ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

人間国宝

2010年09月30日 | Weblog
先日、親戚の結婚式があり、若い二人の夢あふれる披露宴に参席しました。その時、大好きな着物を着ました。着物を着たままピアノの演奏もしました。結構、弾きにくかったりするかと思ったのですが、慣れるとそうでもないんです。曲によっては、大丈夫なんですね。明治時代の日本の女性ピアニストは、着物で弾くのが当たり前だったそうですからね。(草履でペダルは、ちょっと苦しいのですが)

この時に着た着物は、私のお気に入りで、とても大切にしている宝物の着物です。もうずい分昔、嫁入り前の娘時代に両親が用意してくれたもので、地元の染織家、鈴田滋人さんが染め抜いてくれたものです。鈴田さんというのは、「型押し」という技法の専門家で、地元鹿島市ではとても有名な方です。技法の難しいところは私にはよく分りませんが、そのデザイン、色使いなど、とても気に入っています。

これは、稲穂をデザイン化した型押し
 

さて、その鈴田先生ですが、その後、大変なご活躍をされているようで、たくさんの賞を受賞し、なんと2008年には「人間国宝」にまで認定されていらっしゃいます。その鈴田先生が、ずっと若い頃(多分20代)に作って下さったのがこの着物なんです。普段、なかなか、和服を着るチャンスがないのですが、こんな素晴らしいものを箪笥で眠らせてばっかりではなく、たまにはお披露目して世の中にだしてあげないと、作品に申し訳ないなと思って着てみました。

鈴田先生は図案を考えるのに、何度も野や山に足を運び、じっと何時間も何時間も考えて、型のアイディアを考案するそうです。型ができてからも、それを何千回、何万回と押して、素晴らしい染織の作品にしていくまでは、気の遠くなるような作業の行程があると聞いております。創作の魂や努力が宿っていることを思い、大切に着たいと思っています。

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惹きつける

2010年09月29日 | コンサート
来週は、本番が2つあります。小学校でのコンサートとエイブル10周年記念事業のデュオコンサート。それぞれ、場所や曲やお客様など全く異なります。でも、人様に聴いていただくことに変わりはありません。それぞれの場所で、お客様に満足していただくために、準備を怠ってはならないと思っています。

そして、その本番の時、どうやって皆さんを音楽の世界に誘い、惹きつけていくか・・・、ここが一番大事なところ。自分自身に、「こう弾きたい」「ここをこう聞いてもらいたい」という明確な意思がないといけないと思っています。

頭の中で、曲全体、あるいは、コンサートの流れ全体を完璧に把握して、自分の内面を表現していく。これが、噴出せんばかりに表現できるくらいで、やっと、お客様に届くものがあると長年の経験でわかりました。

昨夜、夫がマイケル・ジャクソンの「This is it」を借りてきたので、一緒に観ました。す・ご・い!! マイケルの舞台作りにかける情熱と執念。少しでも良い物を作ろうとする妥協のない姿勢。そして何より大事なのは「何が良い物なのか」ということに対する、絶対的なセンスと確信。すべてはここから始まるのだなと思いました。


きゅっとお客様の心を掴んで、音楽の世界にさらっていけたら、どんなにいいでしょう! 来週、それを実現するために、よく考え、よく練習し、よく食べてよく寝る・・・。相変わらず、欲張りな私。


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グアムでのお食事

2010年09月28日 | グルメ
すっかり、秋になってしまいましたね。今年は、秋風を感じる前日まで猛暑日で、なんだか中間がなかった感じです。

今年の私の夏は、リサイタルに始まり、グアム旅行で終わりました。今日はグアムのレストランで撮った写真をご紹介。

娘が手にしているのはピニャ・コラーダです。これはアメリカに住んでいた頃、カリブ海の島に遊びに行った時、初めて味わって以来の彼女の大好物。当時はまだ小さな子供だったので、アルコール抜きのものを作ってもらって飲んでました。それ以来、海、バケーションとくるとピニャ・コラーダ!という具合につながっているらしいのです。娘はレストランに入る度にこの飲み物を注文してました(晴れて20歳を越えたので、アルコール入りの本物のピニャ・コラーダです)。 一方、私はと言えばビールです、可愛げないけど喉が乾いた時はやっぱりこれに限る! 久しぶりにアメリカのミラーや、バドワイザーで喉を潤しました。

ここまでは、「なつかしいね~」と二人で喜んだのですが・・・。

娘が頼んだロブスターとステーキのセット。これ一皿で、90ドル以上なんて、あり得ない!たしかに、ロブスターは、アメリカでも高いものでしたが、それにしてもね~。


おつまみに頼んだナチョス。これからホームパ-ティーでもするために持ち帰るような大きなプレートに山盛り。これ、どんなに食べても減らなかったです。


ということで、いかにもアメリカンという感じの食べ物ばかり食べてましたが、極めつけは、これ。定番のハンバーガー。盛り付けといい、ボリュームといい、これこそアメリカを代表する食ですよね。

しかし、食べ物は、やっぱり日本がいいな~。

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デュオの練習

2010年09月27日 | レッスンメモ
昨日は、1日中、デュオの合わせ練習と打ち合わせの日でした。コンサートの演出の流れや照明などもやっと決定し、後は自分達の練習と受け持ちのMC部分の原稿の仕上げです。

昨日の練習では、だんだん相手の気配や呼吸などを通じて、相手がどう弾きたいのかがお互い理解できるようになって、お互いのテンポや表現なども歩み寄ることが出来るようになりました。こうなると、面白くなってきます。1日中合わせた後も、その後、夜寝るときまでデュオの曲が頭から離れず、朝起きた今でも頭の中で鳴っています。

さて、これから帰路につきます。朝は気持ちのよい秋風が窓から入り、この気候に感謝をしましたが、やはり私が出発となると雨が降り出してきました 運転気をつけて帰りまーす!

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合わせ練習

2010年09月25日 | レッスンメモ
今から合わせ練習のため佐賀に出張してきます。そろそろデュオ・コンサートの本番も近づき、演出の話し合いもしっかり詰めなくてはなりません。

時間が足りないので今夜から鹿島入り。デュオの相方、住江氏も今日から鹿島入りだそうで、明日は朝9時から合わせ練習です。みっちり一日中やるつもりです。途中、プログラム用の写真撮影なども入るようで大忙し。

さて、頑張りますよ~! 高速飛ばして行ってきまーす

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秋の夜長

2010年09月25日 | Weblog
急に朝晩涼しくなってきて、夕方暮れるのも早くなってきました。6時からの生徒が帰る頃には、もう暗くなっています。次の生徒のための玄関の灯りや門燈も、つけそこなったくらい。ここから、つるべ落としに夜が長くなっていくのですね。

私の夕食は9時ごろで遅いのですが、こんな秋の夜長、仕事の後はゆっくり食事をしたいものです。焼きナスにゴマ醤油をかけて、ビールを一杯。たったこれだけでも、こんなおしゃれなカップでちょっと、気分をアップさせてみたくなる夜です。ある人に頂いたものですが、とても気に入っています。仕事三昧の時に、ちょっと気持ちを潤わせてくれる、そんな焼き物です。



まだ夏の疲れが残っている私ですが、このひんやりした空気と少し短くなった昼間にほっと一息しています。これから、読書の秋。食欲の秋。スポーツの秋。芸術の秋。充実した秋にしたいと思います。

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音色の聞き分け

2010年09月24日 | レッスンメモ
私は、生徒のレッスンの時、音色を聞き分ける耳を養ってもらうために、同じ音をいろんなタッチで弾いてみせることがあります。そして、その生徒が、音色をきちんと聞き分けることが出来て、どの音がいい音と思ったか、どの音が好きと思ったかを尋ねてみます。

最初はタッチによる音色の違いを聞き分けられなくて、同じ音色に聞こえてしまう生徒もいますが、何度も聞かせているうちに、聞き分けることが出来るようになります。そして自分なりの答え(感想)を言ってくれるようになります。とても注意をして音を聞いていると、集中力が生まれて、感性が研ぎ澄まされてくるのです。

音色を聞き分けることが出来るようになって、自分の好きな音色、出したい音色というものが理解できたら、さて、そこからがレッスンです。今度は、どんな風に腕を使い、手、指を鍵盤におとして弾けば、その音色を出すことができるのか・・・。生徒に自分の指、手を動かして、力の入れ具合、抜き具合、掴みどころ、鍵盤の打鍵の位置、タイミングなどを試してもらいます。そして、音色を聞きわける耳を持ったことを思い出してもらって、どんな音を出したいのか、その時のタッチは、どんなだったかを、自分自身で体験させます。いろんなアイディアを、こちらから、「ああしてみたら?」「こうしてみたら?」と具体的にだして、指示していきます。

厳密にいうと、一人ひとり、指の長さ、太さ、手の大きさ、身体の成り立ち、などが違うので、タッチは、これが絶対正しいというものがありません。だから、そのアイディアは、Aさんには、ぴったりきても、Bさんには、違う方法がいい時もあります。だから、私がリードしながら、生徒といっしょに、その生徒にあったタッチを探っていくこととなります。ある程度の法則(?)はあるにせよ、結局は、一人一人が自分の音を「あ、この音がいい」と聞き分けて、その音のタッチを自分で探すことが大切だと思うのです。

この作業は、大変な作業で、譜読みだけで余裕がない感じの時の生徒だと、なかなか突っ込めないのですが、ワンランク上のレッスンには欠かせない、とても重要なことなのです。

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曲がいっぱい

2010年09月23日 | レッスンメモ
楽しんだあとは、しっかり仕事が待っているものです。

10月に弾く予定の曲はまず、アウトリーチ、小学校に出かけて演奏するソロの曲と伴奏の曲。それにデュオコンサートでの連弾の曲。さらに「愛野由美子ピアノ教室」の発表会があって、その時に弾くソロの曲。これら三つの会で弾く曲の数は全部で20曲です。

これだけたくさんの曲があると、さすがに追い立てられるようなプレッシャーを感じながらやっています。しかし、もっともっとたくさんこなしているピアニストもいらっしゃるわけで、自分に「この程度ではまだ、甘い甘い!」と言い聞かせて練習しています。

教室の発表会も近づきました。自分自身と生徒の両方に発破をかけています。今年は例年より早く準備して、生徒が発表会で演奏する曲も早目に決めてあげたのですが、もうこの時期になってしまいました。先生として焦っています。わかってくれてるかな~? 生徒のみなさ~ん。

昨晩、久しぶりにしっかり雨が降りました。今年は、雨が少なく庭の木々がだいぶ痛みました。今日の雨を恵みに復活してくれるように、秋風を感じて、夏の疲れをいやし、曲に取り組みましょう。

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優雅な昼下がり

2010年09月22日 | グルメ
昨日、ランチに行きました。こちら、「ヌーベル・キュイジーヌ・タカハシ」というとても素敵なお店です。オープンしたばかりのお店ですが、友人に紹介してもらいました。

見て下さい。このお料理の盛り付け。美しいですね。芸術的!





上の写真のほかに感動したのはスープです。この季節ならではの栗のポタージュ・スープがとても美味しかったです。栗をスープにするまで、どれだけ手間がかかるか、素人ながらに半分想像できて、時間のかかる丁寧な料理をしていらっしゃるシェフのお仕事に頭が下がりました。

オーナーの方や、一緒にランチにいったメンバーからのリクエストにお応えして、突然でしたけど、お店のピアノを弾きました。お食事を楽しんでいるお客さんの前でショパンを弾く、これもまたクラシックの楽しみ方の一つですよね。私も気持ち良く弾けたし、皆さんも喜んでくれました!


たまには、気分を変えて素敵なランチもいいですね。すっかり元気になって、午後は、しっかり仕事しましたよ!

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左の2の指

2010年09月20日 | Weblog
昨日、久しぶりに我が家にお客様をお呼びして、BBQ(バーベキュー)をしました。恒例行事のもちつきとともに、毎年BBQパーティーをしています。いつものメンバーで楽しい会でした。

BBQで思い出すのは7年前、花見のBBQの時にやってしまった大失敗。その日は、我が家の庭ではなくて、公園で花見をしながらのBBQでした。私は包丁でトウモロコシを切っていました。地面がでこぼこで、テーブルのすわりが悪かったのは確かでした。固いトウモロコシをゴリゴリ、のこぎりみたいにして包丁で切っていたのですが、そのとき・・・、テーブルがガタっと揺れて、あらぬ方向に包丁が行ってしまったのです。

うわ~!! 左の人差し指(2の指)を切ってしまったのです。傷が深い。深すぎる。速攻で病院に連れて行ってもらったら、なんと5針も縫うことになりました。すぐ頭をよぎったのは、ピアノが弾けなくるかも?!?!? ということでした。お医者様に聞くと「普通の人のように使えるようになるのは間違いないですけど、ピアノは私自身が弾かないので、どのくらい影響がでるか、ちょっとわかりません」との答え。ガ~ン

もう、私は人生終わったくらいの気持ちに落ち込んで、失意のどん底。ひょっとしたら、もとのように弾けるかもという一縷の望みももちろん捨てきれず。願望と絶望の間を行ったり来たりして過ごしました。左の2の指の第一関節から爪にかけての怪我でした。毎日毎日、元通りに治るようにと神様に祈って暮らしました。

ラッキーだったのは怪我をした場所がピアノを弾くときに鍵盤に触れる、指の内側の面ではなくて、手の甲側だったので、傷口がふさがった時点で、ピアノを弾くこと自体はすぐできるようになったということです。その後、恐る恐る練習を開始して、何とか元通りに弾けるようになりました。とはいえ、今でもその怪我をしたところは、少しだけ感覚が鈍いような、ちょっと麻痺してるかなと感じることがあるのですが、まあ、大丈夫です。ピアニストにとって、指は命。本当にもっともっと大事に扱わなければと反省したものです。

そのことがあって以来、私はトウモロコシを食べることはあっても、切ることはありません。

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本気

2010年09月18日 | レッスンメモ
生徒のレッスンをしていると、いろんなタイプのお子さんと出会います。

あまり手こずらずにレッスンを進めることができる子供と、レッスンそのものの進行に(レッスンの内容ではなく)てこずる子供とがあります。

私は元来熱血型ではあるのですが、ストレートに熱血型を振り回すだけでは通じないこともあります。一生懸命を全面に出し過ぎると、かえって逆効果になってしまう時もあります。そんな時は、くるりと姿勢を変えて、本人にこちらの言いたいことができるだけ伝わるように、笑ったり、冗談飛ばしたり、その子に一番効果的な方法を模索します。

いろいろ、通じないように感じる時があっても、私はあきらめません。こちらが本気でレッスンに臨むと、相手も、それがたとえ小さな子供でも、何か感じてくれることがほとんどです。何事も本気かそうでないかは、子供は肌で感じ取ることができるのだと思います。
今日のレッスンでも確信を持ちました。私自身も心の中で葛藤しながら、ゆる~い態度をとるふりして、とどめで掴むという作戦。成功して、彼も最後は一生懸命やってくれたのでした。いいもの持ってて、うまいんです。

気の抜けないレッスン、本気でやっています。

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ただいま!

2010年09月17日 | Weblog
グアムから帰ってきました。戻ってきたら、日本は秋。涼しくなっていました。

「おかあさん、いつか、連続で5日間くらいお休みを作ってくれない?」と娘に言われたのが、4ヶ月くらい前。「そんなに連続でお休みできないよ」と言ったものの、「なんとかしてよ」という娘の言葉に、いろいろ考えてこの時期に思い切って休みをとる計画をたてました。どこか温泉旅行でもしたいのかなと思っていたら、なんと、「お母さんにグアム旅行をプレゼントしてあげるから一緒に行こう」と言うのです。

「え!?いいよ、いいよ。ママがなんとかするから」と言ったのですが、一生懸命働いてるママにプレゼントしたいから、そんな無粋なことをいうなと諭されました。もう驚きと喜びといろんなことがないまぜになって、涙が出ました。この夏、彼女は猛烈にバイトをしてこの日を迎えたのでした。いまどき、母を誘って親子旅行につきあってくれるだけでも嬉しいのに、本当に幸せでした。


ホテルの部屋のベランダから、海に沈む夕陽と娘

そういうことでしたから、行き先もツアーの申し込みもすべて娘任せで私は何にもしないで、ただ言われたとおりについて行けばいいという楽ちんの旅行でした。焦ったのはパスポートの期限が切れていて、あわてて取り直しに行ったことくらい。

とっても楽しかったグアム旅行のお話は、また後日ゆっくり書きますね。また明日から仕事にピアノに邁進いたします。すっかりリフレッシュできましたので、今まで以上に頑張るつもりですよー!

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グアム

2010年09月13日 | Weblog
今日からおそ~い夏休みです。娘と二人でグアム旅行に行ってきます。娘はこの旅行のためにお盆も帰省しないでずっとバイトに明け暮れていました。二人ともグアムは初めてです。しかもこの円高! ラッキー!



しばし、ゆっくりしてこようと思います。では、行ってきま~す 

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台本

2010年09月11日 | Weblog
明日は、デュオの合わせ練習。今回は、私が出張。だんだん、本番の日が近付いているので、演奏の練習もさることながら、ステージ全体の演出も考えなければいけません。クラシック中心のピアノ・デュオ・コンサートとはいえ、黙って出てきて、黙って弾いて、お礼をして、すっと引きあげるなんてことはいたしません。せっかくお越しいただいたお客様に、うんと楽しんでいただきたいので、二人であれこれ知恵を絞って楽しいコンサートにするための企画を考えています。なにしろ、コンサートのチラシには「何が飛び出すかわからない!?」なんて書いたのですから、責任重大です。掛け合いのセリフとか、色んな段取りを事前に決めて台本作りにとりかかっています。とはいえ、二人とも根が真面目なピアニスト(!?)ですから、楽しい演出や笑いをとるようなセリフは簡単には浮かんでこないんですよね・・・。

特に今回は演奏する我々二人と照明やアナウンスなど、進行に関わるスタッフ全員が同じ台本を持つようにしようと決めたので、アドリブで適当にというわけにもいかないのです。コンサートの流れを柱にして、合間の掛け合いのセリフなど、きちんと台本に書きこんでおくのです。ピアノの練習とは違う頭を使わなくてはならないので、結構苦労しています。

今日は、親類の結婚式に出かけます。若い二人が希望に満ちて結婚式に臨む姿は美しいですよね。今日は、その姿やオーラから、元気をもらえるのが楽しみです。今回の披露宴では、ピアノ演奏に加えてスピーチもする予定です。こんな幸せモードの中に浸かって、何か幸せな気分につながる楽しいアイデア浮かんでこないかしら?

お笑いの世界の方たちが、ネタ帳を片手にう~んとうなりながら、作っていくというのがわかるような気がします。私もう~ん!もひとつ、う~ん!

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ゆっくり弾く練習

2010年09月10日 | レッスンメモ
ピアノを習った人は、ほぼ全員と言っていいほど、「ゆっくり(遅い速度で)弾く練習をしてごらん」と先生から言われた経験をもっていると思います。

譜読みも終わり、一通りなんとか弾けるようになってから、旨く弾けない、納得のいくようにできない、という部分がでてくると、「ゆっくり弾く練習」をやらされます。そして、何回もやった後、速く弾いてみます。ところがどっこい、やっぱりうまく弾けない。これも、多くの人が経験したことと思います。私も、中学生の時や、高校生の時に、「ゆっくり弾く練習をして、ちゃんと先生のおっしゃっている通りにやったのに、結局うまく弾けない」という思いを何度もしました。

でも、ゆっくりって、ただ機械的にテンポを落としたまま、何も考えずにやってても意味はないのです。ゆっくり弾く時に、よく自分の音を聞き、自分の指の運びを見て、自分のピアノのタッチと音色がどんなふうに影響しているかを吟味しながら練習をしないと意味がないのです。ゆっくり弾くから楽に弾けるということはありません。速く弾くと、たくさんのことがまだちゃんと聴けなかったり技術的にできなかったりするから、ゆっくり弾く練習から入るのです。ゆっくり弾きながら、指の運びのポイントを探ったり、うまく出来ない原因を探ったりして弾かなければいけません。速く弾くと、そこのところがわけがわからなくなって、原因不明のままうまく弾けないとか、いい音ではないとかいう結果になってしまいます。うまくいかない原因が分らないままま、どんなに繰り返し練習をしても、それは時間とエネルギーの無駄なのです。

音の一音一音を、丁寧に掴みながら、指と手首と腕の関係などを身体で覚えながら、ゆっくり進みます。ゆっくりのテンポでの練習の時は、頭と耳をものすごく働かせなければなりません。これこそがゆっくり弾く練習のポイントです。なので、ゆっくり弾く練習というのは、実はとてもたいへんな、楽ではない練習ということになります。

そして、問題点を発見し、修正して、工夫する、この繰り返しをやりながら、少しずつテンポを上げて行き、自動的に、まるでそんなにいくつものことを同時に考えたりしていないみたいに、自然に、速く、弾けるようになっていくのだと思います。

ゆっくり弾く練習、おろそかにできない大事な練習ですよね。

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