ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

アンコール

2008年01月31日 | コンサート
ピアニストにとって、アンコールでの曲を弾く時というのは、至福の時かもしれません。私は、そうです。

コンサートのプログラムを全部弾き終えて、自身が一つの仕事を完了したことに、ほっとしている瞬間でもありますが、それを、評価してもう1曲聴きたいと、願ってもらえるという、喜びを感じながら弾くことができます。アンコールを頂くことは、お客様から「満足してるよ。よかったよ。」というメッセージだと思っていますから。

拍手が、その満足度を示すものだと思いますが、たくさんの拍手、なりやまない拍手を頂いた時こそ、至福の時です。膨大な練習をするために、いろんな楽しみごとを我慢して、やってきた苦労が報われる時です。もう、辛いことは、全部その拍手で流されます。

アンコールを何度も要求されればされるほど、コンサートはよかったのだと確信していけるわけです。もちろん、だんだん手持ちの曲がなくなる心配もあるでしょうけど。

なりやまない拍手を聞きながら、力をもらい、アンコール曲を気持ちよく弾くこととなるわけです。

先日の滴翠園でのコンサートは、まさにそんな感じでした。私は、お客様がコンサートを聴いて、癒されたり元気になったりしてくださるようにと願いをこめてやっていますが、私が元気をもらったコンサートでした。

これだから、ピアノ、やめられません。次回は、大分です。また、頑張りますので、皆様、どうぞ聴きにいらしてください。
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滴翠園の昼下がりコンサートvol.1

2008年01月28日 | コンサート
滴翠園の昼下がりコンサート、第1回が終了しました。

今日は、雨、雪、濃霧という悪天候。私が、雨女なのは、知る人ぞ知るという感じで、けっこう最近は有名になってきました。

今年、初めてのコンサートのお仕事にもってこいの、大荒れの天気(?!)でしたが、こうなると、お天気に負けないわよ!と闘志さえ湧いてくるのでした。

しかし、お客様は悪天候にもかかわらず、よく来ていただいて本当に嬉しく思いました。

今日は、ドビュッシーとショパンの作品の中から、いくつかを弾きました。穀倉ホールの音響がとてもあっていて、100年近く前に建てられた倉の素晴らしい響きを楽しみながら、気持ちよく弾けました。ここで、2年半前にコンサートをしたことがありますが、このホール進化してるのではないかしら?と思うほどでした。



いつものように、お話をしながらのピアノ演奏ですが、お客様の反応がすごく良いんです。よーく聞いてくださり、楽しんで、そして共感をしてもらっているのが、伝わってきて、手ごたえのある、やりがいのあるコンサートでした。

また、人数限定の会で、少人数だったにもかかわらず、とてもたくさんの大きな拍手を頂き本当に幸せでした。私自身、本当に楽しめたコンサートでした。
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夕食の光景

2008年01月26日 | Weblog
我が家は、ほとんどの夕食時に、CDを流しながら食べます。

今日は、娘と息子が同じ意見で、オーケストラを聴きたいということになりました。二人が選んだのは、ドヴォルザークのシンフォニー第9番「新世界」。名曲ですよね。私も大好きです。夕食、食べながら、「ここのところいいよね。」「僕は、あそこのところがいい。」などと言いながら、食べるのは実に楽しいものです。

今日の献立は、魚の塩焼きや、ほうれん草と春菊の胡麻和えなど・・・。この曲とは、ミスマッチとか笑いながら、食べているうちに「新世界」が終わってしまいました。
新世界の終わり方の話題に移り、そこからラヴェルのボレロの終わり方の話になって、だんだん、上と下に分かれて歌い始めました。息子は、パーカッションの代わりにテーブルを手で打ち始め、だんだんクレッシェンド(だんだん強くすること)となり、私、息子、娘の3人で声を限りに歌いました。オーケストラものを、歌うのは、息が続かず、大変ですがおもしろいです。

久しぶりに、のりにのって、ハモって楽しかったです。こんな夕食の日を持てることを、幸せに思います。

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ピアノレッスンメモ1

2008年01月24日 | レッスンメモ
ピアノを弾いている皆さんの中には、手が小さくてお悩みの方もいらっしゃると思います。私もその一人。特に小指があとほんの少し、長ければ、この和音とどくのに・・・・とか、にごらないのに・・・とか、悔しい思いをします。

でも、アメリカでレッスンを受けた先生は、イタリア系の大きな先生でしたが、驚くほど指が短かったのです。先生から、「ほら、僕も小さい手なんだよ。」と手を見せられるまで、そんなに小さいと感じられない弾き方でした。それから、私は手が小さいのを言い訳にするのはやめました。

とは、いっても物理的に長さが足りないので、あらゆる工夫がいります。

今日は、その工夫と、練習の例をご紹介します。

1:指と指との間のストレッチをします。2本の指の間にもう片方の手を入れて、少しずつ開きます。お風呂の中でやるのも効果的です。

2:ピアノにむかってからは、いろいろな方法がありますが、親指を保ったまま、一音ずつ遠くに、ずらして弾いていく方法。各指をやると、かなりの種類になります。

例:ドをおさえたまま、まずは、2の指でレ、ミ、ファととどくところまで弾きます。その次は、3の指でレ、ミファ・・・・という風に

3:3度ずつ進む練習。(ド、ミ、ソ、シ、レ、シ、ソ、ミ、)これを、鍵盤の一番下から、一番上まで、半音ずつずらして、弾いていく。

4:急に開いて2音をつかむ練習。これも、6度くらいから、7度、8度、9度・・とやっていきます。私は、10度はいまだにつかめません。ひろげても、限界はありますが、なんとか少しずつでもひろげるしかありません。

まだまだ、いろんな工夫ができますが、小さい手でお悩みの方、試してみてはいかがでしょうか?

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滴翠園コンサート

2008年01月22日 | コンサート
来週、開催されるコンサートのリハーサルのため、昨日は、日田の井上家滴翠園に出かけました。

久しぶりに滴翠園のピアノを弾きました。蔵を利用したこじんまりとしたホールで、独特な素敵な雰囲気があります。また、音響も残音の長いのが特徴で、曲によっては、かなり良い感じになります。

私は、ここの蔵で来週コンサートをします。滴翠園のおかみが、企画した昼下がりコンサート。私スタイルのトークを交えたコンサートで、その後、天然酵母のパンの試食とコーヒーを頂きながら、おしゃべり会もついています。

この昼下がりコンサートは、1年に4回、だいたい、それぞれの季節ごとに行われる予定で、私もとても楽しみなコンサートです。それで、私もショパンのノクターン全曲演奏を思いたちました。1回のコンサートに1曲ずつ、プログラムの中に入れていく予定です。できれば、全曲聴いていただきたいです。

昨日、リハーサルと打ち合わせをしましたが、ここのおかみがとても、素晴らしい方で、一生懸命している人を応援する姿勢を一貫してお持ちです。昨日、パンの試食会でパンを焼く方も一緒でしたが、彼女も、一生懸命パンを焼き、頑張っている人でした。

来週、お客様に「本当に、この音楽、聴いてよかった。」と喜んでもらえるよう、精進したいと思います。
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それぞれのスケジュール

2008年01月20日 | Weblog
我が家は、夫、息子、娘それに私の4人暮らしです。もう一人、息子がいますが、彼は県外に一人暮らしです。

最近、我が家はそれぞれ、忙しい時期にさしかかっています。息子は、今年就職活動、娘は大学受験生、夫は急に出張が多くなり・・・という具合です。

昨日からのセンター試験には、朝6時過ぎには、家を出て、娘を送っていきました。明日は、息子が就活のため、飛行場まで送ります。そして、その後、日田のコンサートのリハーサルと打ち合わせのために、日田まで。夫は、火曜から出張で・・。

と、それぞれの日程でいたりいなかったりします。そうすると、主婦もやってる私は、今日は何人分のご飯がいるか、お弁当がいるか、私自身は、夕ご飯に間に合うか・・・など、いつも、全員の移動日を確認しなくてはいけません。

なんとか、書いて把握しようとしていますが、ごちゃごちゃになって、わからなくなったりします。自分自身も、仕事上、不規則なスケジュール。これは、気をつけないとミスするぞ!と、戒めてはいるものの、自信ないな~。だいたい、うっかりするタイプだし・・・・

とりあえず、娘のセンターはクリアしました。(娘の成績ではなくて、私が母として)笑
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朝の散歩

2008年01月18日 | Weblog
私は、毎朝愛犬と散歩をします。最近、特にブームになってきたウォーキングをする方々と時々すれ違います。黙々とハードに歩いてる方や、ご夫婦でのんびり歩いてる方など、いろいろです。

その中で、かなりの確率で(週に1~2回)すれ違う方がいます。いつも、お互い同じくらいの時間に出発しているのでしょう。場所もお寺の裏の上り坂付近。「おはようございます。」とにっこり、声だけかける仲です。
ところが、私は、この夏あまりの暑さに散歩の時間を早めに変えました。それで、その方も見かけなくなっていました。先日から、また以前の時間帯に戻したら、いきなり、その方と出くわしました。半年ぶりくらいでしょうか。続けてらっしゃったんだ!と、懐かしさと嬉しさで、「おはようございます。お久しぶりです」と声をかけました。先方も、以前と変わらず「おはようございます。」とにっこり。

半年ぶりにお会いした彼女は、少しほっそりとした感じで、ダイエットに成功かしら?カリッとシェイプアップされた姿で、元気に去っていかれました。

お名前も知らない方ですが、心の通じる気持ちの良い出会いです。
さて、今日は坂ですれ違うかしら?
では散歩に行ってきます。
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地道に

2008年01月15日 | Weblog
「苦しみや悲しみが癒えないのであれば、やはり地道に前に進むしかないだろう。」この言葉は、書家の武田双雲さんの言葉です。

本当にそれしかないな・・と思います。いろいろなことがある中で、私は私の与えられたやるべきことを、黙々とまじめにやっていくしかないと思っています。やるべきピアノがあって幸せです。とりあえず、毎日を誠実におくることによって、心の平穏が少しずつ戻ってき、いつのまにか癒えていたりもするものですね。

この武田双雲さんのことは、私のブログのコメントのところに、どなたかが紹介してくださったものです。これだけでも、私は幸せものですね。落ち込んでる私にさりげなく、心を配って励ましてくださって・・・・。

こんな風に、私はたくさん応援してもらってるんだと思うと、本当に感謝の念でいっぱいです。今日も、ピアノに地道に取り組みたいと思います。
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週に1度の楽しみ

2008年01月14日 | Weblog
私の週の1度の楽しみは、朝寝坊です。いつもは、朝5時半に目覚ましをセットして、起きるのは、ちょっと後ですが、早起きしています。

ただ、日曜日だけは、7時半、8時くらいにゆっくり起きます。時には9時近くまでベッドの中にいる時もあります。もう、朝だなと思いつつ、うつらうつら布団の中でぬくぬくとしていると、幸せを感じます。自分の身体をベッドから、はがすようにして頑張って起きなくてはいけない時もある中で、そうしないでも良い日があると、ほっとします。特に、寒い冬は格別です。だんだん目が覚めてきても、ベッドから、抜け出られなくて、じっとしていたりします。

週に1度これをやると、身体が気持ちよくなります。やはり、週に1度はゆっくりするのがいいのですね。これが、毎日、日曜だと今度は身体が鈍ってしまい、かえってよくないと思うし・・・。

1週間という単位は、いつ頃から人間生活に定着してきたのでしょうか?ちょうどいいサイクルですよね。人間の知恵ですね。

今日は、気持ちよくゆっくりして朝を迎えました。
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鏡開き

2008年01月13日 | Weblog
11日は、鏡開きでしたね。その日に毎年我が家では、ぜんざいを作ります。前の日から、小豆を水につけておき、11日にストーヴに長時間かけて煮ます。

今年は、病気したのがひびいて、仕事の方も予定が狂い、11日には作れませんでした。やっと、今日、一日ストーヴにかけて作りました。ピアノを練習しながら、時々お鍋を覗きに来て、ピアノの部屋とキッチンを行き来しながら、どっちも煮詰まってくるのが、なんだか、嬉しい感じです。

日本の昔からの慣習を私は、いくつやれて、いくつやっていないのかしら?と考えています。鏡開き、節分、おひなさま、節句、お月見、・・・。私が知らないこともたくさんあるかもしれません。

今日、出初式をやっているところに、娘と夫が出くわしたらしいのです。たくさんの消防車が止まっているのを見て、娘は、「火事があったのかなぁ?」と言ったらしいのです。夫が「出初式だよ」というと、「それってなに?」と娘。・・・・・知らなかったんだ。いろいろ、教えていないことが、たくさんあるのですね。もちろん、すべてを知っているわけでもない私が、完全に教えることは、無理ですが、できるだけちゃんとやらなきゃなと思いました。
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やわらかな時

2008年01月10日 | 素敵な曲
昨日から、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の2楽章が、頭の中で何回も鳴っています。

この曲は、実に暖かく、ソフトに私を包んでくれて、いやなことを溶かしてくれます。この曲を弾いていると、自分自身が癒され、落ち着き、気持ちよくなることができます。なんという、マジックでしょう。本当に、深い慈愛に満ちた、限りなく愛情に包まれた感覚を持つことのできる曲です。きっと、ベートーヴェン自身が、辛いことや、悲しみを知っているからこそ、ここまでのあたたかい曲が書けたんだと思います。

音楽は、いつでも私を救ってくれます。この曲につつまれ、元気をもらっている私です。やわらかな時を過ごしました。

この曲、私のCDにも入っています。CDのタイトルは、まさに「やわらかな時」です。
(ちゃっかり宣伝するほど、元気になっています。笑)

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背負う

2008年01月09日 | Weblog
「人は、誰しも{この一つがなけりゃ、幸せなのに}とか、{これだけがあれば、うまくいくのに}と思う何かを、抱えて生きている」とある人が言いました。その人は一見、幸せそうで、そんなマイナスの何かを抱えているようには、見えませんでしたが、実際は想像できない何かを抱えていらっしゃるのでした。

私にも、抱えなければならない問題はあります。病み上がりのところにもってきて、昔から抱えている何かが、急に復活して、やはり問題なのだと再認識させられました。

お正月から、ダブルパンチですが、逃げずに背負うのだと覚悟しています。

重いものを背負うと、人の痛みや人のやさしさがよくわかるような気がします。

年末、うかれた分、神様が引き締めにかかっているみたいです。気持ちを引き締めて、でも明るく生きていこうと思います。
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謹賀新年

2008年01月06日 | Weblog
皆様、明けましておめでとうございます。

すっかり、ごあいさつが遅くなってしまいました。私は、お正月早々、体調を崩し今日まで伏せっていました。元旦までは、なんとかもったのですが、2日朝から、すこぶる気分が悪く、39度の熱を出してしまいました。その日は、同窓会で、久しぶりに友人と会いたくて、熱をおして出席しましたが、どんどん悪化して、早々に切り上げました。そこから、全然起き上がれず、やっと、今日から、行動開始しています。

お正月早々、とんだ番狂わせで、ピアノの練習の計画がおじゃんになっています。これから、巻き返さねば・・・・。

焦っていると、まわりから「神様が休めっていってるの」と言われ、おとなしくしていましたが、もう、そろそろ身体に気をつけて、ちゃんとコントロールしなきゃ・・と反省しました。

そんな、スタートでしたが、だんだん立ち直ると思います。

どうぞ、皆様、今年もよろしくお願いいたします。
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