉の葉脈についてまで」研究して考えるということなのだと、おっしゃっていたことを思い出します。このお話を聞いた時にはまさにその通りだと思って、それ以来、教室の生徒たちに対して、できるだけ細かく細かく一音ずつのところまで注意する指導に熱を注いできました。ところが、そのうちに、細かいことばかりに目が行き過ぎて、肝心な大きなところがおろそかになるという弊害が出てきたりします。これは危険!

樹木は、最初に根があって幹があって枝があり、そして葉っぱがあります。もしかしてその葉っぱのことばかり見ていると、幹を忘れてしまうということ、ありませんか?要するに、その曲の幹となる一番主となる表現。この曲はそもそも何が言いたいのか、何を伝えたいのかということ。この幹の部分なしに、枝葉のことばかり気にしていても何だかもう一つ伝わってくるものがないということです。

昨日は発表会を前にしたリハーサル会でした。全体を通して聴いてみて、愕然としました。幹のない演奏の多いこと! これまでのレッスンで私が枝葉のことを言い過ぎてしまったからだろうなと大いに反省しています。もっと曲全体の構成を大きくとらえて、伸び伸びと、芯のある演奏ができるようにならなきゃですね。本番まであと10日! 今日からまた巻き直しです。

葉っぱや小枝が落ちてくる季節。太い枝と幹が現れて、幹の大切さを改めて教えてもらいました。

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