ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

良い演奏を聴く事の大切さ

2017年01月24日 | レッスンメモ
先日、ウェールズ弦楽四重奏団による、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会の第一夜を聴きに行きました。メンバーは崎谷直人、三原久遠、横溝耕一、富岡廉太郎という若手四人です。これまでに数々の賞を獲得し、クラシック倶楽部などテレビでもおなじみです。この日は美しい繊細な響きや、チェロの支えの分厚い響き、四人それぞれの掛け合いの面白さなど、たっぷり楽しませていただきました。この演奏会はこれから毎年一回5年がかりで全曲演奏するという企画だそうですから、これから先も楽しみです。

クァルテットやトリオなどのアンサンブルの演奏を聴くことはソロでピアノを弾く上でとても勉強になるので、教室の生徒達にも勧めています。そもそも、ソロでピアノを弾くということはピアニスト一人でオーケストラや室内楽をやっているようなものなのです。各声部の役割や、メロディラインの音色の決定、フレーズの歌い方、そして呼吸など、たとえば室内楽で四人が手分けしてやっているようなことをピアニストは一人でするわけですから学ぶことがたくさんあります。ただやみくもに各声部を頑張っても意味がないので、各声部をそれぞれどんな風に表現すればいいのか、どんなバランスが素敵かなどを理解しておかなければなりません。そのためには、今回のような弦楽四重奏曲や三重奏曲などの演奏を聴くのがとても勉強になります。ピアニストとしては、一人でやっていてもまるで四人いるかのように聞こえるような演奏が理想です。それが上手に出来たらどんなに素晴らしいでしょう!

色んな演奏会に出かけて生の演奏をもっともっとたくさん聴きたいと思っています。ピアノはもちろんですが、オーケストラ、オペラ、室内楽なども。演奏会が無理ならテレビの録画やCD、YouTubeなどの力を借りて、貪欲に聴きまくりたいです。素晴らしい演奏家や歌手たちがたくさんの音源を残してくれているので、今の時代の私達は幸せですね。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チリも積もれば山となる

2017年01月18日 | レッスンメモ
寒い日が続いています。こんな寒い日は一歩も外に出ないで家の中のあたたかい部屋でピアノを弾いたり、生徒のレッスンをしたりできることに幸せを感じます。毎日通勤という苦労をしないで済むというのは、自宅でピアノを教えていればこその特典ですね。それでも昨秋から週に一回、近くの短大で非常勤講師として教えているので、私も少しは通勤するようになりました。ただ、家からすごく近いので、この通勤は全然苦になりません。短大では学年末の試験が近づいているので、新年早々から学生さんたちに活を入れています。さすがに試験が近づいてくると学生さんたちも表情が引き締まってきます(かな?)。

試験、コンクール、発表会、コンンサート本番など。こういう待ったなしの「締切がある」ということはとても大事なことですよね。自分の意志や都合では絶対に変更できない「締切」。泣いても笑っても「その日」は参加者みんなに平等に確実に近づいてくる。ところがその「締切」に向けた日々をどう過ごすかというのは、これはもう自分次第なんですね。怠けて過ごして当日を迎えるのか、十分準備して万全の態勢で臨むのか、これは人それぞれです。

参加すると決めたら「締切」は変えられませんけど、その「締切」に向けた自分の計画や目標は自分で作って自分で管理して、必要に応じて自分で改善していくべきものです。私の役目はそのお手伝い。それぞれの「締切」に向けて、年単位、月単位、そして週単位の目標を設定して、毎日、小さな積み重ねを続けてもらいます。そして毎週一回のレッスンのときにチェックして、また微調整します。

大きな目標を達成するためには、1ヶ月、あるいは3ヶ月くらいをどうしてけばいいかの計画、メドを立てます。そして小さな目標、毎週そして毎日これこれをこうするという具体的な計画を立てる。これが一番大事!結局毎日の積み重ねですから。でも、この毎日の積み重ねというのがただ漫然と繰り返すだけのマンネリ化した積み重ねではいけません。やはりそこには節目節目に「締切」のあるイベントを織り込んで、メリハリをつけることが大事です。「締切」にチャレンジして、その日までの計画と目標を立てて取り組むのは本当に大事なことです。小さな目標を立てていると達成しやすく、出来たという喜びも感じやすくなります。毎日小さな目標をクリアして、大きく変化していく。できるだけ大きな目標を見失わずに、少しだけでもいいからとにかく近づいてるかどうか考えてみる。時々振り返ってみると、意外に伸びている自分に驚くことがあるかもしれません。これが「チリも積もれば山となる」「石の上にも3年」という結果につながるのだと思ってます。

朝のウォーキングの途中に撮りました。別府湾の向こうに見えるのはおさるで有名な高崎山。このウォーキングも毎日はできず、私の「チリ積も」は、ここから直さなきゃ!ですね。



クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊本にお邪魔しました

2017年01月16日 | レッスンメモ
昨日(15日)はPTNAのプレアドバイザー研修を受けるため、熊本のPTNAステップ「よか音ステーション」にお邪魔しました。前日の14日に出発したのですが、例によって雨女・雪女の本領発揮、私のお出かけに合わせて九州にも寒波が押し寄せてきました! とはいえ行きも帰りも交通機関に大きな乱れはなく新幹線が少し遅れた程度で済んでラッキーでした。

熊本美由紀先生、多岐靖美先生、厚地とみ子先生、藤代のりこ先生、沢田菊江先生、とご一緒させていただきました。終始和やかな雰囲気に包まれ、あっという間に時間が過ぎました。

熊本には昨年春大きな被害をもたらした地震がありました。ステップに参加した皆さんも大変な経験をなさったのではないでしょうか。それでも会場を包む皆さん一人ひとりの演奏は、暖かくて柔らかくて、穏やかな演奏でした。こうした音楽が奏でられていることに、本当にこちらの方が癒やされるようでした。演奏の一つ一つを聴きながら、どんどん自分のほうが気持ちよくなっていくような感覚でした。アンサンブルやソロ、それぞれ一つ一つを丁寧にご指導してらっしゃる先生方、そしてそれを受け止めて実際の演奏に活かしている生徒さんたち、その両方の気持ちが静かに伝わってくるようでした。

「よか音ステーション」の皆様、そしてアドバイザーの先生方、おかげさまでしっかりお勉強させていただくことができました。ありがとうございました。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スケール・アルペジオ検定会&お楽しみ会

2017年01月10日 | レッスンメモ
昨日は教室恒例の「スケール・アルペジオ検定会」を実施しました。今回で11回目の検定会ですが、進級を重ねてついに一級を獲得して卒業する子もいれば、今回から初めて取り組み始めた子もいます。初めて参加した生徒さんたちは、先輩たちの腕前を目の当たりにして、どんな感想をもったでしょう? 日頃はほかの生徒さんたちの様子を見ることはほとんどないでしょうから、こういう場で色んな刺激を受けて一層の励みにしてもらいたいと思います。

教室で行う「スケール・アルペジオ検定会」はスケールとアルペジオが全調自由自在に弾けるようになること、つまり「調」の理解を深めることと、指まわしの鍛錬が目的です。難易度に応じて十級から一級まで、十段階に分けて審査します。試験では私がその場で「調」を指定して一定のテンポで弾いてもらうのですが、「調」の指定はドイツ音名で行うので、それも一緒に覚えてもらいます。スケールとアルペジオの練習は基本中の基本。日々の練習に少しづつでもいいから定着させてほしいと思っています。検定会の前だけの付け焼き刃は、ばれますよ~。

さあ、そうして緊張の試験が終わったら、レッスン室から移動して我が家のリビングでみんなでお楽しみ会です。美味しいケーキに、ビンゴゲームで盛り上がりました。初顔合わせの生徒さんたちもいて最初はシ~ンとしていましたが、そこはやっぱり子どもたち、だんだん打ち解けてきて、最後はこの寒い中、全員(大きい子も小さい子もみんな!)庭に出て走り回って遊んでました。私は教室の生徒さんたちがお互い知り合いになり、仲良しになってくれることが願いです。だからこの子達が庭を走り回ってる姿が見れて、元気な歓声が聞こえてくると本当に嬉しいです。日ごろレッスン室ではとてもおとなしくて、口数の少ない生徒さんたち。この伸び伸びとした姿をもっともっと教室で、ピアノで表現できるようにしていきたいものです。

子どもたちは子どもたち同士で遊ばせて、大人はゆっくりお茶会です。いつもは、お子さんのレッスンの前後にすれ違いざまに挨拶するくらいですが、こういう機会にお母様たち同士お互いに情報交換したり、悩みを聞いてもらったり。昨日は日差しが暖かくて部屋の中はストーブいらずのいいお天気でした。皆さんと落ち着いてゆっくりお話ができて私も幸せでした。


クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北九州大会受賞記念演奏会(全日本学生音楽コンクール)

2017年01月09日 | レッスンメモ
昨日は全日本学生音楽コンクールの北九州大会受賞記念演奏会を聴きに行ってきました。この演奏会は毎年のように聴きに行っていますが、今年はたくさんの方々にお会い出来たし、なんだかいつもより観客の数も多かったように思いました。将来が楽しみな若い力が結集する演奏会ですから、一人でも多くのお客様たちに聴いていただけるといいですね。

小学生から高校生まで、若くて、力のある演奏を聴くのは大好きです。みんな真摯にピアノに向かっているというのがひしひしと伝わってきます。一生懸命にピアノを、弾いて弾いて弾いて、それでもなお更に奥深い音楽を追求している姿、それをを目の当たりにしました。だから、心地良い!

あの音好き、この音良い~~~~~、ここのところ素晴らしい! などといちいち感じながら聴いているとあっという間に終演になりました。みずみずしいパワーが炸裂するこの演奏会、本当に楽しかった。自分の教室の生徒にもいつかこの舞台に立ってほしいなと思いました。出演者の皆さん素敵な演奏を本当にありがとうございました。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まずは先生が!

2017年01月06日 | レッスンメモ
お正月の三ヶ日も終わり、4日からいよいよ通常運転開始しました。今年もそれぞれの目標を目指して、生徒さんたちみんなにピアノを楽しんでもらいそして輝いてもらいたいと思っています。生徒さんたちには、毎年それぞれ目標を持ってもらっています。ピアノに関するどんな目標でもいいから、毎年発表会の終わった後に次の一年の目標を立てて紙に書いて提出してもらいます。その目標が達成できるように私はどんなお手伝いができるか?どのようにすればいいのか? 一人ひとりの顔を思い浮かべながらいろいろ考えます。ずらっと並べてみると、みんながもってくる目標の幅の広いこと! 可愛い目標から、ビッグな目標まで。その一つ一つの目標を生徒さんと力を合わせて達成できるといいなと心から思っています。

私のできることはレッスンの質を上げること。ピアノを楽しいと感じてもらえるよう工夫すること。自分の思っているものが効果的に伝わるようにできること。毎年目標を立てるのは生徒だけではなくて私も同じ。今年は指導法に関するかなり具体的な目標をいくつか決めました。そして早速4日の仕事始めから実践しています。これをずっと続けるぞ!まずは、先生が目標に向かって努力しているという姿勢が大事ですよね。それを生徒さんが分かってくれると嬉しいし、しかも先生はそれを楽しんでやってるということを感じとってくれるといいですね。希望に向かってワクワクしている年明けです。


クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年

2017年01月01日 | レッスンメモ
明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。昨年は色々な思い出のある一年でした。今年はまた新しい気持ちで色んな事に取り組んで行こうと思います。穏やかに、平常心を忘れず、しっかりやっていこうと思っています

今年も初詣は別府の氏神様、朝見神社です。おみくじは今年も大吉でした

酉年にちなんだ能古見人形です。

それでは皆様のご多幸を心からお祈りいたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。   

お年賀状、たどり着けず失礼をどうぞお許し下さい。

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする