ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

弾けないと体操教室に変身!?

2014年09月26日 | レッスンメモ
生徒が曲を弾き進めていく上で、どうしても弾けないところ、突っかかるところ、指がもつれるところが出てきたりします。これは生徒に限ったことではなくて、実は私だってあることです。例えば、モーツァルトの16分音符の連続、ショパンのバラードのクライマックス、バッハのフーガ、チャイコフスキーの一見なんでもないところなのになぜかつっかかるあそこ、などなど、思い出そうと思えばいくらでも出てくる・・・。

さあ、生徒がどうしても同じところでつっかかってしまって苦労しているとき、どうするか。そんなとき「愛野ピアノ教室」は「愛野体操教室」に変身します。同じところでつっかる原因は、まず頭の中がもつれていて、それが指のもつれにつながっているからです。そこでまず頭の中をきちんと整理することから始めます。生徒によって頭と指の動きのつながり方が違うし、指の強さ、器用さなども違うのでそうした一人ひとりの状態をよく観察した上で、「あ、これとこれがいけないな」とか「この指からこの指へ行くのが弱いな」と見極めをします。

そうしてここで見極めた問題点を克服するために、その子に合った練習メニューを作って、それをやらせます。指のもつれを解決したり、弱い指を鍛えたりするために、手や指の運動機能のレベルアップを目指した練習です。これをもうただひたすら繰り返し猛特訓してもらいます。これをやっている間は、音楽そのものを学ぶというよりはむしろ指の体操になってしまうわけです。というわけで、いつものように曲の練習をしていて、弾けないところが出てきたら、「さあー、愛野体操教室始めるよ~」と宣言して、私はトレーナーに変身するわけです。

もちろん音楽は体操ではありません。しかし、たくさんのピアノの鍵盤を操って自由自在に表現するための道具となる手や指の動きは、やはりこのような物理的肉体的な繰り返し訓練なしでは上手くいきません。私自身、子どもの頃からとても不器用でずっと思い通りにならない指と格闘してきたから、だからこそたくさんの練習法を学んだり自分で考え出したりして取り組んできました。その結果、こんな時にはこうするのが効果的というものをいくつかつかんできたと思っています。というわけで、今日もトレーナーを兼ねた先生になって、楽しくレッスンです!

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第7回 スケール・アルペジオ検定大会

2014年09月25日 | レッスンメモ
先日、教室の「スケール・アルペジオ検定大会」をいたしました。早いものでもう第7回目になりました。生徒のみんなは良く頑張ってくれています。でも中には先週までのレッスンではちゃんと出来ていたのに、いざテスト本番、みんなの前で弾くと緊張して、いつも通りには弾けない子も。スケールとアルペジオは本当に大切な基礎練習です。教室ではその大切さをずっと言い続けています。もっとも、限られたレッスン時間中にこの練習のために多くの時間を割くのは出来ないので少しになってしまいますが、毎日必ず家で自分でやってくるように指導しています。少しずつ浸透してはいるけど、本当にちゃんと弾こうとすると難しいものですよね。

この検定大会でもうひとつ大切にしていることは、テストが終わった後のお茶会です。テストが終わって、ほっと肩の荷が降りたところで、お部屋に移動してみんなでお茶会です。保護者グループと生徒グループに分かれて和気あいあいあい。楽しいおしゃべりに花が咲きます。子どもたちも慣れたもので、ケーキとお茶がすんだら、「先生お庭にいっていいですか?」という声を皮切りに、みんなでお庭で走り回って遊びます。いつもは上品なスカート姿の中学生のお姉さんもこの日はこうなるのがあらかじめ分かっているので、パンツスタイルで来てくれて、小さな子の監督もしながら一緒に走り回ってくれてます。生徒同士のなかで見せてくれるこんな気配りがホントに嬉しいです。一方の保護者組は庭の見えるリビングからそんな子どもたちの生き生きとした姿をながめながらおしゃべりして親交を深めます。それぞれのお子さんのピアノ練習について、保護者の方の悩みは尽きません。「こういうときはどうしてますか?」、「こないだこんなことがあって」、「うちの子、こうなんですよ」、「えー、そうなんですね。うらやましー」などなど。私にとっても、教室では見せない生徒の家庭での表情がうかがえて、とても参考になることがあるから、こういうおしゃべり(情報交換)の機会をもつことはとても大切だと思っています。

ピアノは基本的に一人で何時間も練習するもの。子どもたちも日頃はそれをしているわけで、ピアノが好きで練習をたくさんすればすれほど、それは一人の時間、孤独の時間をたくさん持っているということにほかなりません。もちろん私もそうですからそれが分かるので、こうやって教室内の仲間同士仲良くなって励まし合って、庭で走り回ったりして発散する機会を設けるのは大事なことだと思います。こうして思い切り発散して、そしてまた黙々と一人でピアノに向かう、そういう習慣を身につけて欲しいと願っています。教室仲間でそういう息抜きの場を提供することによって、「同じ釜のめしを食べたもの同士・・・」みたいな仲間意識が育ってくれると嬉しいです。

真剣なテストの後、大いに盛り上がって発散して終わることができたと思います。あと1ヶ月と少しでいよいよ発表会。その間、コンクールを控えている生徒もいますし、それぞれ気持ちをリフレッシュして、楽しみながらピアノの練習に取り組んで欲しいと思います。

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酔芙蓉

2014年09月23日 | レッスンメモ
秋も本番を迎えて、気持ちのいい日が続きます。今日もすっきり秋晴れ。そんな秋の太陽に照らされ、我が家の酔芙蓉(スイフヨウ)の花が輝いています。酔芙蓉の花は朝は純白。午後になると少しづつほんのりとピンクが入ってきて、夕方には濃いピンク色に変化します。この変化が楽しくて、何年か前に苗木を買って来て植えたのでした。真っ白な花がだんだん赤くなるところを、人がお酒に酔って顔が赤くなる様子に見立てたことから、酔芙蓉というネーミングがついたそうです。花の色の変化と言えば思い出すのは百人一首の中のこのうたです。

花の色は うつりにけりな いたづらに
   わが身世にふる ながめせしまに  小野小町

もっとも、ここにうたわれている「花」は酔芙蓉ではなくてさくらの花のことだそうす。だとすると、小野小町はさくらの花の咲き始めからしおれていくまで、約1-2週間の間の変化を人の一生の変化に見立てて、もの思いにふけったということですね。平安時代と違って現代は時間の流れがもっとずっとスピードアップしているので、私はこの酔芙蓉の花の色の、たった一日で変化していく様子を観て、人の一生の時の流れ、その変化に思いをはせてしまいます。酔芙蓉の花は、長いようでも過ぎてみれば実は短い人の一生を、あっという間の一日で見事に表わしていると思っています。

明るい朝日を浴びて純白の若々しい姿の酔芙蓉。

午後にはうっすらピンクになってきます。

そして真っ赤になって盛りを迎えて、最後はしおれてしまいます

私は真っ白な酔芙蓉の花にピンクの色がうっすらと入り始めたくらいのときの様子が一番好きです。ちょうどその頃が教室の生徒たちの年頃みたいに思えるのです。少しずつ成長して色の変わり始めの時期。この時期は一瞬たりとも同じ状態にとどまっていることがありません。一番変化が早い時期ともいえるでしょう。あまりに可愛らしいので「時間よ、とまれ」と思うこともあるのですが、実際には止まらないので、なおさら愛おしく、そして切ないのですよね。私はこの大事な時期を生徒たちと共に過ごせることをとても感謝しています。さあ、これから先、みんなどんな色に変化していくかな、生徒たちとの時間を大切にして、いつまでもその成長を見守り続けたいと思っています。

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全日本学生音楽コンクールイン北九州

2014年09月17日 | レッスンメモ
今年は夏らしい夏がないまま、もう秋に突入しましたね。すっかり涼しい秋の風。空気が乾燥して洋服の肌合いもサラサラして気持ちがいいです。特に有難いのはピアノ部屋です。夏の間じゅう乾燥機やエアコンを活用して対策していますが、やはりカラッとした自然の空気が一番。これからの季節、我が家のピアノの一番いい音が出る時期です。

さて、今月最初の連休は北九州で行われた全日本学生コンクールの予選に通いました。本当に素晴らしい演奏がいくつもあり勉強になりました。小学生の部と中学生の部の演奏を聴いたのですが、みずみずしくて、はつらつとしていていいですね。一生懸命、誠実に取り組んでいる気持ちが伝わってきて、見ていてとても心地良かったです。数ある日本のコンクールの中でレベルの高いコンクールですから、出演者も課題曲もハイレベル。そんな中、中学生の部ではショパンのエチュードの難しさを改めて痛感しました。これに苦労している出場者が少なくなかったように思います。ショパンのエチュードにどの時期から取り組ませるか、これはピアノ教師としていつも頭を悩ませるところです。もちろん生徒によって違うということはあるにしても、なるべく早めに取り組ませた方がいいかなという思いを強くしました。

それにしても同じ舞台で同じピアノを使って同じ曲を弾いていても、出てくる音は演奏者によって違いますね。綺麗な音が魅力的で、「素晴らしい!」と思う方の出す音は何だかちょっと、シャープがかったような音に聴こえたりしました。若々しくて、迷いのない澄み切った音を連ねた演奏がいくつかあって感動しました。上手な人ばかりのコンペでは、「音」の違い、そして空気感が鍵を握っています。私は少しくらいミスがあっても、素晴らしい音を出してくれる子に将来性を感じます。

いい演奏をたくさん聴いて、こちらも元気をもらいました。

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おばあちゃまの涙

2014年09月09日 | レッスンメモ
私の教室ではお子さんの送り迎えの保護者の方には教室の中で待ってもらうのは歓迎です。中には自分だけ駐車場の車の中で待ってらっしゃる親御さんがいて、どうして中で待たないのかなと思って聞いてみたら、前の教室では外で待つようにと言われてたので、とのこと。中で聴いてあげてくださいと言うと、逆に驚かれたりしたこともあります。この辺は教室の先生によってそれぞれ考え方が違うのでしょうから一概には言えませんが、私はせっかく送り迎えをしてくださるのですから保護者の方にはもっともっとレッスンの様子に関心をもっていただきたいと思っています。そのためには教室の中でお子さんのレッスンの様子を見学するのが一番。最初の頃はずっとスマホをいじっていたお母さんがいつの間にか熱心にメモを取るようになったり、分かりにくいところは直接私に質問したり、こうなると親子で一緒にレッスンを受けてるみたいなもので、生徒のピアノもぐんと伸びていきます。

そういう中で、ある日、ある生徒のレッスンのときのことです。いつもはとても熱心なお母さんと一緒にやってくるのですが、その日はお母さんのご都合が悪くて代わりにおばあちゃまが生徒を連れて来てくれました。前にもそういうことはあったので、普段通りにレッスンをしました。こんな風におじいちゃまやおばあちゃまの協力を得て、言わば親子三代力を合わせて教室に通ってくるご家庭がいくつかあります。お子さん(お孫さん)のためには本当にうらやましいほどの環境です。それで、その日、おばあちゃまがお孫さんのレッスンについてきて、教室の中で待っていたのですが、その生徒がまたその日、とっても上手に弾けたもので、私は思い切り褒めてあげて、大きな大きな花マルをあげました。すると、後ろの方から急にすすり泣きの声が・・・。ハッと思って生徒と同時に振り向くと、おばあちゃまが感動のあまり顔をくしゃくしゃにして、涙をこぼしているではありませんか。「孫が、こんなに、上手に弾けるなんて・・・お恥ずかしいですが、感動して涙が出てしまいました。」と泣き笑いをなさっています。 しばらくぶりにお聴きになったんでしょうね。それだけにおばあちゃまの驚きと喜びはひとしおだったようです。心から感動なさったようでした。毎日毎日熱心にお子さんの練習に付き合っている親御さんだと、逆にこういう感動はなかなか得られにくいのかもしれません。

こういうおばあちゃまのリアクションを目の当たりにして、生徒が見せる笑顔と自信に満ちた大きな喜び。これはとても大事です。これが次につながるきっかけになります。「おばあちゃまがこんなに喜んでくれた。自分はおばあちゃまを感動させることができた!」この経験が生徒自身にとってものすごく大きな力になるのです。この日のレッスンで一番効果があったのはこのおばあちゃまの涙。どんなに言葉を費やしても、これ以上生徒のやる気を引き出してくれるものはないでしょう。

かく言う私も、どんなにいい歳していても、私の演奏を聴いてくれた人に「感動した!」と言ってもらえると天にも昇る気持ちで、心の底から力が湧いてきます。これが私の頑張る原動力(豚もおだてりゃ木にのぼる!?)。これは子どもでも大人でも、みんな同じですよね。

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盛りだくさんの日曜日

2014年09月08日 | レッスンメモ
昨日は朝から晩までとても充実した、盛りだくさんの一日でした。午前中はソルフェージュの初級と中級のクラスを指導。午後は大人の生徒さんたちの弾き合い会。夜は次のコンサートでご披露する八手連弾の合わせ練習です。

今年から始めたソルフェージュクラスでは、色々やること満載で、まさに時間との戦い。それでも、たとえ少しずつでも、なるべく色々なことが身につけばいいなと思ってやっています。普段のレッスンに加えて、熱心に通ってきてくれる生徒たち、そして保護者の皆さまに感謝しています。

大人の弾き合い会では皆さん11月の発表会に向けて熱心に取り組んでいる曲をご披露してくれました。早めに準備が進んでいる方もいれば、まだこれからという方もいます。皆さんそれぞれがお互いの演奏を聴き合って、もっと自分も頑張ろう! と決意を新たにしてくれたようです。弾き合い会が終わった後はいつものようにお茶会です。和気あいあい、楽しく盛り上がります。古くからいる方も新しい方も、年齢もお仕事も、みんな様々ですが、本当に皆さんいい方ばかり。雰囲気良く楽しいおしゃべりに花が咲きます。私の教室の自慢の一つは、大人の生徒の方々が皆、いい人ばかり!ということですね。こうした皆さんに支えられながら今日までやっていると思うと、本当に感謝です。

今回の八手連弾の合わせ練習は昨日が初めてでした。いざやってみると私が一番遅れてる・・・(泣) 皆さんごめんなさい。次の練習までにはもっときちんとしてきますから

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熱いライブ!

2014年09月06日 | レッスンメモ
フラメンコダンサーの川上摩紀さん、ソプラノ歌手の上田雅美さん、そしてピアノの私、三人のコラボレーションによる初めてのライブコンサート、大盛況のうちに無事終了いたしました。私たちも会場のお客様も、一緒になって、熱く、一気に駆け抜けたライブでした。お越しいただいた皆様、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

ソロ演奏前のご挨拶

川上先生の迫力あるフラメンコ

フィニッシュの決めポーズ!

本邦初公開、上田先生と私のフラメンコ!

本当に楽しかったです。またやりたい~~~

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樫本大進 vs 山田和樹

2014年09月03日 | レッスンメモ
7月に東京のサントリーホールで「山田和樹指揮 スイス・ロマンド管弦楽団」の来日公演が行われました。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を、ベルリンフィルのコンマス樫本大進さんと共演するということで、これは絶対聴きたいと思っていたのですが、果たせませんでした。ところが嬉しいことに、NHKがその演奏会をバッチリ放送してくれました。すかさず録画して、わくわくしながら鑑賞しました。

実は私、樫本大進さんの大ファンなのです。2009年に別府のビーコンプラザにやってきたときのことは忘れられません。なんと、その公演の直前に「樫本大進、ベルリンフィルのコンマスに内定!」というビッグニュースが飛び込んできたのです(チケットはその前に買ってあったのでラッキーでした)。当日のステージで樫本さん自身が、「この知らせを受け取って最初のコンサートが今日のコンサートなんです」とおっしゃっていました。その日の演奏会は樫本さんにとっても忘れられない演奏会になったのではないでしょうか。

さて、番組では山田和樹さんのインタビューやオケとの練習風景なども紹介されていてとても興味深かったです。山田さんの英語は決して流暢ではないのですが、そんなことに全然臆することなく、サクサクと小気味よく、簡潔に指示を出して自分の意図を的確に伝えていました。伝統あるヨーロッパのオケを指揮するのですから楽団員からの信頼を得るために相当な気苦労があるのでしょうけど、そこはもちろん合点承知。指揮者にとって欠かせない人心掌握術もしっかり心得ているようで、頼もしいなあと感心しました。

樫本さんのヴァイオリン協奏曲は迫力満点、堂々たるものでした。聴いていてぐいぐい引き込まれていく、そんな熱演でした。一方の山田さんは樫本さんの様子を細心の注意をもって見守りながら、しかも大らかに包み込む、そんな指揮ぶりでした。樫本さんはほとんど眼をつむった状態でバリバリ演奏しているのですが、ときおり指揮者の山田さんと素早くアイコンタクトを交わします。その瞬間、二人の間に何かがビビッと通じ合うのが感じられ、心打たれるものがありました。世界で活躍する日本の若手音楽家二人の熱演。本当に素晴らしかったです!

池上直哉氏撮影(朝日新聞)

番組の解説によると樫本大進さんと山田和樹さんはどちらも1979年生まれの同い年。しかも現在はどちらもドイツにお住まいで、家族ぐるみのお付き合いをしている間柄なのだそうです。まだ若いし、これからますます世界中で活躍してくれそうです。お二人ともがんばれー、と声を大にして応援したいです!

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「変わった!」と思えるとき

2014年09月01日 | レッスンメモ
生徒のピアノの演奏が変わってきたなと思う時は、その生徒のそれまでの生活パターンや練習に取り組む姿勢が変わってきたときです。これは良い方向にも悪い方向にも言えること。私はそう思います。何だか最近いつも同じ調子、壁にぶち当たって・・・と感じたら、まず先に自分の生活態度や練習に取り組む気持ち、練習内容、姿勢を変えることから始めるべきでしょう。でもどうやって?それは人によって様々だし、家族のサポートも必要だし、決して簡単なことではありません。そんな時こそ、気軽に先生に相談してほしいと思います。私は一人ひとりの生徒について、それぞれの希望や将来の目標などをよく聞きとった上で、その生徒の特徴や進度に合った練習プログラムを作っていくことが大切だと思っています。そして一旦やると決めたことは、実際にきちんとやってもらう。ここが大事。ただ一緒に頑張ろうねと宣言するだけでは絵に描いた餅ですから、決めたことはきちんとやるようこころがけてもらいたいです。

生徒の演奏を聴いていて、「あ、変わった!」と感じられる瞬間は本当に嬉しいです。それはこれまでの努力の積み重ねの成果でもあるし、これまでとは違う新しい何かがその生徒の中に芽生えてきたからでもあると思います。それは技術的、肉体的なことかもしれないし、精神的な変化ということかもしれません。とにかくそれら全部がないまぜになって現れた良い変化のことを「成長」と呼ぶのです。すべての人に「成功」が約束されているわけではないけれど、すべての人に「成長」は約束されている、という意味のお話を聞いたことがあります。私はまさにその通りだと思います。

生徒一人ひとりの成長の姿を見るのが本当に楽しみです。これからも一生懸命そのためのサポートをしていくつもりです。今日は9月1日、秋のスタートの日にこんなことを思っています。

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