ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

おひなさま

2021年02月17日 | レッスンメモ
20年ぶりにおひなさまを飾ってみました。我が家のおひなさまは娘がアメリカで生まれたときに、私の母が日本から送ってくれたもの。飾りやすいようにと選んでくれた二人びなです。こちらに帰ってきてからはずっとランちゃんがいたので、いたずらが心配で飾れませんでした。今回ほんとに久しぶりに飾ってみると、なんだか童心にかえってテンション上がりました




生徒さん募集中です。まずはこちら愛野由美子ピアノ教室ホームページをクリック
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペダルの技術

2021年02月07日 | レッスンメモ
初めてペダルを踏んで音を出してみたときのこと、おぼえてますか? 私は、フワ~ンと音が広がって、そして重なって、夢の世界に連れていかれたような感じがして、おどろいたのを覚えています。私の生徒たちも教室で初めてペダルを踏みながら音を出してもらうと、決まってにっこり笑顔になって私の顔を見てくれます。きっと私が感じたのと同じようなことを感じているのでしょう。

ペダルの役割そしてその効果とは、音の響きを助けたり、音を重ねたり、音色を変える手伝いをしたり、音と音をわざと混ぜたり、つないだりなど、ほんとにたくさんあります。ペダルの入れ方ひとつで、驚くほど表現が変わり、曲の雰囲気が変わります。

まず、どんな目的でペダルを踏むか考えて、踏み方をいろいろ習得してほしいです。深く下まで踏むだけではなく、浅く踏んだり、浅くから深く、または深くから浅く、ずっと浅く、あるいはちょこんとだけ、その深さも何種類もあります。また、タイミングに関して、楽譜の同じところ(同じ音)で踏んでも、ある人は、濁り、ある人は濁らない。これはタッチ、指の離れ方と足の踏み方との連携によってうまくいったりうまくいかなかったりするものです。それは弾く人の響き、曲の表現の違い、大きくフォルテを出しているときとピアニッシモの時とでも違います。なんといってもその人のセンスが必要です。「混ぜる」と「重ねる」そして「濁る」ということはそれぞれ全然違うということがしっかりわかる耳を育てることが大切です。「ペダルは耳で踏む」と、ある先生がおっしゃってましたが、うまい表現だと思いました。そしてそれができるようになるためには、ペダルに慣れる。ペダルを器用に扱う足と耳を育てることが重要だと思います。

楽譜通りに弾くことがお約束とされているクラシック音楽の中で、ピアニストにとってのペダル操作は自分の解釈とセンスで勝負する大事な部分です。そもそもペダルの指示など全然書かれていない曲が多いし(バロック!)書かれていても必ずしもそれが最善と思わなければ自分でより良い工夫をしてもよいのです。ま、この辺はいつかまた述べるとして、とにかく曲が生きるよう、うまくペダルを使いこなしましょう。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする