名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

東日本大震災 恐るべき被害の拡大

2011-03-15 20:31:44 | Weblog
2011.3.15(火)
 3月11日の地震発生以来、4日余りが過ぎた。M9.0の記録的な地震の発生とそれに伴う10㍍を超える巨大津波による被害の実態が日を過ぎるにつれて明らかになってきた。
 15日現在で、死者・行方不明6千人以上、避難所に身を寄せた人は約55万人、全壊、半壊、破損建物は合わせて約7万3千棟の被害が報告されている。この他に、1万人とか1万5千人ともいわれる安否の確認が取れない人がいるという。
 さらに恐ろしい事態は、原子力発電所での放射能漏れによる放射能汚染が日に日に明らかになってきたことである。今回の地震によって東京電力の福島原子力発電所の1号機から3号機までの原子炉で、冷却水の水位低下が起こり、初の炉心溶融という事態となった。この間、1号機と3号機では水素爆発を起こし、建屋の上部が飛散した。
 今日15日になって、ついに原子炉格納容器本体の一部に損傷が出て、原発周辺で放射線濃度が上昇するという最悪の事態となった。その上、地震時には定期検査中で稼動していなかった4号機でも水素爆発が起こり、火災が発生した。これらの結果、敷地内で1時間当たり最大400ミリシーベルトの放射線が観測された。これは一般人の年間被爆線量限度の400倍となるレベルという。この放射能漏れの影響は隣県の茨城県や東京など関東地方に広がり始めた。
 こうした事態に、菅首相自ら半径20キロ以上、30キロの範囲の人は外出しないで、自宅など屋内に待避するよう呼びかけた。
 一方で、地震発生から96時間ぶりに20代の若い男性が壊れた家の中から救助された。その4時間前には75歳の女性が92時間ぶりに救助された。生存の限界を超えた奇跡的な救出である。
 テレビではどのチャンネルも連続してこの巨大地震と大津波の被害の出来事を放映している。大津波が襲う状況が放映されるにつけ、その恐ろしさをまざまざと見せ付けられている。
 全国からの救援活動はもちろん、世界からの救援隊も続々到着している。
 17年前の阪神淡路大震災も究極の大災害であったが、今回の事態はそれをも遥かに超える恐るべき大災害である。この事態に石原慎太郎東京都知事は、『天罰だと思う』と発言して、早速『被災者の失意と無念は拝察するに余りある。同じ日本に住む者として、明日はわが身、わがことであると思う』と陳謝している。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿