ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

イリスコンサート終了

2008年03月31日 | コンサート
やはり、雨でした。一日中しっかり雨でした。それなのに、本当にたくさんお集まり頂き、ありがとうございました。
いつも、ひどい天候にもかかわらず、足を運んでいただき感謝しています。

昨日は、ドビュッシーで映像を加えての演奏を試みました。映像自体がとても素敵で、助けられたような気持ちでした。一人でプレイしてるんじゃないという感覚で、演奏できました。

それから、ドレスにあった、お花をいつもディスプレイしていただき、今回もすてきなものでした。

お客様と、このコンサートを支えてくださるスタッフの方々とみんなで、できたコンサート。また、精進してやっていきたいと思います。本当にありがとうございました。

今朝は晴れていますね。一日ずれてたらよかったのに・・・。、昨日の雨もあって、木々の新芽が緑を増してきれいです。
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イリスコンサート

2008年03月27日 | コンサート
3月30日、日曜日は、九電イリス大分でのコンサートです。14時開演です。

今回は、新しい試みをいたします。ドビュッシーの曲に、映像をつけます。映像担当の方と、去年からずっと話し合いを重ねてきました。寒い日や、朝早い日なども厭わず、いろんな画像を取ってくださり、とても素敵な映像を作成していただきました。

思えば、大分県で初めてコンサートしたのは九電イリスでのコンサート。帰国していきなり住んだことのない大分県に家族とともに住み始め、初めて使っていただいたのでした。

あれから、年月もたちましたが、毎回、お声かけ頂き、今年もその日を迎えようとしています。私も毎年楽しみになっているコンサートですが、お客様のなかにも、今年はイリスいつ?と期待して下さる方もでてきました。

音楽に真摯な気持ちで取り組みます。どうぞ、皆様たくさんいらしてください。
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芳香

2008年03月26日 | Weblog
人を癒すものの中に、あたたかい言葉、心にしみる詩、絵、音楽などがありますが、心地良い香りもそのひとつ。

去年から、お香などをちょっと試したりしています。職業柄、自宅で教え、自宅でピアノの練習をし、自宅で音楽の研究・・・と、家の中にこもることが多いと、新鮮な空気や香りが欲しくなります。芳香剤も含めて、いろいろ試しましたが、やはり、香りを放つ生の花に勝るものは、ありません。

ちょうど今は、水仙、ヒヤシンスが我が家の庭に咲いているので、それを切花にして、部屋に置くと、なんとも快適な空気になります。少し前まで、沈丁花がその役目を果たしてくれました。もう少しすると、バラの香りも楽しめます。

春は、香りの花がたくさんあって、よい季節です。一年中香っていたいという願いから、きっと芳香剤やら、お香やら、アロマなどがあるんでしょうね。

でも・・・。やはりほんものが好きです。他に、香りのするお花なにがあるかしら?香りを求めて、お花を育てたいくらいです。
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支えられたリハーサル

2008年03月25日 | Weblog
昨日のリハーサルは、本当に楽しかったです。

今回、初の試みをすることがあります。それは、映像をつけて、曲を弾くということ。映像担当の方と、いっしょに作り上げる楽しさがありました。私たちとしては、かなり素敵な映像だと自負しています。後は、私の演奏がどこまでちゃんと心を揺さぶるくらい、弾けるかどうかです。

照明や、ピアノの位置など、細部にわたってスタッフのみなさんもいろいろやって下さり、本当に嬉しかったです。支えられてるということを実感しました。

みんなの支えを受けて、力をもらい、前日までの暗い気分もだんだん晴れて、テンションが上がってきました。

そして、たっぷりピアノを弾かせて頂き、のってくると、楽しい楽しい。もう、あの曲もこの曲もだ~い好きという気持ちが強まって、ピアノから離れたくない気分になってきました。

こんな気持ちにさせてもらったのは、支えてくださった皆様のおかげと感謝しています。
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リハーサル

2008年03月24日 | Weblog
今日は、30日にある九電イリスコンサートのリハーサルの日。

昨日、ぐちりブログを書いて、情けない私でしたが、もう停滞気分から脱していかなくてはいけません。

人それぞれ、みんな "Life is difficult" ですね。自分だけが、大変なわけではないし、みんな多かれ少なかれ抱えているものですよね。

さあ、今日は張り切って、リハーサルやってきます。30日が成功するために、リハーサルは大切です。
コンサート、皆様いらしてくださいね。
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伸縮

2008年03月23日 | Weblog
最近、なんだか心が泡立つ事がいくつか私を取り巻き、それがピアノや日常に影響を及ぼします。それらに、ふりまわされてはいけないと思いながら、どんどん、心が縮むようで、身体まで硬くなってきます。そうなると、ピアノはうまくいきません。

でも、人間、生活しているといろんな事に遭遇し、予想もしない形で心が乱されたりするものです。いつも、安定していたいけど、そうはいかないのが人間生活。

では、どう対処したらよいか・・・。ここがわかれば苦労しないんですけど。

とりあえず、コンサート直前はこの精神状態はまずいので、なんとかしなくてはいけません。なんとか、その不快なことを、心の中から追い出して、別のところに置いとく必要があります。忘れるくらい、集中して練習することでしょうか?

心がぎゅっと硬くなって縮んでしまう時は、辛いときだと、覚悟をきめて時間が過ぎてゆるくなるのを、流して待つべきでしょうか?
いつかまた、心が伸びやかにゆったりと、充足感を味わう時はあるでしょうから。

こうやって、縮んでは伸びしながら、喜怒哀楽を感じ、芸のこやしにしていくしかないですね。

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春の変化

2008年03月19日 | Weblog
春の景色は、一日一日が違います。毎朝の散歩でも、ルートを3日ぶりに違わせると、もう3日前とは、違います。
先日まで、気がつかなかったもくれんが、いっせいに開花して、白く大きな木があったことに気づかされたり・・・。あたり一面、黄色の水仙がたくさん咲いていたり。これから、一番美しい花々の季節です。

我が家の庭も沈丁花がそろそろ終わり、水仙があちこちに白と黄色を咲かせ、梅は散り、ヒヤシンスが顔を出し始めています。

最後の沈丁花を切って、家のあちこちに生けました。心地良い香りが、私を包んでくれます。痛んだ心を癒してくれる香りでもあります。

人間の心も日々変化していくものです。その移り変わりに喜んだり、悲しんだりしながら、生きていくわけです。春の変化は、喜ばしい変化が多いから、その変化のおすそ分けをしてもらい、楽しみたいと思います。

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レッスンメモ5 呼吸

2008年03月18日 | レッスンメモ
風邪がやっとなおりつつあります。鼻がなかなか通らず、調子がちっともでませんでしたが、昨日あたりから元気が戻ってきました。

ピアノを弾くには、呼吸がとても大事なのが改めてわかりました。歌と同様に、ピアノを弾くときも、フレーズと拍子によって、呼吸をします。かなり深く、ブレスをしたり、おなかの底から息を吐いていくという、運動的なことをしています。ピアノ曲は、曲によって歌より長い曲が多いので、マラソンランナーのような呼吸と、短距離ランナーのように、瞬発力のいる高揚した呼吸とが混じっています。

その曲の感じ方で、盛り上がるところの呼吸と、静かなフレーズの呼吸も違います。また、フレーズだけではなく、拍子感で呼吸をしたりもします。

この呼吸が、曲とうまく合致していると、その呼吸
により、息が吹き込まれ、曲に生命が宿って、生き生きと音楽が流れていきます。

これが、体調が悪いと、うまくいきません。実際、ピアノを練習しながら、息苦しいです。ピアノも、体全体で表現するものなのですね。
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絞られました

2008年03月15日 | Weblog
羽田空港の喫茶店で、何度こうしてコーヒーを飲みながら、帰りの飛行機を待ったことでしょう。その時のピアノの出来で、打ちひしがれて失意のどん底の気分だったり、とても満足して心地良い疲れを感じていたり・・・。いろいろです。

昨日、今日と私は東京で勉強していました。今回は仕事ではなく、純粋にレッスンのためだけに行きました。たまには、私も自己投資をして、磨かなくてはいけません。

今日は、へとへとに疲れたけど、気持ちは充足感を味わいながら、いつもの喫茶店でコーヒーを飲みました。いつも、東京に行って帰る度に、その回の東京がどうだったかを一人で静かに振り返る時です。

昨日、朝ブログを書いた後、上京し、午後いっぱい、5時間近く先生の容赦ない辛口のご注意を頂きながら、ピアノに向いました。ホテルに泣きそうになりながら、たどり着き、今朝は9時半スタートのレッスン。みっちりやって頂き、やっと、なんとかつかめた感がでてきたところで、夕方の飛行機の時間になり、帰って来ました。みっちり、絞られました。

本当に精力的にレッスンして頂き、先生に感謝しています。自分の反省と今後のことを考えて、今日は胸がいっぱいです。これで、少しでも変わって、前進したいと思います。
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小さな宝石

2008年03月14日 | Weblog
私は、いろんなレヴェルの生徒のピアノ指導をしています。

ピアノを初めて習うお子さんから、音楽大学を卒業してピアノの先生をしている生徒さんまで。

このスタイルは、もしかして幅広すぎて、熟練指導をするには、時間がかかったかもしれません。でも、私はあえていろんなレヴェルの方を教えることにしています。

一番の楽しみは、生徒の中に、宝石を発見するということ。磨けば光る!という生徒さんは、各レヴェルに存在するものです。それをみつけたら、いっしょに輝くように、磨きをかけたくなります。

宝石は、そのものがもう自発的に輝いていますが、生徒の中の宝石は生徒自身が発光しようと、エネルギーを使わなきゃいけません。磨く側の先生も上手に磨かないと、傷をつけたりくもらせたりします。

光をだすために、いっしょに努力することが大切です。その小さな宝石がすこしでも、きらっとしてくると、先生冥利につきるんです。

教える事は、本当に楽しいです。
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栄養マヨネーズ?

2008年03月11日 | レッスンメモ
先日、小学生の男の子をレッスンしていた時のことです。
「先生、今度、栄養マヨネーズ弾くんでしょう?ママがその曲好きって言ってた。僕も聞いてみたい。」と目を輝かせながら言いました。

栄養マヨネーズ??もしかして、英雄ポロネーズのことかしら?

彼は、小学3年の自転車のロードレースに熱心な元気な男の子。でも、ピアノで彼は、やさしい、きれいな曲をうまく弾きます。はずむような元気な曲と、美しい曲では、絶対後者が好きだといいます。実際、繊細な部分を、より歌うように美しくメロディが流れるような指導をする時が、一番熱心にレッスンを受けています。

彼自身は、ショパンの「雨だれ」が好きだそうです。「僕、いつかこれ弾きたーい」と言ってました。コンサートに行くのも大好きで、音楽そのものが好きそうなので、とても良いことだと思っています。

その彼、「雨だれ」も、「雨もれ」と最初呼んでたんですけどね・・。かわいいですよね。
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静けさの表現

2008年03月09日 | 素敵な曲
前回のタイトルは、ひどく荒い表現で失礼しました。風邪のために、自分のピアノの計画を阻止され、すごく頭にきて、思わず叫んでしまい、あんなことに・・・。
お恥ずかしい次第です。

こんなことでは、平静な気持ちを保てませんね。反省しています。

ドビュッシーの前奏曲集第1巻の中に「沈める寺」という曲があります。海の上の濃霧が立ち込める中、寺院が姿を現し大きくはっきり迫ってきたり、また、霧のなかにぼんやりたたずんでいたり、海の中に沈んだり、遠くに消えたりする様を表しています。中に、僧侶の合唱などが遠くに聞こえる形で挿入されたり・・・という曲なのですが。

私は、この中で海のうねりと、霧の静けさなども表現したいと思っています。しかし、この静けさの表現が難しいです。先日、雪が降ったとき、音もなく降る雪の静けさから、かえって音楽を感じました。今度はその逆。音をだして、静けさを表現する。これって、東洋的である気もしています。

松尾芭蕉の句に「閑さや岩にしみ入蝉の声」とあるように・・。
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風邪のばかやろう!

2008年03月07日 | Weblog
この風邪でひどい目にあいました。熱が38.8度まで上がり、観念してずっとベッドにいましたが、一日で治るわけはなく、焦る私に容赦なく風邪が襲ったまま離れてくれません。

やっと、起きれるようになり、せきと鼻に悩まされながら、今日は少しピアノの練習を挽回したいと思います。

38度以上の熱は今回で今年に入って2回目。娘には「病は気から」などと言われ、情けない母だと思っていますが、確かに心に泡立つようなことが、あったことは事実。それに、がっくりして気持ちが動揺したのもありました。

弱り目に祟り目。でもお正月早々の熱の時同様、回復したら、以前に増して調子よくなるはずです。こうやって、熱でもだして強制的に寝せることにより、元気を蓄えてるのかな?
いやいや、あんな苦しい熱はもうごめんなので、日頃から気をつけることにします。深く反省しています。

しかし、現実には、過ぎてしまった時間は、取り戻せなく、今年はうるう年で一日儲かったと喜んでいたのに、おじゃんになりました。自分のせいですが、思わず「風邪のばかやろう!」と叫びたくなりました。
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風邪ひき

2008年03月04日 | Weblog
去年は、風邪をひくこともなく、過ごしていた私ですが、今年は新年早々寝込んでしまったし、ここ数日のどが痛かったのですが、昨晩からかなりせきこみ、本格的になってきました。

ちょっとの油断でこうなってしまい、自分の健康管理の甘さを反省しています。コンサートもあるし、寝てられないんですよね。

少しずつ、身体が衰えるのではなく、がくっと衰えるのかしら?抜本的に対策をこうじなければいけません。身体を鍛えることと、過密な生活を少し、ゆるめに設定することの両面から見直さなければなりません。

しかし、やりたいことがたくさんありすぎて、今でも何か一つは、あきらめながらすごしているのに・・・。例えば、3曲仕上げようと、ピアノにむかったのに2曲で終わり・・とか、花の植え替えしたいと思いながら、その日は諦めるとか、本を読みたいと思いながら、夜も雑用でそのまま、寝る時間となる・・・etc

う~ん。まず、その欲張りの性格を直すべきかしら?
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レッスンメモ4・シューマンについて

2008年03月03日 | レッスンメモ
去年、ラフマニノフに恋していた私ですが、今はシューマンにはまっています。
もちろん、ラフマニノフも大好きなままですが。

次回のコンサートでシューマンを弾きます。今年の前半はシューマンをプログラムにずっといれようと考えています。

シューマンは、ピアノ曲を最初の作曲の仕事に選びました。作品番号の1から22まで、すべてピアノ曲です。それからは、間に少しずつピアノ以外のための作品が入りますが、シューマンにとって、ピアノは原点なのではないだろうかとさえ思います。

名前をアルファベット化して、音型にしたテーマを用いたり、別の楽曲から、少しだけメロディーを引用して、シューマンの作品を知っていると、その曲まで思い出されたり・・・。暗示や連想による音の世界を作りました。

それは、作品の背後に文学的要素が強く、音楽との結びつきをどうにかして、作っていくという、初めての試みでもありました。

シューマンの手紙の中で「「ASCH」というのは、音楽的町の名前で、僕の名前にも入っていること、しかも僕の名で音になる文字はこれだけだということを発見しました」とあります。実は、その町名はガールフレンドが住んでいる町でもありました。これは、作品9の「謝肉祭」という組曲のなかの1曲に収められている
曲についてのエピソードです。

研究すればするほど、彼の人間性の神秘に触れることが出来ます。

だからなのか、私は彼の作品は、より言葉に近い気がしますし、それを読み解き、自分の言葉に言い換えて、表現していく事がおもしろいのです。
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