ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

発表会2017無事終了しました!

2017年10月30日 | レッスンメモ
今年も無事発表会を終了しました。この日に向けて、それぞれが曲作りに励んで、積み重ねてきた努力の成果を、見事に披露してくれました。音の泉ホールの大きなステージの真ん中で、とにかくみんなよく頑張りました。小さな子の中には今回初めてステージの上で弾くという子もいて、その子たちがきれいなドレスを着てニコニコしながら大きなピアノに向かっている姿を見ると、もうそれだけで、「かわいい!」と声を上げたくなる大甘の先生になってしまいます。

昨日使用したピアノはベーゼンドルファーの「モデル290インペリアル」です。迫力の低音とキラキラ輝く高音部のコントラストが鮮やかで、スタインウェイとはまた違った個性をもつ素敵なピアノです。全体に伸びがあってよく通る音がたくさん聴けました。生徒たちにも良い経験になったと思います。それにしても一年間はあっという間です。演奏を聴いていると、その生徒一人ひとりと過ごしたこの一年間の歩みが思い出されて、思わず涙が出そうになりました。大人の生徒も子供の生徒も、みんな一人ひとりにドラマがあって、それぞれの思いがこもった音楽を聴かせてくれました。私の教室に通ってきてくれてありがとう、一緒にピアノに励んでくれてありがとう、とつくづく思いながら聴きました。。。
2017年10月29日 於、音の泉ホール
発表会当日の進行や運営につきましては、毎回のことではありますが、生徒の皆さんや保護者の皆様に何から何までお手伝いいただきまして、心から感謝しています。いつも本当に有難うございます。さて、発表会は愛野教室の一年の区切りの日。昨日は愛野教室の大晦日です。今日から心新たに新しい一年が始まります。来年の発表会の予定ももう決まっていますよ。2018年の発表会は12月9日(日)場所は今年と同じ音の泉ホールです。さあ、皆さん、また新しい一年に向けて頑張って行きましょう!

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大学受験とピアノ

2017年10月21日 | レッスンメモ
PTNAのホームページに「ピアノから考える大学受験」という特集記事が掲載されています。これは2020年から実施される大学の入試制度改革が、ピアノを学ぶ生徒たちにとってどういう意味を持つかということを取り上げた記事です。これまでは音大受験を目指す生徒は別にして、一般大学への受験を目指すのならばピアノは何の役にも立たない、だからピアノはやめてしまうか、ほどほどにして、塾通いを中心にするというのが普通だと思います。ところが2020年の大学入試改革では、次のような方向性が示されているというのです。

「ピアノに関して言うなら、コンクール入賞や継続で表彰された高校生は、大学入試でも評価されます。『受験のためにピアノを止める』のは、今は昔となる時代が目の前に来ています。そもそも、リベラルアーツ(基礎教養)として音楽を学べる大学も徐々に増えています。今までの一般的な学部と同じような意味合いで音楽を専攻する学生も増えるでしょう。」ピアノ継続を促す大学入試改革

私はこうした改革の方向性をとても嬉しく思います。小さな頃から真面目にコツコツと毎日ピアノの練習に取り組んで、コンクールでも成果を上げてきた生徒たち。それがどれだけ大変なことか私は目の当たりにして知っています。そしてそのことをもっともっと学校や世間に認めてほしいと願っているからです。音大を目指す生徒はもちろんですが、一般大学を目指す生徒も、自分がこれまで一生懸命打ち込んできたピアノの実績が入試で評価されるというのは素晴らしいことだと思います。

もちろん現在の入試制度のもとでも、AO入試という制度が設けられているのはご存知の通りです。私の教室からも昨年、県立の普通科高校から、国立の長崎大学をピアノのAO入試で受験して見事に合格した生徒がいます。その生徒は実技試験の当日、コンクールで愛用していたロングドレスを着てピアノを演奏したそうです。小さな頃からずっとピアノを続けてきて、コンクール経験も豊富。いざという時の舞台度胸は満点です。他の受験生はみな高校の制服姿だったそうですから、試験官の先生方もびっくりしたことでしょう。そんな彼女は大学ではピアノがすごくうまいということで、色んな伴奏を頼まれ、イベントに引っ張りだこで大忙しなのだそうです。彼女の大学生活はピアノのおかげでとても豊かなものになっていると思います。

「受験のためにピアノをやめる」という時代から、「ピアノを頑張った成果が受験で評価される」という時代へ。詳しくは是非このPTNAの記事、「ピアノから考える大学受験」を読んでいただきたいと思います。音大はもちろん、一般大学でも、「ピアノを続けてきて本当に良かった!」と言える生徒さんが益々増えていくと嬉しいです。 


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可愛い連弾、「シーソーしよう」

2017年10月18日 | レッスンメモ
教室の発表会は10月29日の日曜日、いよいよあとわずか。大人も子供も皆さん本気モードになってきました。私の教室の発表会では全員にソロ演奏をやってもらうのですが、子どもたちにはその後に連弾もやってもらいます。さて、連弾の場合兄弟姉妹でペアを組んでもらうことが多いのですが、昨日はその中でも一番年少の姉妹の連弾のレッスンをしました。お姉さんは小学1年生で、妹ちゃんはまだ習い始めて間もない4歳の女の子です。こういう組み合わせのときは曲選びが大変なんです。妹ちゃんに無理をさせないで、お姉ちゃんと楽しく仲良く弾ける曲。そういうのを一生懸命探していたら、見つけました。この二人にピッタリの曲がありました。後藤ミカさんの作品集、「こどものためのピアノ曲集『 新しいくつと青い空』」に入っている「シーソーしよう」と「木いちごの実」の2曲です。

特に「シーソーしよう」は、プリモのパートはシとソしかない(だからシーソー!?)ので4歳児の妹ちゃんでもばっちり弾けます。もちろんこれに合わせるセコンドのハーモニーが本当に素敵でとてもかわいらしくて、素晴らしい連弾曲に仕上がっています。習いたての小さな妹ちゃんとお姉さんというペアにぴったりの曲だと思います。

というわけで昨日は二人であまりにも可愛らしく弾いていたので写真をパチリ! 教室の発表会では小さな子供たちの可愛い演奏や、大きい生徒たちの迫力の演奏など、様々な個性あふれる演奏をお楽しみいただけます。一人でも多くの皆さんに是非、聴きにいらしていただきたいと思います。

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しろくまコンサート無事終了

2017年10月16日 | レッスンメモ
福岡市の社会福祉法人白熊園で行われた「しろくまイブニングコンサート」、無事終了しました。たくさんのお客様にご来場頂き、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。会場やお客様の雰囲気がとても良くて、口下手な私のトークも熱心に聞いてくださって、気持ちよくステージをつとめさせていただきました。
スタッフの方々の行き届いた準備や心配りに心から感謝申し上げます。中でも田中ひとみ先生には事前のプログラムの打ち合わせから当日の段取りまで、何から何まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。



開演前のリハーサル

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しろくまイブニングコンサート

2017年10月11日 | レッスンメモ
10月13日の金曜日、福岡市の社会福祉法人白熊会さんにお招きいただいて、ピアノソロのミニコンサートを行います。リクエストをいただいたショパンのノクターン、幻想即興曲の他、シューマンのパピヨン、ブラームスなどを演奏いたします。お近くの方はぜひいらしてください。
「しろくまイブニングコンサート Vol.6 音楽のおもてなし」
出演:愛野由美子(ピアノ)
日時:2017年10月13日(金)、19時開演
場所:特別養護老人ホーム 白熊園内 しろくまホール、福岡市城南区


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ピョートル・アンデルジェフスキー 北九州響ホール公演

2017年10月10日 | レッスンメモ
昨日は私の大好きなピアニストの一人、ピョートル・アンデルジェフスキーのリサイタルを聴きに行きました。初めて彼のCDを買ったのは今から7年前。衝撃のモーツァルトピアノ協奏曲20番を聴いたその日から、ずっと彼の生の演奏を聴きたいと願っていたのが、やっと今回実現しました。

昨日のプログラムは、前半、モーツァルトの「幻想曲」と「ソナタ14番」そしてショパンの「幻想ポロネーズ」。後半はヤナーチェクの「草原の小径にて2番」とバッハの「イギリス組曲6番」という構成でした。アンコールで弾いたショパンのマズルカを含めて、まあ、本当に素晴らしい、私があらかじめもっていた大きな期待をさらに上回る、とにかく素晴らしいリサイタルでした。演奏会の終わりには拍手のしすぎで手が痛くなってしまいました。彼の演奏をどのように言葉で表現すればいいのか、とても悩んでしまいますが、一番強く感じたのは、彼の出す音の多彩さです。幻想的な音、浮遊感、そんな夢の世界のようなまろやかな香り高い音、そして色々な思いがぎゅっと内包された力強い骨太の音。どこまでも届く小さな音。そして迫力満点の大きな箱鳴りのする音。この人は一体どんなにたくさんの音の形と、色彩をもっているのだろうと驚きました。そしてもっと大事なことはそんなにたくさんの種類の音の中から、厳選してここぞとばかりにそこで出してくる音。その選び方、その感性、これこそが彼の真骨頂だと思います。アンデルジェフスキーが厳選した色どり豊かな音に包まれて、彼の作り出す音楽の世界へひきこまれる幸せを感じました。

特に圧巻だったのは、バッハです。シフのバッハもペライアのバッハも大、大、大好きな私ですが、アンデルジェフスキーのこのバッハは、また独特でした。さらさらっとではなく、立体的に、きちんとした構造物のように組み上げていきます。しかも、音は自由に飛び回りピアニスティックな繊細さを保っています。各声部を明瞭に弾き分けて、何か違う楽器が何台かあってそれらを一人で演奏する魔法を使っているような錯覚に陥りました。天まで続く細い道のようなピアニシモ、そして骨のある、強い意志に裏打ちされた強い音、本当に感動して、益々大好きになりました。

というわけでまたCDが増えちゃいました


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「発表会」のご案内:10月29日(日)

2017年10月07日 | レッスンメモ
さあ、今年もいよいよ教室の一大イベント、「発表会」の日が近づいてまいりました。

「愛野由美子ピアノ教室発表会」
日時:2017年10月29日(日)
子供の部、午後2時開演
大人の部、午後6時30分開演
場所:音の泉ホール
入場無料

大人の生徒も子供の生徒も、みんなそれぞれ本番に向けてラストスパートに入っています。そんな生徒たちの心のこもった演奏を、一人でも多くの皆様に聴いていただきたいと思っています。どうぞお誘いあわせの上、お気軽に聴きにいらしてください。

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ウララ・ササキ先生の特別レッスン

2017年10月05日 | レッスンメモ
先日、東京からウララ・ササキ先生をお招きして、教室の生徒たちに特別レッスンをしていただきました。イタリア育ちでウィーンで学び現在は、東京でご活躍のウララ先生が、どういうわけか、九州の別府の私の教室で生徒をみてくださる。ご縁というのは不思議なものですね。今後とも末永く大切にしたいと願っています。
学びの秋。いつもと違う経験をして生徒たちもたくさんのことを吸収してくれればと思います。

丸二日間ビッシリとレッスンが詰まっているので、お昼はもりもり食べて元気満タンです


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