名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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ノーベル平和賞 最年少17歳のマララ・ユスフザイさん受賞

2014-10-12 21:47:22 | Weblog
2014.10.12(日)
 2014年のノーベル平和賞は、パキスタンで女性や子供の教育を受ける権利を訴え、イスラム武装勢力に銃撃されて重傷を負ったマララ・ユスフザイさん(17)と、インドの児童労働問題に取り組む人権活動家カイラシュ・サトヤルティさん(60)の二人に決まった。
 マララ・ユスフザイさんは1997年7月12日、パキスタン北西部のスワト地区に生まれた。2011年、タリバンを批判し、地元のイスラム過激派による女子教育抑圧をブログで告発して、女性の教育権をメディアで語り始めたマララさんはパキスタンの国民平和賞を受賞した。その後2012年、下校途中に銃撃され、瀕死の重傷を負った。イギリスに搬送されて大手術を受け、奇跡的に回復した。このことは当時、世界で話題になった。
 16歳の誕生日の昨年7月12日には国連本部で演説し、世界の若者に呼びかけた。「私の役割は声なき人々の声を伝えることです。それは平和に暮らし、尊厳のある扱いを受け、機会の平等と教育を受ける権利のために戦っている人たちです。私たちの言葉が世界を変えるのです」
 マララさんに対する殺害予告は今も続いているという。
 もう一人の受賞者は、インドの労働搾取から児童達を救い、更生させる国際活動を30年以上続け、ガンジーの精神を今に伝えているカイラシュ・サトヤルティさんである。
 今年の平和賞はこの二人に決まったが、「憲法九条を保持してきた日本国民」は選ばれなかった。九条を平和賞に推す署名は、10月10日までに44万筆を超えたという。「平和賞ウオッチャー」として知られるオスロの研究所所長が予想第一位に挙げたことから、運動を進めてきた市民団体には期待が一気に膨らんでいた。受賞は逃したが、「世界の注目を集めることができた。これを励みに、さらに頑張っていきたい」とメンバーは語っている。
 

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