デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



映画「ブラック・レイン」(1989)を再鑑賞。

小さい頃にはただ怖かっただの迫力があっただのとか感想を漏らさなかった作品だったが、今にしてみるとなんだかんだで土地勘のある場所がロケ地として登場していることに、妙な感懐を覚えてしまった。
映画には1980年代後半のニューヨークと大阪がロケ地として使われている。冒頭のブルックリン・ブリッジのたもとの荒れ具合は、公園として整備された今では見られないものなっているし、チャーリーがバイクに乗った佐藤にコートを奪われる場面で登場する阪急梅田ビルのコンコースは今となっては再開発されてしまい見ることができない。1980年代後半のニューヨークには行ったことないが、映画を見ていて、同じ頃の阪急梅田ビルのコンコースは何度も利用したことがあるのでとても懐かしくなった。
そこで一枚ぐらい自分のデジカメで再開発前のコンコースを撮ってなかったろうか、確か撮った覚えがある気がして、しばらく引き出しに仕舞っていた写真やバックアップフォルダの画像を探してみた。
結果は一枚も見つけられなかった。なんだか自分の記憶もあいまいで当てにならんものだなぁと思ったものだが、ネット上には阪急コンコースの変遷を紹介しているサイトもあり、懐かしかった。そして旅行というのは何気ない風景が激変する前の状態を目に焼き付けるためにするものでもあると改めて思った。

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