先日、親戚の結婚式があり、若い二人の夢あふれる披露宴に参席しました。その時、大好きな着物を着ました。着物を着たままピアノの演奏もしました。結構、弾きにくかったりするかと思ったのですが、慣れるとそうでもないんです。曲によっては、大丈夫なんですね。明治時代の日本の女性ピアニストは、着物で弾くのが当たり前だったそうですからね。(草履でペダルは、ちょっと苦しいのですが)
この時に着た着物は、私のお気に入りで、とても大切にしている宝物の着物です。もうずい分昔、嫁入り前の娘時代に両親が用意してくれたもので、地元の染織家、鈴田滋人さんが染め抜いてくれたものです。鈴田さんというのは、「型押し」という技法の専門家で、地元鹿島市ではとても有名な方です。技法の難しいところは私にはよく分りませんが、そのデザイン、色使いなど、とても気に入っています。
これは、稲穂をデザイン化した型押し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/ee/79ebb5925005f020ba7c49efe2564830.jpg)
さて、その鈴田先生ですが、その後、大変なご活躍をされているようで、たくさんの賞を受賞し、なんと2008年には「人間国宝」にまで認定されていらっしゃいます。その鈴田先生が、ずっと若い頃(多分20代)に作って下さったのがこの着物なんです。普段、なかなか、和服を着るチャンスがないのですが、こんな素晴らしいものを箪笥で眠らせてばっかりではなく、たまにはお披露目して世の中にだしてあげないと、作品に申し訳ないなと思って着てみました。
鈴田先生は図案を考えるのに、何度も野や山に足を運び、じっと何時間も何時間も考えて、型のアイディアを考案するそうです。型ができてからも、それを何千回、何万回と押して、素晴らしい染織の作品にしていくまでは、気の遠くなるような作業の行程があると聞いております。創作の魂や努力が宿っていることを思い、大切に着たいと思っています。
クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村
この時に着た着物は、私のお気に入りで、とても大切にしている宝物の着物です。もうずい分昔、嫁入り前の娘時代に両親が用意してくれたもので、地元の染織家、鈴田滋人さんが染め抜いてくれたものです。鈴田さんというのは、「型押し」という技法の専門家で、地元鹿島市ではとても有名な方です。技法の難しいところは私にはよく分りませんが、そのデザイン、色使いなど、とても気に入っています。
これは、稲穂をデザイン化した型押し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/2b/c9d75e6708c143cd68698d738e159a59.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/ee/79ebb5925005f020ba7c49efe2564830.jpg)
さて、その鈴田先生ですが、その後、大変なご活躍をされているようで、たくさんの賞を受賞し、なんと2008年には「人間国宝」にまで認定されていらっしゃいます。その鈴田先生が、ずっと若い頃(多分20代)に作って下さったのがこの着物なんです。普段、なかなか、和服を着るチャンスがないのですが、こんな素晴らしいものを箪笥で眠らせてばっかりではなく、たまにはお披露目して世の中にだしてあげないと、作品に申し訳ないなと思って着てみました。
鈴田先生は図案を考えるのに、何度も野や山に足を運び、じっと何時間も何時間も考えて、型のアイディアを考案するそうです。型ができてからも、それを何千回、何万回と押して、素晴らしい染織の作品にしていくまでは、気の遠くなるような作業の行程があると聞いております。創作の魂や努力が宿っていることを思い、大切に着たいと思っています。
クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
![にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へ](http://classic.blogmura.com/pianoschool/img/pianoschool88_31.gif)